久しぶりに高尾山の植物である。薬王院から高尾山に向かう、道の端に生えているとの情報で、周りを見ながら歩いたら、道に伏せるように生えていた。
果実はそれなりに存在感はあるが、花はこれでは 見栄えはしない。
ところでホウズキの名の付く植物で、ホウズキ(酸漿)、ヤマホウズキ(山酸漿)、ミゾホズキ(溝酸漿)はすでに取り上げたが、イヌホオズキ(犬酸漿)とハダカホオズキ(裸酸漿)がないことに気付いた。
どこにも生えている黒い実のイヌホオズキはいつでも登場できるが、ハダカホオズキは最近の画像がない。
秋に高尾山で、赤い実のハダカホオズキに出会うことを期待したい。
山地の林下に生える多年草。
草丈は50cmほどで茎は叉状に枝分かれする。葉は全縁の卵形で互生する。花冠は白色で広鐘形、先は5裂する。果実は球形で、刺のある萼に包まれる。
名前の由来:果実を包む刺状の突起を毬に見立てこの名が付いた。
花期7~10月。
(高尾山)
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