昨晩NHK教育放送で「N響アワー」を見る。レスピーギの「ローマの松」が全曲放送されなかったのは残念だったが、後半のモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」は堪能できた。若い頃はモーツァルトは本当に苦手だった。特に第2楽章のゆっくりしたテンポは本当にダメだったが、今は逆になってしまった。昨年秋、放送でアーノンクール指揮のウィーンフィルの来日公演でのモーツァルトの交響曲第39、40、41番を聴きましたが、面白かったのですがノンヴィヴラート奏法のためか、大変疲れた事を覚えています。今回の放送は古楽器の影響のない演奏で、私にとってはこちらの方がぴったりとします。(ただし古楽器奏法を否定しているのではありません)CDの登場でモーツァルトの最後の3曲の交響曲が1枚のCDに収められる時代になり一気に聴けるようになりました。私もワルター、ベーム、ヴァント指揮の3種類のCDを持っています。3人3様の演奏で今後も聴き込んでいくつもりです。
「N響アワー」に続いて10時より「ETV 歌舞伎俳優中村富十郎 78歳の挑戦」を見る。大変な元気さである。(あんな齢の差の離れた若いきれいな奥さんがいれば当たり前かな・・・?)私自身、最近年齢のためか、体の動きが悪くなり仕事に以前のようなネバリが無くなってきたかな?と感じていましたが天王寺屋さんの舞台にかける意気込み、若い市川染五郎の「船弁慶」を見つめる厳しい目、幼い子供たちを見つめる優しいまなざしを見ると、私などまだまだ若造!仕事でやらなければいけない事がたくさんある!と自分自身を奮い立たせるものがあります。
天王寺屋さんの番組での最後のコメントで「(邦楽も含めて)もっといろいろな音楽を聴いて行きたい」と述べていました。私も同様の生き方をして行きたいものです。
「N響アワー」に続いて10時より「ETV 歌舞伎俳優中村富十郎 78歳の挑戦」を見る。大変な元気さである。(あんな齢の差の離れた若いきれいな奥さんがいれば当たり前かな・・・?)私自身、最近年齢のためか、体の動きが悪くなり仕事に以前のようなネバリが無くなってきたかな?と感じていましたが天王寺屋さんの舞台にかける意気込み、若い市川染五郎の「船弁慶」を見つめる厳しい目、幼い子供たちを見つめる優しいまなざしを見ると、私などまだまだ若造!仕事でやらなければいけない事がたくさんある!と自分自身を奮い立たせるものがあります。
天王寺屋さんの番組での最後のコメントで「(邦楽も含めて)もっといろいろな音楽を聴いて行きたい」と述べていました。私も同様の生き方をして行きたいものです。
オペラファンさんと私の嗜好の違いがわかって面白いですね。
私はどちらかというと若い頃はバッハ、モーツァルトに傾倒し(例外もあるが)、モーツァルトの第2楽章に至上の美を見いだす方でした。しだいに時代が下って大編成のものにも興味を覚えるようになりました。
オペラファンさんはどちらかというと、だんだんと河の上流を目指して行っているように思います(もちろん例外もあるでしょう)。
どちらも西洋音楽の楽しみ方として至極もっともなものだと思います。大河を見て源流に興味をおぼえ遡ってみる。かたや小さな川が集まりしだいに大河になっていくのを観察する。順序は違っても最終的に得るものは一致するのではないでしょうか。
クラッシック音楽の入り方は人それぞれで正解というものは無いと思います。一時的なブーム(オペラブームやモーツァルトイヤーなど)に流される事なく、今後も(死ぬまで!)音楽を一生の友としてコツコツと聴き込んで行きたいと思います。