昼食後の猛烈な眠気を防ぐ"シンプルな方法"
最大の原因は自律神経の"急転換" 』、
と題された見出しを見たりした。
昼食だけは、お互いに自由に食べたりしている・・。
こうした根底には、定年退職前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。
そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言し、家内に依頼された品を求めて、
独りでスーパーなどに行ったりした後、自宅の周辺にある遊歩道、公園などを散策して、
季節のうつろいを受容している。
やがて帰宅後、昼食はお互いに束縛しないで、自由に食べたりしている。
この後、空腹感が満たされて、美味しかったよなぁ・・と思いながら、
気がゆるんだためか、眠くなる時がある・・。
過ぎし現役サラリーマン時代は、多くと御方と同様に睡眠時間を削り、奮闘してきたので、
少し甘えて昼寝をしてしまう時がある。
こうした実態のある私は、今回の《・・昼食後の猛烈な眠気を防ぐ・・"シンプルな方法"・・》学びたく、
記事を読んでしまった。
この記事は、【 プレジデント・オンライン 】の『ライフ』に於いて、
2021年6月29日に配信され、無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。
順天堂大学医学部の小林弘幸教授は「昼食前にコップ1杯程度の水を飲むといい。
そうすることで、自律神経の急転換を防ぎ、疲れも眠気も防ぐことができる」という――。
※本稿は、小林弘幸『自律神経にいいこと超大全』(宝島社)の一部を再編集したものです。
☆昼食後に眠くなってしまうのはなぜなのか
食事をすると、胃腸が活発に動く。
そうすると、胃腸に血流が集中して、頭に血が行かなくてぼうっとしてしまう。
胃腸が動くことで、急激に副交感神経が優位な状態になる。
クルマにたとえれば、アクセルではなく、ブレーキを思いきり踏んだ状態だ。
眠くなるのは当たり前。
心身が急激に弛緩=リラックスの状態になってしまうからである。
けれども、昼食をとる際、ほんのちょっと工夫をして
副交感神経の働きの上がり具合をコントロールすれば、食後の疲れや眠気を抑えることが可能だ。
☆眠くならないための2つのポイント
疲れない、眠くならない、昼食のとり方のポイントは二つ。
一つめは、食べる前にコップ1~2杯の水を飲むこと。
二つめは、「腹六~八分目」の量を、できるだけゆっくりよく嚙みしめながら食べること。
それだけで、昼食を疲れない、眠くならない「力めし」に変えることができる。
でも、それはなぜなのだろうか。
食事をすると、誰でも副交感神経が優位になる。
けれども、副交感神経が優位になるのは、じつは食後から。
食事中は、「咀嚼する」という行為も含めて体が活発に動いているので、
体にとっては運動しているときと同じで、交感神経が優位になる。
さらに、「嬉しい」、「おいしい」、「楽しい」というメンタルも作用して、
交感神経がますます優位になっていく。
つまり、食事をしている最中は、クルマにたとえれば、アクセル全開の状態。
昼食をとっている最中に眠くなったという人は、ほぼいないはずだ。
むしろ、食べている最中はアクセル全開で、やる気も全開である。
けれども、二つのポイントを押さえずに、
ただ無意識に食べたいものを、がつがつ早食いしてしまうと、
食べ終わって胃腸などの消化器官が働き出した途端に、
さっきの元気はどこへやら、ガクンと疲れて眠くなってしまう。
それはひと言でいえば、食事をすることで交感神経が一気に優位になる、
けれども食後に消化器官が動き出すことで、一転、副交感神経が優位になる、
この「急転換」が、昼食後の疲れと眠気の最大の原因なのだ。
とすれば、自律神経の急転換を防げれば、
心身のパフォーマンスを維持したまま、疲れも眠気も防ぐことができる。
そのためのポイントが先の二つなのだ。
☆「おいしい」という感覚は最初のふた口で満たされる
朝、昼、夜、3食全部、炭水化物をがっつりとってしまうと、
私の経験上でも、体重のコントロールが難しくなる。
3回の食事のうち、炭水化物をしっかりとるのは、1回だけにするなどの工夫がおすすめである。
そのほうが断然、午後の仕事がはかどる。
逆に、短時間でがっつり炭水化物メインの昼食をとると、
交感神経の働きが急上昇し、食後、そのリバウンドで副交感神経が一気に優位になってしまう。
すると、疲れて眠くなり、午後は使いものにならないという結果を招いてしまう。
理想は朝、ごはんでもパンでも炭水化物をしっかりとって、
昼は軽めのものをゆっくり食べて、腸を穏やかに動かすという食べ方だ。
とはいえ、昼食も、炭水化物がっつりの好きなものを食べたいという日もきっとあるだろう。・・(略)・・
食べる前から、半分に分けておく。
この方法は、一見、強い意志が必要のように思われるが、
やってみると、じつはまったくそうではない。
なぜなら、「食べたい」、「おいしい」という感覚は、
じつは最初のひと口ふた口で、満たされているもので、
あとは、「全部食べなくては満足できない」という錯覚で食べているだけだからだ。
☆昼食を食べないのはむしろ逆効果
昼食を、午後の自律神経のバランスアップ、
心身のパフォーマンスアップのための「力めし」にする食べ方のポイントの一つは、
「最初から半分に分けておく」ということだ。
そうすれば、特別に強い意志がなくても、
誰でも、「おいしく」楽しんで食べながら、きちんと半分残すことができて、
しかも満足感、幸福感も十分得られるようになる。
さらに、昼食のとり方をより質の高いものにし、
ランチタイムを心身ともに充実させる時間に変えるもう一つのポイントは、
「無理に食べない」ということである。・・(略)・・
昼食は、3食のなかでも、もっとも軽めに適当にしても、まったく問題はない。
ただし、昼食をまったく抜いてしまうというのは、やはり避けていただきたい。
昼食を抜いたまま夕食を食べると、血糖値が急激に上昇してしまい、
夕食でとったカロリーが、エネルギーとしてうまく代謝されずに、
そのまま脂肪として体内に蓄積されてしまうからである。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
順天堂大学医学部の小林弘幸教授の『自律神経にいいこと超大全』に導かれて、
多々教示されたりした。
昼食後の猛烈な眠気を防ぐ2箇条は、
◎食べる前にコップ1~2杯の水を飲むこと。
◎「腹六~八分目」の量を、できるだけゆっくり、よく嚙みしめながら食べること。
今回、《・・「食べたい」、「おいしい」という感覚は、
じつは最初のひと口ふた口で、満たされているもので、
あとは、「全部食べなくては満足できない」という錯覚で食べているだけだからだ。・・》
この数行に驚嘆して、二回ばかり読み返したりした・・。
余談であるが、減量したい時は、昼食は半分だけ食べることとして、
「最初から半分に分けておく」方法を活用すれば、眠気も防げるよなぁ・・、
と微笑んだりした。