あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

神田明神の狛犬チェック

2009年11月04日 04時56分06秒 | 犬&狛犬シリーズ
きのう11月3日はよいお天気でお散歩日和でした。行き先も決めてたんだけど…。
朝、いつものように血圧を測ったら上が198の下が125という…。ここしばらく見た事ない位高い数値で…。
んなはずは…。と測り直す事数回、さすがに198とかいうあり得ない数値ではないもののそれでもとても高くてお出かけを諦めつーか、自主的に1日安静で過ごしました。だんな曰く「急に寒くなったからね。季節の変わり目は注意しないと」
血圧の高めの皆さん、季節の変わり目にはちゃんと血圧計測した方がいいですよ~。

さて、今日は神田明神の狛犬チェックです。
神田明神には狛犬好きな人へお薦めの狛ちゃんがいます~
まずトップ画像は神田明神の入口の門の飾りです。
この狛犬は色彩鮮やかなのですが、なぜか目が入ってないのね。
この門は昭和天皇即位50年の記念として建立。関東大震災で焼失して以来の再建。
次に紹介するのは狛犬親子の塚です。

この塚は「獅子山」。能の『石橋』にちなみ、獅子は戦塵の谷に子を突き落とし、這い上がった子のみ我が子とするという題材から。江戸時代の享保年間につくられたもの。でも関東大震災の時に崩壊、一部破損。
壊れたのは下部にある子どもの狛ちゃん。再建する際に子どもだけ新しく作り直したんだとか。
ちょっとわかりにくいかも~?

親の狛犬を拡大してみました。この親の2頭は文化財に指定されています。
次行ってみよう~。

筋肉質な狛犬です。
この狛犬が本殿の両脇に鎮座しています。
もう片方はこんな感じ。

あれ!?
この画像の奥にある碑って…。
『明治天皇御臨幸記念』!??
ええ~~~!?
何を驚いてるかと言うと、そもそも神田明神の主祭神さまは平将門公だったんですよ。
それが明治維新以降「平将門は天皇に楯突いた反乱者なので、将門と祀るなんてもっての外」というへ理屈によって神田明神の主祭神から将門は退場。変って確か2祭神(大黒様と恵比寿様)を祀ることになったんだね。
なのに、なんで明治天皇が神田明神に来てんの??
トリビアを2つ。
1)丸の内の大手町にある将門のお墓は神田明神の氏子が掃除管理して祀っている。
2)神田明神にお参りしたら、成田山新勝寺にお参りしてはいけない。逆もまたダメなのでご注意。なぜなら、成田山新勝寺は平将門の乱鎮圧の為の儀式を行った場所だから。
ちなみに、神田明神は商売の神様として名高い場所です。
8世紀には現在の大手町に社を建立し、江戸時代には徳川家からの信仰も厚く江戸総鎮守として栄える。江戸3大祭りとして知られる神田祭りは2年に1度、5月に開催されます。
おまけトリビア。
かつて神田明神の主祭神だった平将門公は、時流が変って「ぼちぼち将門公をお祀りしてよろしいでしょうか?」と氏子達がお伺いをたてて今では3番目の神様にお戻りになったとか。
…、どこに伺い立てたんだろう?
明治維新以後、こういう地位の変動があった場所って関東には多いのですよ。
鎌倉の鎌倉宮(大塔宮)<後醍醐天皇の皇子護良親王 2008年12月10日の記事>とか、先日紹介した日野俊基のお墓とか。
大概かつて幕府打倒を目指した公家方が地位を回復。天皇に歯向かった武家方が地位を失っています。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« …萌え? | トップ | アイアン=メイデンが日本に... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
妙見信仰 (世良 康雄)
2015-04-09 05:55:24
私世良家祖父(幕府領宍粟市一宮町)は幼児期平将門子孫田路家養子ですが、母旧姓芳原家は島津藩徳之島から神戸市に移住です。明治天皇派に平将門は逆賊でないと訂正して頂き、MRA狙う日本朝鮮半島化戊辰戦争再現防ぎたく思います

mixi RAMBO日記
Gree RAMBO日記
返信する
いらっしゃいませ (あられ)
2015-04-19 16:55:53
世良さま。
私のブログをごらんいただきありがとうございます。
コメント返しが遅くなり、申し訳ありません。本日ベトナムより帰国しました。

さて。
大手町にある平清盛公のお墓へ、何度か訪れた事があります。神田明神の氏子さんが、いつも綺麗に保たれてます。参拝するサラリーマンの姿も多々お見かけします。
ご子孫ならばご存知でしょうが、大事にされてます。

子孫の方々は、時代の移り変わりで大変だったと推察いたします。
返信する

コメントを投稿

犬&狛犬シリーズ」カテゴリの最新記事