今朝、私は家内と共に、朝食を頂いている中で、
『あなたは小学生の頃に・・麻疹(はしか)の予防接種した?』、
と家内は私に問いかけてきた・・。

私は麻疹(はしか)なんて、子供の時に一部の人が罹(かか)る病気なので、
どうして(78歳の)ボクに、と家内に言ったら、
何かしらテレビのニュースで見たら、大人の人が麻疹(はしか)の病状が悪化して・・、
と知ったから・・と私に言ったりした。

私の小学生の頃は、農家の児として、
兄ふたり妹ふたりの間で、サンドイッチのように育成され、
低学年の時代は、父と祖父が健在の時は小作人だった人の手助けを借りて、
田畑を耕していたが、まもなく父も祖父も病死した後は困窮した生活となったりした。

こうした中で、
麻疹(はしか)の予防接種を受けたかどうか、
記憶に残っていない・・。

やがて小心者の私は、ネットで麻疹(はしか)は・・大人になっても遭遇するのか、
調べたりした・・。



やがて国立病院機構近畿中央呼吸器センターの呼吸器内科医の倉原 優さん、
個人のホームページとして、
『 大人も麻疹(はしか)にかかるのか? 生まれ年によってワクチン接種歴に差 』、
と題されて、5月13日に公開されていた。

やさしく麻疹(はしか)に関して解説され、私は多々教示されたりした。
そして多くの御方と共有致したく、無断ながら転載させて頂く。




《・・
東京都で大人の麻疹(はしか)が2例発生しました。
麻疹は子どもの病気だと誤解されがちですが、国内では大人の感染に注意が必要です。
生まれ年によってワクチン接種歴に差があるので、注意してください。

☆インフルエンザの約10倍の感染性

5月10日・11日、東京都で成人の麻疹が2例発生しました。
疫学調査によると、4月末に茨城県で確認された麻疹患者との接触歴があったそうです。
茨城県の麻疹は、海外からの持ち込みによるものです。

麻疹(はしか)は、インフルエンザの約10倍の感染性があります。
空気感染していく、やっかいなウイルスです。
免疫を持っていない人が麻疹ウイルスに接触すると、ほぼ100%感染します。

なぜこれほど怖いウイルスが問題にならないかというと、
麻疹(はしか)ワクチン接種が広く普及しているためです。

「麻疹(はしか)は子どもの病気」という印象が強いかもしれませんが、
ワクチン接種によって子どもの発症は抑えられ、現在は成人の発症に注意が必要です。

☆生まれ年によって異なるワクチン接種歴

この記事を読んでいる皆さんは、自身に麻疹ワクチン接種歴があるかどうか、
ご存知でしょうか?
母子手帳がある人は、確認してみましょう。

麻疹(はしか)ワクチンが定期接種になったのは1978年で、当時1回の定期接種でした。
1回の接種では、十分な免疫がついていない可能性があります。

2008年に特例措置によって、追加接種がおこなわれました。
2000年以降に生まれた人は、2回の定期接種を受けている可能性が高いと思われます。

 

生年月日ごとのワクチン接種歴を表1に示します。

 

表1. 生年月日別の麻疹ワクチン接種歴(参考資料2をもとに筆者作成)
表1. 生年月日別の麻疹ワクチン接種歴(参考資料2をもとに筆者作成)

 

追加接種を希望する場合、健康保険の適用外であることから、自費となります。
自治体が助成してくれる場合もありますが、平均的には数千円~1万円ほどの自己負担がかかります。

※過去に確実に麻疹(はしか)にかかっている場合については、
免疫を持っているため、予防接種の必要はありません。

ただし、本当に麻疹(はしか)だったかどうかは、抗体価を調べないと分かりません。
抗体価をみる検査は数千円の自己負担が発生します。

☆ワクチン接種率の低下

麻疹(はしか)ワクチン接種率は、95%以上が目標です。
しかしながら、2021年度のデータでは、この目標値を達成できていない地域が多くみられています(表2)(3)。

 

表2. 都道府県別の麻疹ワクチン接種率(参考資料3をもとに筆者作成)
表2. 都道府県別の麻疹ワクチン接種率(参考資料3をもとに筆者作成)

 

麻疹(はしか)ワクチンは、
1回の接種だけだと、接種後数年で予防効果がみられなくなる人が一定割合出てきます。
2回接種だと99%の人が予防可能な水準に到達します。
そのため、地域で麻疹を防ぐためには、高い2回接種率が必須なのです。

特に発展途上国では麻疹ワクチンの2回接種率は低く、
集団免疫が不十分であることから、子どもを中心に感染が広がっています。
そのため、海外渡航後の発熱には注意しましょう。

☆麻疹の「2峰性」

10~12日の潜伏期間を経て、
発熱、咳、鼻水、のどの痛みなど風邪のような症状がしばらく続きます。

治るのかと思いきや、高熱と発疹が同時にやってきます(図1)。
この「2峰性」が麻疹の特徴です。およそ、7~10日で回復します。
ただし、成人が麻疹ウイルスに感染すると、子どもより重症化することがあります。

 

図1.麻疹の症状(筆者作成)
図1.麻疹の症状(筆者作成)

 

発疹が出てくる1~2日前に口の中の頬の裏側に、
やや隆起した小さな白い斑点(コプリック斑)が出現します。

 

もし麻疹を疑う症状があったら

「これは麻疹かもしれない」と思ったときは、医療機関に電話して、
公共交通機関の利用をできるだけ避けて受診してください。

いきなり病院を受診すると、ワクチンをまだ接種していない乳児に
感染を広げてしまう恐れがあるので、電話などで指示をあおいでから行動しましょう。

 

☆マスクは効果がない?

麻疹ウイルスは、新型コロナウイルスのエアロゾルよりも
さらに小さな粒子で、空気感染を成立させるウイルスです。

残念ながら新幹線で近くに座っている人が麻疹だった場合、
通常マスクでの予防は難しいです。

唯一の予防法は、ワクチン接種によって麻疹に対して免疫を獲得しておくことです。(略)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



私は恥ずかしながら初めて、麻疹(はしか)の病状、原因、そして対処を学んだりした。

もとより78歳の高齢者が麻疹(はしか)に遭遇したら困惑するし、
何よりも人に感染させるのは、罪悪であるので、
糖尿病予備軍で私は4週間ごとに内科専門医院に通院しているので、
医院長に教示してもらおう・・。

何かしら今回、麻疹(はしか)予防ワクチンを受けたかどうかは、
《・・抗体価を調べないと分かりません。
抗体価をみる検査は数千円の自己負担が発生します・・》、
このようなことを含めて、医院長に教示して頂こう、と微苦笑したりしている。