原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

2022年 左膝複雑骨折との不慮の大怪我により我が身の老朽ぶりを思い知った年だった…

2022年12月31日 | 雑記
 (冒頭写真は、左膝複雑骨折手術後退院の後 自宅にて撮影した膝サポーター着用の原左都子。)



 入院手術後 本日大晦日にて、ちょうど2か月が通り過ぎたが。

 この「全治3か月」の我が左膝の調子が、分かり易く言えば退院直後期と全く変わりが無く決して良好とはいえない。
 それ程に、身体に異物(とまで言うと語弊があるかもしれないが、とにかく我が左膝内には散らばった膝の骨をかき集め銅線で編んだ針金が、それを固定するべく挿入されている。)

 幸い、退院後の定期健診にてX線撮影により膝内の我が骨の状態を確認すると、散らばった骨が順調にくっつき始めている様子で回復に向かってはいるのだが。


 異物を体内に入れ込んで複雑骨折の骨を固定するとの手術を受けるのは、今回が人生初めての経験だが。

 これが、甘くなかった…

 全治3か月と聞いていたため、てっきり3か月過ぎると昨日までの苦悩が嘘のように消え失せ、我が左膝が元通り蘇るのかと想像していたのだが。

 そんな甘いはずも無く、銅線の針金が編まれたものが我が左膝に入っている限り脚の自由度が大幅に制限を受ける事実を、今思い知っている。
 要するに、(個人差が大きいようだが)約1年後に膝内の銅線除去手術を受けるまで、我が歩行の自由度は制限を受け続けることであろう。

 いつもリハビリを担当して下さっている理学療法士氏曰く、「3か月が経過した後も階段の特に下りが辛い、とおっしゃる患者さんは多いです…」

 そうなんだ… と落胆するしか無いのだが。

 普段の外出時電車等利用で生活を営まざるを得ない私にとって、駅の階段の上り下りは必須だ。
 その下り階段が使用し辛いとなると…
 現在の松葉杖利用歩行から、一気に健常人として蘇ることが出来ない事実を突きつけられたようなものだ。😫 

 
 その松葉杖歩行だが。
 ここ1カ月半程それを少しずつ実施して電車にも一人で乗車できる段階に至り、結構慣れてきたと言えばそうなのだが。
 やはり松葉杖に依存しての歩き方に大いなる無理があるのだろう。 例えば健康であるはずの右脚全体に“神経痛”症状が現在出現していて、これが結構辛い。

 そうかと言っていつまでもそれを嘆いている訳にも行かず、早く一人前の歩行が叶わないことには先々の我が生活・人生が思いやられる。



 こんな不具合を抱えたまま年を越すのは、生まれて初めての試練と振り返るが。
 
 それでも本日は、我が最愛の一人娘が親元の我が家で大晦日を過ごすために都内の一人暮らしの住まいから来てくれる手はずとなっているし。

 ここは銅線の入った左膝と神経痛に苦しめられている右脚を酷使しつつ、年末最後の家族奉仕に励もうじゃないか!!!😈 😱 


郷里・観音寺のマチ子さんより 年の瀬に届いた “母の愛情宅配便”

2022年12月30日 | 人間関係
 (冒頭写真は、昨日我が郷里・観音寺のマチ子さんより届けられた“母の愛情宅配便”。)


 いえいえ、郷里・観音寺のマチ子さんは私よりおそらく一回り程年上の方でおられ、“母”と呼ばせていただくのは大変失礼なのだが。
 それにしても、定期的にお届け頂く宅配便の中身は “母の愛情宅配便” との表現がぴったりのごとく、いつもまさに“愛情満載”だ。
 おそらく別居されているお二人の息子さんのご家庭宛にも、同様の宅配便を頻繁に贈っておられるのだろうと想像する。


 昨日12月29日に到着した宅配便の中身は、これぞまさに新年を迎えるにふさわしい品の数々だった。

          
 解説するに、上左から「お屠蘇」。

 上中央は「吉祥飾紙」。これは、床の間、玄関等に1年中飾る切り絵で、古来より家運を隆昌させ、魔を除き服を招く〆飾り。
         

 上左は、「高野山真言宗のカレンダー」。 毎ページに可愛いお坊さんのイラストが描かれていて、それを切り離すとポストカードとしても利用可能となっている。
 マチ子さんが日々暮らす観音寺は、高野山真言宗系のお寺なのだろう。

 上から二段目左2枚は「手ぬぐい」。 原左都子に「手ぬぐい」収集趣味があることをマチ子さんはご存じないことと思うが、こんなところでも趣味が合うことを同感。
 二段目右は「“吸湿発熱”作用のあるソックス」。 まさに“母心の贈り物”だが、脚の骨折後、夜寝際に脚が冷える私に早速重宝しそうだ。

 三段目には野菜類と食料品を配置したが。
 中央の「鳴門わかめ」は、美味間違いなし!だ。 我が実母の実家が「鳴門わかめ」の養殖業を営んでいたが。 その「鳴門わかめ」の中でも、鳴門海峡産のわかめは渦潮にもまれて育った絶品として全国に名を轟かせている。
          

 その隣の「白みそ」も絶品! 郷里にいた頃にこの白みそを堪能した経験があるため間違いない。
          

 その右の「たらいうどん」に関しても、私は昔、御所のたらいうどんを食したことがあるがこれも絶品だなあ。
          

 そして最後に一番下の「餅」だが。
 特に、「あんもち」が何とも懐かしい。
          

 我が郷里は餅と言えば“丸餅”なのだが。 丸餅は餅の中に具材を入れ込めるとの特徴がある。
 この「あんもち」、子供の頃には絶好のおやつだったものだ。 突きたての餅の中にあんこを入れ込んだ出来立てホカホカの「あんもち」は、何よりのご馳走だったものだ。



 郷里観音寺のマチ子さん、今年も沢山の宅配便をお届け頂きまして誠にありがとうございました。😃 

 現在、全治3か月の左膝複雑骨折を抱える不自由な我が身ですが。
 これが完治しました暁には是非また郷里の観音寺を訪れ、故医学部恩師先生の墓前をお参りし、マチ子さんにお会いできることを楽しみにしています。

 良きお年をお迎え下さいますように。


核兵器使用の具体的な可能性に人類が脅かされた2022年

2022年12月28日 | 時事論評
 本日は、2022.12.17付朝日新聞記事・交論「核に揺さぶられた世界」より、 国際政治学者・藤原帰一氏による「核抑止への依存度 下げる道を」を以下に引用する。

 
 ロシアがウクライナへの侵略を成功させるために、核兵器を使うことが役に立つかどうかといえば、その可能性はほとんどないと私(藤原氏)は思う。
 核兵器の使用には、戦場で自軍に有利な条件を作り出すための戦術的なしようと、相手の戦いう意思をくじくために行う戦略的使用がある。 もしロシアが戦術目的で核を使ったら、その地域は放射能に汚染されてしまうので、戦場の状況を好転させることはできない。 戦略目的でキーウを破壊したら、巨大な被害は出るが、ウクライナ国民の戦意が無くなるかと言えば、むしろ逆。 つまり合理的に考えれば、核兵器を使う意味は無い。
 ロシア本土の防衛が必要だとロシア側が考える状況になった場合、残念ながら核兵器が使用される可能性があろう。 総じてロシアが劣勢になればなるほど核兵器が使われる可能性は高くなる。 ウクライナがロシアを押し戻し、ロシアの兵器が減ってきているこの間の状況は、核への懸念との点から状況が悪化して来ているとも言える。
 もしもロシアが核兵器を使ったならば、NATO諸国がロシアに直接の軍事介入を行うことになるだろう。 双方が直接の交戦状態に陥れば、それは紛れもない世界戦争だ。 (中略)
 第二次世界大戦で広島、長崎への攻撃に原爆が使われて以降、核兵器が実戦しようされることはなかった。
 それは、使わないという努力が人々によって続けられ、重ねられてきた結果だ。 もしロシアによって核使用のタブーが破られ、核が「使える武器」と言う分類の中に移されてしまったら、各地の紛争で使われるようになり、戦争被害の規模が一気に引き上げられてしまう。
 懸念されるのは、核兵器の力で相手を引っ込めさせようとする発想、つまり核抑制に依存する傾向が以前より強まっていること。 現実には核攻撃の恐怖に襲われてもいる。 抑止が破綻してしまう状況を考えねばならない状況に追い込まれている。 
 対策としては、核抑止に対する依存度を下げていく国際的な努力だ。
 ロシアの戦争が今示しているように、もし核抑止が破綻したら結果は核戦争だ。
 2007年に、多国間の各兵器削減交渉を日本がイニシアチブをとって始めるよう提唱した。 東アジアの軍縮と緊張緩和を目指す「広島プロセス」という名の構想だった。 (中略)
 核を削減するには、核兵器への依存度を下げても安全は保てるとの保有国が思える状況を作り出す必要がある。 最低限の信頼が醸成されないと削減は始まらない。 (中略)
 簡単ではないが、米ソ両大国が核兵器を大幅に減らしたことも歴史の事実だ。 どんなに難しくても、核軍縮へのテーブルに核保有国を座らせる努力をしていくべきだ。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 原左都子の私見に入ろう。

 プーチン率いるロシアのウクライナへの侵攻が長引き、ウクライナ現地では侵攻が勃発してから二度目の厳しい冬を迎えている。
 
 最新のニュース報道によれば。
 プーチン大統領は25日放映された国営テレビの番組でウクライナ侵攻に関連し「受け入れられる終わり方について、このプロセスに関係してきた全勢力と合意する用意があるが、我々ではなく、彼らが対話を拒んでいる」と語った。侵攻の長期化についてウクライナや支援する国々に責任を押しつけた格好だ。
 ウクライナ侵攻でロシアの苦戦が続いているが、プーチン氏は「我々が正しい方向に向かって行動し、国益と、国民と人々の利益を守っていると信じている」と強調している。 
 (以上、ネット情報より引用したもの。)

 ご覧の通り、プーチン自らが仕掛けたウクライナ侵攻が勃発して既に1年が経過した今尚。
 プーチンは反省の色をみせるどころか、侵攻の長期化についてウクライナ及び支援する国々に責任を押し付けている始末だ。
 ロシアが苦戦状態にある事実は吉報だが、自らを正当化する態度に何らの変化も無い事実であることが何とも嘆かわしい。

 せめてもの救いは、プーチンが未だ「核」を持ちだしていないことと受け取りたいが…
 ただロシア劣勢の現在、核兵器を持ちだす危険性は未だ否定できない状況だ。

 どうか、全世界の人民が2007年に提唱された「広島プロセス」を思い起して欲しいものだが。

 これを日本がイニシアチブをとって提唱したにもかかわらず。
 我が国の岸田政権はそのわずか15年後の今、原発政策を大転換して原発推進を決定してしまった…😱 😭 


日本学術会議問題、政府の政策決定は将来に禍根を残す

2022年12月27日 | 時事論評
 私め原左都子は、冒頭表題の「日本学術会議問題」に関して、2020秋から冬にかけて10本以上のエッセイを公開し私見を述べてきている。

 
 その中から、2020.10.27付「日本学術会議問題、梶田会長が“腰砕け”呼ばわりされた頃から私は疲れている」と題する記事の私見部分を以下に再掲載させていただこう。


 10月中旬頃に私は本「原左都子エッセイ集」に於いて、“日本学術会議”問題に関するエッセイを立て続けに5本程公開している。
 その頃に公開した我がエッセイ集内記述文章の一部を、以下に引用しよう。
 我が身勝手な思いかもしれないが。
 現会長のノーベル物理学賞受賞・梶田隆章氏にこの案件を全面的に背負って頂くのは、理系の「物理学者」であられるとの事由が大きく、ご自身の日々の研究活動に多大な支障を来すのではなかろうか? 
 と、同じく医学研究に励んだ経験のある身として大いに懸念し、とにかく気持ちが穏やかではない日々を送っている。
 今後物理学の更なる発展のためにも、未だ61歳の若さであられる梶田氏には引き続きご専門の研究に没頭し、氏に続く後進を育成して頂きたい思いだ。
 どうか山極前学術会議会長をはじめ、今まで日本学術会議にかかわられて来られた学者の皆様。
 今後共、菅首相はじめ菅政権がやらかした「学術会議6名任命拒否」なる歴史上例を見ない科学に対する冒涜、大失策を打破するべく、現梶田会長を力強く補佐し続けて頂きたい!

 (以上、本エッセイ集バックナンバーより、我が記述の一部を引用したもの。)

 その後梶田会長がメディアに登場して、菅首相と二度対面した。
 一度目はわずか15分程、二度目も長時間とは言えない会見だった。
 いずれの会見でも、梶田会長の態度が消極的過ぎるとの“バッシング世論”が巻き起こったものだ。
 確かにそれらの会見をニュース報道にて見聞した原左都子の感想も、結果としては同様だった。
 (せっかくの直接対面なのに、梶田会長はどうしてもっと菅義首相に積極的に突っ込めないのか!??  今は貴方にこそ、その権限が委譲されているのに…  梶田会長がここで国民皆の思いを菅首相にぶつけ議論せずして、誰がその役割を果たせるというのか!?!)多少イラつきつつのニュース見聞だった。
 そうしたところ、国民からの“梶田会長の態度が消極的過ぎる!とのバッシング”の数々だった…😵
 いやもちろん、あの時梶田会長が菅首相相手に強力に“6名任命拒否”問題を突っ込めたとしても、現状は何の変化も無かったであろう事は重々想像が付く。

 そうした場合。
 現日本学術会議会長に(こんな劣悪なタイミングで)任命されてしまった“ノーベル物理学賞受賞者”であられる梶田隆章氏を批判するのは的外れではなかろうか??
 会長が誰であれ、菅首相はこの件に関してとことん白(しら)を切り通すつもりであろう。😱
 そうなると冒頭ネットニュースのごとく、ここはやはり野党に頑張ってもらうしか方策が無いようにも思う。
 ネットニュースによれば、立憲民主党議員が菅首相の「違法性」を裏付ける新たな証拠を握っているとのことだ。
 どうか国会にて十分な論戦の上、菅首相の“説明拒否”を打倒してくれますように!

 (以上、本エッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)



 さて、一昨日 2022.12.25付朝日新聞「社説」のひとつは、「学術会議改革 短兵急は根幹揺るがす」と題して未だ続く学術会議改革の問題を取り上げていた。
 以下にその一部を引用しよう。

 政府が示した日本学術会議の組織改革方針に対して、学術会議が「独立性を危うくしかねない」として、最高を求める声明を決議した。 独立性は国を代表する学術団体の存在意義の根幹だ。 政府は結論や起源ありきではなく、丁寧に議論すべきだ。
 政府は改革方針を夏に示すと表明していたが遅れ、今月6日に提示。 (中略)
 この改革方針には会員から異論が続出した。 第三者委員会の構成や関与内容など再三質問が出たが、内閣府の担当者は具体的には明示しなかった。 (中略)
 学術会議の声明は、法改正が必要な理由が示されていない。 第三者委員会は、自律的な会員への介入の恐れがある。 政府や行政の判断での組織編制の提案は独立性を侵害する。 政府との協力は重要だが「問題意識や時間軸等を共有」できない場合のあることが考慮されていない。 などの懸念を示した。
 梶田隆章会長は、学術会議の性格が変わりかねず、日本の学術の健全な発展も阻害しかねない、と政府との信頼関係にもかかわるとして、「重大な決意」で再考を求めると表明した。 (中略)
 法改正を短兵急に勧めては逆に関係は悪化し、誰のためにもならない。
 議論も説明も不十分なまま政策を進める姿勢は、安全保障や原発政策の転換と共通する。 多様な意見を踏まえぬ政策決定は重要な欠陥を見落とし、将来に禍根を残す。 (中略)
 学術会議もこれまで、自らの存在の重要性を十分に示せていたかどうか。 既に始めた改革を徹底して、社会課題解決や政策立案につながる提言などの発信力を高めることが求められる。

 (以上、朝日新聞「社説」より一部を引用したもの。)



 これ、原左都子が今尚思うに。

 例えば、ノーベル物理学賞受賞、東大宇宙線研究所所長、現役宇宙物理学者であられる未だ63歳との若さの梶田氏に、(“無能な”)政府とやりとりせねばならない立場の日本学術会議会長をお任せすること自体に無理や不必要性が無かろうか? と感じたりもするのだが…
 “ノーベル賞受賞者”との知名度が日本学術会議会長職として生きるであろう事実は認めるが。 

 それよりも何よりも日本学術会議会長職とは、(“無能な”)政府と上手くやり取りできる“あざとさ”や“こざかしさ”の方が優先されるのではなかろうか?? と思ってしまったりもする。

 
 とにもかくにも日本学術会議問題が今後有意義な会議組織として蘇り、成り立ち続けるためには。
 いつまでも多様な意見を踏まえぬ政策決定ばかりを繰り返す政府の体たらくぶりを、何とか打破したいものだが…


真夏のクリスマス in Buenos Aires 2012

2022年12月25日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、今からちょうど10年前の2012.12 アルゼンチン ブエノスアイレスの観光スポット コロン劇場 の直ぐ近くに位置するホテルロビーにて撮影したクリスマスツリーの前に立つ原左都子。)



  南米では今の時期真夏であるが、冒頭写真のように街のあちこちにクリスマスの盛大な飾り付けを発見することが出来る。
  
 当時 アルゼンチンにて国際美術賞を受賞され、その授賞式に私をお誘い下さった知人の美術家氏のお陰をもって、私は真夏のクリスマスを体験することが叶っている。

 参考のため、ブエノスアイレスのコロン劇場とは、イタリアのミラノ・スカラ座、パリのオペラ座と並んで「世界三大劇場」の一つの地位を保ち続けている劇場であり、現在に至って尚世界最高峰のクラシック演奏やオペラを堪能する事が可能な劇場とのことだ。


           
  我々は、このコロン劇場にてアルゼンチンタンゴショーを鑑賞しつつ、客席(ディナーを楽しめる客席)でクリスマスの夕餉を堪能したものだ。
 

          
 劇場入口にて。 右側が 現在も国際的に活躍されている美術家・長はるこ氏。

          
 ブエノスアイレスで一番著名なカフェ・トルトーニ。


          
 こちらは、世界で一番美しいと言われているレコレータ墓地。
 アルゼンチンの歴史上の人物や有名人が数多く埋葬されている格式の高い墓地だ。


          
 ブエノスアイレス市街にて発見した郵便ポスト。 意外や意外、日本の昔の郵便ポストに酷似していた。



 話題を大きく変えて。
 今年のサッカー・ワールドカップ大会では、アルゼンチンが世界一に輝いた。

 その際に、アルゼンチン全土を挙げて国民皆がそのお祝いを何日も執り行っている光景を報道映像で見た。

 ちょうど10年前に訪れたブエノスアイレスが懐かしくもあったが。



 もう二度と、アルゼンチンへ旅することは無いだろう。
 何と言っても地球の真反対側に位置していて遠過ぎる。
 航空便乗り換えで片道35時間の旅程は、既に年老いた我が身には過酷だ。
 10年若いうちに行っておいて、大正解だったなあ。