秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

『ロックオペラモーツァルト』 2/17(日) ソワレ(インディゴVer.千秋楽) 

2013年02月21日 23時40分24秒 | 舞台
私にとって、最初で最後・1回きりの“インディゴ・バージョン”でした。
役替わり、という話を聞いた時からすごく楽しみだった山本モーツァルト&アッキーサリエリ。
・・・やっと、会えました!!



『ロックオペラモーツァルト』 2013.2.17(日) 17:00開演 東急シアターオーブ


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト     山本耕史
アントニオ・サリエリ               中川晃教


山本モーツァルト
アッキーが天真爛漫な子どものままのかわいいモーツァルトだとしたら、山本くんのモーツァルトは、もう少し大人っぽくて・・・もちろん自分の才能を信じて疑わない強気なモーツァルトではありましたが、子供が大人の意見を聞かずに反抗するかのような、思春期の悩み多き青年風でした。
そして・・・なんと言っても、男っぽくてカッコいいっ!!
ちなみに私と入れちがいで、この日のマチネを観た娘その2から、幕間に届いたメールには、一言。“山本くんかっこいいー(笑)

サリエリの時よりやっぱり解放感があって若々しく見え、ヴィジュアルは本当に立ってるだけで素敵
ロッカー風の衣装も、宮廷用の衣装も素敵でした。結婚式の白い衣装なんてまるで王子様
お歌は、ちょっとキーが高すぎる曲もあったようですが、落ち着いて適度にハスキーな歌声は・・・なんだかセクシーー!?
ダンスもカッコいい。キメのポーズで両腕を広げてグイっと上を見上げる姿がGLAYのTERUさんっぽくて(笑)
全体的に軽やかに演技をしている印象で(アッキーが重いというわけではありませんよ)でも、ちゃんとアッキーとは違うモーツァルト像がはっきりしてる。
ラストの病床の山本モーツァルト。本当に消え入るように死んでいくのね。透明になる感じ。
う~ん。すごいなぁ。役者って。


対する
アッキーサリエリ
冷やかな山本サリエリと真逆。なんだかドス黒いサリエリ?
炎のように熱く燃える嫉妬心を、狂気の入り混じった表情と歌唱力で作りあげていて・・・セリフはちょっと力が入り過ぎかな~(感情バレバレやん)
だけど・・・2幕のサリエリの曲に込めたいろいろな想いは、本当に爆発するかのようなエネルギーで表現されていて、これまた背筋がゾワゾワするような迫力。うわ~熱過ぎる!!
ラストシーンで、モーツァルトのレクイエムの楽譜をなぜか堂々と抜き去り・・・モーツァルトが天に召されたあと、その楽譜を愛しそうに抱きしめるアッキーサリエリは、とても寂しそうで、本当は心の奥底でモーツァルトのその才能を認め愛していたのね?と思ったり。


最後の2人のハーモニーが素敵な「死すべき定めなら」。
役が逆だとどうなるんだろう?と思っていたら・・・ここは前と同じでした(笑)

とにかく・・・同じ舞台なのに、役が替わるとこんなに違うんだ~とびっくりしながら楽しみました。


それにしてもこの舞台、本当に衣装もセットも素晴らしく、どこも見応え十分なのだけれど・・・私が特に好きなのはパリのシーン。白と黒だけの衣装はどのデザインもひとつとして同じではなく、モダンで本当にオシャレ。女性のメイクもちょっと目の端に赤みを入れたりして(ちょっと歌舞伎っぽい?)結構、日本オリジナル感があって・・・
モーツァルトとコンスタンツェの結婚式シーンの2人のウエディング姿もかわいかったし、その時、舞台上部にまるで写真のフレームのように降りてくる白い花のモチーフも素敵でした。



カテコは最初っからまるでライブ会場のように盛り上がって、ほぼ全員がスタオペ。
アッキーはすごくうれしそうにノリノリ!!・・・おいおい、サリエリのカッコのままだよ・・
何人かからお言葉があって、ジョージさんが感極まって泣いてしまったり、岳子さんの「そんなジョージに愛されて、あんな息子に看取られて・・・」とか、歌姫・北原さんの「最初はアウェーな感じだったんですが・・」とか、コングさんの「○×※~(何を言ってるかわからない大阪弁)」と、鶴見さんの「日常に戻れません」とか・・・あ、そうそう湯澤さんの「ぜひ、再演を!!」「その時は自分はコンスタンツェ役で。クリムゾンバージョンで」(!?)も。

そのまま「夢を支配する者」をみんなで。いきなりふられた音楽監督が慌てて楽譜を探して。
山本くんがオケピに向かって「アッキーバージョンで!!」とリクエストしてたけれど、あれって、それぞれちがうのかな~。


とにかくこんな楽しかったカテコはないな。舞台じゃなくまるでライブ。



『ロックオペラモーツァルト』・・・疾走感が心地よい新しいタイプの舞台でした。
たったこれだけなんてもったいない。ぜひぜひ再演を!!
もちろん、アッキー&山本くんでお願いします



コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ロックオペラモーツァルト... | トップ | カウンターテナー »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しく拝読しました。 (mimi)
2013-02-22 21:41:22
この舞台が決まった時に一度コメントさせていただいた山本くんファンです。

あっきーの舞台はI LOVE YOU, YOU'RE PERFECT NOW CHANGEを1度だけ拝見して歌の上手な人だなーという印象でした。
今回は相当通ったのであっきーの人懐こい人柄や耕史くんとタイプの違うB型ってことまでわかって、特に私はインディゴもルージュも同じだけ観たので、終わった途端にサリエリから開放されてすごく嬉しそうなあっきーがツボでした。最後はいつもあっきーが盛り上げてくれて嬉しかったです。山本くんの愛は冷たいから(笑)

どちらのバージョンも大好きですが、何もわからない人に勧めるならルージュかなと思ってます。あっきーの歌唱力と、サリエリの演技力ということで。モーツァルトの王子様山本くんも捨てがたいのですが。。。再演あるといいですね。長々と失礼しました。
返信する
東京楽 ()
2013-02-22 22:30:45
同じ日の観劇だったのですね。

秋生さんの、インディゴバージョンの感想が楽しみでした。
山本モーツァルトも、楽しまれたようで、よかったです。
山本君、かっこいいでしよう。

カテコの、アッキーのはじけっぷりが、かわいかったです。本当に嬉しそうでしたね。

再演したら、絶対に両バージョン見に行きます。絶対にこの2人で再演して欲しいですね。
返信する
山本王子 (秋生)
2013-02-23 00:17:39
mimiさん

また来てくださってうれしいです。
インディゴバージョンは、ルージュバージョンとはまったく違うテイストの舞台で、アッキーも山本くんも、それぞれの別人格を観るようで面白かったです。
カテコの度に、ハグして舞台から去っていく2人がすごく好きでした。
それにしても、モーツァルト時の山本くんの王子ぶりはキマってましたね
クールなサリエリモードも素敵でした
本当に再演を心から願います。
返信する
ぜひ!! (秋生)
2013-02-23 00:29:44
夏さん

東京千秋楽、楽しかったですね。
山本くんのモーツァルトは、男っぽくてカッコ良くて。
しかも繊細でエレガントでした。
しかも、なんだか切なくて
アッキーとは違うタイプのB型、だったのがよかったのかも(笑)

再演、絶対にあってほしい!!
夏さんにもぜひルージュ観てほしいです
返信する
夢を支配するもの (ひろみんみんむし)
2013-03-03 22:03:26
はじめまして。
時折お邪魔させていただいてましたが初コメさせていただきます

「夢を支配するもの」はあっきーが原曲キーで、山本さんはキーを下げて歌ってました。
なので山本さんの“アッキーバージョンで”とはそういう意味です

再演、ありそうですよね。
また2人に会えるといいなあ・・・

返信する
それぞれVer. (秋生)
2013-03-03 23:19:54
ひろみんみんむしさん

いらっしゃいませ

>あっきーが原曲キーで、山本さんはキーを下げて
やっぱりそうですか!?
いつも聴き慣れたフランス版と、アッキーの歌声はわりと近いなぁ、と思っていたものの・・・インディゴVer.は一度だけしか観ていないので、はっきりとはわからず
元々の2人の音域がちがうので、たしかにそれってあり、ですよね。
・・・それにしても、突然ふられた音楽監督&バンドの方々はさぞやたいへんだったことでしょう(笑)

再演・・・すぐにでももう一度観たい!!くらいですが、『ロックオペラ・・・』積立貯金(?)が貯まるまでちょっと待ってほしいのも事実です
返信する

コメントを投稿

舞台」カテゴリの最新記事