(冒頭写真は、当該宿の朝食写真。)
ついでに、夕食写真も振り返らせて頂こう。
夕食時には、当然の事ながら私は「お酒」を注文させて頂いた。
このお宿の特徴はお食事を楽しむことを前提とされている様子で、酒類の提供が少ない事にあろう。
それでも私は、ホッピーを堂々と3杯も立て続けに注文した。 (これで女将さんに嫌われるかな~~)などと身勝手にいじけていた私😟 に対し。 女将さんから返って来た返答が「お酒を楽しまれる方なのですね! 楽しくていいですね!」 だったのだ。 (その後、前編で綴ったアンティークコレクションの女将さんによる説明会と相成ったのだが。 参考だがホッピー3杯で決して酔っ払う事無く、その説明が完璧に聞ける程の我が身体能力なのだが…)
最後にこの写真だが。
前日最後の女将さんのアンティークコレクション説明時に。
女将さんが「よくぞまあ、我が宿のコレクションになどご興味をお持ち下さいました。 よろしければ特別なお客様に用意しております先代手作りの“楊枝入れ”を差し上げたく思います。 お母様と娘様でお好きな柄をお選び下さい。」 とまでおっっしゃって下さるではないか?
そのご対応に驚きつつそれに甘え、私と娘がそれぞれ一つずつ頂くと。
「今回はお留守番のご主人にも、お土産でお持ち帰り下さい。」とまでの、女将さんのご配慮だ!
さすがの私もご遠慮申し上げたのだが、「どうしても!」との女将さんのご配慮を尊重し、3つも頂いて帰ってしまった……
そして、一昨日のチェックアウトの際に。
女将さん(とは言えども、原左都子よりも少し若い世代の女性と判断している)がおっしゃって下さるには。
「とにかく明るいお母様であられ、その環境下で育った娘さんも幸せそうに我が目に写りました。」 「明日から我が宿は年末年始休業に入りますが、年末最後の日にこんな素敵なお客様に恵まれ、本当に楽しい思いをさせていただけました。 大変失礼ですがお母様はどのようなご経歴の方でしょうか? もしよろしければ少しお伺いしたいのですが…。」
実に躊躇したものの、一応我が基礎医学経験と高校教諭経験を少しだけ語らせて頂いた。 (この両者を見知らぬ方に語ると、おそらく“誤解”の方が多いであろう事実も過去の経験により周知しているが… )
それでも女将さんは、「是非今度はご主人も同伴の上に、我が宿へ足を運ばれますように!!」
と告げて下さるのに力強く同意し、「是非、再びこの御宿へ伺います!」と宣言して我々母娘は当宿を去った…