私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
昨夜に小雨が降り、今朝は雨上がりの清々しい中、陽射しが射し込む穏やかな日を迎えている。
いつものように購読している読売新聞を読んでいたら、思わずひとつの記事を精読した・・。
25面にある【社会保障】面にある一つの記事で、
『年金のきほん』の連載と思われ、第二回として明示とされ、
《 いくら受け取れる
モデル世帯 月23.2万円 》
と見出しされていた。
そしてイラスト付で『厚生労働省のモデル世帯の年金額』、そして『実際の平均受給額』を、
夫と妻と区分しながら、月別の概算額が表示されていたので、思わず読んでしまったのである・・。
社会情勢に疎(うと)い私でも、『厚生労働省のモデル世帯の年金額』は程ほどに認識しているが、
『実際の平均受給額』については無知であった。
この記事は、読売新聞の社会保障部の所属と思われる林真奈美さんが綴られた記事であるが、
無断であるが、二十歳以上の方であれば誰でも解り易いので、あえて転記させて頂く。
《・・
日本の公的年金制度は、全国民共通の『基礎年金』は1階部分とし、
その上に会社員を対象とする厚生年金が乗る2階建ての仕組みです。
会社員は老後に、『基礎年金』と『厚生年金』の両方をもらえます。
厚生年金に加入したことのない自営業者などは、『基礎年金』だけです。
まず、『基礎年金』の金額から見ていきましょう。
国内の20歳以上60歳未満の人は、年金制度への加入が義務づけられていて、
基礎年金の受給額は、基本的に保険料を納めた期間に比例します。
40年間すべて納めた場合の満額で、年78万8900円(今年度)。
月額で約6.6万円です。
保険料の未納期間があれば減額されます。
例えば10年未納で納付期間が30年だと、満額の4分の3で月約4.9万円。
所得が低くて保険料を免除された場合も減額されますが、
未納と違い、その期間の分も年金が一部支給されます。
次に、2階部分の『厚生年金』を見ていきましょう。
厚生労働省は、平均的な賃金(年収560万円)で40年間働いてきた男性と、
その間ずっと専業主婦だった妻の夫婦を『モデル世帯』と位置づけています。
この場合の夫の『厚生年金』が月に約10万円です。
世帯として見ると、
夫の受給額は、『基礎年金』加わって、月に16.6万円。
妻は、『基礎年金』だけで6.6万円。
合計23.2万円となります。
ただ、現実は『モデル世帯』と異なります。
実際の受給額の状況を見ると、『基礎年金』の平均額は月5.4万円。
厚生年金受給者の平均額は、『基礎年金』を含めて月15.7万円(本人分のみ)です。
なお、公的年金の受給には、加入期間が原則として25年以上があることが要件です。
今後短縮される可能性もありますが、要件を満たさないと1円ももらえません。
・・》
注)記事の原文に、あえて改行、カッコを付けた。
この記事の中で、イラストが付けられて、
『厚生労働省のモデル世帯の年金額』
夫・・・『基礎年金』6.6万円、『厚生年金』10万円
妻・・・『基礎年金』6.6万円
この下段には、『実際の平均受給額』として、
夫・・・厚生年金受給者15.7万円(『基礎年金』含む)
妻・・・『基礎年金』5.4万円
と月額の受給額が明記して、描かれている。
私は『厚生労働省のモデル世帯の年金額』を確認した後、
『実際の平均受給額』を見て、この人生は多事多難であり、新卒された方が長らく勤めて、
やがて定年退職時まで無事に勤めあげられる方は、100%ではないよねぇ、苦笑させられたのである。
そして私は音楽業界のリストラ烈風の中、関係取引会社で定年の五年前に出向となり、
何とか定年退職を迎えられたので、サラリーマンの悲哀は深く理解しているひとりである。
このように長らく執拗に転記してきた私の理由のひとつとして、
私の小学4年生の頃から映画好きな映画少年、
高校生に突然に読書の底知れぬ魔力に取りつかれて、
やがて大学を中退し、映画・文学青年の真似事をして、あえなく敗退し、
やむなく民間会社に中途入社した。
そして35年近く勤めて、定年退職を迎え、
直後から年金生活を過ごしてきた偏屈な軌跡を歩んできたからでもある。
もとより一流大学を卒業され、大企業、中央官庁などに38年勤め邁進し栄達されたエリートとは、
遥かに遠い存在であり、
中小業の音楽業界のあるレコード会社の管理、情報畑などに35年近く勤めてきたが、
中流家庭の多くの方たちが大学卒業後に程ほど民間会社に入社し、
38年勤めて定年退職を迎えるケースの人たちに、
遅ればせながら何とか追いつきたい、と私なりに奮闘し、年収なども含めて秘かな願望があった。
こうしたことが根底があったので、年金生活に入る前には、
『厚生労働省のモデル世帯の年金額』を強く意識させられたのである。
私は2004〈平成16〉年の秋に定年退職後、年金生活をしている。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
ときおり、庭の手入れをしたり、友人と居酒屋など逢ったり、
家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。
日常の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
私の現役時代は、サラリーマンの身であったが、もとより生計の責務もあり奮闘する中、
30代の半(なか)ばに一軒家を建て、
この後3年ばかり家内はデパートなどに勤めて、強力な支援を受けたが、
家内は後方支援として家庭の多岐に及ぶ専業主婦として長らく努めてきた。
私たち夫婦の年金生活後も、家内は洗濯、掃除、料理などしているのが現状であり、
せめて日常の買物ぐらいは、私がすると自主的に実行している。
このことの背景には、私の現役時代の平日は会社で勤務し、
この間の日中は家内のペースで家事、趣味を過ごしてきた。
こうした家内の生活リズムをできる限り崩したくなかったので、
私は独りで買い物、散策をしている。
年金生活の私たち夫婦の基本は、厚生年金、わずかな企業年金を頂き、
通常の生活費するのが原則としている。
しかし共通の趣味のひとつである国内旅行、或いは冠婚葬祭などの思いがけない出費などに関し、
程々の貯金を取り崩して生活している。
そして、毎年年始が過ぎた頃に、本年度の月別の概算表を作る際、
家内の要望などを織り込んで作成し、予算としている。
従って、年金生活の身であるから、今年も赤字が120万円前後かしら、とお互いに確認し合っている。
こうして私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
働らなくても何とか生活ができるので助かるわ、と家内がときおり、
呟(つぶや)くように私に言ったりするので、私は苦笑しながら聞いたりしている。
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昨夜に小雨が降り、今朝は雨上がりの清々しい中、陽射しが射し込む穏やかな日を迎えている。
いつものように購読している読売新聞を読んでいたら、思わずひとつの記事を精読した・・。
25面にある【社会保障】面にある一つの記事で、
『年金のきほん』の連載と思われ、第二回として明示とされ、
《 いくら受け取れる
モデル世帯 月23.2万円 》
と見出しされていた。
そしてイラスト付で『厚生労働省のモデル世帯の年金額』、そして『実際の平均受給額』を、
夫と妻と区分しながら、月別の概算額が表示されていたので、思わず読んでしまったのである・・。
社会情勢に疎(うと)い私でも、『厚生労働省のモデル世帯の年金額』は程ほどに認識しているが、
『実際の平均受給額』については無知であった。
この記事は、読売新聞の社会保障部の所属と思われる林真奈美さんが綴られた記事であるが、
無断であるが、二十歳以上の方であれば誰でも解り易いので、あえて転記させて頂く。
《・・
日本の公的年金制度は、全国民共通の『基礎年金』は1階部分とし、
その上に会社員を対象とする厚生年金が乗る2階建ての仕組みです。
会社員は老後に、『基礎年金』と『厚生年金』の両方をもらえます。
厚生年金に加入したことのない自営業者などは、『基礎年金』だけです。
まず、『基礎年金』の金額から見ていきましょう。
国内の20歳以上60歳未満の人は、年金制度への加入が義務づけられていて、
基礎年金の受給額は、基本的に保険料を納めた期間に比例します。
40年間すべて納めた場合の満額で、年78万8900円(今年度)。
月額で約6.6万円です。
保険料の未納期間があれば減額されます。
例えば10年未納で納付期間が30年だと、満額の4分の3で月約4.9万円。
所得が低くて保険料を免除された場合も減額されますが、
未納と違い、その期間の分も年金が一部支給されます。
次に、2階部分の『厚生年金』を見ていきましょう。
厚生労働省は、平均的な賃金(年収560万円)で40年間働いてきた男性と、
その間ずっと専業主婦だった妻の夫婦を『モデル世帯』と位置づけています。
この場合の夫の『厚生年金』が月に約10万円です。
世帯として見ると、
夫の受給額は、『基礎年金』加わって、月に16.6万円。
妻は、『基礎年金』だけで6.6万円。
合計23.2万円となります。
ただ、現実は『モデル世帯』と異なります。
実際の受給額の状況を見ると、『基礎年金』の平均額は月5.4万円。
厚生年金受給者の平均額は、『基礎年金』を含めて月15.7万円(本人分のみ)です。
なお、公的年金の受給には、加入期間が原則として25年以上があることが要件です。
今後短縮される可能性もありますが、要件を満たさないと1円ももらえません。
・・》
注)記事の原文に、あえて改行、カッコを付けた。
この記事の中で、イラストが付けられて、
『厚生労働省のモデル世帯の年金額』
夫・・・『基礎年金』6.6万円、『厚生年金』10万円
妻・・・『基礎年金』6.6万円
この下段には、『実際の平均受給額』として、
夫・・・厚生年金受給者15.7万円(『基礎年金』含む)
妻・・・『基礎年金』5.4万円
と月額の受給額が明記して、描かれている。
私は『厚生労働省のモデル世帯の年金額』を確認した後、
『実際の平均受給額』を見て、この人生は多事多難であり、新卒された方が長らく勤めて、
やがて定年退職時まで無事に勤めあげられる方は、100%ではないよねぇ、苦笑させられたのである。
そして私は音楽業界のリストラ烈風の中、関係取引会社で定年の五年前に出向となり、
何とか定年退職を迎えられたので、サラリーマンの悲哀は深く理解しているひとりである。
このように長らく執拗に転記してきた私の理由のひとつとして、
私の小学4年生の頃から映画好きな映画少年、
高校生に突然に読書の底知れぬ魔力に取りつかれて、
やがて大学を中退し、映画・文学青年の真似事をして、あえなく敗退し、
やむなく民間会社に中途入社した。
そして35年近く勤めて、定年退職を迎え、
直後から年金生活を過ごしてきた偏屈な軌跡を歩んできたからでもある。
もとより一流大学を卒業され、大企業、中央官庁などに38年勤め邁進し栄達されたエリートとは、
遥かに遠い存在であり、
中小業の音楽業界のあるレコード会社の管理、情報畑などに35年近く勤めてきたが、
中流家庭の多くの方たちが大学卒業後に程ほど民間会社に入社し、
38年勤めて定年退職を迎えるケースの人たちに、
遅ればせながら何とか追いつきたい、と私なりに奮闘し、年収なども含めて秘かな願望があった。
こうしたことが根底があったので、年金生活に入る前には、
『厚生労働省のモデル世帯の年金額』を強く意識させられたのである。
私は2004〈平成16〉年の秋に定年退職後、年金生活をしている。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
ときおり、庭の手入れをしたり、友人と居酒屋など逢ったり、
家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。
日常の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
私の現役時代は、サラリーマンの身であったが、もとより生計の責務もあり奮闘する中、
30代の半(なか)ばに一軒家を建て、
この後3年ばかり家内はデパートなどに勤めて、強力な支援を受けたが、
家内は後方支援として家庭の多岐に及ぶ専業主婦として長らく努めてきた。
私たち夫婦の年金生活後も、家内は洗濯、掃除、料理などしているのが現状であり、
せめて日常の買物ぐらいは、私がすると自主的に実行している。
このことの背景には、私の現役時代の平日は会社で勤務し、
この間の日中は家内のペースで家事、趣味を過ごしてきた。
こうした家内の生活リズムをできる限り崩したくなかったので、
私は独りで買い物、散策をしている。
年金生活の私たち夫婦の基本は、厚生年金、わずかな企業年金を頂き、
通常の生活費するのが原則としている。
しかし共通の趣味のひとつである国内旅行、或いは冠婚葬祭などの思いがけない出費などに関し、
程々の貯金を取り崩して生活している。
そして、毎年年始が過ぎた頃に、本年度の月別の概算表を作る際、
家内の要望などを織り込んで作成し、予算としている。
従って、年金生活の身であるから、今年も赤字が120万円前後かしら、とお互いに確認し合っている。
こうして私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
働らなくても何とか生活ができるので助かるわ、と家内がときおり、
呟(つぶや)くように私に言ったりするので、私は苦笑しながら聞いたりしている。
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