私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10月31日午後、まだ3羽しか見つけられなかったが、遠くばかり探していたら、かわいい顔で下にいるではないか。

2022年11月16日(水)鳥の海

2022年11月21日 | 鳥の海

■2022年11月16日(水)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR7EF500Ⅱ
【場所】鳥の海、周辺田圃、牛橋
【種名】コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ミユビシギ96、ハマシギ45、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、オオジュリン(20科37種)
【メモ】阿武隈大橋中洲も満潮でカワウしかいない。鳥の海に着いたが満潮でどうしようもないので、磯浜コースに行った。帰りに鳥の海に寄ったがやはり潮位が高く、干潟は見えない。一応、浜の方に行ってみたが、ミユビシギもハマシギもおらず、ユリカモメが1羽いるだけ。北の対岸を見ると、消波ブロック上にウミネコが群れていたので、行ってみることにしたが、途中、船溜まりの船揚げ場にハマシギ5羽がいたので、もう一度ハマシギの群れを探そうと浜に戻り、防波堤をずっと歩いて行ったが、やはり何もいなかった。ユリカモメがまた同じ場所にいただけ。仕方がないので、帰る前に南側の消波ブロック周辺を見ることにして、堤防の上まで登れる駐車場に車を停め、双眼鏡で見ると、まずクロガモの群れがいる。ウミネコはいるが、オオセグロカモメなど大型カモメの姿はなし。と、ふと見ると、ハマシギとミユビシギが消波ブロックの上にけっこうの羽数がいる。これは、見ないとと思い、500mmを持って、土手を下り、テトラポッドを骨折が治ったばかりの足で慎重に乗り越え、砂浜に出た。まず、ブロックの上のミユビシギとハマシギをカウントするために、部分部分ごとに撮影した。最初はミユビシギがほとんどかと思っていたが、ハマシギもけっこういる。そうこうしているうちに、目の前にミユビシギの別群れが北の方から飛んできて目の前にランディングし、採餌を始めた。動画も撮ったが、何しろ逆光の方に行くし、動きが速くて途中でやめてしまったのが、掲載した動画。そのうち、消波ブロックの群れも飛んで採餌し、南の方へ飛んで行った。二つの群れは水路近くの工事をしている砂浜まで行って、また戻ってきては採餌を繰り返していた。帰りは橋の上から中州を見たが、やはりカワウだけだったのは興ざめと言えよう。
①消波ブロックの群れ:ハマシギ44、ミユビシギ60
②ミユビシギの群れ:ミユビシギ36、ハマシギ1
①+②:ハマシギ45+ミユビシギ96 ※実際にはもっといたはずなので、12月になったらまた行ってみることに。そのころには河口中洲にもカモメ類もいるだろうから。

【動画】
ミユビシギの採餌

【写真】
  
船揚げ場のハマシギ5羽。まだ完全に冬羽になっていない個体の方が多かった。/同じ場所にじっとしていたユリカモメ。
  
ウミネコが群れている消波ブロックの向こうにクロガモの群れ/近くのクロガモの群れ/ミユビシギとハマシギ1の群れ
  
ミユビシギの採餌/カウント用一部1/こちらはハマシギ・ミユビシギ混群
  
ハマシギ・ミユビシギ混群/カウント用2/オオハクチョウの親子

<余談>今シーズンのシギチは8月14日の骨折で、シギチが一番いい時期の石巻、蒲生、大沼、鳥の海を棒に振った。蕪栗沼もかなり良かったようだがそれも見ていない。仕方なく、県外に出たが、それはそれでリハビリにもなり、いろいろ鳥も見られたが、何と言っても、上述したフィールドでシギチを見られなかったのは、本当にショックだった。石巻は8月7日、そこから空いて10月17日どっちもトウネンがいたが、その間の見逃しは本当に痛かった。年も年なので気をつけないとね。


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2022年11月16日(水)中浜~松川浦漁港コース

2022年11月21日 | 磯浜漁港

■2022年11月16日(水)9:27-12:19【天気】晴れ曇り【機材】EOSR7EF500Ⅱ
【場所】中浜~磯浜漁港~釣師浜~釣師浜漁港~松川浦漁港外港~松川浦漁港内港
【種名】キジ♀、コハクチョウ、オオハクチョウ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、シノリガモ、クロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、オオジュリン(21科36種)
【メモ】フィールドの便宜上の区切りとして、牛橋付近までは「鳥の海」、中浜手前から松川浦漁港までを「磯浜漁港」としている。今日は、鳥の海は満潮だったため、ここは見ないで中浜に向かった。鳥友のSさんが先に来ていて、シノリガモやクロガモを見ていた。今日は、R7+EF500のセットで、観察・撮影を始めた。シノリガモは3羽、クロガモはあまり大きくない群れだった。ミサゴが何かを捕って、こちらに来るのを教えてもらい、撮影したが、途中で何か魚を落とした。後で見るとトラフグだった。ミサゴもフグは食えないわけだ。それから、磯浜漁港に行ったが、本当に何もおらず、堤防から磯浜~釣師浜前面の海上を見ると、クロガモの群れが250+いた。釣師浜に行く途中の川や田んぼにはコハクチョウとオオハクチョウ、沖はマガモの大群がいた。砂子田川河口では、久しぶりにオオセグロカモメとウミネコが水浴びをしていて、とてもハッピーな気分になれた。これが震災前であれば、海の見えるレストラン「よっちゃんの店ラハイナ」でピザを食べながら、複数種の大型カモメの水浴びを見ているところだ。それから、釣師浜漁港に行ったが、ウミネコとカンムリカイツブリしかおらず、カモが0という状況。原釜尾浜のテトラポッドには、今日はカモメ類は0。松川浦漁港外港ではちょうど水揚げ作業が終わった後で、オオセグロカモメがたくさんいたが、ウミネコ以外はいなかった。ということで、本来なら、ウミネコ、オオセグロカモメ以外にもいていいはずだが、いないものはしかたがないので、12月に期待ということにした。
【写真】
  
シノリガモ♂の飛翔/昼の月
  
シノリガモ♂潜水直前/クロガモ。相変わらず1羽の♀を♂が追いかけている。
  
クロガモ/シノリガモ/クロガモ♀が色がたくさんついている方がいいと思ったかどうかはわからないが、シノリガモ♂をみているような。
  
ミサゴがトラフグを降下させる/オオハクチョウ
  
磯浜漁港に入港する漁船をウミネコとオオセグロカモメが追いかけている。手前にはカンムリカイツブリの群れ。/オオセグロカモメ。左から第3回、第3回、第1回、成鳥、成鳥各冬羽/右端は第4回
  
第4回成鳥冬羽/同じ個体/第4回冬羽
  
第1回冬羽/幼羽/幼羽の羽衣パターン。セグロカモメは尾羽や初列がもう少し黒くてコントラストがある。


<余談>今日も昼食は、「おいかわ食堂」のエビ抜きシーフードカレーをとてもおいしくいただいた。甲殻アレルギーなので、エビ抜き(悲)。津波以前は松川浦内港前に海産物を売る長い建物があって、たくさんの客が訪れていた。無料の様々な食べ物もイベントでふるまわれていたので、それを目当てに私と家内は、先述した「よっちゃんの店」経由でよく行っていた。ここは震災でなくなり、同時に周りの食堂もなくなって、旅館だけになってしまい、ちょっと寂しくなったが、おいかわ食堂だけは、今も賑わっている。


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