オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

マリア・カラスの「蝶々夫人」、そして荒川静香さん

2013年10月03日 09時59分41秒 | オペラ
プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」全曲

マリア・カラス(蝶々さん)ニコライ・ゲッタ(ピンカートン)ルチア・ダニエリ(スズキ)マリオ・ボリエルロ(シャープレス)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(1955年録音 ナクソス・ヒストリカル・シリーズ)

この数日、荒川静香さんがイタリアのアイスショー「オペラオンアイス」でのプッチーニの歌劇「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」の演技の映像を見て何か深い感動を憶えています。
荒川静香さんは、今年の8月、御自身がプロデュースしている「フレンズオンアイス」で、マスカーニの歌劇「カヴァレルリア・ルスティカーナ」から「間奏曲」の旋律にのって素晴らしい演技を披露し、私自身、忘れることが出来ません。
荒川静香さんはイタリア・オペラの音楽と本当に相性が良いようです。
私の秘かな願いとしては、荒川静香さんの演じるヴェルディの歌劇「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」第1幕から「ああ、そはかの人か~花から花へ」での演技をぜひ見てみたい。さぞかしドラマテックなものになるでしょう。

さて、荒川静香さんの影響で今日は朝から歌劇「蝶々夫人」
歌劇「蝶々夫人」を実際に劇場で見られている方だったら、お分かりだと思いますが第1幕の蝶々さんの登場から第2幕の悲劇的な死まで、主役の蝶々さんはほとんどステージに、出ずっぱりである。
第1幕の愛の喜び。そして第2幕の、ひたすらピンカートンを待つ希望、悲しみ、ピンカートンが乗った船が帰って来た時の喜び、そして、一転しての絶望、悲劇的な死。
まさにドラマ。そしてプッチーニの美しい旋律にのって、そのドラマが大きく動いて行く、流れて行く。
今日、手にしたCDはマリア・カラスが蝶々さんを歌っている1955年の古い録音。
私自身、歌劇「蝶々夫人」の全曲盤は、いろいろ持っています。当然、カラスより美しい声で歌っている歌手の録音もあります。
しかし、やはり手にしたのはマリア・カラスの古い録音。
LPレコード時代、初めて手にした歌劇「蝶々夫人」の全曲盤が、このカラスの録音だったというのも大きいのでしょう。やはり原点回帰かな。
初めて、第1幕の冒頭を聴いた時の衝撃は今も忘れることが出来ません。最初はプッチーニ独特の異国情緒あふれる美しい音楽で始まるのかな?と思っていたのですが、流れてきた音楽が、その後の蝶々さんの運命を暗示するような激しい音楽。
マリア・カラスの歌う蝶々さん。
第1幕と第2幕のカラスの声の質が全く違うのには本当に驚かされます。
第1幕では、蝶々さんの登場から、まさに15才の幼妻になりきっている。そして第2幕では、貴高い大人の女性。
蝶々さんを美しく歌っている歌手はたくさんいますが、一旦、マリア・カラスの洗礼を浴びると、カラスの声や表現を忘れることが出来なくなります。
指揮はカラヤン。この頃のカラヤンは、なかなかいいなあ。
カラヤンは後年、ウィーンフィルと再録音して、そちらの録音の方が定評ありますが、私はどうも厚化粧でゴテゴテしていて、どうも好きではありません。

さてさて元に戻って荒川静香さんの「ある晴れた日に」
ぜひ我が国のアイスショーでも披露してほしいものです。








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