看護師のYさんはいつもはきはきと明るく元気な人だ。どんな職場にも男女を問わず大抵一人二人そうしたてきぱき動くと声の大きな人が居るものだ。貴重な存在で、彼女のおかげで職場に活気がある。
なんというか人間社会は様々な人が居て成り立つというかうまくゆくように見える。勿論、控えめで大人しい人も貴重でそういう人は大抵細かいところに目が行き届きあれこれ抜けをカバーしてくれる。多様性はどうも手垢のついた感じがする表現になってしまったが、複数の人が協力して働く職場に多様性が欠かせない。似た人ばかりだと、順調な時は良いが問題調整が必要な時は摩擦が起きやすく元気な人が多ければ良いとは限らない。
面白いことに人は立場で修正できるというか変容するようで、元気溌剌な人も長になると静かになったり、大人しい人がきちんと物を言うようになったりする。あんまり変われなくて、役職が合わなかったということも時々あるようだ。