少し前までインフォームドコンセントという言葉が良く聞かれた。説明と同意と訳され、一世を風靡したが今はちょっと違ったのか飽きられたのか余り聞かれなくなった。
その影響か今は患者さんないし、患者さんの家族の意向が重視され、それが最優先の傾向がある。医療側もちょっとどうかなと思っても逆らわないことが多くなったようだ。
多くの家族にとって重病の経験は少なく、戸惑われるのはよく分かる。ではあるが、特に女性に多いのだが、迷うだけでは済まず、決めてから気が変わる方がおられるので疲れる。A病院での入院手術を希望されるので、それではと手続きに入ると翌日やっぱりおばさんにB病院の方が良いと言われたので、変更したいと申し出があり、「はあそうですか」と言うことが時々ある。「いいですよ」とは言うのだが、本当は平謝りで変えるので、あんまり嬉しくない。
それが人間の心の動きで、医療側はそれに対応しなければならないのだろうが、「はいはい」。と言いながら後ろではそれなりの対価を払っていることは知って頂きたいと思う。
インフォームド コンセントが見つかりました。『患者からの訴訟対応ですと言えば、患者ももっと真剣に聞くかも知れませんね。』
http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200605240000/