(冒頭写真は、私が28歳頃に英文タイピスト検定2級に合格した時に、そのお祝いに知人某氏よりプレゼントされたオリベッティ社の英文タイプライター。)
原左都子が生涯に於いて取得した資格は、多分野に及ぶ話題は過去にも公開しているが。
医学、教育、法学関係、英語関係 …
その中で、現在尚日々一番重宝しているのは、もしかしたらこの「英文タイピスト検定2級」の資格ではなかろうか。
いえ、決してプロのタイピストを目指したわけではない。 医学業務に於いてコンピュータにてプログラム作成を要する場面があり、その際にCOBOLの入力に手間取り、いっそ英文タイピング資格を取ろうと一時考えただけの話なのだが。
これがまあ、後々役立つことこの上ない。
教員時代にはこの資格があるがお陰で、商業科の「ワープロ」の指導も叶ったり(“経営法学修士” 取得の我が本業は「商業法規」「商業経済」の指導だったが)と、私が取得した資格の中で一番役に立っているのではなかろうか。
それは良かったのだが。
困ったことに、私のタイピングが高速なのは良いがどうも打ち方が荒過ぎるようで、つい最近も購入後1年少ししか経っていないノートパソコンのキーを壊してしまった…
メーカーに問い合わせてみると。 今現在のノートパソコンのキーボードとは全体が1枚仕立てで、キーが一つ外れてもキーボード全部を入れ替えねばならず、その費用が数万円かかるとの回答だ。
キーひとつのために、数万円の出費!?!
あり得ない! と腹が立った私は、その腹立たしさの勢いで新しいノートパソコンに即刻買い替えたとのいきさつだった。
(これ、我がキーボードの打ち方が変わらない限り、私は1年に1台パソコンを買い替えねばならない計算になるということか?!??)😵
そんな折に目にしたのが、朝日新聞2021.07.19付夕刊記事だ。
この記事によれば。
写真の“キーボードづくりの名人” 浅野氏は理想のタッチのキーボード制作に一心に励んでこられたらしい。
それが実を結び、浅野氏制作キーボードはわずか1万数千円の値段で販売されているらしい。
しかも、個人ユーザーの打ち方等に合わせた仕様になっているようだ。
(ただ私が思うに、その打ち方とて多種多様であるはずで、その辺の個々の個性への対応は如何になされているのだろうか???)
それにしても、キーボード一台が1万円台とは何とも安価なこと!
一度、浅野氏制作のキーボードを拝見しに店舗へ伺いたいなあ。
最後になるが、冒頭写真のオリベッティ英文タイプライターに関して少し述べておこう。
私の場合、検定試験練習は当時としては最新の電動英文タイプライターのお世話になったのだが。
それに比し、この手動タイプライターの何ともタッチの重いこと。
これ実用には向かないなあ、などと思いつつそれでも打って遊んでみたりもした。
実用には向かないが何とも絵になるマシンであり、書斎にひとつ置いておくと雰囲気づくりにはもってこいであろう。
などと言いつつ、既に40年近くずっと押し入れの中で眠る運命の我がオリベッティ英文タイプライターなのだが…😭