原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

魅力たっぷりの常総市の宿でした!  ー vol.2 ー

2019年12月31日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、当該宿の朝食写真。)


 ついでに、夕食写真も振り返らせて頂こう。


 

 

 夕食時には、当然の事ながら私は「お酒」を注文させて頂いた。
 このお宿の特徴はお食事を楽しむことを前提とされている様子で、酒類の提供が少ない事にあろう。 
 それでも私は、ホッピーを堂々と3杯も立て続けに注文した。 (これで女将さんに嫌われるかな~~)などと身勝手にいじけていた私😟 に対し。  女将さんから返って来た返答が「お酒を楽しまれる方なのですね! 楽しくていいですね!」 だったのだ。 (その後、前編で綴ったアンティークコレクションの女将さんによる説明会と相成ったのだが。 参考だがホッピー3杯で決して酔っ払う事無く、その説明が完璧に聞ける程の我が身体能力なのだが…)

 
  最後にこの写真だが。
  前日最後の女将さんのアンティークコレクション説明時に。
 女将さんが「よくぞまあ、我が宿のコレクションになどご興味をお持ち下さいました。 よろしければ特別なお客様に用意しております先代手作りの“楊枝入れ”を差し上げたく思います。 お母様と娘様でお好きな柄をお選び下さい。」 とまでおっっしゃって下さるではないか?  
 そのご対応に驚きつつそれに甘え、私と娘がそれぞれ一つずつ頂くと。
 「今回はお留守番のご主人にも、お土産でお持ち帰り下さい。」とまでの、女将さんのご配慮だ!  
 さすがの私もご遠慮申し上げたのだが、「どうしても!」との女将さんのご配慮を尊重し、3つも頂いて帰ってしまった……


 そして、一昨日のチェックアウトの際に。

 女将さん(とは言えども、原左都子よりも少し若い世代の女性と判断している)がおっしゃって下さるには。
 「とにかく明るいお母様であられ、その環境下で育った娘さんも幸せそうに我が目に写りました。」   「明日から我が宿は年末年始休業に入りますが、年末最後の日にこんな素敵なお客様に恵まれ、本当に楽しい思いをさせていただけました。 大変失礼ですがお母様はどのようなご経歴の方でしょうか? もしよろしければ少しお伺いしたいのですが…。」  
 実に躊躇したものの、一応我が基礎医学経験と高校教諭経験を少しだけ語らせて頂いた。 (この両者を見知らぬ方に語ると、おそらく“誤解”の方が多いであろう事実も過去の経験により周知しているが… )

 それでも女将さんは、「是非今度はご主人も同伴の上に、我が宿へ足を運ばれますように!!」 
 と告げて下さるのに力強く同意し、「是非、再びこの御宿へ伺います!」と宣言して我々母娘は当宿を去った…  
 

魅力たっぷりの常総市の宿でした! ー vol.1 ー

2019年12月31日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、今回我々が宿泊した常総市の宿の正面玄関を入ったところの天井画とアンティークシャンデリア。)

 良き宿の条件とは、何と言っても「人的対応力」「料理の美味しさ」「空間の美しさ」ではなかろうか??
 そんなすべての条件が満足に提供される宿に巡り会える機会とは、国内外を問わず以外と少ないような気もするが…

 今回訪れた常総市の宿は、その3条件のすべてが十分に満たされていた!
 その中でも、我が評価では「人的対応力」(特に女将さん)の素晴らしい宿だったと120点評価だ!


 それではその前編として、とりあえず「空間の美しさ」をテーマに写真を披露させて頂こう。

 
  常総線石下駅を降り立つと。

 
  目の前に、その宿が出迎えてくれる。

 
  小宿にもかかわらずトイレバス付きツイン洋室もあり、何よりも掛け布団が和布団であることに安心させられる。

 
  館内各所に、アンティーク家具類等が配置されていて。

 
  食事処には、こんなアンティーク掛け時計が掲げられ。
 (参考だが、我が子どもの頃に住んでいた家では、ごく普通にこんな掛け時計が時を告げていた。 毎時ドでかい音でボーーーン、ボーーーン… と時を告げるのだが、当時それがうるさく感じなかったのが不思議だ。 今現在ではアナログ時計の秒針音すらうるさいのに…… )

 
 食事処には、こんなレトロなポスターが沢山掲げられている。 女将さんの説明によれば、宿に代々伝わっている本物のポスターだそうだ。

 
  アンティーク所蔵棚もあり。 (女将さんの説明によると、先々代のコレクションのようだが。)

 
  そして、極めつけはこの時計類。 やはり女将さんの説明によると、先々代頃のコレクションだそうだが、未だ動いている時計もあるとの事。 既に酔っ払っていた私には残念ながら見つけられなかった… )

 女将さん、宿泊客が少なかったとは言えども私の我が儘に付き添い、アンティークコレクションのすべての説明を懇切丁寧に実行して頂きまして、誠にありがとうございました。😓 

 (次章へ続きます。) 

温室効果ガスが地球上に激増する恐怖

2019年12月31日 | 学問・研究
 (写真は、JAXA筑波宇宙センターに掲示されていた、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が観測した地球上のガス濃度の経緯を示した表。)


 冒頭から、現在現役活躍中の「いぶき2号」に関するネット情報を引用しよう。

  温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)とは
 
「いぶき」を引き継ぎ、さらなる温室効果ガスの観測機能・性能の向上を目指す。
 人間が排出する温室効果ガスは地球温暖化の主な原因のひとつといわれています。 世界中の専門家が参加して気候変化に関する科学的研究や対策を評価する国際機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、2013年の第5次報告書で「温暖化には疑う余地が無い。 20世紀半ば以降の温暖化の支配的な要因は人間の影響の可能性が極めて高く、温室効果ガスの継続的な排出は、さらなる温暖化と気候変化をもたらす恐れがある」と警告しました。
 JAXAと環境省、国立環境研究所の3機関は、このような温暖化の研究に貢献するために、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)を開発し、「二酸化炭素」と「メタン」の観測を2009年に開始しました。地上での温室効果ガスの直接観測は、観測点が限定的でデータが得られない地帯も多く、また精度は高いものの観測点のごく近くの情報しか捉えられないという限界がありましたが、衛星は大気の外側から地球全体を網羅的に観測し、排出源から大気中へ拡散する温室効果ガスの全体像を捉えることを可能にしました。
  「いぶき2号」は「いぶき」ミッションを引き継ぎ、より高性能な観測センサを搭載して、さらなる温室効果ガスの観測精度向上を目指し、環境行政に観測データを提供するとともに、温暖化防止に向けた国際的な取り組みに貢献します。


 いやはや、今回私がJAXA筑波宇宙センターを見学して、一番ショッキングな意味合いでインパクトがあったのが、この「いぶき」による温室効果ガス観測データだ。

 これを見ると、環境演説少女グレタさんの切実な訴えが、嫌でも痛い程理解出来るとも言えようか。

 この観測データによれば、特にここ2、3年の地球を取り巻く空間の温室効果ガスの激増ぶりが恐ろしい程だ。
 これでは上記に記されている通り、国際機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が、2013年の第5次報告書で「温暖化には疑う余地が無い。 20世紀半ば以降の温暖化の支配的な要因は人間の影響の可能性が極めて高く、温室効果ガスの継続的な排出は、さらなる温暖化と気候変化をもたらす恐れがある」と警告するのも無理の無い現実であろう。

 「スペースドーム」会場を解説して回ってくれたJAXAの担当者氏からも同様の説明があったが。 


 最後に私論でまとめるが。

 宇宙開発事業とは、それに一旦失敗した場合に莫大な経費損失をもたらす巨大事業でもあろう。 この原左都子など、その膨大な損失の方へ目が向く“天邪鬼気質”の人間であることには揺るぎが無い。😡 
 この巨大損失を地球上の人類救済に充てていたならば、一体如何程の人民の尊い命が救えただろう…  と悲しくなる人種だ。

 ただ、そんな我が観点からも、宇宙開発事業が地球上の人類にプラスの役割も果たしている事実を垣間見ることが叶った、今回のJAXA筑波宇宙センター見学であったと言えよう。

JAXA筑波宇宙センター展示物の数々

2019年12月31日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、「きぼう」日本実験棟 実物大モデル。)



 
  「ゆり」


 
  データ中継技術衛星「こだま」の試験モデル。


 
  「だいち2号」により観測された箱根山(大涌谷)の火山活動変動の推移。


 
  「きぼう日本実験棟」 実物大モデル。)


 
 「きぼう日本実験棟」実物大モデル内に書かれた日本歴代宇宙飛行士によるサイン。)


 
  「きぼう」船内収納室。
 この収納室に食料やその他諸々をどうやって収納するかと言うと…
 船内は無重力のため、自然と収納物が上へ上がるらしい。


 
  歴代日本ロケット模型。


 
  「かぐや」月表面ハイビジョン映像。



 展示物はまだまだ盛沢山ありました。

 皆様も是非、現地でご覧下さいますように。


JAXA宇宙センターでのイスラエル留学生との出会い

2019年12月30日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、日本の宇宙服に娘が顔を出して撮影したもの。)



 展示館「スペースドーム」の全体像。

 はやぶさ2 模型。


 何だか忘れました。 スミマセン… 😓 

 
 さて、今回のつくば方面旅行での最大のサプライズに関して綴ろう。
 
 表題の“イスラエル留学生”とその弟氏に関しては、宇宙センター館内で何度か見かけていた。   

 我々がJAXA宇宙センターを訪れたのは本年開館最終日だった。 冬休み中の親子連れが多い中、外国人のお二人はそのイケメン度もあり館内では目立つ存在だった。
 夕刻になりほとんどの来館客が帰った後、我々がつくばセンター(駅前広場)行きバス乗り場でバスを待っていると。  外国人イケメン二人もバス停へやって来た。
 バスの時刻表を見ながら二人で困惑している様子に気づき、お声をかけようかと思ったその時。  あちらから、英語でお声が掛かった。 (この後は英語を交えつつ日本語に翻訳するが。)
 「このバス停に停車するバスはつくばセンターに行きますか?」 
 私応えて、「つくば駅ですよね? 我々もそこまで行きますが、perhaps,行くと思います。」
 どうやらこの我が“perhaps”に困惑した様子だ。 
 そこでまた、私が応えた。 「我々は東京から来ましたが、つくばへ来るのは今回が初めてですので、よく分からずスミマセン…。」
 相手の困惑を解消せんと、今度は私が質問した。
 「どこのお国からいらっしゃいましたか?」
 外国人イケメン男性の一人曰く、「イスラエルです。」
 これにかなり驚いた私だ。 「ええーー! イスラエルからいらっしゃったのですか! 随分遠くから来られたのですね!」

 ここからは、会話文無しでの解説とするが。
 このお二人のイケメン氏はご兄弟であられた。 お兄さんが今年9月から筑波大学に留学中で、その冬期休暇を利用して弟氏が日本観光に来られたようだ。
 お兄さん氏のご専門は、(私の解釈では)「医療工学」との事だ。 お兄さん氏が持参していた学術資料を拝見すると、ヒトの頭部に電極を沢山貼り付けた挿絵があった。 これを見て、私は「脳波測定」を思い起こした。 
 そこで、「私は元々Medical Technologistの職業に就いていたことがあり、脳波測定の実習をした経験があります。」等々と応えると、お兄さん氏が挿絵に関する説明をしてくれ始めたのだが、何分専門英語ともなると、分かりにくい… 我が想像では、この種の機器類を制作する学術研究をされているのではなかろうか。
 大学での授業は非常に厳しく、月~金まで毎日8時半から15時半までびっしり講義や実習があり、homework(宿題)も盛沢山で、普段は遊ぶ暇も無いと嘆いておられた。

 そのやりとりを聞いていた弟氏(参考だが、日本語はまったく分からないとのことだったが。)が話題を変えて、私に質問してくれた。
 「どこで英語を勉強したのですか?」  応えて「中高と大学、それに時々旅行に出かける海外現地で勉強しました。」 
 そこで、お兄さん氏(9月からの3ヶ月の日本経験で日本語に多少慣れているようだが)曰く、「日本の一般の人達が英語がほとんど出来ないのに驚かされた。 これだけ英語で会話が出来る一般の方と出会ったのは3ヶ月間で初めての事です。」と言って下さるのに大いに恐縮した私が、「とんでもないです。 英会話が思うように出来なくて困っています…」

 イスラエルは冬が寒くない、との話題も出た。 真冬でもせいぜい10℃から10数℃の気温らしい。 昨日のつくばは随分と寒かったのだが、その寒さに二人して震えていたのが気の毒だった。😨 
 昨日は東京池袋のサンシャインシティまで二人で出かけて、60階の展望台まで上ったと嬉しそうに語ってくれたりもした。 サンシャインシティは我が家から比較的近くて、娘と一緒によく出かけていると応えた。

 バスがつくばセンター駅に到着し、「この辺の近くに住んでいるのですか?」と私が問うと、「筑波大学の留学生寮に住んでいます。」とのご回答。 
 お二人で私に丁寧なお礼を述べていただいた後に、「学業、頑張って下さいね!」 弟氏には「日本の旅行をエンジョイして下さい!」とエールを贈ると、とても嬉しそうに手を振りながら寮の方向へ去って行かれた。😊