冒頭より、表題に掲げた独メルケル首相に関する“震え”に関するネット情報を引用しよう。
複数のドイツ紙は6月28日、メルケル首相(64)が最近2度も公の場で体を震わせる事態が起きたことを受け、健康状態を不安視する記事を相次いで掲載した。 メルケル氏は2005年の首相就任以来、健康面で目立った問題はなかったが、今回の騒動でさまざまな臆測が飛び交っている。
メルケル氏は大阪での20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の日程を予定通りこなした。 政府報道官はツイッターで各国首脳と会談するメルケル氏の姿を紹介。 「大阪では積極的に活動した」と述べた。
一方、ドイツ各紙は「首相はどれだけ病気なのか」「(健康問題で)早期退任の見立ても」などと報道。 水分の補給不足や心理面の不安など原因を巡るさまざまな臆測が語られた。
メルケル氏は今月18日と27日、ベルリンでの式典に出席した際、体を繰り返し震わせ、苦痛の表情を浮かべた。 18日の式典は日差しが照り付ける屋外で行われ、水分補給が不十分だったと説明したが、27日の会場は屋内だった。
メルケル氏は30日、ブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)の臨時首脳会議に出席する。(共同)
一旦、私事及び私見に入ろう。
上記ネット情報に記載されている通り、メルケル首相は今回参加した大阪にてのG20サミット会場にては特段目立った体調不良は起こさず、無事にご自身の任務を終えられた模様だ。
2,3日前の事だっただだろうか。
ニュース報道にて、メルケル氏が首相としての大勢の人々が集まる公の主要な任務の場で、立ったまま身体をブルブル振るわせる映像を私も見た!
その震え様が、尋常では無い。
ご本人の説明によれば上記のごとく“暑い環境下で水分補給不十分だった”ことが震えを起こした、との事だが…
あの映像を見せられて、ちょうど1年程前に突如私自身に襲い掛かった震え(と言うより“しびれ”)症状を思い起こした。
それは、米国西海岸旅行を終えて帰国した日の真夜中の事だ。
夕方帰宅した時点では疲労感はもちろんあるものの目立った病的症状は何ら無く、いつものように夕食をとり早めに就寝した。
その夜中の事だ。 何とも体調が悪い。 際立った症状としては左半身に“しびれ”を感じていた。 「左半身」のみとの事態に“嫌な予感”を抱きつつ、トイレに行った。 その途中から、どうしようもない不快感・不安定感を全身に感じつつ、トイレから出て自室に戻ろうとしたものの…。
体が動かない。 やむを得ずそのまま廊下に寝込み、安静を保った。 元医学関係者の身の自己診断として最悪の場合“脳梗塞”を疑ったものの、その割には意識はしっかりしている。 とにかく真夜中だし家族を起こしても大騒ぎになるだけだし(と言うよりも、こういう場合に役に立たない家族ばかり
との認識は常に我が脳裏にある。)、何分程だっただろうか、そのまま廊下で安静を心掛けつつ更なる自己診断を続けた。
少し動けるようになり廊下を這いずりつつ自室の布団に戻った。 そして思い直したのが、まさにメルケル首相発想と同様の“水分不足”要するに「脱水症状」だ。 いつも就寝時には枕元に「お茶」を置いてあるが、それを十分に摂取した後、再び就寝した。
その後は特段の体調不良はなく朝を迎えることが叶った。(何故、左半身のみに“しびれ”感覚が出たのかに関しては未だ不明なものの…)
ここでウィキペディアより、“物理学者”としても著名なメルケル独首相に関する情報の一部を引用しよう。
アンゲラ・ドロテア・メルケル(ドイツ語: Angela Dorothea Merkel、1954年7月17日 - )は、ドイツの政治家。 2000年から2018年までキリスト教民主同盟 (CDU) 党首を務め、2005年から第8代ドイツ連邦共和国首相を務める。ドイツの歴史上初めてとなる女性首相である。
学校時代は付き合いは良いが、目立たない生徒であったという。 成績は非常に優秀で、中学校時代の全科目の平均評価は1.0(最高)であり、特にロシア語[5]と数学に優れていた。 家が宗教家のため加入義務はなかったが、ドイツ社会主義統一党 (SED) の下部組織である自由ドイツ青年団 (FDJ) に属していた。1973年にカールマルクス・ライプツィヒ大学(現ライプツィヒ大学)に入学、物理学を専攻する。
在学中の1977年に同じ学部の学生だったウルリッヒ・メルケルと結婚。 現在の姓は彼に由来するものである。しかしこの結婚生活は4年で終わった。 1978年、優良の成績で学士号を取得、東ベルリンにある科学アカデミーに就職し、理論物理学を研究する。 ここで現在の夫ヨアヒム・ザウアーと出会うが、2人が結婚するのはずっと後の1998年である。1986年、博士論文を提出して博士号 (Dr. rer. nat.) を取得。物理学者として分析化学に配置転換となる。 同年初めて西ドイツを旅行。これは審査で国家に忠実とみなされた者にのみ許される権利だった。 この頃の彼女に政治活動は見られず、SED党員でもなく反政府活動もしていなかった。 (途中大幅略。)
2000年2月にヤミ献金問題によりショイブレCDU党首が辞任すると、4月の党大会で承認されCDU党首に就任した。 旧東独出身のプロテスタント、女性であり、しかも離婚歴のあるメルケルは、CDUでは「リベラル派」とみなされ、保守本流からは、懐疑の目で見られていた。 トップのヤミ献金疑惑にショックを受けたCDUの地方党員・一般党員が、保守本流からは外れるメルケルを党首に押し上げた。
(以下略すが、以上、独首相メルケル氏に関するウィキペディア情報のごく一部を引用したもの。)
このメルケル首相の“震え”事件に関して、巷では様々な憶測が飛び交っている様子だ。
例えば、昨日昼間に少しだけ視聴した民放テレビにて、某無名(失礼!)大学講師と名乗る女性コメンテイター氏が、「パーキンソン病かもしれない…」等の無責任発言をしていた。 単に過去に書いた本が偶然売れたとの情報以外、この女性講師のバックグランドをまったく心得ずに批判するのも失礼かもしれないが。
それは絶対に、あり得ないだろう。
相手は一国家の首相だ。 当然ながらお抱え名医師がバックに付いているに決まっているじゃないか!しかもドイツは医学先進国! そんな難病を首相たる者が発症しているならば当の昔にそれが表面化しているはずだ。
(たとえ民放テレビ局と言えども、突拍子もない発言を深い考察なく平然と公開する人物をコメンテイターとして出演させるとは、どうしたことか!?? 即刻“首”にするべきだ!
)
原左都子の感覚では、「元物理学者」の経歴がある独メルケル首相の自己判断を尊重したくも思う。
実際問題あの“震え”事件を除けば、メルケル首相は比較的お元気そうでもある。(メタボ気味なのが多少気にかかるが…。)
メルケル首相とほぼ同年代の私としても、何はともあれ決して若い年代ではない事実を重々認識しつつ、今後この世を無事に渡っていきたいものだ。