オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

内田光子のピアノ協奏曲第5番「皇帝」

2008年06月06日 11時23分40秒 | 音楽
このところ仕事で深夜に帰宅する事が多くなってきた。疲れきって遅い夕食を取りながら、よく見ているのは、この前録画したサイトウ・キネンでの内田光子のピアノによるピアノ協奏曲第5番「皇帝」である。聴いていると本当に疲れが吹っ飛びます。
ベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲の世界も交響曲に劣らない深い世界である。5番は有名すぎる名曲中の名曲。私はどうも有名すぎて、どうも素直に聴いていなかった感がある。5番よりやはり4番と、かたくなになっていたかな?もちろん1番から3番も5番より愛着があった。
ところがである。内田光子の映像を観て第1楽章の冒頭のカデンツァで見事にこの長年の固定観念をぶっ壊されてしまった。ベートーヴェンの気迫が乗り移ったような内田光子のピアノ。この傑作の素晴らしさを今まで自分の変なあまのじゃく根性のため、この作品と本当に正面から向き合っていなかった自分を恥じるばかりである。やはり難曲のためか内田光子も何箇所かミスタッチがあったが気にならなかった。私は間違い探しの為、音楽を聴いているのではない。音楽の大きさ、流れを堪能するのみである。
第3楽章のオーケストラとの掛け合いは鬼気迫るものがある。最後のティンパニが特徴的なリズムを刻み、ピアノが静かに和音を奏でますが、突如静けさを破るように劇的にエンディングを迎えます。この時の内田光子の表情は画面に釘付けにされます。
内田光子と言うと私はモーツァルトとシューベルトのイメージが強かったのですがベートーヴェンも聴き直して行きたい思います。

今日は午後、NHKハイビジョンで「バイオリニスト押尾真由子」の再放送があります。私はこの番組をまだ見ていなかったので今回は見逃しません。
彼女は昨年、わが町へNHK交響楽団とやって来たのですが切符が入手出来なかった悔しい思い出があります。また彼女は来年の3月、兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会でブラームスのヴァイオリンとチェロの二重協奏曲のソリストとして登場予定です。私は地方在住なので生きた生の演奏を聴くというチャンスが少なく、いざ行くとなると大変なエネルギーが必要です。(地方の音楽ファンのひがみかな?)まだまだ先の事ですがぜひ行きたいと思っています。そして大いに演奏を楽しみたいと思っています。

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