原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

今夏も長野県伊那市より “ブロッ娘” が到着しました!

2021年06月30日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、本日つい先ほど長野県伊那市のK氏農場より到着した、採れたての “ブロッ娘”。)



 
 長野県伊那市にて大農場を経営するK氏に関しては、当該「原左都子エッセイ集」にて幾度も公開済みだ。 
 そこで今一度簡単に説明するならば、K氏は我が「原左都子エッセイ集」開設当初時期よりの読者であられ、その後も14年の年月に渡り、東京の我が家へ大農場にて収穫した農産物を、年に数回の定期便としてお送り下さっている人物だ。

 その長年の御礼を申し上げるために、2017年夏に我が娘を伴って伊那市の“K氏大農場見学ツアー”を実施した。
 その際に感じたのだが、K氏とは、我がブログ読者、メル友、そして実際にお会いした印象のすべてが一致する“稀な人物”であられるとの事実だ。 

 (余談だが、実は私は他にも我がブログファンと、あくまでもあちら側の希望により直にお会いした経験が無きにしもあらずなのだが…。 大抵はその印象が“お互いに”大幅に異なる!!ものと結論付けている立場である。)


 ことK氏に関しては、まさにまるで“想像していた通り”の人材であられる!
 伊那市大地主の三男として誕生されたK氏だが、(私が勝手に言わせて貰うに)まさに“三男気質”の人物だ。
 東京の大学卒業後伊那市へ戻られ、ご自身が引き継いだ伊那の農場をその後更に発展させられている。
 何と言うのか、“自由度が高い”とでも表現すればよいのか、とにかく御兄弟の中で“三男坊”として一番自由に大規模農場業にかかわられている人材なのではなかろうか??

 それにしても農場経営とは日々自然天候との闘いでもあり、一時とて休む暇もない生業であろう。
 その天候に打ち勝ちつつ、伊那市に戻って以降ずっと三男の立場で引き継がれた農場経営を更に拡大されているその姿を、以前より賞賛申し上げている私でもある。

 加えて真面目かつ律義な人物であられ、このように四季折々にご自身が大農場で育てられた野菜類を、東京に住む私宛に定期便でお送り下さる事実に感謝申し上げない訳も無いではないか。


 Kさん、いつも本当にありがとうございます。
 今後共、伊那市Kさんの大農場主としての活躍を応援申し上げております!! 


 参考ですが「ブロッ娘(こ)」とは、まるでご自身の娘さんを可愛がるかのように丹精込めて育てたブロッコリーに、愛を込めてKさんが贈られたブランド名です。

別学であろうと、共学であろうと

2021年06月29日 | 教育・学校
 私自身は幼稚園から大学院まで、ずっと共学の学校へ通った身だ。


 積極的にそれを選択した訳でも何でもなく、単に私が生まれ育った過疎地では、その選択肢しか存在しなかったに等しいからに他ならない。


 年月が流れ、高齢出産で産んだ我が娘をどちらへ行かせようか、との選択を迫られる身となり。
 小学校に関しては、当然のごとく「共学」だろうと判断していた。

 時は娘の中学進学時期に移り行き。
 この時は、やはり親こそがその決断をするべきと考えた。
 と言うもの、我が娘の場合は「発達障害」との特殊事情を抱えていた。 そんな娘が日々安心して過ごせる環境を模索し、提供してやるのは親の責任と判断した。
 我が家の近くに公立中学校があるのだが、家の南面の道がその中学の通学路となっていて、日々男子生徒がその通学路で大騒ぎをしでかす。 10名ぐらいで徒党を組んで通行車両妨害をしたり、大声で叫びながら歩いてみたり…
 (これ、私でも鬱陶しいのに、か弱き娘にそんな環境下で過ごして欲しくない)、と自然と思えた。

 そして娘に、中学は女子中にしようか? と提案すると、(サリバン母には特別従順な娘であった故だろうが😖 )すんなりと私立女子中学進学が決定したとのいきさつだ。
 その後は私立女子中高を経て、大学も女子大を選択する道のりを歩んだ。
 ついでに言えば、現在娘が通う職場は当然ながら男女職員が入り乱れているが(男性の方が多数のようだが)、娘に取っては何らの不都合もない様子で、日々真面目に職場へ通ってくれている。



 さて、本日2021.06.29付朝日新聞「耕論」のテーマは、「再考・共学と別学」だった。 
 その中から、「『男女平等のため』は単純」と題する教育史研究者・友野清文氏の論評の一部を、以下に要約して紹介しよう。

 「別学か共学化」は、社会で何度となく繰り返されている議論だ。「女子だけの方がリーダーシップ力が身につく」「共学で多様な異性観を学ぶべき」など、別学、共学それぞれを推進する立場から、両者のメリットとデメリットが提示される。
 でも、これまでの議論には欠けている視点があるように見える。 本当に重要なのは別学・共学という「入れ物」ではないはずだ。 (中略)
 70年代になると、過去の「女性特性論」すなわち女は「産む性」との前提の教育は影を潜め、代わって出てきたのが「共学でも平等になっていないのではないか」という視点だ。
 さらに90年代からは、ジェンダー視点からみた「別学か共学か」の議論が現れて。
 私(友野氏)は、「男女平等のためには共学」というのは単純過ぎると思う。 別学であろうと共学であろうと、本当に問うべきはジェンダーの公平さだ。 (中略)
 別学において、特に男子校出身者は性別役割意識が強い傾向が現れるとの調査もある。
 私(友野氏)は、誰でも受け入れるべき公立学校は共学が望ましいと考えている。 一方で、別学の方が学びやすい生徒がいるのも事実。 そうした選択肢は私学がきちんと残すべき。
 別学か共学かは一つの要素に過ぎず、誰にとっても「いい教育」は存在しない。 あるのは個々の生徒にとってのいい教育だ。 その選択肢として、別学も共学も選べる必要はある。 「別学か、共学か、との議論を繰り返しても」前には進めない。

 (以上、本日付朝日新聞「耕論」よりごく一部を要約したもの。)



 最後に、我が娘に話題を戻そう。

 以前より小出しにしているが、我が娘にはどうやら“恋愛感情”が欠落している様子だ。 
 これが先天的なものなのか、私が中学校から女子校ルートを歩ませてしまったせいなのか?? と時々自身の娘に対する過去の指導を責める思いに陥ったりもする。 
 ただおそらく前者が正解なのであろう。
 と言うのも、女子校へ通おうが恋愛三昧の女子は世に数多いことであろう。
 加えて新卒入社以降既に6年目に突入している職場に於いて、未だ男性を意識すること場面が無い様子だ。 (いえ、A氏がイケメンだとか、B氏は優しい、だとかの話題はサリバン母に時折語ってくれる可愛い娘ではあるものの…)

 結論を述べるならば、我が家の場合は娘に女子校ルートを歩ませた事実が間違いだったのではなく。
 
 まさに上記友野先生がおっしゃる通り、別学か共学かは一つの要素に過ぎず、誰にとっても「いい教育」は存在しない。 あるのは、個々の生徒にとってのいい教育。

 その意味では、我が家の娘は娘なりに“よき教育”を受けることができたとサリバン母としては結論付けたいように思う…
 

マルシェル・ ロキさんより「銀のつまようじ」が到着しました!

2021年06月28日 | 芸術
 (冒頭写真は、昨日「マルシェル・“銀のつまようじ本舗”のロキさんよりお届けいただいた「銀のつまようじ」。)


          
 通常の木のつまようじより、ほんの少し長いサイズです。


          
 携帯・保管用のケースに入れられて届きます。

 シルバー磨き用クロス(冒頭写真参照)も付属で付けられています。



 ロキさんの説明書きの一部を以下に紹介しましょう。

 この銀のつまようじ(フルーツピック)製品は銀(sv950)で制作されています。
 外気に触れる状態でおきますと、表面が酸化により変色したりくもったりします。
 表面が変色した時のお手入れはシルバー磨き用クロスを付属しましたので、クロスで吹いた後、洗浄してお使いください。

 (以上、ロキさんの説明書きの一部を紹介したもの。)



 そうか。

 これ、フルーツピックだったのね!

 私はてっきり、‘“携帯用つまようじ” だと思っていたのだけど。
 その用途で使用しても別に問題は無さそうだ。

 高級フレンチフルコースを食した後、この銀のつまようじでお口を掃除すると、さらに贅沢な気分に浸れそうだ。😃  


再掲載 「退職後の夫が家から出ない? 妻の貴方こそが長い一人旅にでも出たらどう?」

2021年06月27日 | 人間関係
 つい先程、本エッセイ集内に“今読み返しても定年退職後の夫がいる妻の立場として向かっ腹が立つ!”内容のエッセイを発見した。



 以下に、再掲載させていただこう。


 冒頭から一言、我が感想だが。
 こういう主婦を「感謝知らず」というのではなかろうか??

 早速、朝日新聞2020.07.18付“悩みのるつぼ”への60代主婦よりの「退職後の夫が、家から出ない」と題する相談内容を、以下に要約引用しよう。

 60代の主婦だが、子どもがおらず同年の夫と仲良く暮らしてきた。 でも夫が4年前に退職してからほとんど家から出てくれないので困っている。
 夫は友人もほとんどおらず、同窓会などには一切出ない。 趣味もこれといって無く、たまに楽器をいじるが習いに行く気はさらさらない。 
 月に一度のグリーンボランティアの講習会を勧めたが、1度行って「もうやだ!」と断った。 人に気を遣うのが疲れるのだと思う。 私と一緒なら散歩、外食、コンサートと出かけるが一人では一切行かない。
 私は元来一人が好きなので、主人が働いているときはリラックス出来た。 私は趣味やサークル活動で毎日のように外出するが、たまに家にいるときは、一人で居たい。 贅沢だろうか。
 夫は家事も手伝ってくれ、優しい人だと思う。 でも常に居られると気持ちが休まらない。 イライラを感じ血圧が高くなったりするが、夫に非がないので困っている。 このまま我慢するしかないのだろうか?
 図書館やデパートのベンチなどで時間をつぶしている男性を見ると、夫は「あれはやだ!」と言う。 どうすればいいか?

 (以上、“悩みのるつぼ”相談内容を要約引用したもの。)

 ここで、原左都子の感想に入ろう。

 この相談者主婦は同年のご亭主が定年退職してから4年、と言うことは、おそらく原左都子と同じ位の年代であろう。
 その若さで、日々趣味やサークル活動に日々励んでいる? 失礼だが、取り組んでいることが至って陳腐だ。 そんな事は更に高齢域に達してからにしても少しも遅くない。 人生は長いのに、もっと自己の創造力が磨けるがごとく対象に没頭すれば、長年貴方を養ってくれているらしきご亭主をそれ程邪険に思わなくて済むだろうに…

 要するに、相談者側の視野こそが結局ご亭主にしか向いていないのではなかろうか?、と想像する。 定年まで勤めてくれたご亭主を、もっと精神面で自由にさせてあげられないものだろうか?

 そのためには、妻である貴方側の精神改革から取り組むべきだろう。
 ここは大きく発想を転換して、貴方が毎日仕事に出てみてはどうだろう? 現在は“コロナ禍”で失業者が増えているようだが、この時期を乗り越えた暁には、何らの専門力が無くても何らかの仕事にありつけるかもしれない。 
 えっ、「自分には何の専門分野も無いし、亭主の働きが良かったお陰で特に生活に困ってない」って? 
 それならば表題に掲げた通り、妻の貴方が“長い一人旅”に出てはどうだろう? “短期留学”という手もあるなあ。 “元来一人が好き”とおっしゃる貴方にはこれぞ最適ではなかろうか?

 とにかく長年勤労に励み貴方の生活を支えてくれたご亭主を、一度一人にさせてあげては如何だろうか?  家事を手伝ってくれるのならば、おそらく一人暮らしは大丈夫であろう。 

 貴方はご自身の現在の状況を「ぜいたく」と表現しているが、それは大きな勘違いだ。 そんな状態を決して「ぜいたく」とは言わない。 ただの「感謝知らず」だ!
 妻の貴方こそが、少し目を覚ますべきだ。 ここは本気で一旦“一人”になってみるとよかろう。

 この相談には歌手・俳優の美輪明宏氏が、原左都子よりも厳しい回答をされている。  以下に、要約引用しよう。

 もし自分が病気や怪我をしたらご亭主にそばに居て欲しい以外は、居ない方がいいとは何とわがままなんでしょう。 だったら初めから結婚しなければよかった。 結婚と言うシステムは、お互いに責任を持つことが前提だ。 
 一緒にコンサートや散歩や外食に行ってくれるって、理想的な夫じゃないか。 常識的に考えて素晴らしい夫なのに、その夫への感謝が全然感じられない相談だ。
 自分が夫に飽きたということだろうか?
 いっそ独身になられたらよいのではないか? あるいは別居。 そうしなければ、勤め上げて寄り添い続けてくれた夫の大切さに気づくことがないのかもしれない。
 
 (以上、美輪明宏氏の回答を要約引用したもの。)

 私、原左都子はそこまでは言っていないが、要するに思いは三輪氏と同じだ。

 真剣な話が表題に掲げた通り、とりあえず妻である貴方自身が「長い一人旅」にでも出かけるとよかろう。   ただし、団体旅行はダメだよ。 他人に依存する形式の長旅では、貴方の凝り固まった“他者依存思考”を打破することは不可能だろう。

 おっとっと。 夫にイライラしたら自身の血圧が上がる?? 
 これぞこの妻の自己管理力の無さを暴露しているようなものだ。 日々お暇に暮らして来た立場にして、その点の管理力も養っておくべきだった。 (医学経験無き人物に対して、この言及は厳し過ぎるかな??)

 もしも、この妻が一人で長旅に出るつもりなどさらさら無いと言うならば。
 単身での本気の自己実現力がまったくない妻をずっと抱えて来た夫側の迷惑度が、少しでも理解出来るのではあるまいか??

 “もはや戦後ではない”と叫ばれた時代にこの世に生を受けた世代の我々が目指すべき方向性とは。
 夫婦共々が自立して生きる事と私は認識して、この世を渡って来ているつもりだが… 

 (以上、2020.07バックナンバーを再掲載したもの。)


「絵むすび」 朝日新聞2021.06.26編

2021年06月26日 | 自己実現
 (冒頭写真は、本日の朝日新聞「絵むすび」に原左都子が解答したもの。)



 朝日新聞「絵むすび」ファンの皆様、お待たせいたしました。

 「絵むすび」解答を公開させていただきます。


 後ほど解説を付け加えますので、もうしばらくお待ちくださいますように。


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 それでは、解説に入りましょう。
 
 と言うよりもいつものことですが、私がどのような手順で解答したかとの話になりますが。

 まず右上の「ネクタイ」ですが、これは左から下へグルっと回してしまっても他のアイテムの邪魔にならないでしょう。

 次なる注目点は、左下の「猫」ですが、少し迷いつつも右から上へと回して差し支えないかな、と言ったところでしょう。

 そうすると、間に挟まった「釘」をその間を上に行かせましょうか。 
 ここで一旦ストップして。

 右側の2段目にあるアイテム「バルーン」「ネギ」「ねずみ」に目をやると。
 どうやら、見通しがつきましたね!

 2段目にあるそれらアイテムをとりあえず下に下げて、今一度全体像を見渡すと。

 「釘」が進むべき道筋も見えてきました!

 これで、完成です。



 本日の「絵むすび」は"難易度3”でしたが。

 私の感想ですと、前回の“難易度4”課題よりもレベルが高かったような印象でした。