正月三が日もアッと言う間に過ぎ、早や五日。
暮れの間、なんだかんだと忙しく、殆どロクロに向かうことが出来ず、
たまりに溜まったデザインを正月の内に形にしようと張り切っていたが、
・・・・・それも出来ず・・・・・。
いつもより少し期日が早まった、千葉三越特選画廊での個展、
もう殆ど時間が無くなってしまったが、いまだにアイデアが湧いてきていて、
少しでも多く作り上げ、焼き上げなければと焦っているこのごろ。
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昆布巻き 青磁草文角皿 |
アッという間に時間が経過し、年をはさんでしまったが、
暮れのわずかな時間に、おせち料理にと作った一品、「 昆布巻き 」の紹介を。
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極上 ・ 日高昆布 |
とても立派な、極上品の日高昆布、m(__)m
どんな調理がいいか迷ったが、
やはり昆布巻きが一番作りやすく、その準備の様子を紹介しましょう。
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昆布の漬け汁 |
長さは約1尺8寸=55センチ。 清潔な布巾で表面のゴミなどを払い落とし、
それらを三等分に切り、たっぷりの水に一晩浸して軟らかくする。
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下ごしらえ |
翌日、昆布巻きを仕上げる準備開始。
昆布巻きといえば、中に挟む具は何と言っても鰊(にしん)。
軟らかい鰊(にしん)を番茶で煮こぼし、その湯で汁を捨て、
残っている鱗(うろこ)や硬い骨などを取り除き、鰊の準備は完了。
昆布を巻く干瓢(かんぴょう)はすぐに軟らかくなるので、
ものの10分ほど水に浸して軟らかくした。
幅広くなった昆布に、鰊を適当に挟んで干瓢で巻いていく。
全部で50本くらいの量があり、いい加減飽きてきたが、
うまい物を食べるには少しのガマン。
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圧力鍋に |
すべて巻き終え、
それらを圧力鍋に並べていく。
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準備完了 |
さて、すべての準備が整ったところで味付けの準備。
減塩しょうゆ、酒、味醂(みりん)、そしてカロリーゼロの甘味料。
・・・(健康のため、残念ながら私は砂糖を使えない)・・・。
そして一晩昆布を浸してあった汁の上澄みも分量に入れ、
最後に鷹のつめ(赤唐辛子)を加え、蓋をして火にかける。
もうずいぶんと長く、かれこれ20年以上も使い込んだ圧力鍋、
パッキンの数箇所に不具合があり、どのようにしても圧が抜ける。
それでも、どうにかこうにか圧力が掛かり、圧力が抜けた時間だけ長くして、
約15分くらいで火を止め、一晩そのままにして味をしみこませた。
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昆布巻き |
素人ながら、いい味付けに仕上がっていて至極満足。
酒のつまみに、そして毎食のおかずにと重宝している。
極上品の日高昆布、m(__)m
美味しく頂くにはそれなりの手間と時間をかけねば。
さあ、個展作品も気がかりだし、
昆布巻きを作ったように、一つ一つ心こめ、
丁寧に仕上げていかねば。
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