駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

篤姫に思う

2008年09月16日 | 贔屓
 篤姫を見続けている。実際にはなかったと思われる場面が続くのだが、幕末の政の世界ではあるいはそうした蠢きがあったのだろうなと違和感なく受け入れられ、感動する。
 脚本が優れており、役者に力がある。宮崎あおいの演技力には端倪すべからざるものがある。演技を超えていると思う、希有の女優が出てきた。
 中村梅雀を見直し、堺雅人、稲森いずみなど優れた俳優を知った。辰巳琢郎や中村メイコがたじたじなのをみると、いかに芸達者の俳優が揃っているかがわかる。堀北真希の眉毛が太すぎるとか無表情だとか大根のように言う人が居るが、私はそうは思わない。
 なぜ感動するか、真情が伝わってくるからだ。自分を利するための策略や卑屈な心ではなく、国や時代を見据えた考えと思いに溢れた真情が覚悟に裏打ちされて伝わってくる。
 翻って現在の日本の政を考えてしまう。「私は自分を客観的に見ることができる、あんたとは違う」。とか無責任総理が言っていたが、「では、一年前にも客観的に見られたんのですか」。と記者は切り返すべきだ。決まり切った質問でお茶を濁すようなメッセンジャーパーソンの政治記者は顔を洗って出直さなくては、記者も負託されていることを忘れないで欲しい。
 自民党の総裁選は級長選挙の様に見える。与謝野さんがもう少し大きく見えるかと思ったが残念ながらリーダーの器ではなかったのか。
 衆議院選挙が近いようだ。たった一票しかないが、当事者精神で投票するぞ。
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