本日のエッセイは、2025.05.08付朝日新聞夕刊記事「寒い時期の授かった子『太りにくい』」より題材を得よう。
早速当該朝日新聞記事を、以下に要約引用しよう。
寒い時期にできた赤ちゃんは、暖かい時期にできた赤ちゃんに比して太りにくい事がわかったと、東北大などのチームが論文発表した。 親が受けた寒さの刺激が生殖細胞を通して子に伝わり、脂肪を熱として燃やしやすい体質に育つと考えられるという。
気候変動による高温化は、太りやすい人を増やすことにもつながっている可能性がある。
研究チームは脂肪酸などを燃やして熱を作り出し、肥満を防ぐとされる「褐色脂肪」に注目した。 (中略)
1年間を寒い時期(10月半ば~4月半ば)と暖かい時期に分けた場合に、褐色脂肪が活発に働く人の出生日や受精日がどちらの時期に該当するか調べた。
すると、受精が寒い時期だったと推定される人で、褐色細胞が活発に働いている割合(78.2%)は、暖かい人での割合(66.0%)より高く、統計学的な差が認められた。 出生日では関連がみられなかった。 (途中大幅略)
親が受けた低温や寒暖差といった環境が刺激となり、「寒さに負けないように」というメッセージが生殖細胞に宿り、受精卵を経て子どもに伝わる。 その子は、脂肪を燃やして体温を上げて寒さをしのぐ能力が高く、結果的に太りにくい体質に育つ。 気候変動によって寒い日が減り、寒暖差も小さくなることで、こうしたメッセージが子どもに伝わりにくくなることが考えらるという。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
原左都子の私事と私見に入ろう。
この私は10月中旬の生まれなのだが。
親の話によると、生まれたての頃から乳児期には母乳をよく飲む赤ちゃんで、丸々と太っていたらしい。 当時は赤ちゃんの健康優良児表彰があった時期で、それを受賞したと聞いている。
小さい頃から現在に至るまで、ずっと高身長の私であるが。
体型としては、高校時代頃の身長が止まる頃に少し太り気味になった時期があったが。
その後は、娘時代を経て現在の高齢域に至るまで、ずっと「長身スリム体型」を貫いてきている!
これは生まれ持っての「体質」というよりも、私自身の“好み”による体型コントロール力が勝っているため、と結論づけられよう。
故に私の場合は、生まれ月にはかかわりなく、自身の理想体型を保つ人生を送ることが叶っていると結論づけられる。
冒頭の引用文中に書かれている通り。
今現在は 地球上の気候変動による高温化が、世界規模で太りやすい人を増産しているとの説も一理あろうかとも考える。
また、寒い時期にできた赤ちゃんは、暖かい時期に出来た赤ちゃんに比べて太りにくいのは。 親が受けた寒さの刺激が生殖細胞を通して子に伝わり、脂肪を熱として燃やしやすい体質に育つと考えられる、との論文発表に関しても。
もちろん一理あろうとは思うが。
それよりも特に知識や経験値を積んだ人間の場合は、自分自身の意思で生きられるようになって以降は。
個人個人の体型の好みや目指す方向等々により、自身が自身の体型に責任を持つようになるのが当然の成り行きであり。
その結果や努力の結果こそが自身の体形を創り上げているものと、私は理解したく考えつつ。
私なりの理想体型を日々保ちつつ、この世を生き抜いているつもりだ。
という訳で。
私の結論としては、冒頭に示した東北大などのチームによる「赤ちゃんの体重に関する調査・研究」は。
特に先進国に生きる努力家の人間(私がそうだとは言わないが。😜 😷 )にとっては さほど意味を成さないのではなかろうか、と指摘しておきたい。
いやもちろん気候変動による世界規模での高温化は、今後しばらく止められる訳もないのが事実であろうし。
そんな中で、過酷な気候の地域に暮らさざるを得ない人種の皆さんの今後のご健康をお祈りしたいものではあります。