オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

N響のグラズノフ、チャイコフスキー。

2014年03月10日 10時58分51秒 | NHK交響楽団
今日は早朝から、昨晩、NHK・Eテレで放送された1月のNHK交響楽団の定期演奏会の放送を録画を見る。
オール・ロシアプログラム。
曲目はグラズノフの「演奏会用ワルツ第1番」とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とバレエ音楽「眠りの森の美女」(抜粋)。
日頃、あまり演奏されないグラズノフの作品に、メインは交響曲ではなくバレエ音楽というの正に私好みのプログラム、私のためのプログラム。
ソチ冬季オリンピック以降、ロシア音楽ばかり聴いている私にとって、ますます嬉しさ倍増である。
指揮はボリショイ劇場の指揮者を務めたアレクサンドル・ヴェデルニコフ。
まず、グラズノフの素敵なワルツが演奏されたのは本当に嬉しい。
チャイコフスキーのバレエ音楽でのワルツのようなスケールの大きさはありませんが、何か優雅で後ろ髪を引かれそうになる旋律は一度聴くと忘れることが出来ません。
なお、「演奏会用ワルツ」には第2番もあり、フィギュアスケートのアイスダンスでソチ冬季オリンピック銀メダルのテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアのフリーダンスで、豪快なツイズルのあと、このワルツの美しい旋律が流れてきて、私にとって忘れられないプログラムになっています。
こちらも、ぜひ聴いて欲しいものです。
さてメインのチャイコフスキーのバレエ音楽「眠りの森の美女」の音楽。
指揮者ヴェデルニコフのチョイスによる抜粋版とのこと。
日頃、演奏会で演奏される組曲形式とは全く違う、たいへんな癖のある選曲。
よく演奏される第1幕のワルツしか知らないバレエの全曲を知らない方には面食らったのではないかと思います。
番組の冒頭のヴェデルニコフのインタビューでは、あえて、このバレエ音楽の交響的効果の高い曲を、あえて選んだと語っていました。
一番印象に残ったのはプロローグの大詰めの音楽。
演奏もなかなかのものでした。
生まれたばかりのオーロラ姫の洗礼式に突然現れた邪悪な妖精カラボス。
恐ろしい呪いをオーロラ姫にかけるカラボス。
それを鎮めるリラの精。
実際のバレエの舞台では、たいへんなドラマが展開されます。
これから始まる物語を暗示させる、たいへんな山場。
この場面が演奏されるというのは、やはりバレエを知りつくしたヴェデルニコフの強い意志なのでしょう。
番組では、各シーンを簡単でいいから説明した字幕が欲しかった。これがあれば、もっと、この傑作バレエ音楽が理解されたでしょう。
私はチャイコフスキーの三大バレエを組曲で聴くのは大変苦手です。いや嫌いと言うべきか。
この傑作バレエ音楽の本当に素晴らしい場面の音楽が演奏されないという欲求不満が積もるばかりです。
やはり私は、どうしてもチャイコフスキーのバレエ音楽は全曲盤で楽しんでいます。

ところで映像を見ていてオーボエの席に久し振りに池田昭子さんの御姿。
出産のため長い間、その御姿を見ることが出来なかったので、本当に嬉しかった。
テレビドラマ「のだめカンタービレ」で黒木くんの吹き替えを行っていたのが池田昭子さん。
かなり以前、私の大好きな現役の美人女流演奏家5人を選んだことがあり、その時、その5人の中に池田昭子さんの名前を入れたことがあります。
これから、またNHK交響楽団の放送を見る楽しみがふえました。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も観ました! (みかん)
2014-03-10 14:43:10
こんにちは!私も観ました!
「眠り~」よかったですねえ(^_^)
わたしもチャイコフスキーの三大バレエは全曲で聴きたいたちです(笑)組曲版だと物足りないですよね。
プロコフィエフの「ロミジュリ」は、作曲者本人の選曲&編曲だから、組曲版もおすすめですけど。全曲盤と聴き比べるとおもしろいです。

実は「チャイコン」を楽しみにしてたのですが、ソリストの方の音が小さかったように思うのですが、録音のせいなのかしら?そもそも、そういう演奏なんですかね?繊細な部分はとてもよかったと感じたので。

指揮者の方の「バレエの伴奏は好きじゃない」的発言がおもしろかったです。「やっぱ、そうだったんだ~」と。
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Unknown (オペラファン)
2014-03-10 18:00:27
みかん様へ

私もヴァイオリン協奏曲は楽しみにしていましたが、今いちでした。
チャイコフスキーのバレエ音楽は、私が一番聴きたい部分が組曲には、ほとんど含まれていないので、やっぱり全曲盤が一番ですね。昨日の放送のようにオーケストラだけで聴くと改めてオーケストラ音楽としての面白さを感じます。
指揮者のヴェデルニコフは「バレエの伴奏は好きじゃない」的発言でしたが、やはり劇場で培ってきた感性というものを感じさせる演奏だったと思います。

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