10月31日から開催されていた日本伝統工芸展、
昨日日曜日、閉幕した。
ご覧くださった多くの方々からお便りが届いたり、
本当に幸せな心持にさせて頂いた。
昨日9日は最終日で、閉幕と同時に梱包作業など行った。
展示されたすべての作品が次の会場まで無事に届くよう、
撤収担当の皆さんと丁寧に梱包を行った。
九谷焼は上絵だけのイメージが強いが、
陶彫も焼かれており、その変遷の公演が行われた。
私が所属している陶芸の会、
「 白陶会 」代表者 の宮本さんの公演が行われた。
九谷焼の公演とは異なって、いかにして陶彫が作られたか、
そのような興味深い話をされた。
1時間半の公演の内、
実際に陶彫作品が出来るまでの実演もして下さった。
時々工房を訪ねて作業を見ることはあっても、
講演の中に制作工程を見せて頂けるのも面白いと思った。
その日の公演のためにいろいろと準備されたのだろう、
石膏型や焼き上がった作品などを持ち込まれての解説、
説得力のある講演だった。
加賀市からの帰りの車中、友人と感想を述べ合った。
家の前の白山神社、
イチョウの木も植わっていて、黄色い葉が風に揺れていた。
銀杏を拾いに行かれる町内の方もいられ、
時には実を分けて頂くことも。
天気がよく、どんな具合かと神社に行ってみた。
末広がりの黄色い葉と共に、銀杏の実も落ちていた。
この実から固い殻にするまでの工程は大変なもの。
匂いはきついし、下手をするとかぶれてしまう。
漢方薬にもなる銀杏、拾おうか迷ったが、
後始末の事を考え、思いとどまった。
一通り神社境内を眺め家に戻ってきた。
雑木林と化した我が家の庭、その中に赤い花が一輪。
もう山茶花の季節、いよいよ冬到来か。
これからは一日一日の晴れ間が貴重になってくる。
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