駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

 ストラスブール近郊頼り

2010年01月20日 | 
 定年のない開業医を66歳できっぱりと引退し、パリに住んで悠々自適(その割には忙しそう)の生活を楽しむ先輩K先生からメールが来た。コルマールの街角のホットワインの写真が付いていた。いつも電報のような短文が付いている。ウンターリンデン美術館にでも行かれたかのだろうか。絵には触れず、年明けの帰省にワインを飲みましょうと返事を書いた。
 ホットワインがどんなものか知らない。ちょっとアルコールがきついと書いてあったが、寒い時に身体を温めるのにいいのだろう。
 もう里帰りをしておられ、来週Kご夫妻を囲んで一杯やるのでいろいろ聞いてみよう。

 いつも読ませて頂いているブログにストラスブールが出ていたし、偶然ストラスブールの歴史という本を買ったので、思い出して書いてみた。

 フランスは結構広い国で地方の特色が日本以上かもしれない。殊にアルザスはドイツと国境を接し、複雑な歴史を持っている土地柄なので以前から興味を持っていた。私は辺境好みなのか、アルザスブルターニュガスコーニュに惹かれる。
 口惜しいが私はフランス語ができない。よく今からでも遅くないと言われるが他にやりたいことが多いし、記憶力が減退したのでもう無理だ。その点K先生は三十代から十年以上フランス人の先生に付いたりして仏語を学ばれ、日常会話もできるようになっておられる。フランス(ワインとチーズも)大好き人間なのだ。
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2 コメント

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食文化に惹かれて (old-dreamer)
2010-01-21 03:28:04
図らずも同じストラスブールに関する本を手にされたようですね。
このゲルマン・ラテンの混然一体となった都市には、長らく惹かれてきました。大聖堂もさることながら、本当は食べ物が美味しい土地柄であることも、重要な理由であったかもしれません。タルト・フランベやシュークルートの量の多さに最初辟易しましたが、食文化の豊かさには敬意を表してきました。
ドイツ・アメリカ医学の洗礼を受けた医師の先生方が周囲に多いのですが、数は少ないがユニークなフランス留学経験者もおられ、料理と美術の話になると本題を忘れて、盛り上がってしまいます。
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ははあ、そうでしたか (arz2bee)
2010-01-21 08:52:05
 確かに、ミシュランを眺めるとドイツ国境に近いのに星が多い地域ですね。食にも文化の混淆が何かの触媒作用を持つのでしょうか。
 今は英語圏の医学が主流ですが、精神科などには仏語圏の流れもあるようです。診察の合間の楽しい話、医者には薬です。
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