原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

グランマ・モーゼス ー 素敵な100年人生 シリーズ ー vol.1

2021年07月17日 | 芸術
 (冒頭写真は、朝日新聞愛読者プレゼント新シリーズ「グランマ・モーゼス  素敵な100年人生シリーズより「村の結婚式」を掲載したもの。)



 さて朝日新聞愛読者プレゼントは、前回のアンリ・マティス シリーズに引き続き、今年はグランマ・モーゼスにバトンタッチです。


          
 こちらは、グランマ・モーゼスシリーズ用のファイル。 これに1年間分の作品すべてを収納可能です。


          
 こちらは、第1回配布分の袋。



 まずは、今回のグランマ・モーゼスシリーズ「素敵な100年人生」の紹介文を掲載しておきましょう。

 自然や農村の暮らしを素朴な筆致で描き、「モーゼスおばあさん」の愛称で親しまれたアメリカの画家、アンナ・メアリー・ロバートソン・“グランマ”・モーゼス(1860~1961)。 苦労の多い農家の主婦だった彼女は長年の夢だった絵を70代で始めました。
 古き良き農村を描いた作品は大評判を呼び、グランマは100歳までアメリカの国民的画家として描き続けました。 日本でも人気のグランマの作品は今なお人々を魅了し続けています。



 一旦、原左都子の感想だが。

 そうだったんだ!
 よくぞまあ、農家の主婦を務めつつ自身の見果てぬ夢「画家」に70代にして果敢にも挑戦したものだ。
 モーゼスの作品の数々を私も過去に美術館等々で鑑賞してきているが、これらの作品群がそんな高齢域に達している女性が描いたとの事実を、今さらながら初めて知った。

 その夢の実現力を、是非原左都子も見習いたいものだが…
 “辛口論評エッセイ執筆”を今後も100歳まで記し続けるとなると、ますます性格の歪んだ嫌われ婆さんに成り果てないか?? とかなり不安になってきた…😵 
 


 さて気持ちを入れ替えて、今回第1回配布の作品の説明に移ろう。


 まずは1枚目の、「村の結婚式」から。

          
 この作品の説明書きを以下に要約引用しよう。

 1860年にニューヨークにて生まれたグランマが27歳の時に同じ奉公先の雇い人だったトーマス・サーモン・モーゼスと結婚した。
 新生活の地となる米南部のバージニア州への旅立ちを前に、二人の結婚式はかなり慌ただしいものだったようだ。
 村の結婚式を描いた本作では家族や友人たちの身振りや表情が晴れやかで、牧歌的な幸福感が漂う。 新たな門出にふさわしい空気を生んでいる。



 次に、2枚目の「フージック川、夏」。

          
 フージック川は、モーゼスが住んでいたニューヨーク州を流れる川。
 モーゼスは本作と同年に「フージック川、冬」との題名の作品も描いており、そこでは荒涼とした冷たい風景が描かれている。
 二つの作品は、いずれも3月頃に描かれたが、長く寒い冬を越したモーゼスの、夏を待ち望む喜びが描かれているのかもしれない。



 最後に原左都子の戯言となるが。

 そうなんだ、絵画界の天才肌 グランマ・モーゼスにも荒涼とした冷たい風景が描かれた作品があるのだなあ。

 何だかその事実にやけに安堵しつつ、明日からもまた “原左都子の辛口論評エッセイシリーズ” を当該gooにて公開し続けるぞ!