夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

大泉高原の山里に、錦繍の情景、そして満天の星空を求めて・・。【10.16.~10.19.】第5回

2011-10-21 18:10:10 | 
       第4章  柳生博(やぎゅう・ひろし)氏の人生観と哲学を集積した『八ヶ岳倶楽部』は・・。

私は、ホテルで観光パンフレットで、たまたま『八ヶ岳倶楽部』の名所の解説を読んでいた時、
オーナーは俳優の柳生博(やぎゅう・ひろし)さんファミリー、
と記載されていた。

私は20数年前の頃、何かの雑誌で氏が、八ヶ岳の片隅に念願の雑木林を構え、
時間の許す限り居住しながら、盛んに雑木を移植している、
という意味合いの内容を読んだこともあり、この大泉の地域だったのか、と解った。

そして氏は移住している地から程近い地に、公開している雑木林が『八ヶ岳倶楽部』と解り、
レストラン、ギャラリーも併設されている、と読んだりしたので、
私なりに興味があり、家内を誘い、訪れることとした。

そして営業時間は午前10時から、と知ったので、
朝露が残る思われる10時少し前に到着するのが良い、と確信して、
ホテルからタクシーで向かった・・。

http://www.yatsugatake-club.com/
☆『八ヶ岳倶楽部』公式ホームページ☆


このホームページをお借りして、思い浮かべながら綴れば、
もとより数多くの雑木を中核とした庭園で、小路は枕木の木道で歩きやすく、
ゆるやかな傾斜地に四季折々のそれぞれの雑木が彩(いろど)っている。

私は拝見しながら、柳生博(やぎゅう・ひろし)氏の人生観に於いての思想と哲学を発露された庭であり、
特にレストランの前のテラスで観る雑木の美景は、まぎれなく氏の美学が感じられる。
しかし私は、これ以上は解らない。

幸いにギャラリーの片隅に、氏の著作の『八ヶ岳倶楽部 森と暮らす、森に学ぶ』(講談社)、
そして『八ヶ岳倶楽部Ⅱ それからの森』(講談社)があり、
作庭から公開されるまで苦楽、そして維持管理のことも学びたく、
私は買い求めたりした。


レストランで私たちは休憩しながら、
家内はサラダを食べながら、フルーツティーを飲んだりした。
私はコーヒーを飲んだ後、ビーフカレーを食べたりしたが、
店内は清々しい品位が漂(ただよ)い、私は好感した。


帰路、私は家内にホテルまで歩いて帰ろう、と提案した。
見知らぬ地は歩き廻って、その地の理解する第一歩、と思っている私は、
この『八ヶ岳倶楽部』の前の道路を南下すれば、小海線の『甲斐大泉』駅の近くを通り、
更に南下すれば滞在しているホテルの近くになるので、歩き出したのてある。

このようなことは、柳生博氏が初めてこの地域に土地を購入した30数年前の頃の原景を
私は想像の世界でありながら、少しでも見つけられるかしら、ということも確かな動機であった。

そして道路沿いにはアカマツなどが多い人工林の中、
別荘用の分譲の用地、ペンション、食事処などを観たりし、
6キロぐらいの道を歩き、ホテルに帰還した。

この後、私は深夜まで、購入した氏の著作の二冊を読みながら、
氏のこれまでの人生の軌跡、特に雑木林に魅せられた根源、そして目的を
この本書から学んだりした。

                           《つづく》

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大泉高原の山里に、錦繍の情景、そして満天の星空を求めて・・。【10.16.~10.19.】第4回

2011-10-21 11:30:23 | 
       第3章  『清泉寮』、そして周辺の散策路は・・。

私たち夫婦は、今回の八ヶ岳の大泉地域を初めて訪れたが、
旅行の時の私は、その地の歴史、文化を少しばかり学び、訪れてきてが、
今回の私としては稀(まれ)に、どの地をめぐり観るかは、未知数であった。

ただ落葉樹が朱紅色、黄色に染められた錦繍(きんしゅう)の情景、
そして夜空の満天の星空が観られれば、これ以上の享受はないと思っていたのである。
そしてたったひとつだけ、ネットに調べたのが、
『清泉寮』の周辺の『キープ自然歩道』の中の『カラマツ林の小径』を散策すれば、
という思いであった。

16日にホテルに到着する前に、
この大泉地域を観光めぐりするに最適な乗り物『清里ピクニックバス』を、
旅行会社の添乗員さんから頂いたパンフレットから知った。

この『清里ピクニックバス』は、周辺の点在する殆どの観光地に寄り、
一日周遊券600円(大人)で、どの観光地で乗り降りしても利便性のあるバスであった。

私たち夫婦は、滞在しているホテルの前から、この『清里ピクニックバス』を利用し、
観光めぐりをしょうと話し合った後、
17日に『清泉寮』に向かい、乗車した。

http://www.seisenryo.jp/
☆『清泉寮』公式ホームページ☆

無学な私は、この『清泉寮』の原点を創設されたポール・ラッシュ氏のことも知らず、
富士山が一望できる休憩所で、家内と共にコーヒーを飲んだ後、
『八ヶ岳自然ふれあいセンター』で、この周辺の散策路を教しを受けたりした。

そして小学生でも歩きやすいアップダウンの少ない『カラマツ林の小径』、
或いは『富士山とせせらぎの小径』を知った。

私たち夫婦は、『カラマツ林の小径』を歩き始めたのであるが、
小径は整備され、ご婦人の方であったならば、ローヒールでも歩ける散策路である。
ミズナラ、コメズカ、コナラなどの落葉樹は色づきはじめ、
そしてモミ、アカマツなどの常緑樹の中、
ヤマウルシのたわわな葉は紅色に染められ、陽射しを受けたり、
木漏れ日の中を歩けば、私の心は小躍(こおど)りしたくなる情景であった。

途中で、先生方に引率された中学生の150名ぐらい人たちに逢い、
こんにち~わ、と私たちは挨拶され、私も大声で応じた。
しかし、それぞれのグループで歩き150名となれば、
私は楽しみながら、大声で応じたり、小声ではっきりと笑顔で言ったりしていた。

こうした予期せぬ出逢いに、私たちは好感しながら歩き、たった一周45分の小径を
ゆっくりと歩いた。


この後、『富士山とせせらぎの小径』と称せられた散策路を歩き始め、
ときおり富士山が一望でき、『カラマツ林の小径』と同様な樹木の中を歩き、
道沿いに小川が流れ、清流の流れを観ながら、
一周30分の散策を楽しんだりした。

そして、昼食は富士山が一望できる休憩所に戻り、
売店、飲食コーナーで、私は農場で飼育されたジャージー乳牛のミルクのL、
少し大きなジャージー・ミルクパンを賞味した。

家内は婦女子らしくジャージー乳牛のヨーグルト、そしてプリン、
或いはソフトクリームを食べたりしていたが、
ビール、日本酒の大好きな呑兵衛の私が、ミルクを飲みながらミルクパンを食べていたら、
家内は笑いだしたのである・・。

この後、寮内を見学した後、『清泉寮』の前から『清里ピクニックバス』に乗車し、
大泉地域の情景を観ながら、ホテルに帰還した。


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