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パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

(お掃除用)廃油石鹸

2009-02-18 07:46:01 | ☆.:*:.手作り広場.:*:.☆
 もう、10年くらい前からやってみたかった事。
廃油石鹸作り

 子供の頃、
親が誰かから
「廃油石鹸」という名の「コーヒーゼリーの様な物」…
を貰って来た事がある。

それは、軒下の下駄箱の中で管理(?)されていて、
たま~に、お目見えするんだけど、泡も立たないし、
何じゃこれ?…という感じで、
子供心に、
「手作りだから?」
「失敗?」
と思っていた。

↑これが、廃油石鹸との出会い。
(30年以上も前の話ね


 それから月日が流れ、雑誌の隅に「廃油石鹸」の記事を見つけた。
・廃油OOg
・苛性ソーダOOg
・水OOg
これらを混ぜ合わせると出来ます…みたいな簡単な記事。

で、それを切り取って保管して、あったんだけど、
1年前の引越の際、ゴミの中から出て来たんだ。

以来、また興味が芽生え…、
でも、廃油って、日頃の習慣で、ついつい固めて捨ててしまうのよね…
だけど、気をつけて大事に大事に貯め、やっと廃油の準備が出来た。

   あ…今愛知県に地震が来ました(速報6:48)


 変わった事をする時に役立つのが“ネット情報”。
本当に、便利な時代になったな…と、つくづく思う。

「廃油石鹸」で、検索すると、沢山の情報が出てくる。
が…情報が多い。
配合も、若干まちまち…。
手順も、いささかまちまち…。

まぁ、あれこれ掻い摘んで、私なりの挑戦をする事にした。

【材料】
 ・廃油(5回程度使用のもの)…500g
 ・水(本当はコンタクトを洗う精製水が良い)…170g
 ・苛性ソーダ(劇薬=薬局にて身分証明&印鑑要)…80g
 ・重層(洗浄効果を上げるために投入)…80g
 
 手作り石鹸は、軟らかく溶けやすいので、
  固まり易い性質の「ラード」「牛脂」があれば、
  それも廃油の一部として使う(重量は廃油と合算で500gにしてね)。
   ※焼き肉用の精肉についている「牛脂」を捨てずに活用すると◎。
 
【手順】
劇薬を扱うので、
まずは、「マスク・ゴーグル・ゴム手袋」を着用。
換気もしっかりして取りかかる。
 苛性ソーダ液が肌に付くと、ピリピリして痛くなる。
 揮発する苛性ソーダの蒸気を吸うと、喉の炎症を起こす。

キッチン用品などの道具は、ステンレスかガラスの物を使う。
 アルミや樹脂だと、不純物の発生したり容器が変形する。

①水の中に、苛性ソーダを投入しよく混ぜる。(85度くらいまで発熱する)
②廃油を40~45度くらいを目安に、温める。

③①と②が両方40~45度前後になったら、混ぜ合わせる。
④ここからは、ひたすらホイップする様に混ぜる(約40分)。
 ブレンダーをお持ちの方は、それを活用すると楽チン。
 ハンドミキサーは、飛び散って危ないから使っちゃ駄目。

⑤「の」が書ける状態…まで固まったら、重層を入れ均等に混ぜる。

⑥型枠に入れる。
 豆腐の入れ物(そのままキッチンで使える)が無難。

⑦スチロールなど、保温ケースに入れて、固まるのを待つ。
 基本的に24時間。冬場は3~5日くらいかかるかも。


⑧牛乳パックで作った場合は、型枠から石鹸の塊を出し、
 風通しの良い状態にして24時間乾燥させる。

⑨切り易い硬さになったら、石鹸をカットする。
 軟らかい場合は、もう少し乾燥させる。
 日にちが経ち過ぎると、硬くて切れにくくなる。


⑩さらに乾燥する事1ヶ月…で完成。
 1ヶ月も待たなくても、1週間くらいで使用出来る。
  但し、若干泡立ちが悪いのと、アルカリが強い傾向にある。


 季節がら、
ホワイトチョコレート…みたい…に見える石鹸。
油臭さは、日にちが経つにつれて、どんどん消えた。

泡もしっかり立つ。
重層を入れた分、ちょっと研磨剤入り…っぽい、使い心地。


 こうして活用できる物が出来ると嬉しいし、
作る過程は、ちょっとした科学の実験みたいで面白いので、
安全を確保した上で、是非挑戦してみて下さい。
        


追記
この廃油石鹸は、食器洗い・その他お掃除・靴洗い用です。
スポンジに擦りつけ、クシュクシュしてから使って下さい。
 

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