オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

札幌交響楽団

2011年08月02日 22時24分23秒 | 音楽
毎週日曜恒例のNHK・Eテレの夜の番組の「N響アワー」は31日の日曜はなく、「オーケストラの森 札幌交響楽団~創立50周年 北海道から世界へ」でした。
恥ずかしながら、このところ仕事がゴタゴタしていたので、やっと録画を見ました。
指揮は音楽監督の尾高忠明氏、曲目はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」
素晴らしい演奏でした。心から感動しました。
札幌交響楽団はエルガーの交響曲第3番のCDで、その実力は分かっていたつもりでしたが、改めて番組を見て、このオケの素晴らしさを再認識しました。
北海道はダルビッシュ投手のいるプロ野球の日本ハムファイターズだけでなくオーケストラも凄い!
指揮の尾高忠明氏もNHK交響楽団を振っている時より札響を振って入る時の方が伸び伸びしているように感じました。N響を振って入る時は何かオケの気を使い過ぎているのではと感じる時があります。
チャイコフスキーはロシア音楽。当然ロシア音楽と言えばお国ものとしてロシアのオーケストラとなるかもしれませんが、私自身、お国ものに対する、こだわりは持っていません。
オーケストラが真摯に作品に向かい合って演奏する姿を見るのは本当に美しい。そして素晴らしい。そして、私はそんな姿を見る、演奏を聴くのが大好きです。
いい演奏にロシアも日本もない。今回の札響のチャイコフスキーの演奏は正に、そのことの良い例であったと思います。
この前、当ブログに初めてコメントして下さった、ずんこ様のブログで九州交響楽団の定期演奏会でのラフマニノフの交響曲第2番の素晴らしかった演奏のレポートがあり楽しく読むことが出来ました。そして嬉しかった!
札響のチャイコフスキー、そして九響のラフマニノフも、お国ものと言う狭い了見を蹴っ飛ばしてしまう実力と熱意があったと言うことは間違いありません。
それにしても福岡のソフトバンク・ホークスも強ようございますな~。
ところで札響の放送ではアンコールでのエルガーの「エニグマ変奏曲」から「二ムロッド(アダージョ)」の演奏が放送されました。本当に心に浸みました。
尾高忠明氏と札幌交響楽団のコンビでエルガーの交響曲第1番と第2番、そしてグラズノフの交響曲の録音を期待したいものです。素晴らしいに違いありません。