オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

久し振りにチョン・キョンファのCD

2015年04月24日 16時11分43秒 | 今日、聴いたCD
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 ズデニェク・マーツァル指揮(1973年5月16日録音)
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35 シャルル・デュトワ指揮(1978年10月18日録音)

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)フランス国立放送管弦楽団(パリ、シャンゼリゼ劇場でのライブ録音 Spectrum Sound 盤)


久し振りにチョン・キョンファのCDが手に入った。フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したお宝録音。
今、ちょうど彼女は来日しているはず。本当は大阪公演へ行きたかったのだが残念ながら仕事優先の私は見送ってしまった。
私は一度だけ彼女のリサイタルを聴いている。当日のプログラムを探してみると、ありました。1994年の6月に赤坂のサントリーホールで聴いている。東京へ出張した時、偶然にも彼女のリサイタルがあるのを知り、確か当日販売のチケットで聴いたことを、今も憶えています。
プログラムを、めくってみると彼女のカラー写真のページに、終演後、楽屋口でもらったサインもある。
目の前でみるチョン・キョンファは、たいへんな小柄な方で、どこから演奏時の凄いエネルギーが、あの体から出てくるのか不思議に思ったものです。
本当に、たいへんな昔のことになってしまった。
さて、あれから彼女は出産やケガなどで演奏活動を休止して、その名前も聞かなくなりファンとしては寂しい状況が続き、弟の指揮者であるチョン・ミョンフンの方が有名なってしまいましたが、近年、ステージに復帰し、そして彼女も60代になり、どのような円熟した演奏を聴かせてくれるのか本当に興味深いものがあります。

さて今回のお宝録音。まさに1970年代の若き日の絶頂期の白熱した演奏の記録である。
最初のシベリウスは正にライブならではの、一発勝負のたいへん入れ込んだ演奏である。
彼女には1970年のプレヴィン指揮ロンドン交響楽団とのスタジオ録音(デッカ盤)があり、内に秘めた情熱にあふれ、正に北欧の空気が伝わるような素晴らしい演奏で、どうしても比べてしまいます。
今回、パリでのライブ録音を聴きながら、ライブなので、致し方ありませんが、シベリウスの演奏がこんなに熱くなっていいのかと思ってしまったしだい。
そしてチャイコフスキー。
彼女が燃えれば燃えるほど、表情を付ければ付けるほど作品の素晴らしさが伝わってくるとしか言い表すことが出来ない。
特に第1楽章は圧巻!
デュトワの指揮も最高。
第1楽章が終わったあと、すぐに盛大な拍手。会場内の緊張した雰囲気も伝わってきます。

さてさてチョン・キョンファのお宝録音。
確か1990年代にNHK交響楽団と共演したベートーヴェンとブラームスの協奏曲の演奏会の放送を録画したビデオテープがあるはずだが、行方不明である。どこへ行ってしまったのだろうか?
DVD化を、ぜひとも期待したいところである。






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