今日は東京大空襲から７０年の節目です

３月１０日（火曜日）
一晩で約１０万人の命が奪われた１９４５年の東京大空襲から、本日１０日で７０年を迎えました。
空襲前は、私は東京の江東区に、父母と兄の４人で住んでいました。父は東京で小学校の教員です。教員の場合、戦地へ行くのは免れていましたが、一応肩書きは陸軍の伍長です。日本が劣勢になれば、米軍が日本本土を攻撃するのは分かっています。主要都市に住んでいる子どもは、田舎へ疎開さされました。我が家も母と子どもを郷里鳥取へ。疎開先は母の実家の泊村です。
父は運良く無事で終戦を迎え、その後鳥取の小学校へ転勤できました。私が５歳くらいのときだったでしょうか、毎年夏には、東京から教え子や、同僚の先生が鳥取へ海水浴へ来られたことを覚えています。この交流は父が生きている間続いていました。
父が亡くなった後、東京大空襲の様子を日記で知ることが出来ました。
米軍のＢ－２９が焼夷弾を近くへドカンドカンと落とし、そのすざましさは日記から読み取れます。戦争さえなければ私の人生も、また違ったことでしょう。
現在は、楽しい人生を満喫できています。これで良かったと思わねばバチが当たります。
あの父の日記はどこかに保管しているのかな？　も一度読みたいものです。