「Misia Candle Night Reiwa 4 daysをふり返る (中編)」のつづきです。
ひきつづき、河口湖初日からいわき初日までの 3 daysについて書いたブログ記事3本のネタばらしをさせていただきます。
6年前の「Misia Candle Night Fes.」@河口湖ステラシアターでのパフォーマンスを思い出すうち(初めて観た・聴いた某ミュージシャンの印象が強烈だった)にオープニングアクトが終わり、ほとんど間を置かず、ステージ上に居続けしていた某氏を除くバンドメンバー全員がステージ上に登場
の「某ミュージシャン」と「某氏」のことでありまして、どちらも、ギターの吉田サトシさんでございます。
「Misia Candle Night Fes.」では、「Fes.」と銘打ったとおり、MISIAに先立って、コーラスのHanah Springさんと澤田かおりさんがそれぞれ数曲披露したんですが、Hanahちゃんのバックでギターを弾いていたのがサトシさんでした。
2013年7月の記事「Misia Candle Night Fes. 2daysを振り返り(ネタバレあり) 前編」から引用しますと、
そうそう、初めて聴いた吉田サトシさんのギター、面白かった
見た目は「チャラ男」なんだけど、「見た目」以上に存在感が際立っていたのが、そのギター・テクニックでした。
メイングラウンドはJazzなのだろうけれど、なんと多彩な音を創り出すのだろうかと目を見張りました。
今後、注目していきたいです。
と、第一印象から強烈でした。
当時、MISIAバンドのギターはSY氏で、なんとももどかしいプレイが多くて、私も周りのミー友にも不評だったんですが、「Misia Candle Night Fes.」の本編で両氏のツインギターの曲が何曲かあり、その後のMISIAのライヴツアーでも両氏のツインギターなんてこともあり、この頃からSY氏のプレイが明らかに(良い方向に)変わりました
でも、時既に遅し、現在のMISIAバンドのギタリストといえば吉田サトシさんであることは明らかです。(あくまでも私の感想・イメージです)
ようやく「いわき1」にたどり着きました。
いわき初日、バンドメンバーがステージ上に勢ぞろいして、何かトラブルが起こったのか…、
しばしのビミョーな静寂の後、え"~ という展開が
という衝撃のオープニング
なんと、MISIAが会場内の聴衆の全員が通ってきた(はずの)、客席最後方中央の入場口から登場したのです
MISIAの声はステージ両脇のスピーカーから出ているのに、本人は観客製最奥に立っているという、この妙な事実/感覚
そしてMISIAは、結婚披露宴のキャンドルサービスよろしく、観客席の通路をうねうね歩いてステージへ…
こんな登場の仕方、私にとって初めての「生MISIA」になった2001年7月7日の「THE TOUR OF MERONPANDA」以来じゃないのかな? (この時は、東京国際フォーラムの客席の左側のドア(L2扉)から入場)
昨夜のオープニング直前に、少なからな数の観衆が後ろをふり返っていたのを不思議に思った方も多いと思いますが、いわき初日にはこんなサプライズがあったのですよ。
そして、「いわき1」で、
今夜(いわき2日目)も同じ「展開」かもしれませんので詳細は書きませんが、
としたわけですが、いわき2日目は、MISIAは意表を突いて(?) 普通にステージ左奥から登場しまいた。
その代わり、というか何というか、終演後は、加藤登紀子さんと一緒に、逆方向に、ステージから、客席を通ってクネクネと客席最後方中央のゲートへと…。
ライヴ終演後は、いち早く帰りたい人 がいるものですが、昨夜は、観客のほとんど全員が、これまた結婚披露宴のキャンドルサービスさながらにしずしずと進むお登紀さんとMISIAに向けてrespectに満ちた拍手を送る光景の良かったことといったら…
最後のネタばらしは、「いわき1」の
ここでも詳細は書きませんが、MISIAの気持ちが入ったライヴでした。
とりわけ、「あの曲」は…
の「あの曲」。
「あの曲」とは、もちのろんで、東日本大震災の復興支援ソングの「明日へ」。
いわき初日にこの曲を歌い終わった後、
もう、、、、
東日本大震災の被災地で復興支援ソングの「明日へ」を、それもCandle Nightで歌いたい とずっと思い続けていたんだろうな、MISIAは…
MISIAは、MCでこんなことを語っていました(大意)。
被災地の復興は、目に見える形では進んでいる。
でも、目に見えない痛みは残っているはず。
そんな目に見えない痛みを、とりわけ、被災地以外に住んでいる私達は感じ取らなければない。
マスコミ報道や、ネットで伝えられることを知るだけでなく、実際に現地に足を運んで、現実を知ろうとする努力をはらわなくては、「現実」を感じることはできない…。
このMISIAの姿勢は、東日本大震災の被災地に寄せる思いだけでなく、アフリカに対するMISIAの視点とも完全に一致していると思います。
ほんと、Misia Candle Nightの いわき 2 days に参加して良かった… と思っています。
こんな感じで「Misia Candle Night Raiwa」参戦記を〆(しめ)させていただきます。