オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

NHK交響楽団のシューマンとエルガー

2016年08月23日 18時34分38秒 | NHK交響楽団
毎週日曜夜の私の細やかな楽しみは、NHK・Eテレの「クラシック音楽館」からNHK交響楽団の定期演奏会の放送を見ること。
ただ、この2週間はオリンピックばかり見ていたので録画が溜まっていた。
今日は一昨日の8月21日の放送を録画で見る。
プログラムはシューマンの交響曲第2番とエルガーの交響曲第2番の2曲。指揮はN響の桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ。6月の定期演奏会から。
シューマンとエルガーの組み合わせ。おそらく第2番というだけしか共通点はないであろう。
ただ、地方在住の私にとって、この2曲を並べて生で聴ける東京の音楽ファンが正直、うらやましい。
まず、シューマン。
よく整った演奏。ただ、かなり昔、テレビで見たバーンスタインのリハーサルと本番の演奏が、まだ記憶に残っていて、第3楽章のアダージョでは重たいものを背負って、何か絞りだすような演奏でしたが、アシュケナージの指揮だと何か流れていくような楽天的な演奏。
まあ、バーンスタインとアシュケナージでは指揮者としての格が違うのだから、しかたないか。
後半のエルガーの交響曲第2番。
日本では、おそらく馴染みの薄い作品でしょう。私はエルガーの作品が好きなので、よく聴いているので何ともないですが、そうでない方は、この長大な交響曲はしんどかったでしょうなあ。
この交響曲はエルガーの友であり尊敬していた英国国王エドワード7世に捧げられる予定でしたが、国王の崩御のため追悼に捧げられ「落日の輝き」と呼ばれています。
はかなくも美しく、そして荘厳さを持った交響曲。
楽譜の冒頭にイギリスの詩人パーシー・ビッシュ・シェリーの詩「うた(Song)」(1821年) の一節が引用されています。

「めったに、めったにお前は来ない。汝、喜びの聖霊よ!」

これだけの作品。N響は健闘していたと思います。
ただ、やはり指揮のアシュケナージには、やはり荷が重い交響曲だったかな?と感じてしまった。
確かN響は以前、尾高忠明の指揮でも演奏していて、第1楽章の冒頭からして高ぶった感情が込み上げてくるような演奏だった記憶があり、エルガーの作品に対する指揮者の資質も考えさせられるものがありました。
尾高忠明の指揮による演奏をDVDで録画していたが、現在、行方不明である。
私の整理整頓の怠慢が原因である。いずれ、どこからか出てくるでしょう。




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