痛風を宣告されて早や3週間。あの日を境に朝、昼、晩に水がわりに飲んでいたビールは、1滴も飲んでいない。ビールの代わりに毎日飲んでいるのは、水2リットルだ。沖縄旅行中は泡盛は1合以内を硬く守っていた。現在は焼酎を牛乳の中にチョロっと入れるくらいなので、体からすっかりアルコールが抜けてしまった。
周りの人は今まで私のことを「アル中」と言い、いくらアル中ではないと否定しても、誰も信用してくれなかった。アル中患者は一日たりと飲まずにいられない。ここで私はアル中ではないと堂々と宣言しよう。ビールを止めれば、よいことが待っていた。ビールを飲まなければ、ツマミを食べることはない。わずか3週間で体重が約3キロも減少した。体重が減れば当然腹回りも縮んでいるはず。腹に手を当ててみれば少しばかりへこんだ気がする。再検査が待ち遠しくてたまらない。肝機能、尿酸値は劇的に改善されているものと信じている。
週に一度買いに行っていた酒屋のお姉さんも、毎日のように買いに行っていたスーパーのお姉さんも私が買いにこないから泣いているかも知れない。
昨年の6月19日の夜、みのもんたが司会しているテレビをチラッと見た。 「名護市で一番の美人ママさん・・・・」と、みのもんたが言っている。そして和服を着た美人ママさんとテレビ中継で、何か話をしていた。「飲みに行きたいねえ」「是非いらっしゃい」そんな会話だ。何、何と腰を上げ、しっかり見ようとしたとたんに、中継は終了してしまった。何と言う店だろうと、画面を食い入るように見ていたので”CO”の二文字が脳裏に残った。半信半疑でネットの職業別の電話帳で”CO”を探したところありました、ありました。”CO-”と記載されている。何と読めばいいのだろうか? こー読めば正解です。だから何と読むの!そうなんです。あーだーこーだーの ”こー”でした。しっかりメモしをしたのは言うまでもない。次回名護に行けば確認に行くぞと、硬く心に決めていた。
前夜ゆんたく後の2時過ぎに尋ねたが、残念ながら店はすでに閉店していた。翌日は最後の夜なので、是が日でもと勇んで出かけた。9時過ぎにCO-の扉を開けた。カウンターに座り、とりあえず泡盛残波25度を1本出してもらう。キョロキョロするも、テレビで見た美人ママは見当たらない。店長に「ママさんは何時ごろお出ましでしょうか」と尋ねると「10時半~11時頃に来ます」と言う。待つ時間が惜しいので、お絞りで手を拭いただけで、泡盛の代金を払い「出勤される時間にまた来ます」と言って店をでた。行った先は沖縄に来る前に店を変わりましたと電話のあったIさんの所だ。昨夜予告なく行って驚かせようと尋ねたが、あいにく風邪を引いて休んでいた。スナック「チャンス」に入ると、お客は誰も来ていない。カラオケで沖縄民謡を2曲唄いおしゃべりをした。ここに来るまで、昨年みのもんたがテレビ中継していた、スナックCO-に行ってきたよと言えば、それ私も見たよと言う。沖縄での放映は本土よりも1ヶ月近く遅いようだ。ママさんのお出ましが10時半なので、時間がくれば行くと告げると私も見てみたいとおっしゃる。
それでは二人で、ウソか誠か確認しようと”CO-”へ行った。店長と話をすると、テレビ放映後に電話がじゃんじゃんかかってきたそうだ。収録は7時間にも及んだとのことだった。チビリチビリと飲んでママさんを待つも一向に現われない。時計を見ると11時を過ぎている。しびれを切らし一体何時に来られるの?と再度尋ねた。もうすぐと言うが、ママさんの携帯に電話してと頼んだ。
やがてお出ましになったが11時半近くなっていた。名護一の美人ママとみのもんたは言っていたが、人により評価は分かれるだろう。あなたの町のスナックには、写真のママさんより美人はいるかな?世の中は広い。「ナンボでもおるで」の声が聞こえてくるかも知れない。
ママさんに「テレビでは35歳とおっしゃっていましたが、今は36歳ですか」と聞けば驚くような答えが返ってきた。何とサバは食べるものではなくヨムものだった。片手でたりないぞ~。テレビでは和服だったねと言うと「テレビ局から和服を着てと注文があったんです」の返事だ。今回の沖縄でのスナックは”飲酒量は泡盛1合以内”と決めていたので、ボトルが気になる。ほんの数センチしか飲んでいない。キープ期間はどれくらい?ななんと「たったの2ヶ月」だって。今まで色々なスナックに行ったが、キープ2ヶ月の店は出会ったことはない。
一緒に行ったホステスさんに、ボトルを託してCO-を後にした。エレベーターまで送ってもらったので、美人ママと記念撮影したがボケまくりで、とても皆様に見ていただくような写真でないのが残念だ。
[ お店メモ ]
1.店名:mini club CO-(こー)
2.ママの名前:久高 清乃(こおの)
2.住所:名護市城1-1-21(サミットビル2F)
3.電話:0980-54-3863
名護市には子供も大人も楽しめる「ネオパークオキナワ」がある。今から10年ほど前に、スナックのママさんに連れられて、女房と行ったことがある。その時の印象は、こんな楽しい所なのに、どうしてお客さんが少ないのだろうと疑問がわいた。よく考えると、園内が広く見て回るだけで1時間はかかる。そしてツアーで沖縄北部観光と言えば「美ら海 水族館」は外せなく、ここに入る時間的余裕は無い。ツアー客はネオパークから50メートル先にある「ゴーヤーハウス」(数年前までウォーターリリーと言う名前だった)で、昼食を取るのがパターンである。
「沖縄軽便鉄道」が登場したのは今から4年前になる。「ゴーヤーハウス」で食事をしながら「沖縄軽便鉄道」がネオパークオキナワ内を走る光景を見たときから、いつか誰かと一度乗らねばと思っていた。
2月7日旅行最終日だ。9時にホテルをチェックアウトし、「ゴーヤーハウス」に向かった。この店には、5年前から親しくおしゃべりしている方が二人いる。ホール担当のYさん。みやげ物売り場のJさん。勇んで行ったものの11時開店らしく、みやげ物売り場のシャッターが閉まっている。隣の「ネオパークオキナワ」はすでに開園していて、子供連れのお客さんがボチボチ入場している。入り口のカジュマルの木に、ブルーの色をしたヒスイカズラがぶら下がっているのを見ていると、入って見たくなった。
いい歳をこいたおっさんが、一人で入るには少々抵抗があったがここは男は度胸で入った。 切符はお買い得の、ネオパークオキナワ入園券+軽便鉄道乗車券 =1000円を購入した。
時計を見れば、これから沖縄軽便鉄道が発車する時間だ。なにはさておき”沖縄軽便鉄 道”に乗車した。運転手の方はポイント、ポイントで列車を停め動物、鳥について解りやすく説明してくれる。この園の案内書には”沖縄の豊かな気候と風土を生かし、中南米・オセアニア・アフリカといった熱帯地方の動植物を保温なしに飼育しています。緑あふれる広大な敷地の中を世界中の希少動物たちが放し飼いされた空間を自由に散策できる徒歩コースと全長1.2kmを20分かけガイド付きで園内を1周する「沖縄軽便鉄道」に乗車して動物達を観察する2つの異なったパノラマを楽しむ事ができる動植物公園です。”と書いてある通り、いい歳をこいたおっさんも、いい歳をこいたオバサンも十分楽しめることは保証しよう。
沖縄軽便鉄道を降りたあと、徒歩で園内を回った。時間がないので大まかな所しか見なかったが、鳥ばかり見たような印象が残っている。動物も結構いるのだが、足元までまとわり付いてくる鳥には親しみを覚える。元気でいれば孫と一緒にまた来よう。これはすべて心がけ次第で決まる。頑張りましょうね。
園を出た後、ゴーヤーハウスに立ち寄り、知り合いの方に挨拶をした。顔を見るのはひさしぶりだ。私の顔を見るなり「ふっくらしましたね」の挨拶だった。やっぱりメタボのせいか・・・。
試飲のゴーヤー茶を勧められ飲んだ。時間がないので何も食べず、買わずで「また来ますね」とゴーヤーハウスを後にした。