じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

使ったもの勝ち

2010年07月29日 | 本と雑誌

茂木さんが有名になってから、「脳」に関する本がやたら沢山出ているような気がしますが、今回もこれに類する話。
この先生なかなか面白い。

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫) 脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)
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脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのである。
 平たく言えば、「いくら詰め込んでも無意味」であり、「使ったもの勝ち」ということである。
 書斎にこもって万巻の書を読んでいるが一言も発しない人と、ろくに本を読まないけれど、なけなしの知識を使い回してうるさくしゃべり回っている人では、後者の方が脳のパフォーマンスは高い。
パフォーマンスというのは、端的に「知っている知識を使える」ということである。
 出力しない人間は、「知っている知識を使えない」。
 「使えない」なら、実践的には「ない」のと同じである。

下手な学者や評論家さんたちを見ていると、そのことはたしかによくわかります。
できれば、入力過剰で、出力過少の人間にはなりたくないなぁ。
最悪なのは、そのわずかばかりの出力を「私はいかに大量の入力をしたか」「自分がいかに賢いか」ということを誇示することだろうな、なんだか自分のことを言っているようだがw
会社や社会には、色んなタイプの方がいます。
私のように、色んなところに口を出すタイプは煩がられるわけですが、この理論からすると、まだ脳のパフォーマンスは高いということか。


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