いつの頃からか、はっきりと覚えていないが我が町内の秋祭りは第三日曜日になった。
しばらく小雨の日が続いていたが、祭りの日は気持ちよく晴れ渡った。
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白芙蓉 |
カイヅカイブキの垣根の脇に、白芙蓉がまぶしいばかりに満開となっていた。
真っ青の秋の空に映える白芙蓉、「 うつくしい 」の一言。
夏の盛りに白色のサルスベリを撮ったが、
白芙蓉の花びらは、ややもするとハイビスカスの花びらにも似て。
触れてみたいが破れてしまいそうで触れられない。
花を観察していると「 ピーヒャララ・・・」と子供獅子が家にきた。
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町内の子供達 向こうに神社 |
ひときわ大きく、「 こんにちは~!」と、お札を持ってきた。
お祝いに金一封を渡すと、「 ありがとうございます!」と、これまた気持ちよい返事。
キチンと挨拶できる子供達、なんだか清々しい気分になった。
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太鼓を打つ少年 |
ドン、ドン、ドドドーン、と太鼓が響き渡り、
いよいよ子供獅子舞が始まった。
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獅子舞 |
二人の男の子が太鼓のリズムと笛を奏でる子供達の加勢で、勢い良く舞い始めた。
玄関前で勢いをつけて舞う子供獅子。
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厄払いと 清めをするように |
仙台、藤崎個展ももうすぐ、そのことも祈って玄関を開け放し、
準備してある作品達にも幸せが訪れてくれるよう、舞ってもらった。
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箱に詰めた 準備中の作品 |
気持ちよく晴れ渡った日曜の秋祭り。
子供獅子で作品達も清めてもらい、作品を送り出す日まで慎重に作業を続けなければ。
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垣根に寄り添う、白芙蓉 |
我が家から隣、その又隣と獅子舞を続けていく子供達、
良い日に恵まれてよかったな、と思い、先ほどの芙蓉を再び観察した。
今回出品する白磁作品、この芙蓉のように優しい雰囲気が出ているのでは、と。
白磁壷から種々創り上げた白磁作品、他の作品と共にぜひともご覧頂きたく思っています。