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こんにちは、若松です。
前回は、ステップメールに物語を取り入れる話でした。
物語は強力です。
一度読み始めたら、次が気になって途中でやめられません。
だから、本文は読まなくても追伸の物語だけは読むと言う人がいます。
とにかく、まずはメールを開いてくれればいいわけです。
そうすれば、読み癖がつきます。
そして、読み癖がついたたら、今度は行動させる工夫ですね。
では、どうすれば行動させることができるでしょうか?
いきなり来社は難しいと思います。
また、電話をさせるのもハードルが高いですね。
最も敷居が低いのは、クリックさせることです。
クリックして見学会やイベントの案内を見てもらいます。
しかし、初めてクリックする時って、かなり抵抗感があります。
クリックしたら、お金を請求されるんじゃないか?
個人情報を吸い取られるんじゃないか?
など、いろんな心配をします。
だから、いきなり見学会の案内をしても申し込んでこないんです。
前もってその不安を取り除いておく必要があります。
クリックしやすくするために、クリック癖をつけておかなければいけません。
読み癖をつけたら、今度はクリック癖です。
では、具体的にはどのようにクリックさせるか?
私がよく使う手は、映画の紹介です。
非常に面白かったのでと言って、映画のサイトを載せておきます。
また、本の紹介や泊まったホテルの紹介もしています。
このように、時々紹介してクリックすることに抵抗を感じさせないようにしています。
そうしておくと、いざと言う時に抵抗なくクリックしてくれるんです。
クリック癖の次は、買い癖です。
インターネット上で買い物をしてお金を払う経験をさせることですね。
私がアマゾンで本の紹介をしているのはそのためです。
さて、ステップメールを効果的にする方法について理解いただけましたか?
追伸にプロフィールや物語を書くと反応があがります。
しかし、言うのは簡単ですが作るのは大変です。
では、これから作り方を私の例で説明します。
一気に全部書き上げるのは大変なので、毎日少しずつ書きました。
メールマガジンの追伸として書いていきました。
物語を書き終えたら、今度は1話づつ編集です。
編集がすんだら、ステップメールの追伸に組み込みます。
こうして、私の開発物語は出来上がりました。
今日は、読者を行動させるにはどうしたらいいかと言う話でした。
メールですから、まずクリックさせなければいけませんね。
クリック癖がつけば、申し込みもスムースになります。
次回は、記事の作り方を話しますね。
では、また。
追伸 今日は「開発物語」シリーズの第2回です。
前回は、私が住宅業界に関わるようになったきっかけの話でした。
それは、3回目の施主体験の時です。
その時の疑問が3つ。
そのうちの一つ、平面図では完成イメージがわかなかった。
これに着目したことがなぜ問題だったかを、これから話します。
それは1997年9月。
わが家を建ててくれた工務店へお邪魔してた時のことです。
そこへ、CGソフト販売業者が突然来て、説明しだしたんです。
横で見ていた私にとって、それは大きなショックでした。
家を建てる前に、パソコンの画面上に家が建つ。
「私が建てる時これがあったら!」
そう思いました。
こうして初めてCGにめぐり合ったんです。
それから半月後、ソフト会社の説明会があり、興味本位で参加。
実際にその場で体験してますますCGに惹かれていきました。
「私のような人はきっとたくさんいるに違いない」
そして、これはビジネスになるかもしれないと考えるようになりました。
それから半月後、半分趣味のつもりで、CGシステムを700万円で購入してました。
今はなきテレシス社の「アーキウィンCG」。
これが建築業界と関わるようになったきっかけであり、苦労の始まりでした。
CG画像サービスを1997年11月に大阪で創業。
そして、1998年1月アーキ・プロジェクト株式会社を設立。
しかし、住宅が好きだというだけで商売になるほど、世の中そう甘くはありませんでした。
家族の反対を押しきって始めた手前、簡単にやめるわけにも行かず、一人で悩む毎日でした。
1998年7月のことです。
ソフト会社にいた営業とCGプランナーが我社で働きたいと行って来ました。
私にとって、本当に強い味方に思えました。
資金のあるうちに何とかしたいと、この二人にすがる思いでした。
「これで助かる」これでゆっくり眠れる。
しかし、安堵の日は長くは続きませんでした。
売上以上の経費がかかったんです。
10月の終わりにはついに資金も底をつき、貯金を持ち出すようになっていました。
毎月30万円、50万円と出る一方でした。
今思えばこの時はまだ他人に頼っていて、自分で何とかしなければという気持ちではなかったんです。
お金さえ用意すればその内なんとかなるだろうと、のんきに構えていたところがありました。
しかし、会社設立から1年。
1999年1月には、保険を解約して運転資金にしなければいけないほどになっていました。
さらに悪いことに、2月には急性糖尿病で緊急入院。
その時の血糖値が「1076」。
死んでもおかしくない状態でした。
これまで金銭的な迷惑をかけてきた妻に、今度は精神的な心配まで・・・。
またこの入院では、父母や弟にまで迷惑と心配をかけてしまいました。
父は私の死を覚悟したと、のちほど語ってくれました。
「この年で孫を養っていかなければ・・・」
医者に呼ばれた時、そう思ったそうです。
弟には金銭的な負担をかけてしまいました。
残高不足で銀行から連絡があり、60万円の立て替えを。
悪いことは重なるもので、頼りにしていた営業社員から突然の辞表が。
入院中のことでした。
そして、1ヶ月後、無事退院することができました。
残った社員となんとかがんばろうと再出発を誓いました。
「とにかく出費を押さえ、どんな小さな仕事も一生懸命やろう」
それでも赤字はつづき、妻の貯金まで下ろさせることに。
本当に情けなく、人生で最低の時期でした。
こんな私についてきてくれた妻には心から感謝しています。
そしてとうとうCG画像サービスに見切りをつける時がきました。
このまま続けるか、やめてしまうか。
その時期、私の考えていることといえば、今月の支払をどうしようかということばかりでした。
そんな時、大きな変化のきっかけがありました。
それは、香川産業頭脳化センターでの展示会です。
特に何を期待するでもなく出展しました。
出展内容は、CGシミュレーションです。
精密な画像サービスではなく、簡単なシミュレーションでした。
展示会に来ているお客さんは、住宅目当てに来た人たちではありませんでした。
しかし驚いたことに、多くの人が子供のように喜んで体験してくれました。
誰もが、私が忘れていた初めてCGにふれたときの興奮を味わったんです。
急に明かりが差してきたようでした。
住宅目的でない場で、CGシミュレーションをすれば家を建てたい人を見つけられる。
そこで見つけた家を建てたい人を、工務店に紹介すればお金になる。
そんなことを考えていました。
たとえばスーパーやデパートで、買物客にCGシミュレーションサービスを提供。
実際、ホームセンターで毎週土曜日に開催し、4ヶ月行いました。
しかし、大きな問題があったんです。
それは、真剣な人に限って、すでに契約済だったということです。
失敗には終わりましたが、これが「住まいの結婚相談所」を始めるきっかけになりました。
でも、この失敗経験がCGそのものに見切りをつけさせてくれました。
CGは、工務店が顧客満足を高めるために使う道具だということがわかったんです。
そして、私が進むべき方向性がはっきりとしてきました。
でも、まだまだ遠回りをすることになるんですが・・・。
それからは、どうすれば見込み客が私に振り向いてくれるか?
そればかりを考えました。
そして、私がまず取り組んだの、アポなし突撃アンケート調査。
それは・・・
この続きは、次回。
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