駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

牡蠣フライ

2008年10月08日 | 旨い物
 秋になると牡蠣フライが食べられるので嬉しい。子供の頃から大好きで、冬に数回母が作ってくれるのを楽しみにしていた。Rの付く月になれば大丈夫と言いながら実際には11月から2月ぐらいまでの限定だった。
 残念ながら結婚後は妻と牡蠣の相性が悪く、僅か数回登場しただけで、以後我が家のメニューから追放されてしまった。希に自分で作るが、ちょっと面倒なのと結構難しいのであんまりやらない。意外に揚げる料理は易しそうで難しいのだ。
 そんなわけで、外食時メニューに牡蠣フライがあれば注文する。小振りの牡蠣をカリカリと軽くしっとり揚げたのを出してくれる店は少ない。プロにも牡蠣フライは難しいらしい。塩、タルタルソース、ウースターソースどれでも美味しいがレモンは欠かせない。小振りで厚みのある牡蠣が一番美味しい。外国では食べたことがなく日本人の発明だと思う(調べたわけではない、間違っていたら教えてください)。揚げたてを、やや辛口ワインとフランスパンでもよいのだが、一口ビールと米飯で頂くのが格別に宜しい。
 
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4 コメント

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牡蠣フライの起源? (old-dreamer)
2008-10-08 19:23:22
図らずも好みが一致してしまいました(笑)。牡蠣フライがどこで発明されたのかは私も知りませんが、アメリカ最古のレストラン(1763年開店)といわれるボストンのThe Union Oyster House のメニューにも出ており、注文したことがありました。日本の牡蠣よりも大型で、値段も生の倍近くします。ご参考までにメニューをお知らせいたします。
http://www.unionoysterhouse.com/Pages/dinner.html
ニューヨークのグランド・セントラル・ステーションにあるGrand Central Oyster Barのメニューにも含まれています。
というわけで、恐らくオランダなどからの移民がレシピーを持ち込んだのではないかと推察しております。
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ああ、そうでしたか (arz2bee)
2008-10-08 23:07:21
 どうも洋食屋によくあるメニューなものですから日本人の工夫かと勘違いしていました。ご教授ありがとうございます。グランドセントラルステーションのOyster Bar は確か食いしん坊の開高健が書いていましたね。牡蠣フライは出てこなかったような記憶です。いつか訪れる機会があれば、注文してみましょう。
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パリの牡蠣 (風の季節)
2008-10-09 21:20:33
実家ではやはり寒くなると食卓に登場したカキフライ。懐かしいです。フランスでは一般的に加熱せずに生で食しますが、「みよし」という和食屋さんではこの季節カキフライがメニューに加わります。
(しばらくご無沙汰なので、まだ出しているか未確認ですが・・・)

NYのこのオイスター・バーは新婚旅行で行きました。米人が生牡蠣の海水をお皿に捨て、ケチャップをダラダラかけて食べるのを見て、仏人夫は「あれじゃ、海の味が台無し。いい大人がケチャップに頼って物を食べるのが見苦しい。」と笑っていました。食に関する反応はやはりその国の文化背景が色濃く現れます。
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フランス風了解 (arz2bee)
2008-10-09 23:28:37
 何でもケチャップ 私もそんな人の味覚には首を傾げます。ちょっとレモンを搾った生牡蠣、微かな磯の香りも美味しいですね。日本では一人2,3個しか出てきません。ケッチャップの人は半ダースは平らげるのでしょうね。
 懐かしさもあるのでしょうか、5回に4回は牡蠣フライを選びますね。

 パリのアメリカ人でなくてニューヨークのフランス人もあるんだ。
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