あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

巨木探訪・谷中のまたぎクス

2019年03月12日 05時45分29秒 | 巨木・古木・ご神木・盆栽
2019.2.24東京メトロパスでいく巨木探訪。谷中の妙雲寺さんに到着。大きなワンコの熱烈歓迎を受ける。
うん!君が私を大歓迎してるのはわかるんだ〜。でも今、君に飛びつかれたら、踏ん張り切る自信がない。私の体力は既にエンプティー。なので、門の向こうで大ジャンプを繰り返してるワンコに背を向けてしまった〜。あ〜〜、ワンコ大好きなのに〜。ヘタレな私でごめんよ〜。
しかしです。目的の木はワンコが守る(いや、どうだろう?歓迎してくれてるのだから、守ってるのではないのか??)相当疲れてるようです。今はワンコの考察じゃないだろう〜。ってなことで、妙雲寺さんを諦めて隣の感応寺さんへ向かう。

山門をくぐると本殿。背後に大きな木が見えた。あれだっ!

疲れからもう難しいことが考えられない。ともかく撮影と記録。

墓地の奥に見えるクスはとても変わってました。だってブロック塀に埋まってるんだもの〜。

いつものハイライトになるダンナです。

反対側からの撮影。この角度からだと、埋まったブロック塀の向こうにも墓地があって、そっちに木が半分はみ出してるのがわかります。反対側は先ほどワンコバリアーに阻まれて訪問を見送った妙雲寺さんの墓地です。
ブロック塀の近くから撮影。あ。閃いた。盾と矛の話ってあるじゃない?目の前に置き換えると、ブロックと木のどちらが強いか?を長い時間かけて闘ってるみたいですね。でもって、もうすぐ決着つきそう〜。根性出せブロック。
実は去年谷中で巨木探訪した時にこの木を道1本挟んで見てました。
巨木探訪・大雄寺のクスと高橋泥舟の墓 2018年4月21日の記事 
たった道一つ違うだけ。しかもその時感応寺さんの前を通っていたという。でもその時は見えてたクスが谷中のまたぎクスと異名を持つ木だとはまだ知らなかったんです。今回もまたぎクスの感応寺さんの前の道をみかどパンのヒマラヤ杉に向かう細道の途中にある金嶺寺さんに樹齢700年のタブノキがあるのを、この記事を書いてる途中に知り凹んでます。すぐそこにあったのに、知らなかった〜。見そびった〜。うををををを〜〜!!また行かなイカン!
え〜、今回私が感応寺さんと妙雲寺さんをまたぐクスがあると知ったのは、図書館で借りてきた巨木の本に載ってたからです。本によりますと谷中のまたぎクス:妙雲寺と感応寺は墓地が背中合わせに並んでいますが、墓地の境のブロック塀をクスノキの巨木の幹がまたいでおり「谷中のまたぎクス」と呼ばれています。
樹冠は円形で樹高は20メートル近く、幹の直径は1、5メートルくらいと思われます。寺の記録に樹齢は400年以上」あります。ついでになぜにクスノキの根元に出来た洞にブロックを詰め込んだのか?その理由も書かれてました。
「戦後間もない頃、空洞に燃えさしの線香を投げ入れたのは、幹の内側が燃えて、幹の上方から炎が出たことがありました。木1本に驚くほどおおくの消防車が駆けつけ、大規模な消化活動になり、消防士が呼吸用酸素ボンベを背負って空洞内の火を消しました。この火事でもクスノキは枯死しなかったそうです。その後、空洞にゴミが捨てられることがあったので、空洞はコンクリートブロックでふさがれました。」
クスノキは燃えやすいのです。線香はあきません!でも燃えるクスノキの火を消しに向かった消防士はヒーローですね。
撮影のお礼の参拝をして感応寺さんを後に。時刻は早くも16時27分になりました。画像ではわかりませんが、空は既に夕暮れが近づいており、クスノキの真下から真上を見上げての撮影はシャッタースピードが落ちたピンボケ画像になってしまいました。
もう無理だ。あと一つ。東京メトロ根津駅に向かう途中にある王林寺さんを最後にしよう。

善光寺坂を降りながら、次々現れるお寺さん。

谷中は本当にお寺ばっかりだなあ。もしかしたらこれらのお寺にもまだ見ぬ巨木があるやもしれんけども。夕暮れが近く立ち寄れません。

ただ、古びた寺社の建物を撮影するだけに留める。

なんか、建物に古い石垣がめり込んでるんですけど〜??何じゃこりゃぁ〜。白い建物はマンションっぽい。石垣は丁寧かつ格式たかい。
いやいやいや。また足止めてるじゃん!急がないと〜。暗くなる前に根津駅に着かないと〜。

ようやく王林寺さんに着いた。でもまさか目的の樹齢600年の椎の木の探索がここまでムズいとは予想もしてなかったんだよ〜。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする