茂木さんが有名になってから、「脳」に関する本がやたら沢山出ているような気がしますが、今回もこれに類する話。
この先生なかなか面白い。
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫) 価格:¥ 620(税込) 発売日:2010-05 |
進化しすぎた脳 (ブルーバックス) 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2007-01-19 |
▶脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのである。
平たく言えば、「いくら詰め込んでも無意味」であり、「使ったもの勝ち」ということである。
書斎にこもって万巻の書を読んでいるが一言も発しない人と、ろくに本を読まないけれど、なけなしの知識を使い回してうるさくしゃべり回っている人では、後者の方が脳のパフォーマンスは高い。
▶パフォーマンスというのは、端的に「知っている知識を使える」ということである。
出力しない人間は、「知っている知識を使えない」。
「使えない」なら、実践的には「ない」のと同じである。
下手な学者や評論家さんたちを見ていると、そのことはたしかによくわかります。
できれば、入力過剰で、出力過少の人間にはなりたくないなぁ。
最悪なのは、そのわずかばかりの出力を「私はいかに大量の入力をしたか」「自分がいかに賢いか」ということを誇示することだろうな、なんだか自分のことを言っているようだがw
会社や社会には、色んなタイプの方がいます。
私のように、色んなところに口を出すタイプは煩がられるわけですが、この理論からすると、まだ脳のパフォーマンスは高いということか。