創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

春の訪れコンサート

2012年03月02日 | 日記

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                       石川県立音楽堂交流ホールにて
   

何だかスッキリしない、妙な気分のここ数日、
何かをしなくては、かといってどうしたものかと気分が落ち着かない日々。
五日ごとに書いている日記、2月は30日が無くて、そのことが原因だった。
日にちはずれてしまったが、日記を書き始めることにしました。

先日火曜日、28日に行われた「 春の訪れ・コンサート 」、
金沢駅に隣接している県立音楽堂に出かけた。

いつもお世話になっている、越川さゆりさんのお嬢さん、和音さんを含む、
若手6人のメンバーによる室内楽コンサートが行われた。

天気も良く、北陸には珍しい気持ちのよい晴れの日、
昼前に金沢に行き、開演2時からのコンサートを待っていた。

Photo


                          演奏曲目
   
平日の、それも火曜日の午後2時からの演奏会、
どうなるかな、と余計な心配をしながらホールに入った。
ところがどっこい、満席に加えて立見席まで一杯に。

馴染みの曲目や、石川県ゆかりの若者達の演奏、
こんなに大勢の方々に演奏を聞いていただける彼等は幸せだな、
そう思い、私は中央席の、少し上辺りに席を確保。

この席を確保するには少し早めに出かけていかなくてはならない。
今回のコンサート、席はすべて自由席だった。
いずれにしてもよい席で、届く音はもちろんのこと、彼等のすべての動きが見えた。

兎にも角にも次々とお客様が入ってこられ、
音楽堂の係りの人たちは予備のイスを出すやら、もう大変な有様。

座るところが無くなり、演奏者たちの横や後ろあたりまでもお客様が。
ここまで沢山のお客様に囲まれると、若い彼等の鼓動はどうかと案じてしまった。

最初の演奏はモーツァルトから。
第一ヴァイオリンの合図で演奏が始まった。
さすが鍛錬の賜物、ピッタリと音が合い、素晴らしい音が開場に響いた。

一糸乱れぬ、という言葉は当てはまるか分からないが、
完璧な演奏が繰り広げられた。 

あふれんばかりの聴衆者、これほどの人が集まると、
必ずや一人や二人、物音を立てたり咳きをしたり。
でも今回のコンサートは演奏者に劣らず、聴衆者も優秀で静かだった。
アンコール曲は、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の有名な間奏曲で締めくくり。
素晴らしい奏者達に、温かい拍手が贈られた。

あっと言う間の午後のコンサート、気持ちのよい余韻の中、
午後の陽射しを浴びて家路に着いた。


コメント
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