駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

中期高齢者に変更を

2022年10月29日 | 小考

           

 

 前期高齢者と後期高齢者は元々は国民健康保険の医療費負担を調整するために定められた年齢呼称なのだが、使っている医療従事者からすると75歳からは後期でなくて中期高齢者の方が相応しい感じがする。85歳からを後期高齢者95歳からを超高齢者と読んだらどうかと思う。勿論、七十代でお年寄りの雰囲気の方も居られるが八十代でも高齢者の感じはしない方も増えた。自分が後期高齢者になったから言うわけではないが、後期高齢者の気分はしないし、そう呼ばれたくない。

 私の外来では九十代の患者さんが一割近い。毎日、二三人多い時は四五人来られる。半数は自力で来院される。さすがに95歳を過ぎると付き添いが一緒だが自力歩行できる方が殆んどだ。個人差は大きいが、後期高齢者は中期高齢者に変更願いたい。

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