原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

再掲載 「科学基礎研究の終点はノーベル賞なのか?」

2019年07月31日 | 時事論評
 ここのところずっと「ウィーン旅行記」に専念させて頂いていた関係で、そもそも原左都子らしき論評を皆様に忘れ去られている感覚も抱いている。


 そこで今夜のエッセイでは、2012.10.01 に公開した、同題名のエッセイをとりあえず再掲載させていただこうかと志した、との成り行きだ。



 それでは早速、当該エッセイを再掲載させていただこう。


 先だっての2011年10月8日に今年のノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学教授 山中伸弥氏は、その後マスメディアに幾度となく登場して、その喜びの程を満面の笑みと共に国民の前で晒しているご様子だ。
 受賞の一報が入った翌朝には、早速奥方を引き連れての大々的記者会見と相成った。 
 ノーベル賞授賞式本番に奥方を同行する受賞者は数多いようだが、受賞の連絡を受けた直後にメディア側からの要請に快く応じ、ご夫婦お揃いで記者会見に臨む研究者は珍しいのではなかろうか?? 
 私など、サミット等先進国首脳会議の場に、国家首脳にのこのこくっついて来てメディア上にしゃしゃり出る奥方の存在にすら不快感を抱くことに関しては、当エッセイ集バックナンバーにおいて再三述べて来ている。  
 (よろしければ「原左都子エッセイ集」バックナンバー2007年10月「サルコジ仏大統領前夫人の離婚の理由」、あるいは2009年10月「ファーストレディの真価」等をご参照下さい。)

 記者会見の場での山中氏の奥方に話を戻そう。
 私はてっきりこの奥方は山中氏の研究室の同輩でもあり、その立場での苦労話を披露するためにわざわざ記者会見に臨んだのかと思った。 ところが口から出て来るトークとは、「自宅で冬用布団にシーツをかけていたらノーベル賞の連絡が英語で入った」だの、「研究もマラソンもやり過ぎないように」だの、主婦としての話題から逸脱していない談話ばかりを披露する。
 その奥方の表情が明るければ国民皆が今回の受賞を我が事のように喜ぶだろうとの、メディア側の図式に乗らされる国民ばかりがこの世に存在する訳ではないだろうに…

 どうも、私は以前より山中氏の行動の派手さが気になっていた。 
 そもそも元医学関係者であり医学基礎研究に携わった経験のある私は、世紀の「ノーベル賞」と言えどもその裏舞台ではコネが渦巻いていたり、“順番待ち”の世界であることは(あくまでも裏情報として)認識していた。
 山中氏に関してもその研究内容のレベルの程はともかく、まるでタレントのごとくメディアに登場したり、マラソンにて公道を走ることにより自身の研究PR活動に勤しんでいる様子に少し首を傾げたい思いも抱いていた。

 そうしたところ、今回50歳の若さにしてノーベル賞受賞とのことだ。
 山中氏曰く、「今回は名目上は私にノーベル賞が贈られることになったが、日の丸の支援がなければ受賞できなかった。 まさに日本という国が受賞した賞だと感じている。 喜びが大きい反面、iPS細胞は医学や創薬において未だ可能性の段階であり実際には役立っていない。 来週からは研究に専念して論文を早く提出したい。 (今回の受賞は)これからの私の研究者としての人生に大きな意味を持っている。 
 (ホントに貴方がそう思っているなら、メディア上での言動を少し自粛してこそ真に医学の発展を望んでいる国民にその思いが通じると思うのだけど……)
 この山中氏の談話を受けてか、首相官邸で山中氏と面会した野田首相は「大きな支援を受けて研究が進み受賞に繋がった。これは日本全体としての受賞であり日本国中大喜び」などと、さも自分が国家主席であるかのごとくの身の程知らずな見解を述べている。 
 (野田さん、現在窮地に立たされているあなたの気持ちも分かるけど、山中氏の研究内容を少しでも理解した上での発言なの?)と叩きたい思いの私だ。

 ここで、山中伸弥氏が今回ノーベル医学生理学賞受賞に至った「iPS細胞」に関して、朝日新聞記事を参照しつつ、原左都子の観点も交えて以下に紹介しよう。
 「iPS」細胞とは、皮膚などの細胞を操作して心臓や神経等様々な細胞になる「万能性」を武器に作られた胚性幹細胞である「ES細胞」と原理は同じだが、受精卵を壊して作る「ES細胞」とは異なり、倫理的な問題を避けられる観点から作られた事により注目を浴びている。
 参考のため「iPS」とは induced Pluripotent Stem cell(人為的に多能性を持たせた幹細胞)の略語である。
 
 原左都子の私事に移るが、「ES細胞」に関しては私が医学関係者として現役だった頃より注目を浴び始めていた対象だった。 当時はこの細胞こそが未来の臨床医学を支えるとの思想の下に基礎医学研究者達がこぞって研究を進めていたことを記憶している。
 ところが「ES細胞」とは上記の通り、人間の臨床医学に応用するためには ヒトの受精卵を壊すという手段でしか作成できないとの大いなる弱点を抱えていた。
 
 そこに画期的に登場したのが、山中氏(ら基礎医学研究グループ)による「iPS細胞」であったとのことだ。
 この研究自体は事実“画期的”と言えるであろう。
 ところが原左都子が今回懸念するのは、「iPS細胞」研究に対してノーベル賞を贈呈するのは時期尚早だったのではないかという点だ。
 と言うのも、「iPS細胞」は未だ基礎研究段階を超えてはおらず、人間の命を救うべく臨床医学に達していないと考えるべきではあるまいか?

 一昨日頃より世間を賑している“日本人研究者による「iPS細胞」臨床応用事件”がそれを物語っている。
 当該事件に関してここで簡単に説明しよう。
 あくまでも日本人の医学研究者が言うには、「iPS細胞」を既に臨床応用して心筋細胞を作り、重症の心不全患者6名に移植するとの世界初の臨床応用を行った、とのことだ。
 この日本人研究者の論文に名を上げられた大学病院や研究機関の関係者達は、その関与を全面的に否定しているとの本日メディアからの情報である。

 決して、今回の山中氏の「ノーベル医学生理学賞」受賞にいちゃもんをつけるつもりはない。
 ただ原左都子が考察するに、「ノーベル賞」受賞対象となる科学分野の基礎研究とは、医学生理学賞、物理学賞、化学賞を問わず、現在までは当該基礎研究の成果が既に世界規模で実証されていたり、経済効果がもたらされている研究に対して授けられて来たような記憶がある。

 例えば過去に於いて一番意表を突かれたのは、㈱島津製作所 に勤務されていた田中耕一氏の「ノーベル化学賞」受賞に関してではなかろうか。
 当時ご本人は一企業会社員の身分であられたようだが、田中氏が過去に於いて達成された「高分子量タンパク質イオン化研究」が後々世界に及ぼしている影響力の程が、絶対的に世界的規模でその経済価値をもたらしているからこそ、田中氏にノーベル賞が贈呈されたものと私は解釈している。
 この田中氏の業績と比較すると、山中氏による「iPS細胞」はご本人も言及されている通り、まだまだ研究途上と表現するべきではあるまいか?
 
 今回のエッセイの最後に「ノーベル賞」を筆頭とする「賞」なるものの意義を問いたい私だ。
 「賞」を取得したことでその人物の今後の道程を歪めたり、更なる発展意欲を縮める賞であるならば、その存在価値はないと言えるであろう。
 そうではなく、受賞者に今後に続く精進を煽る意味での「賞」であって欲しいものだ。


 本日(2019.07.31記載)のエッセイの最後に、現在の私なりのコメントだが。

 一応、iPS細胞研究に関してはその後世界規模にてそれを受け継いだ臨床現場が、臨床研究に励んでいる様子ではある。

 ところが私が依然としてがっかりさせらるのは、相も変わらず「ノーベル賞受賞者」である山中氏の態度が日本のメディア(特にNHK)寄りである事実だ。

 山中氏とは、未だ私よりもずっと若き世代の研究者であられるはずだ!
 メディア出演よりもご自身の更なる研究発展にこそ精進して欲しい我が思いには、氏の「ノーベル賞」受賞以降、何らの変化も無い。
 

ウィーンフォトチャンネル第二弾 - ヴァッハウ溪谷、ドナウパーク、タワー編 ー

2019年07月30日 | 旅行・グルメ
  ウィーンフォトチャンネル 第二弾 - ヴァッハウ溪谷、ドナウパーク、タワー編 ー











 いまだ未完成状態ですが、ブログにて紹介しておきます。


 

 先程(2019.07.30 午後)、説明文入力を実行しましたが、おそらくgoo側の都合(システム上の“キャパ貧”状態??)により、途中より入力不可となっております。

 また、入力が可能となりましたら再開する予定でおります。



 その後、写真の説明文入力は最後まで辿り着く事が叶いました!


 このフォトチャンネルは100枚まで掲載可能とのことですので、また日を改めて写真を追加するかもしれません。



 フォトチャンネル“第二弾”最後に取り上げたのが、プラーター観覧車の写真でした。

 この写真のコメントとして、ウィーンの皆様への御礼を込めて以下の文章を掲げましたので、紹介させていただきましょう。


 “ そして最後に取り上げたのがこの写真です。 どれだけウィーンのプラーター観覧車に我が心が躍ったかを物語る写真であります。 撮影して下さったプロカメラマン氏の英語の指示に従い、ウィーンにてこの表情を作れた私の“心の開放度合い”を今でも懐かしく振り返ります。 ウィーンの皆様、ありがとうございました!  ダンケシェーン!! ”  


 P.S.

 フォトチャンネル内にも記載しましたが。

 当該フォトチャンネルの最後の写真に「泣きマーク」を下さった方にご質問申し上げます。

  この写真、泣くべく映像ではないと私自身は心得ております。 涙を流した方、よろしければその説明責任を果たして下さいますか?? 





ウィーン旅行記のフォトチャンネルを作成しました!

2019年07月28日 | 旅行・グルメ
 まずは、ウィーン旅行記フォトチャンネル 第一弾 「ウィーン市街編」からエッセイ本文内に公開します。
 (左欄にて既に公開しておりますが。)



ウィーン旅行記 - ウィーン市街編 ー





  画面右下のアイコンをクリックすると、大画面にてご覧いただけるようです。(私も今回初めて知りましたが。)



 説明文の入力は全画面終了しました。 


 
 それと並行して、第二弾 「ウィーン旅行記フォトチャンネル -ヴァッハウ溪谷・ドナウパーク、タワー編 - 」(仮題)も公開を予定しております。



 縦写真が横を向いたままになっているものもありますが、今後修正します。

 フォトチャンネルは一チャンネルに付き100枚まで掲載可能ですので、写真を追加するかもしれません。



P.S.

 大変失礼申し上げました。

 このgooフォトチャンネルをスマホで見ようとすると、大変な事になるようですね!?!??
 先程、スマホ初心者レベルの原左都子にして、スマホで自分の投稿を確認しそれが判明しました。

 誠に申し訳ございませんでした。  
 決して読者の皆様にご迷惑をお掛けする目的で、このフォトチャンネルを公開しておりません。

 写真一枚一枚に反応しろ! とは一言も申し上げておりません!

 その種のブログ上の“圧力関係”を嫌悪するが故に、そもそも「相互扶助目的の読者登録はご遠慮下さい」と、当の昔よりプロフィール欄にて明言し続けております。


 どうかこの原左都子の“一貫した意思”を鑑みていただき、今後はスマホではなく、可能でしたらパソコンにてご訪問頂けましたら幸甚です。


 一人で身勝手に困惑して申し訳ないのですが。

 そもそもgooの「フォロアー」や「いいね」や「IP/PV」なる“数値管理制度”に、ずっと以前より大いなる違和感を抱いているのが事実です。

 それらからの「超越」を目指し、今後も私なりの“最高!”を成し遂げるべく精進したいと志す原左都子でもあります!







ウィーン旅行記 - 総括(海外個人旅は私を強い人間にする)編 ー

2019年07月27日 | 旅行・グルメ
 (写真は、楽友協会会館直ぐ近くの カール教会。)


 
 まずは、総括編として“カール教会”の写真を選択した理由から説明しよう。


 ウィーン旅程初日に、ウィーン市街中心部に位置する地下鉄U1カールスプラッツ駅近くの楽友協会会館を訪れた。

 当日会館が休館中である事は出発前より“嫌になる程”承知していたが、どうしても外観のみでも見学しておきたかったが故に、ウィーン到着後一番最初の訪問先として真っ先に訪れた。

 繰り返すが、今回の我々母娘のウィーン旅行の第一目的は、この楽友協会大ホールにてオーケストラコンサートを観賞する事にあった。
 残念ながら当該会館の年に1度の長期休館日に我々のすべての旅程が重なってしまい、代替案としてウィーン国立歌劇場にてのオーケストラコンサート観賞と相成った。



 さて、楽友協会会館へ到着するや否や、娘がすぐ近くに存在する教会を見上げながら私に告げる。

 「あっ、あの教会、毎年“ウィーンフィルニューイヤーコンサート”のアンコール曲“美しく青きドナウ”の演奏中に画面に映し出される教会だね。」

 その通り!と同意した私が、「そうだね。この教会に間違いないね! クラシックバレエ映像等と共に必ずや毎年この教会をテレビで見ている。 楽友協会からこんなに近い場所にある教会だったんだね。」


 ついでに旅雑誌より、この教会(正式名を“カール教会”というが。)の説明文を以下に転記して紹介しておこう。

 オーストリア・バロックの巨匠、エルラッハの代表作。 ペストが流行した1713年、マリア・テレジアの父カール6世によりペストの守護聖人ボロメオを祀る教会として建立された。
 屋内は、窓に美しいステンドグラスが施されていて、パイプオルガンの演奏が聴ける時もある。
 (以上、旅雑誌より引用したもの。)


 そうだったんだ。

 ただウィーン到着初日は東京からの深夜便長旅フライトにて早朝到着だった故に、あの時点でこの教会内部を見学せんとの余力は無かったねえ…

 とにかく一刻でも早くホテルで休み普段の体力と精神力を取り戻した後に、ウィーン旅を“元気に!”再会したかったものだ。


 それでも旅程初日に旅の第一目的から達成せんと志し、このカール教会外観を見る事が叶った!との意味合いで、「総括編」の写真として選択した。



 そんなこんなで始まった今回の我々母娘の“ウィーン個人旅行”だったが。

 連日容赦なく叩き降る「雷雨」に、旅程断念や予定変更を迫られ続け…。
 はたまた訪問先が“休館”との不運にも再三遭い…。

 それでも、果敢にもそれらに打ち勝った旅行だったと振り返る。

 旅程断念等々の理由で現地のカフェやレストランに避難した事により、我々母娘は今回の旅行中“よく飲み・よく食べた”のではなかろうか??
 そのためか、帰国後には体重が増えている!との私としては到底許し難い現実に苛まれた。(いえいえ、直ぐに解消しておりますのでご心配無く。)

 今でも体組成計に乗ると、特に「筋肉量」が有意に増加しているのだ!
 この現実が現在の我が身体を良好にしてくれている感がある。 それが証拠に、昨日台風前の高温多湿状態(最高気温が32℃)だったが、屋外へランニング練習に出掛け完走が叶った。


 それよりも何よりも、やはり“海外個人旅”とはいつ何時も自分自身が積極的に発言・行動せねば何も始まらない事実を再度実感だ。

 ドイツ語が分からねば、英語に限る!
 とにかく自分が可能な言語にて現地の人々とコミュニケーションを取らねば、その先は無い。
 よくぞまあ我が下手な英語を聞き取りコミュニケーションして下さったウィーンの人々に、心より感謝申し上げたいものだ。 



 これは、我が国に帰国後とて同様ではなかろうか?

 人間関係が極度に希薄化している我が国に於いて、悲しいかな日々凶悪犯罪が多発している現実…。

 それでも、“相手に通じる会話力”を持って対応すれば、先が開けそうな気もする。 
 それが実行出来る程の力はこの私には皆無である事は承知しているし、十分に考えが甘い事にも気付いてる。
 
 今回のウィーン旅行に於いて身体的にも精神面でも“少しばかり”強くなった気がしている私は、とにかく今実行可能な事として身内のみにでも優しく接しよう。 
 

ウィーン旅行記 - 非公開動画編 ー

2019年07月25日 | 旅行・グルメ
 今回の動画は、表題の通り“非公開”の措置を採るため、皆様にお見せすることは叶いません。






 是非お見せ(お聴かせ)したいのに、何故非公開なのか?


 そのヒントは、2019.07.20に公開したバックナンバー「国立歌劇場オーケストラコンサート編」にあります。


 早速、その記述内容を以下にコピーしましょう。

 結論のみ書くが。
 今回の「ウィーンモーツアルトコンサート」には大いに落胆させられた…
 端的に表現するならば、 「演奏1流・観客3~4流」と言ったところだろうか… (私自身もその観客の中の一人を自覚しているが。)
 そんなの、元々分かっていたつもりだが…
 とにかく、ウィーンがあくまでも「観光目的」に年中実施しているコンサートだ。
 それに何を期待するでも無かったのだろう。

 ただ、実際演奏者達の技術力は素晴らしかったと評価申し上げたい。
 私としては、第一部のアンコール直前の“フルート独奏曲”が実に素晴らしかったと拍手だ。
 今まで聴いたことがない演目だったが、その長き演目曲を一貫しての演奏力はただものでは無かった。

 (以上、本エッセイ集バックナンバーより引用したもの。)



 実際、ウィーンから帰国後も、この時のコンサート関係の写真やパンフレットを見るのも嫌な程の嫌悪感と落胆が続いていた…

 今回我々母娘が「そうだ!ウィーンへ行こう!」と志した一番のきっかけが現地でオーケストラコンサートを観賞することだったのに、その第一目的のコンサートに“裏切られた怨念”は我が深層心理に深い傷として残ってしまっていた……



 ところが、だ。

 2,3日前から「動画」の整理もせねばと、やっと「動画」の確認を始めると。

 コンサート会場で2曲だけ、こっそりと“やみ動画”を録音しておいたのだが。

 その演奏が、何とも素晴らしい事!!! 
 やはり、観客の騒音等も録音されているにもかかわらず、その逆境の中にして揺らぎ無い“演奏の完璧さ”を改めて実感だ!

 その後、同じく音楽好きの亭主にもそれを聞かせると「凄い!」とのご感想。
 私自身も、暇があるとそれをプレイバックしている日々だ。



 ところでこのコンサートはそもそも観光目的のため、開演前後の国立歌劇場内部の写真撮影は認めていたようだ。

 ただ演奏が始まった後は常識で判断して絶対的に「撮影禁止」のはずだ。 にもかかわらず、3流観客達が我先にと撮影を続けているではないか!
 これぞ私曰く“観客3~4流”の所以だが。  そう言うこの私も、それならばとこっそりと動画を2本のみ撮影したのだから、私とて同罪の3流観客であることを認める。

 ただこれは極めて非常識な行為であり、社会通念上許されないであろう。 下手に公開などしたものならば、違法行為を犯した者として検挙されかねない。  
 故に、非公開扱いとする。



 それにしても、やはりウィーンのオーケストラは素晴らしい。

 この「ウィーン・モーツアルト・オーケストラ」はウィーンのみならずヨーロッパ各地へ遠征し、コンサートを開催している様子だ。

 我が国へは未だ来訪していないようだが、もしも日本公演が決定したならば、必ずや観賞申し上げたいものだ。



 p.s.

 我が「ウィーン旅行記」はこの後、“総括編”で締めくくります。
 まだまだ旅の余韻が覚め切らないのが本音ですが、そろそろ現実に立ち戻り “原左都子論調” を再開します!