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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

粘り強く漸進を

2011年06月16日 | 町医者診言

 卑屈なトリックによって幼稚なお坊ちゃんをたぶらかし、不信任を否決した菅政権を国民の大多数が信用していない状況が続いている。

 さて次はと見渡して、政治家にリーダーに相応しい人が殆ど居ないのは残念だが、ジャーナリストに目の見える人が払底しているのは恐ろしい気がする。視野狭窄でコペルニクス的転回ができず、旧態依然の手法で井戸端会議情報を流すために、余計霧が深くなっていると思う。次善が無理ならば次悪でいいのだ。やらねばならないことはわかっているのだから、卑でさえなければ野でいい。

 恐ろしいことに、こうした状況に国民が倦んできてしまっているように見える。シャッポなぞ誰でもいい、どうせたいした人は居ない・・。そう感じるのはわかるけれども、もっと粘り強く、信なき人を交代させるようにメッセージを送り続けなければなるまい。なぜなら、同じように見える否見せられても、同じでないのだから。信なき人の元では自明のことさえできない。数センチでもよいから前進しなくてはならんと思う。起死回生は夢、現実の泥沼を進まねば。優れた判断は、必ずしも内容だけではないのだ。判断された時期が非常に重要なのを思い起こして欲しい。

 野田さんはあて馬だろ・・、谷垣さんはいい人なんだが・・、悪人小沢はもってのほか・・などとしか言えない井戸端会議以下の擦り切れた政治評論家を一掃して、いくらかでも信に足る人を発掘するのが、マスコミの仕事と思う。

 若きジャーナリストに告ぐ、先輩を疑え慣習を疑え。


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