創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

庭、それとも雑木林?

2011年08月20日 | 日記

「 庭木、すごく伸びたね、森みたいになったね、」

ロクロの修業時代、仕事場には高齢者ばかりで若者は誰もいなく、
加えて一ヶ月の給料は、給料と言えるほど頂けず、ほんの雀の涙。
ロクロをしたり、窯詰めの仕事や焼きあがった「 しろ素地 」を配達したり。

何となく埋もれてしまうように思え、仲間作りをしたくて音楽サークルを探した。
とにかくお金の掛からないサークルを、と見つけたのが「 小松グリーンコーラス 」
小規模のコーラスだったが、似通った若者達の集まりで楽しい時を過ごした。

ロクロ修業を始めてからのコーラスだから、かれこれ40年も経ってしまった。
現在、このコーラスはないが、それでも当時の仲間達とのお付き合いは続いている。
先日、その当時の団員でピアノを教えていられるRさんが、数ヶ月ぶりに訪ねてきた。

Photo

   玄関先
  

近況や今の社会情勢など、様々な話題を話し合った。
震災後の東北の方々の事も心配してくださり、私の知りえる限りのことを話した。
話している内に政治の話題になり、二人してカッカとなってしまった。
結局は政治家はいなくて、わが身さえよければの政治屋ばかりの集団と。

被災地では仮設住宅に入られた地元の政治家もいるが、
大物の政治屋は地元にも行かず、影で操ってばかり。
堂々と表舞台に出て、何でもいいから率先して復興に尽力すれば・・・等々。

Photo_2

   乾燥中の皿

あっと言う間に時間は過ぎ、これからピアノのレッスンがあるのでと帰り支度。
工房前に干してある皿を見て、「 ヒビが入っているけど?」と。

素焼きする前に点検したら数枚ヒビが入っていたので、とにかく乾燥させ、
カラカラに乾燥し終わったら水に浸して泥状態にして再生する、と話すと、
「 土を無駄にしないんだね 」と。 「 そう、大切な土だから 」と私。
「 それにしても庭木がすごく茂ってしまったね。」と。

Photo_3

   キジが訪れる庭

友人が帰った後、改めて庭を眺め、ため息ひとつふたつみっつ・・・。
前回、植木屋さんに庭の手入れをしてもらったのは何年前のことだろう。
もう5年以上も経過してしまった。 その時も4人がかりで4~5日は要した。

友人は「 森みたいだね 」と言ってくれたが、
森というより、雑木林みたいな庭になってしまっている。
もし植木屋さんに来てもらうとすれば、4人がかりで4~5日以上要するだろう。
その内、その内にと延ばし過ぎてしまったか。

Photo_4

   シャコバサボテン

これほどに伸びきって大きくなった庭木の手入れは、素人の私には手におえない。
やはり植木屋さんにお願いするしか方法がない・・・その内に。

庭木はどうすることも出来ないが、
前庭の狭い畑の管理と、花々の管理だけは怠らずに目を配っている。
株分けした、「 シャコバサボテン。」 花芽を出させる為、日陰に移動させねば。
初めて挑戦した「 シャコバサボテン 」。 雪の時季に花を咲かせてくれたら嬉しい。

Photo_5

   アメリカシロヒトリ

町内の一斉消毒が、梅雨入りから梅雨明けまで2回行われたが、
残念ながら今年も又「 アメリカシロヒトリ 」が大量に発生してしまった。
どういう訳か、富有柿ばかりに発生している。 去年接木した富有柿も全滅。 
柿の好きな私にとって何ともやりきれない「 アメリカシロヒトリ 」の被害である。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴーヤジュース | トップ | 汲み出し碗 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アメリカシロヒトリって聞いたことがなかったので... (神奈川のチワ)
2011-08-22 04:26:02
アメリカシロヒトリって聞いたことがなかったので調べてみたら
民家近くや道路沿いに生息する「都市型」の虫らしいですね。
山中にはいないらしく、暖かい軒下などで卵で越冬するようです。
人が住みよいように環境を変化させてきた、その環境に適応する虫。
つまり手強い相手です。
私はバラが好きですが、この花は虫呼びの花。
毛虫は苦手ですがお馴染みの虫だと見慣れるのか平気になるのが不思議。
バラを育てるためには付属の虫も愛でなければ。
といっても枝ごと切り取って見ないふりですが…。
ちなみに「和音」(わおん)という四季咲き中輪の黄色系のバラがあります。
中心が黄色で広がるにつれてクリーム系の淡い色合いになります。
バラはうどん粉病にもなりやすくて管理が大変ですが、蕾から開く瞬間が楽しみで
それだけのために苦労してます。
今度は先生のように食せるものも挑戦してみようかな。
返信する
神奈川のチワ 様 (by 堂前)
2011-08-22 17:24:14
神奈川のチワ 様

四季咲き中輪の黄色系のバラ、「和音」。 美しい響きのバラですね。
バラを育てるのも一苦労だと思っています。
私の前庭にも橙色~クリーム色に変化するバラが一本だけあります。
全く手入れしていませんので、バラ自身が咲いてるようって知らせてくれます。

このバラ、私に無視されているためか、虫が付かなく元気です。
ずっと昔、バラにも興味があり、うすいピンク色の蔓バラを育てたことがありました。
香りも豊かで沢山の花を楽しませてくれました。
ただアブラムシがたくさん付いて消毒に困ったことがありました。
健康のことを考えて消毒は極力行わない、と決めている私。
結局そのバラも次第に消えていきました。

神奈川のチワさんのように、いつくしんで育ててあげれば、と思うのですが、
バラは肥料も消毒も大変、美しい花を咲かせるにはやはり愛情ですね。

そしてアメリカシロヒトリ、我が家だけでなく町内のいたる所で発生しています。
二回行った町内一斉の消毒は残念ながら効かなかったようです。
晩秋、もいでがぶっとかぶりつく富有柿、食べられないことは残念至極です。 
さて来年はどうなるでしょうか。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事