秋生のEtude

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歌は思い出をつれて

2006年07月25日 23時00分20秒 | えとせとら
先日の、井上くんのコンサートではさまざまなJ-POPを聴かせていただきましたが、今ドキの若者が、よくカラオケで歌うんだろうな~というものもあれば、私のような“お母さん世代”?にあわせてくれたのかしら?と思うようなオールデイズの歌まで、いろいろ選んでくれて(笑)
・・・本当に行き届いたお心遣い!!ありがとう、といいたいです。

どの歌もステキでした
井上くんが心をこめて歌ってくれているのが伝わってきました。
そして、1曲1曲に井上くんの想いや、愛情を感じました。だからこそ、それを聴く私たちは心を揺さぶられるのです。

歌は素敵です。
そして、いつも・・・思い出をつれてきます。
それが楽しいものでも、哀しいものでも、“その時”を鮮やかに甦らせてくれます。

井上くんがそっと歌いだした最初の「夜空ノムコウ」・・・
本当はラブソングですが、私にとっては当時、入院中だった父を思い出す曲です。
幸いなことに近くの病院に入院していた父を毎日のように見舞って、時間になると握ってさすってあげていた手を離し、「また、来るからね」と病室を後にするのが私の毎日の日課でした。

まるですがるような、まるで捨てられる子犬のような目をした父を背中に感じながら、夜の道を涙を流しながら・・・ひたすら自転車で走りました。
なぜなら私は、その時すでに病院の先生から、父の生命の期限を知らされていたのです・・・

♪君がなにか伝えようと握り返したその手は
♪君に話した言葉はどれだけ残っているの?
♪・・・夜空のむこうにはもう明日が待っている・・・

・・・この歌を聴くとあの時の、力ない自分と、今はもう亡くなってしまった父の、あの寂しげな顔を思い出し・・・はずかしいのですが、私は涙を抑えられません。
二度と聴きたくない、なんて思ってはいません。哀しみと同時に父を思い出してあげられるから、それでいいのだと思います・・・
ありがとう、井上くん。


井上くんは、「毎年必ず続けていきたい」と言っていました。
歌うことは井上くんの“天職”です。
こんなふうに、暖かな涙を流す時間も心地よいものです。
来年も、再来年も、私にこんな涙を流させてください


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2 コメント

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暖かい涙 (Aoiro)
2006-07-26 02:30:12
私は昨年暮れ、一番大好きだった伯母が眠り続ける病院に通う道々、井上くんの「雪の華」を聴きながらワンワン泣いていました。



「暖かい涙」、至言です。

泣くことによって心が癒される。

それが本当なんだと、このとき知りました。
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心の開放 (秋生)
2006-07-26 23:38:25
Aoiroさんも、同じような経験がおありとは・・・。

>泣くことによって心が癒される。

以前、読んだメンタルクリニックの先生の本に、「おもいきり泣くことは、逆に心の緊張を解きほぐして、心を縛るものから開放される。人には絶対必要なこと」と、書かれていました。

井上くんの歌は心の「特効薬」のようです・・・

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