夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

1日3食しっかり食べる人ほど、「糖尿病、脳梗塞、動脈硬化」リスクが高い、77歳の私は多々学び・・。

2021-09-30 14:52:54 | 喜寿の頃からの思い
先程、何かと愛読している公式サイトの『プレジデントオンライン』を見ている中、
『 「糖尿病、脳梗塞、動脈硬化」 1日3食しっかり食べる人ほどリスクが高い
          ~ 「食べすぎ」は百害あって一利なし  ~ 』と見出しを見たりした。

 
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした深情のある私は、
《・・1日3食しっかり食べる人ほど、「糖尿病、脳梗塞、動脈硬化」リスクが高い・・》って、

具体的にどのようなことですか、と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、生活習慣病の専門医の青木 厚・医学博士の寄稿文であり、
『プレジデントオンライン』に於いて、2021年2月20日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・
病気にならないためには、どうすればいいのか。
「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)を出した生活習慣病の専門医、青木厚氏は
「そもそも一日3食しっかり食べることが間違いだ。
1日16時間、何も食べない時間を設けることが大切だ」という――。

☆一日3食では、内臓は十分に休むことができない

食事のあと、食べものが消化されるまで、胃の中に滞在する時間は2~3時間、
脂肪分の多いものだと4~5時間ほどと言われています。

小腸は、胃から送られてきた消化物を5~8時間かけて分解して、
水分と栄養分の8割を吸収します。

そして大腸が、小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収します。

このように、私たちが食べ物を口に入れたあと、胃腸は何時間も働き続けます。

一日3回、食事をとると、朝食から昼食までの間4~5~5時間、
昼食から夕食まで6~7時間程度となります。

つまり、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っているうちに、
次の食べものが、運ばれてきてしまうことになるのです。

これでは、胃腸は休むひまがありません。
どんどん疲弊していきます。

くわえて、年齢を重ねると、消化液の分泌も悪くなり、胃腸の働きが鈍くなるため、
ますます消化に時間がかかるようになり、胃腸も疲れやすくなります。

私たちは、ほとんど常識として、健康な体をつくるためには
一日3食しっかり食べなければならないと教わってきましたが、
実は、「一日3回の食事」は、内蔵を休ませず、体にダメージを与えていたのです。



☆「胸やけ」、「胃もたれ」、「食欲不振」は、胃が疲れているサイン

「一日3食」を続けていると、胃腸が疲れて、消化機能が衰えると、
体にさまざまな不調が現れます。

消化機能が衰えると、まず、食事から、十分な栄養分を摂ることができなくなります。
一日3食きちんと食べているにもかかわらず、エネルギー不足になってしまうのです。

そうすると、疲れやすくなったり、体がだるくなったり、
肌や髪のコンディションが悪くなったりします。

また、「胸やけ」、「胃もたれ」、「食欲不振」が起きやすくなります。

胸やけは、食道と胃の間の筋力が落ちて、
胃の入口部分の締まりが悪くなり、胃液が食道に逆流することで起こります。

消化に時間がかかり、食べものがいつまでも胃に残っていると、
胃もたれが起こります。
胃の消化機能が落ちてしまったら、食欲もなくなります。

「最近、胸やけや、胃もたれになることが多くなった」、
「昔に比べて食欲が落ちた」という人は、胃が疲れている可能性が高いです。

なお、胸やけや胃もたれ、食欲不振の頻度があまりにも多い場合、長引く場合は、
胃炎など何らかの病気になっているおそれがありますから、
いちど病院を受診することをおすすめします。



☆腸内環境の悪化は、全身にダメージを与える

腸が疲れ、働きが鈍くなると、食べ物が消化しきれずに、残ります。
それらはやがて腐敗し、腸内でアンモニアなどの有害物質を発生させます。

腸の中には、

・善玉菌・・・消化を助け健康を維持する働きをする

・悪玉菌・・・腸内を腐敗させ病気の原因を作る

・日和見菌・・体が弱ると悪玉菌に変わる

といった腸内細菌がいます。

健康なときは、善玉菌が優勢です。

しかし、腸の働きが鈍くなり、老廃物や有害物質などがたまって、
腸内環境が悪化すると、悪玉菌が優勢になります。

そして、腸の働きがますます鈍くなるという悪循環に陥り、
便秘や下痢などが起きやすくなります。

さらに、腸で発生した有害物質は、血液に乗って全身にまわります。
このせいで、肌荒れがひどくなったり、体臭がきつくなったりします。
ときには、がんなどの病気になったりすることもあるのです。

一方、腸には、体内に侵入しようとする異物(ウイルスや毒素など)を排除し、
体を守るという「免疫機能」も備わっています。

腸の機能が衰え、腸内環境が悪くなると、免疫力が低下してしまいます。
すると、風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなる、
アレルギーが悪化する、がんが発生する、といったことも起こりやすくなります。



☆胃腸だけじゃない、「肝臓」も疲れてしまう

一日3度の食事によって疲れてしまうのは、肝臓も同じです。
いや、肝臓の疲れは、胃腸以上と言ってもよいかもしれません。

肝臓は、腎臓とともに「沈黙の臓器」と呼ばれ、
ふだん、その存在が意識されることは、ほとんどありません。

お酒を飲みすぎたときや、人間ドックで肝臓の数値に異常が出たりしたとき以外、
肝臓の具合を気にすることは、あまりないのではないでしょうか。

ところが、肝臓は、実に働き者です。

食後、体に入ってきた栄養を、体内で必要なエネルギーに変えたり、
余分なエネルギーを蓄えたり、食べものに含まれていたアルコールや
アンモニアなどの毒素を処理したり、脂肪の消化吸収を助ける胆汁を作ったり・・・。

肝臓は、さまざまな役割を一手に担っています。
そのため、食事の間隔が短く、次から次へと食べものが入ってくると、
肝臓はフル回転で働かなければならず、どんどん疲弊していきます。

疲れにより肝臓の機能が衰えると、
本来肝臓で解毒されるはずの毒素や、老廃物が体内に残ったり、
作られるエネルギーの量が減ったりするため、体が疲れやすくなります。

また、肝炎や脂肪肝、肝硬変、肝臓がんなど、
肝臓自体の病気や障害が引き起こされたりするおそれも出てきます。


☆一日3食のもうひとつのデメリット——「食べすぎ」

一日3食の弊害としては、ほかに、「食べすぎを招きやすい」ことが挙げられます。
決まった時間に食事をとることで、食べすぎに気づきにくくなってしまうのです。

たとえば、「前の食事でたっぷり食べたから、
今は体がエネルギーをあまり必要としていない」というときもあるでしょう。

この場合、空腹を感じるまで、待ってから次の食事をとればよいのですが、
決まった時間に食べることが習慣化していると、
「今、空腹かどうか」、「体がエネルギーを必要としているか」といったこととは
関係なく食事をとるため、結果的に「食べすぎる」ことが多いのです。

しかも、胃には伸縮性があり、食べた量に合わせて、膨らんでいきます。
ふだんから慢性的に食べすぎている人の場合、「胃が膨らんでいる状態」が当たり前になっていて、
「本来、体が必要としている量」以上の食べものも、どんどん受け入れてしまいます。

そのため、よほど無理に食べものを詰め込まない限り、
食べすぎていることに、気づきにくいのです。

☆食べすぎは、DNAや細胞を傷つける

みなさんもご存じのとおり、食べすぎは、体にさまざまな影響をもたらします。
食べる量が多ければ、消化するのに時間とエネルギーが必要になり、
どうしても胃腸や肝臓などに負担がかかります。

また、食べすぎは、体内の活性酸素を増やします。
活性酸素が必要以上に増えると、体の細胞が酸化されたり、傷つけられたりするため、
がんや糖尿病といった生活習慣病や脳疾患などにかかりやすくなり、
細胞の老化も進んでしまいます。


「食べすぎる人」のほとんどは、ご飯や麺類、パン、甘いものなどの「糖質」の多いものや、
肉、油などの「脂質」の多いものを摂りすぎています。

糖質や脂質を過剰に摂れば、
血液中の中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えます。
そして、それらが血管壁に付着して、血管が狭くなってしまいます。

糖質の多いものを食べすぎると、血糖値が高くなり、
当然、糖尿病になるリスクも増加します。


☆脂肪細胞は無限に増大していく

食べすぎの弊害として、忘れてはならないのが、「内臓脂肪」です。
食べものによって得られた糖質や脂質は、
脳や筋肉、内臓などが働く際のエネルギー源や細胞の材料として使われます。

使い切れずに余った分は、いずれエネルギーとして使用するため、
まず筋肉や肝臓に蓄蓄えられますが、筋肉や肝臓の貯蔵スペースには限りがあり、
あまりたくさん蓄えることができません。

すると体は、筋肉や肝臓にも入りきらなかった余分なエネルギーを、
おそるべき方法で蓄えようとします。
エネルギーを中性脂肪に変え、脂肪細胞に蓄えてしまうのです。

脂肪細胞は柔軟性が高く、中性脂肪を取り込んで、
元の数倍の大きさにまで膨れ上がることができます。
このように、無限に容量を増やすことができるのは、人体の中では脂肪細胞だけです。

肥大化した脂肪細「TNF-アルファ」や「IL-6」などの「悪玉ホルモン」が分泌されるようになり、
糖尿病や高血圧、慢性的な炎症状態を引き起こして、がんになるリスクも高まります。



☆胃腸を休ませ、食べすぎを防ぐシンプルな方法

このように、一日3食の食生活、そして食べすぎは、体に大小さまざまな悪影響を与えます。
どうすれば、これを防ぐことができるのでしょうか。
それは、「ものを食べない時間(空腹の時間)を作ること」です。

空腹の時間を作ると、まず、内蔵がしっかりと休むことができます。
最後にものを食べてから10時間ほど経つと、
肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになります。

そして、16時間を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが働き始めます。
細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられることをオートファジーといい、
細胞が飢餓状態や低酸素状態になると、活発化すると言われています。

オートファジーによって、古くなったり壊れたりした細胞が内側から新しく生まれ変われば、
病気を遠ざけ、老化の進行を遅らせることもできるのです。



☆16時間の空腹で体をリセットする

空腹の時間を作ることで、

・内臓の疲れがとれて、内臓機能が高まり、免疫力もアップ。

・血糖値が下がり、インスリンの適切な分泌が促され、血管障害が改善。

・脂肪が分解され、肥満が引き起こすさまざまな問題が改善。

・細胞が生まれ変わり、体の不調の改善や老化の進行を食い止める。

といった「体のリセット効果」が期待できます。

めんどうなカロリー計算は、いっさい必要ありません。
空腹の時間以外は、何を食べていただいてもかまいません。

オートファジーの仕組みを活かすためには、16時間以上の空腹の時間が必要ですが、
睡眠時間を上手に組み込めば、ムリなく実行できるでしょう。

毎日続けるのが大変ならば、週末だけ実行していただくだけでも、
リセット効果は得られるはずです。

青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)
青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)

私たちは、「食べる」という行為を、
つい「食べものを口に入れること」、「食べものがのどを通過したら、終わり」
ととらえてしまいがちです。

しかし、のどを通り過ぎたあと、体の中では各臓器が
一生懸命働いているということを、忘れてはいけません。

体にとってはむしろ、食べものがのどを通過してからが、「食事」の本番です。
そして、人間に休息が必要であるのと同様、内臓にも休憩時間が必要なのです。
16時間の「ものを食べない時間」を作って、胃腸や肝臓を休ませてあげましょう。

「空腹」こそ最強のクスリ』には、
生活スタイルに合わせて、ムリなく空腹時間を作るヒントなどをもっと具体的に紹介しています。
みなさんもぜひ、「空腹」という最高のクスリで、
病気知らず、老化知らずの体を手に入れてください。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、生活習慣病の専門医の青木 厚・医学博士の寄稿文により、
《・・1日3食しっかり食べる人ほど、「糖尿病、脳梗塞、動脈硬化」リスクが高い ・・》、
遅ればせながら77歳の私は、多々教示されたりして、やがて微苦笑したりした。

昨年の2月以来、新コロナウィルスの烈風に伴い、何かと規制されてきた私は、
せめて食事ぐらいは、好きな物を食べたりし、3キロ近く太りとなり、
身長169センチ、体重74キロ近くになってしまった。

過ぎし2年前の頃、私は栄養指導士の古谷彰子さんが、拘置所・刑務所に於いては、
《・・1つはバランスの良い食事を、適切な量で食べることを強いられるからです。
バランスの良い食事は、基礎代謝を上げて痩せやすい体質に変えてくれます。
栄養士が作る献立は、バランスと量の両方を理想な形にしてくれるので、痩せやすくなります・・

そして、《・・午前6時40分起床、朝食は7時、昼食は11時50分、夕食は午後4時20分、就寝は午後9時・・
夕食から朝食までの「絶食時間」を長くすることが大切だという。

「その意味では、毎日14時間以上の絶食時間を設けていることは、素晴らしいことです。
私も食事の内容や量を変えずに、絶食時間を長くすることだけで、20キロ近く減量した経験があります。
医院内で、肥満の患者さんへの栄養指導でも、絶食時間を延ばすよう指導し、効果を上げています」・・》

こうしたことを私は学んできたので、拘置所・刑務所では『絶食時間』に相当するが、
やはり夕食から朝食までの長く間隔をあけることが大切だ、と私は学んだりした。



ここ3カ月、
朝食は8時、昼食は13時、夕食は19時が多く、
夕食より朝食までは13時間で、14時間の『絶食時間』には、少し足らないなぁ、
と微苦笑をしたりした。

しかしながらこの間
食事の時に御飯とかブタ肉とかロースト・ビーフの量を減らして、
『コンニャク』の醤油煮とか『トコロ天』を加えて、

間食は中止として、過ごしてきた・・。

この結果、ここ一カ月前の頃より、体重は3キロ減り、71キロ前後をキープしているので、
今回、学んだ《・・16時間の「ものを食べない時間」空腹時間を作って、
胃腸や肝臓を休ませてあげましょう・・》、少し近いかしら、と微苦笑したりしている。
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10月から値上げ続々、たばこ、小麦、マーガリンなど、77歳の年金生活の私は学び、微苦笑して・・。

2021-09-29 14:38:06 | 喜寿の頃からの思い

9月26日の夜、ヤフージャパンより配信されたニュースを見たいる中、
『 たばこ、小麦、マーガリン 10月から値上げ続々 』、
と題された見出しを見たりした。

こうした中、我が家の生計は原則として、
私たち夫婦は、お互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ17年間を過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、原則として月初めには
家計簿をお互いに確認しながら実施している。

理由としては、46年前、私たち夫婦が婚約する前、
お互いに隠し立ては・・やめましょうねぇ、 

と私は妻となる人から言われたりしてきた。

そして私たち夫婦は、結婚以来、毎月家計簿を原則として翌月の初めにしているが、
もとより生活費をお互いに確認した上で、
私、家内が趣味に使える費用を捻出する為に、 毎月確認し、家計簿の月次決算をしている。




こうした心情のある私は、何かと無知なことが多く、
今回の《・・たばこ、小麦、マーガリン 10月から値上げ続々・・》って、
具体的にどのようなことなの・・と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、【 産経新聞 】より、9月26日に於いて、配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・

産経新聞

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

私は2004年(平成16年)定年退職後は、多々の理由で年金生活を始めた。

そして長年ペーパー・ドライバーであったが、自動車を購入して、
私たち夫婦は、国内の各地をドライブしょうかしら、と夢想したりした。

しかしながら私は、無念ながら反射神経が鈍(にぶ)くなった感じ、その上に小心者の為、
万一、交通事故で人さまに傷つけたりして被害者はもとより、加害者の私でも心身の傷を深く残すので、
自動車の運転免許証の更新時に破棄して、自動車の運転を断念したひとりである。

こうした中、我が家は住宅街の片隅に住んでいるが、
自動車を所有していないのは我が家ぐらいであり、
恥ずかしながら昨今のガソリン代も無知となっている。      

こうした中で、私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は、
小田急、京王バスの路線バスが頻繁に走行し、

小田急、京王の私鉄路線も公共交通機関に恵まれた処となっている。
 
しかしながら、何よりも歩くことが健康の源〈みなもと〉であると確信している私は、
買物、散策などは路線バスにも乗らず、歩いたりしている。

そして駅までの15分前後の道のりも、冠婚葬祭、旅行、都心で懇親会などの時以外は、
路線バスなどに頼らず、ひたすら歩いたりしてきている。

家内も年金生活をしてまもなく、栄養剤のビタミンなどの薬に頼らず歩くことが何よりだわ、
と遅ればせながら目覚めて、私たち夫婦は遊歩道、大通りの歩道を歩いたりすることが多くなっている。



タバコに関しては、私は長年愛煙者のひとりであった。

一昨年の2019年、予告もなく私は、
新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。

やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と担当医師から宣言され、
結果的に8泊9日の入院となったりした。

この時に、大学一年の夏季合宿にタバコを喫い始めて、
長年こよなく愛煙者だったが、これを機会にタバコにお別れとなったりした。

こうした根底には、やはりタバコは身体に良くないと、医師から進められて、
何かを断念しなければ、この先はないと思い、断腸の思いで禁煙したのは本音であった・・。
 
このように自動車もなく、タバコは禁煙した私は、良い時に決断したのかしら、
と微苦笑したりしている。



今回の10月から値上げ続々に関して、

もとより働いて下さる諸兄諸姉は、新コロナウィルスの烈風に伴い、
それぞれ過酷な勤務実態と学んで、労苦の多い時代となっている。

ここ10年、個人消費が延びない限りは、民間会社は剰余金が豊富でも、設備投資には積極的になれず、
結果として働いて下さる方の給与は、物価を上回る実質賃金の増加は困難となり、益々消費低迷となっている。

そして私は、何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。 

そして年金も現役世代が払う保険料で、高齢者に年金を支給する「世代間扶養」の仕組みを取っているので、
団塊の世代が65歳を過ぎた現在、社会保障を長らく支えてきた団塊の世代が、
「支えられる世代」となって、若い世代に重い負担を強いることになってしまった現状である。

こうした中で、年金生活をさせて頂いている私としては、

今回の10月から値上げ続々に関して、やむえないなぁ・・
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。
コメント (2)
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マイナンバーカードに伴い これからの活用、利便性、77歳の私は学び、やがて微苦笑・・。

2021-09-28 15:49:11 | 喜寿の頃からの思い

先程、ときおり愛読している【ファイナンシャルフィールド】を見ている中、
マイナンバーカードと健康保険証が一体化!
        申し込みはコンビニでできるって本当?』、
と題された見出しを見たりした。

 

こうした中、我が家はマイナンバーカードに関して、
必要性が感じられない、
落としたと時は情報漏えいが怖い、
こうした理由で、私の住む市役所にマイナンバーカード作成の申請依頼していない。

しかしながら今回の《・・マイナンバーカードと健康保険証が一体化! ・・》って、
どのようなことなの、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、CFP🄬認定者・相続診断士の大竹麻佐子さんの寄稿文で、
【ファイナンシャルフィールド】に9月27日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。

《・・

マイナンバーカードと健康保険証が一体化! 申し込みはコンビニでできるって本当?


マイナンバーカードが、健康保険証として利用できる一体化が、
いよいよ2021年10月より本格的にスタートします。

政府が推進するデジタル化の中核として、マイナンバーカードの普及促進が挙げられますが、
国民の理解は、今ひとつのようです。

 
一体化により何が変わるのか、便利になるのか、
利用するためにはどうすればよいのか、について、
まずは知ることから始めましょう。
 

 

☆マイナンバーカードと保険証の一体化がスタート

マイナンバーカードを利用することで、
さまざまなことができるようになりつつあります。

 
現状では、コンビニでの住民票発行、行政手続きのオンライン申請、
e-Taxによる確定申告などが可能です。

曜日や時間帯を気にせず、待ち時間なくコンビニで
各種証明書が取得できる「コンビニ交付サービス」は、とても便利です。

 
次のステップとして、マイナンバーカードが健康保険証として、利用できるようになります。
「マイナ受付」のステッカーやポスターが貼られている医療機関や薬局では、
すでに運用が始まっています。

 

☆活用したいマイナンバーカード

マイナンバーカードは、マイナンバー(12桁の個人番号)が
裏面に記載されたカードですが、ICチップが組み込まれているため、
「氏名」、「住所」、「生年月日」、「顔写真」に加えて、
「公的個人認証サービスによる電子証明書」の情報が、デジタルデータとして記録されています。

 
これまで市区町村、社会保険事務所、税務署などが
それぞれ別々に保有していた情報をマイナンバーでひもづけて、
情報を一元化しようというものです。

 
「より個人を管理しやすくなる」という政府の思惑も否定できませんが、
利用者として各種の情報サービスを活用でき、利便性が高まることに期待したいものです。


 

☆マイナンバーカードと健康保険証の一体化でできること

マイナンバーカードと健康保険証の一体化は、
マイナンバーカードが、単にこれまでの健康保険証の代わりになるだけでなく、
「データの連携」がポイントといえます。

一体化によりできることとして以下が挙げられ、順次可能になります。

 
例えば、

・顔認証付きカードリーダーによる受付の自動化

・過去の処方薬や特定健診等のデータが連携されるため、口頭で説明しなくても安心して受診できる

・旅行先や災害時の受診でも情報が連携される

・マイナポータル(※)で処方された薬や特定健診の情報等、自分の体に関わる情報を確認できる

・高額療養費制度の書類の申請が不要

・マイナポータル(※)での医療費通知情報管理により、
 医療費控除の確定申告がe-Tax(オンライン)で完結(2021年度所得税の申告より)

・転職や更新でも保険証として継続して使用可能(医療保険等が変わる場合は、加入手続きは必要)

などが挙げられます(※1)。
 
(※)マイナポータルは、ログインすることで、
さまざまなサービスを利用できる自分専用のサイトです。

マイナンバーカードを受け取ったら、アプリをダウンロードし 、
必要な事項を入力して申請しましょう。


 

☆申し込みは

マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、事前に申し込みをする必要があります。
 
申し込みには、以下の3つの方法がありますが、
スマホやカードリーダでの読み込みがうまくいかない場合も多くあるため、
セブン銀行ATMでの手続きがおすすめです。

 

(1) セブン銀行ATMでの申し込み

マイナンバーカードでの手続き→(取引の選択)健康保険証利用の申し込み→カードをATMに入れる
 →パスワードを入力→完了

 

(2) スマートフォンでの申し込み

マイナポータルへのログイン→健康保険証利用の申し込み→パスワードを入力
 →マイナンバーカードの読み取り→完了

 

(3) パソコン(ICカードリーダ)での申し込みアプリ

マイナポータルへのログイン→健康保険証利用の申し込み→ICカードリーダの接続
   →パスワードの入力→マイナンバーカードの読み取り→完了


いずれにしても、マイナンバーカード発行時に登録した4桁のパスワードを入力します。
3回連続して間違った場合には、ロックがかかり、
再発行の手続きをしなければなりません。
十分に注意しましょう。


 

☆今後に期待

医療機関においても、マイナンバーカードを読み取るための「カードリーダ」を導入する必要があります。
2021年9月現在の導入件数は、3640ヶ所(医科・歯科2291施設、調剤薬局1349施設)と
まだまだ少ないのが現状です。

本格稼働に向けて、順次拡大していくことが期待されます。

 
プレ運用の時点では、資格情報の不一致や
「情報が登録されていない」と表示されるなどのトラブルが報告されており、
しばらくは健康保険証も携帯したほうがよさそうです。

 

☆まとめ~情報の管理

マイナンバーカードの利用については、「必要性が感じられない」、
「身分証になるものはほかにある」、「情報漏えいが心配」との声が多いのも事実です。
また、希望しない情報までも、ひもづけされ監視社会を心配する声も聞かれます。

 
デジタル化による利便性や効率性アップは、
手間を省き、時間の余裕をもたらしてくれるでしょう。
私たちの生活がさらに充実したものにするためにも、意識を変えていく必要がありそうです。

 
いずれにしても、持ち歩くことで、
紛失するリスクやパスワード管理には、十分気をつけたいところです。
そして、健康管理も忘れずに・・・。

 
出典
(※1)厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について~医療機関・薬局で利用可能~(令和3年7月)」
マイナポータル(マイナンバーカードの健康保険証利用)
 ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、CFP🄬認定者・相続診断士の大竹麻佐子さんの寄稿文により、
《・・マイナンバーカードに伴い これからの活用、利便性 ・・》、
遅ればせながら77歳の私は、多々教示されたりした。

しかしながら落としたと時は情報漏えいが怖いし、
やはり
国民が多く利用し、利便性を確認した上で、
私の住む市役所にマイナンバーカード作成の申請依頼をすればよい、
と微苦笑したりしている。
コメント (1)
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知らぬ間に進行している「かくれ高血糖」の恐怖、77歳の私は学び、多々教示されて・・。

2021-09-27 15:17:03 | 喜寿の頃からの思い
 

《・・ 糖尿病は決して、メタボ、肥満の人だけの病気ではないことをご存知でしょうか?

「痩せている人でも、糖尿病になる理由」を、
テレビでも活躍する話題の医師・池谷敏郎氏の新刊『健診・人間ドックではわからない!かくれ高血糖が体を壊す』より
一部抜粋・再構成してお届けします。

たいして太ってもいないし、血糖値も高くない。
糖尿病だなんて言われたこともない。

そういう人でも、食後、ゆっくりとくつろいでいるあいだに、
体のなかでは血糖値が急激に上がり、血管を傷つけ、血管の老化を進めているかもしれません。



☆「かくれ高血糖」が大きな病気につながる

そんな「かくれ高血糖」の人が増えています。こちらのグラフを見てください。

出典:『健診・人間ドックではわからない! かくれ高血糖が体を壊す』(青春出版社)


体温や血圧が一日のなかで変わるように、血糖値も一日のあいだに変化しています。
どんな人でも血糖値が上がるのが、朝食後、昼食後、夕食後という「食後」です。
糖分を体内に取り入れれば、血糖値も上がるので、間食や夜食のあとにも上がっています。

ただ、その上がり具合は、人によってかなりの差があるのです。

3つの折れ線グラフのうち、全体的に高いのが「糖尿病の人」、
全体的に低めでゆるやかな山を描いているのが「健康な人」ですが、
気になるのが食事のたびに、一時的にグーンと上がってまた下がることを繰り返しているグラフです。

こうした血糖値の急激な上がり下がりを「血糖値スパイク」または「グルコーススパイク」と言います。

このタイプの人は、健康診断で血糖値を測っても、ほぼ見つかりません。

通常、健康診断では「前日の夜から何も食べないで来てください」と言われますよね。
健康診断で測っているのは、空腹時の血糖値、
あるいは「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」と呼ばれる
過去1〜2カ月の血糖値の平均をあらわす値です。

これらの値だけでは、「食後、血糖値がどうなっているのか」は、わかりません。

食後に血糖値スパイクを起こしていても、
食後2〜3時間のみ急激に上がってまた正常範囲に戻っていくので、
空腹状態で血糖値を測ったら、健康な人と同じような結果が出るのです。

また、一日に何度か血糖値が高くなるとはいえ、
ならせばそんなに高くはないので、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)も引っかかりません。

医者からは「ちょっと高めなので、食事と運動に気をつけましょうね」と言われて終わりでしょう。

ところがジェットコースターのように、血糖値が上がったり、下がったりを繰り返している人ほど、
心筋梗塞や脳卒中といった大きな血管病を起こしやすいことが最近、ハッキリしてきました。


血管の壁の内側の細胞を、糖分の多い液体と糖分の少ない液体にかわるがわるつけて、
血糖値スパイクが繰り返し起きている状態を人工的につくると、
細胞のなかで活性酸素が大量に発生するということを、イタリアの研究グループが明らかにしたのです。

この活性酸素ですが、よく「老化の元凶」と言われているのをご存じですか?

活性酸素は、呼吸で取り込まれた酸素が、体内で活用される過程で発生するものなので、
呼吸をしている限り、誰の体のなかでも必ずできます。

なおかつ、活性酸素はふつうの酸素よりも、
物を燃やす力がパワーアップしているので、細菌やウイルスを撃退してくれるなど、
免疫機能の一部としても働いています。

つまり、ある程度の量であれば、体を守るために働いてくれる。

ところが、増えすぎるとパワーを持て余して、正常な細胞まで傷つけてしまうのです。
それが、老化の元凶といわれる所以です。


☆間違っていた糖尿病指導

さて、血管の内側で活性酸素が大量発生していたら、どうなるのでしょうか?

まず「血管内皮」という血管のいちばん内側を覆っている膜が、傷つけられます。
その度に、傷ついた部分を修復するために、免疫細胞が集まってきて、
血管の壁に入り込み、やがて壁が分厚くなって弾力性を失ったり、
血液の通り道が狭くなったりしてしまう。

そうやって血管のいたるところで、動脈硬化が進んでしまうのです。

さきほど紹介したグラフのように、
食後2〜3時間だけ血糖値が急上昇・急降下する状態(血糖値スパイク)は、
これまでは「糖尿病予備軍」とか「糖尿病の前段階」と言われていました。

そして、「このままだと糖尿病になるから、気をつけてくださいね」
という指導が行われてきました。

つまり、「いまはまだセーフだけれど、このままだと糖尿病になるから危ないよ」
という指導だったわけです。


糖尿病は、血液中のブドウ糖が、全身の細胞に取り込まれずに、
血液中にあふれたままになっている状態のこと。
ただし、糖尿病を発症しても、初期には自覚症状はほとんどありません。

妙に喉が渇くとか、トイレの回数が増えるとか、
食べてもやせるといった症状が出てきて「おかしいな」と思いはじめたときには、
すでに血管の老化が進んでいて、網膜症や腎症、神経障害、脳梗塞といった
さまざまな血管の病気(合併症)を引き起こしてしまうことが多いのです。


☆なぜ糖尿病は怖いのか?

血管の老化によって、引き起こされるこれらの合併症こそが、
糖尿病が恐れられる理由です。

ところが、「かくれ高血糖」で血糖値が、急上昇・急降下を毎日毎日繰り返している人は、
糖尿病になる前から、すでに血管の老化が進んでいます。

糖尿病で恐れられている血管病の発症に向かって、すでにスタートを切ってしまっているのです。

『健診・人間ドックではわからない! かくれ高血糖が体を壊す』(青春出版社)。

血管病の代表が、心筋梗塞、脳卒中です。
「血糖値スパイク=食後高血糖」が起こっている人は、たとえ空腹時の血糖値が正常であっても、
心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなることが、国内外の研究で明らかになっています。

たとえば、山形県舟形町の40歳以上の住民を対象に、
7〜10年間追跡調査を行って、心血管疾患による死亡リスクを調べた研究では、
食後高血糖がある人は、ない人に比べて心血管疾患による死亡リスクが高いことがわかりました。

一方で、空腹時血糖値のみが高い人は、正常な人とほぼ変わりませんでした。

つまり、健康診断で測るような空腹時の血糖値よりも、
健康診断では、わからない食後高血糖のほうが、血管病の発症や、
それによる死亡リスクに深くかかわっていたということです。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、・池谷敏郎医学博士さんより、
《・・知らぬ間に進行している「かくれ高血糖」の恐怖・・》、
遅ればせながら私は、多々教示されたりした。

過ぎし2019年の新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、
私は寝室で寝ていた時、心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。

やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、
結果的に8泊9日の入院となったりした。

こうした苦い体験のある私は、何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
コメント (4)
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高名な鎌田 實(かまた・みのる)医師より、「安楽死」よりも「老い楽死」、私は学び、多々教示されて・・。

2021-09-26 16:20:49 | 喜寿の頃からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中、
『 孤独とストレスは肥満より死亡リスクが高い 一人暮らしでの対処法 』、
と題された見出しを見たりした。

こうした中、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人などと、
明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、
しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、
談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、お互いに談笑したりしている。

こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

しかしながら昨年の2月より、新型ウィルスの烈風で、
世の中は『三密(密集、密接、密閉)』となり、
私は生まれて初めてマスクをして、買い物、散策をしているが、
知人に逢っても、お互いに2メートル近く離れて、身振り手振りも交えて談笑している。



このように過ごしているので、
《・・孤独とストレス・・》は無縁だと思われるが、
いつの日にか、家内に先立たれて、やむなく『おひとりさま』の生活となりので、
《・・一人暮らしでの対処法・・》を学びたく、記事を読んでしまった。

この記事は、『週刊ポスト』の2021年10月1日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の【 NEWSポストセブン 】に於いて、9月26日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・ どのように老い、死を迎えるかを考えたとき、
諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師は、
自分自身を上機嫌にして老いを楽しむ「老い楽死」がよいと思うようになった。

老いを楽しむための障害として、立ちはだかるストレスや孤独は、
どうやって回避できるのかを解説する。

☆「安楽死」よりも「老い楽死」



☆新型コロナの巣ごもり生活は、老いの疑似体験

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、諏訪中央病院名誉院長の鎌田 實(かまた・みのる)さんにより、
《・・「安楽死」よりも「老い楽死」・・》、
そしてコロナ禍の巣ごもり生活が、1年半に及ぶ中、生活信条5か条、
学びながら多々教示されたりした。
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認知症の治療は早期発見がカギ、自宅で出来る脳機能テスト、こっそりと受診して、微苦笑を重ねて・・。

2021-09-25 14:57:02 | 喜寿の頃からの思い

先程、ときおり愛読している【 デイリー新潮 】を見ている中で、
『 認知症かな?  と思ったら・・・治療は早期発見がカギ 
        自宅で出来る脳機能テスト 』と題された、
見出しを見たりした。

 
こうした中、私は過ぎし7年前の70歳を過ぎた頃から
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、

その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。



こうした深情のある私は、やはり認知症になってしまったら、
家内の顔を見ても、あなた誰なのょ、と私が呟いたら、
家内は戸惑うし、もとより自身の日常の行動が正気が保たれなく、
私自身が困苦する。

まして家内に先立たれて、独りぼっちの生活の中、
認知症に伴い介護をして下さる施設、或いは身元保証人など、
多く御方に支えられて日常生活を過ごすことになる・・。

このような事態を避けたく、
《・・認知症の治療は早期発見がカギ・・自宅で出来る脳機能テスト・・》って、
どのようなことですか・・と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、【 デイリー新潮 】の『ライフ』に於いて、
2016年6月28日に配信され、大変古い記事であるが、
認知症の難題は時空を超越するので、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・ 
わが国の認知症の患者数は、一説によると
今や65歳以上の人口の10%(約242万人)に達しているという(厚生労働省HPより)。

東京オリンピックが開催される2020年には、それが325万人まで増加するともされ、
中高年にとって認知症は、もはや他人事ではすまない時代が到来している。


東京都調布市のクリニックで、
月に1000人近くの認知症患者を診る専門医の榎本睦郎氏(48歳)によれば、
テレビも雑誌も不安をあおる情報ばかりなため、来院当初は途方に暮れる家族がほとんどという。

そんななか、多くの人にまず知ってもらいたいのが「認知症治療は先手必勝」ということであり、
「正しい知識をもって、早期に適切な治療を受けるなら、認知症はそれほど怖くはありません」と、
榎本氏は著書『笑って付き合う認知症』で指摘する。

☆まずは最近のニュースを訊いてみよう

しかし、実のところ、治療が必要なアルツハイマー型認知症などの症状と、
治療の必要がない加齢による物忘れとを、一般家庭で早期のうちに見分けるのは難しい。
そこで榎本氏が同書ですすめるのは、自宅でも出来る簡単な脳機能テストだ。

まず一つ目は、「最近のニュースで印象に残っているもの」を訊いてみること。
政治情勢であれ芸能情報であれ、正常な人の99%から何らかの答えが得られるのに対し、
アルツハイマー型認知症の人は、わずか2%しか答えられないという。

このテストで気をつける必要があるのは、
「最近新聞を読んでいない」とか
「ニュースは知っているが、特に印象に残ったものはない」といった取り繕いだ。

そうした取り繕いがアルツハイマー型認知症では、42%もの割合で認められるため、
答えられないだけでなく、取り繕いがみられる場合も、病院で受診した方がよいと榎本氏は言う。

 

『笑って付き合う認知症』
榎本 睦郎 著

☆1分間で動物をいくつあげられるか?

もう一つは、「1分間で動物の名前をいくつあげられるか」で判断するものだ。

これは東京医科大学高齢診療科の羽生春夫教授が開発したテストで、
十二支を順番で並べるのは、駄目という条件を付けた上で、
1分以内に13以上の動物をあげられたら、まず問題ないと見てよい。

病院で行なう認知症のテストとして一般的なのは、
今年が何年かを訊いたり、
ある図形を描かせたりするMMSE(Mini-Mental State Examination)というものだが、
動物の名前をあげさせるテストは、それよりはるかに簡単で、かつ遜色のない結果がえられるという。

これなら道具もいらず、ゲーム感覚で出来るので、
相手に不信感を持たれることも少ないだろう。

家族や友人の最近の態度に「あれっ?」と思ったら、
この二つのテストを試してみても損はないはずだ。

            デイリー新潮編集部・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、認知症患者を診る専門医の榎本睦郎さんより、
《・・認知症の治療は早期発見がカギ・・自宅で出来る脳機能テスト・・》、
まもなく77歳になる男性の私は、遅ればせながら多々教示されたりした。

そして自宅で出来る脳機能テスト・・こっそりと挑戦した・・。

「最近のニュースで印象に残っているもの」に関しては、

◎自民党総裁選、29日の投開票に向け終盤戦に入り

◎眞子さまの意向を尊重して皇室を離れる際の一時金を支給しない方向

◎「ぴったんこカン・カン」18年半に幕を閉じ、安住アナは最後のあいさつで感極まって涙し、声を詰まらせた。

◎みずほ銀行の相次ぐシステム障害を受けて金融庁が業務改善命令

◎大谷選手、特大の45号を放った21日の翌日から
      3試合、13打席で実に9個の四球を選ぶという異常事態

私はニュース番組だけは毎日視聴しているので、泉のように応(こた)えられるので、
微笑んだりした・・。



「1分間で動物の名前をいくつあげられるか」に関しては、
何かと犬、猫などに動物に苦手な私は、やむなく過ぎし2008年12月下旬に、
『さっぽろホワイト・イルミネーション』を観る為に、札幌に4泊5日で訪れた。

この間、家内に誘われ『旭川動物園』に行ったが、
確か『ペンギン』、『アザラシ』、『ホッキョクグマ』、『オオカミ』、『シロフクロウ』など、
見たよなぁ・・と思い浮かべたりしている。

そして小学生の時に『上野動物園』で、『サル』、『ライオン』、『ゾウ』、
『キリン』、『カバ』、『シマウマ』、『トラ』などを思い浮かべ、
微苦笑したりした。



いずれにしても、健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
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「あれ・それ」増える老化にあらがう脳のアンチエイジング、私は学び、やがて微苦笑して・・。

2021-09-24 15:11:01 | ささやかな古稀からの思い
昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 日経Gooday 30+ 】の中で、
『 脳を鍛える極意
    増える「あれ・それ」老化にあらがう脳のアンチエイジング 
』、
と題された見出しを見たりした。

 
こうした中、私は過ぎし7年前の70歳を過ぎた頃から
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、

その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。



或いは、家内が視聴していたテレビ・ドラマで、私は何気なしに視て、
『この俳優さん・・過ぎし年に亡くなわれた御方であったが、

齢を重ねるたびに深みのある名演技をしていたよなぁ・・』
と私は家内に言ったりした。

しかしながら俳優さんの氏名が言えなくて、内心は苦笑したりする。
やがて亡くなわれた御方は、津川雅彦(つがわ・まさひこ)さんだったことに気付いたりしている。

そして『先程の俳優さん・・津川雅彦(つがわ・まさひこ)さんだった・・
俺も少しボケてきたかなぁ・・』
と私は照れながら家内に言ったりした。

『あなたぁ・・10年早いじゃない・・』
と家内は微苦笑しながら私は言ったりした。


             

このような生活をしてきたが、
今回の《・・増える「あれ・それ」老化にあらがう脳のアンチエイジング・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、【 日経Gooday 30+ 】に於いて、
2021年6月28日に配信され、無断ながら転載させて頂く。

 
《・・ 会話をするときに、固有名詞が思い出せず「あれ」、「それ」が多くなった。
メモなしでは、仕事の予定を覚えられない。
仕事の意欲も低下気味・・・これらは年齢とともに進行する「脳の老化」のサインかもしれない。

では、40~50代以降の脳には、どのような変化が起きているのだろうか?
脳の老化を防ぐ手立てはあるのだろうか?

脳科学者で公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さんに、聞いていく。
写真はイメージ=123RF
写真はイメージ=123RF
日経Gooday(グッデイ)
 

 

☆イライラしやすいのは「脳のメモ帳」の余白が減っているから?

人の名前が出てこない、会議や打ち合わせで、キレのある発言ができなくなった、
ということが増えて「これって脳の老化?」と気になっていないだろうか。

日常のさまざまな行動と脳活動の関係をテーマに研究する公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さんは、
「さまざまなストレスが、脳の処理スピードを鈍らせる要因となっています」と言う。
どういうことだろうか。

私たちの脳には、記憶や学習、言語をとりまとめる「前頭前野」という部位がある(下記イラスト参照)。
「前頭前野の仕事は、脳の別の場所に格納されている記憶や情報を意識に上げてきて、
あれこれ検討し判断すること。

いくつかの仕事を同時進行させたり、
対話の最中に『俺はそうは思わない』と思いながらにこやかに話したり、
揚げ物の料理をしながら味噌汁を作る、といった“やや込み入ったこと”をするときには
前頭前野が使われています」(篠原さん)

前頭前野の働きを篠原さんは「脳のメモ帳」と例えて説明する。
なぜなら、その枚数に限りがあるからだ。

「実は脳のメモ帳の枚数には、限りがあります。
1つのタスクでメモ帳1枚使うくらいのイメージだとすると、
みなさんそれを3~4枚しか持っていません。

つまり、私たちは、これ・あれ・それ・その他、ぐらいの情報しか
一度には処理できないのです」(篠原さん)

そして、仕事のストレスが、そのメモ帳の働きに影響するという。
「ストレスで気が休まらないという状況だけで、脳のメモ帳の枚数を食うのです。
メモ帳が少ないということは、脳の余白がなくなるということ。

だから、仕事の処理もうまくいかなくなるし、
人間関係もイライラ、ギスギスしやすくなります」(篠原さん)

もちろん、コロナによる先行きの不安もストレスの1つ。
さらに、リモートワークも脳のメモ帳に、負担を与えているという。

「これまで職場に出かけていたときには、
仕事と家庭をくっきりと分離することができていましたが、
リモートワークでは、会議や打ち合わせと家庭の日常がぐちゃぐちゃに混在し、
状況に応じてタスクを、時系列で並べ直さないといけません。

前頭前野のトレーニングとしては良いともいえますが、
日常的にこの状態では、脳の働きに支障が生じます」(篠原さん)

最近頭が働かない・・・と悩んでいる人は、
通常のストレスに加えて、長期にわたるコロナストレスが
脳のスムーズな働きを圧迫している側面もある、ということを知っておこう。

(原図=123RF)

☆ルーティン化した作業では「前頭前野」は使われない

ストレスはもちろんだが、脳も体の他の機能と同様、
加齢とともに、その働きが低下する。

特に年齢とともに機能低下しやすいのが、
先ほどのイラストで示した3つ、「前頭前野」と「海馬」、「線条体」だ。

「前頭前野」については、次のような認知機能テストでこの部位の機能を見ることができる。

(1)「さくら」、「ねこ」、「でんしゃ」という言葉を覚えてください。

(2)では、次に100から7を5回引いて、それぞれの答えを言ってください。

(3)「ふじのやま」という言葉を逆から言ってください。

(4)最初に覚えた3つの言葉を思い出してください。

「このようなテストを行っているときの脳の活動を見ると、
(4)で最初の言葉を思い出そうとするときに、前頭前野が働きます」(篠原さん)

(1)のときには3つの言葉を覚えていても、
(2)、(3)と別のことをしているうちに、「なんだっけ?」とよくわからなくなってしまう。

「面倒臭い頭の使い方ですよね(笑)。
こういった、一度に複数のタスクを行うことを、デュアルタスク(二重課題)といいます。

デュアルタスク(二重課題)を行うときに前頭前野が活性化しますが、
前頭前野の機能は、40~50代になると落ちてくる。

知らず知らずのうちに、この手のタスクを避けるようになることと、
年代なりの経験は重ねていますから、ルーティン化したやり方を好むようになる。

ところが手慣れた作業をしているときに脳活動を調べると、
前頭前野は、ほとんど活動していません。

また、記憶を保存したり必要に応じて取り出したりする作業を行う海馬も、
年齢とともに萎縮しやすくなります」(篠原さん)

ルーティン化した作業では、
3つめの脳の部位、やる気をつかさどる「線条体」も使われなくなるという。

「ある行動と快感を結びつけるのが線条体で、この部位がやる気の中核といわれています。
線条体は、運動の開始・持続・コントロールなどに関わり、
線条体のすぐそばには、報酬系・快感系といわれるドーパミン神経系が走っています。

そして、実際に報酬がもらえるときよりも、
『これをやったら報酬がもらえそうだ』と予測するときに
線条体は最も活性化することがわかってきました」(篠原さん)

線条体が活性化するときには、本人もドキドキ、わくわくしているという。
この仕事をすれば、こんないいことがある、
と思うことができれば、線条体は活性化する。

最近、仕事のモチベーションが上がらない・・・という人は、
一見すると効率的な「ルーティン化した仕事」ばかりに偏っていないか、振り返ってみよう。

線条体は、新しいことを学習するときに重要な部位。
「リハビリのさなかに、線条体の活動を止めると、
リハビリによる学習効果が、ほぼ消失することもわかっています。

中高年になると、これ以上新しい学習なんてする必要はない、と思うかもしれません。
確かにひと昔前までならば、50代ぐらいまでの蓄積で、人生を突っ走ることができた。

しかし、これからは人工知能(AI)の時代、
新規の学習をしなければならない機会は、何度も訪れるでしょう。

新たな学習をおっくうがっていては、
何度も挫折し、線条体の機能低下が進んでしまいます」(篠原さん)



☆朗報! 年齢とともに高まる脳機能もある

ややこしい作業をする前頭前野、
記憶の引き出しとなる海馬、
やる気のスイッチを入れる線条体。

このような大切な機能が、年齢とともにそろって機能低下していく、
と聞くと悲しくなってくる。

しかし、「年齢とともに高くなる脳機能があることも、わかってきたのですよ」と篠原さん。

知能に関する研究分野では、生きていくときに必要な知能を、
「流動性知性(記憶力など)」、
「統括性知性(計画力、マネジメント力)」、
「結晶性知性(知恵や知識、経験など)」の3つに分類するという。

流動性知性 …… 流動性という名の通り、その場その場で、何かを覚えて対処する能力のこと。
        いわゆる脳トレで鍛えようとするのがこの知性。
        18歳ごろをピークに低下


統括性知性 …… 企業でいえば社長や役員に求められる知性。
        現状把握、企画、意思決定などを担う。
        40代以降、伸びる人と低下する人に、二極化する可能性が指摘されている


結晶性知性 …… 知識や経験に裏打ちされる知能。
        経験の蓄積が結びつき結晶が、出来上がるように伸びていく。
        年齢とともに伸びていくことがわかってきた

「結晶性知性こそ、年の功といえる脳機能でしょう。
興味深いのは、40代、50代で統括性知性が育った人ほど
結晶性知性の伸びが大きくなる、ということです」(篠原さん)

長年の知識や経験の蓄積によって伸びるものには、「語彙力」もあるという。
「約1000人を対象とした研究によると、語彙力は50代半ばまで上昇し続け、
その後もほとんど低下しないことがわかりました(下グラフ)。
脳の機能には、年齢を重ねるほど良くなる面もあるのです」(篠原さん)

語彙能力は50代半ばまで上昇し、その後も高く維持される



健康な被験者を対象に「語彙」、「処理速度」、「推論」、「記憶」に関わる4つの検査を行い、
得点の年代差を検証した。(略)

脳の老化を防ぎたい、と思うと文字や数字、形を覚えたり見分けたりする「脳トレ」をイメージするが、
篠原さんは、「脳も体の一部ですから、脳のアンチエイジングを望むなら、
全身の健康を意識する必要があります」と言う。

2019年に世界保健機関(WHO)は
「認知機能低下および認知症のリスク低減のためのガイドライン」を公表している。

このガイドラインでは、認知症の発症や進行を遅らせることは可能、とし、
世界で現状とりまとめられているエビデンスに基づいて、
「強く推奨するもの」を挙げている。

それが、「運動」、「禁煙」、「高血圧や糖尿病のコントロール」、「バランスのいい食事」などだ。
「幸いなことに、体の健康を維持するための行動は、
そのまま認知症予防にもつながるのです」(篠原さん)

運動や食事などの日常習慣が、脳の健康のベースにあることを踏まえた上で、
次回は、日常の中で脳機能を若返らせていくコツを教えてもらおう。

(ライター 柳本操、グラフ制作 増田真一)

[日経Gooday2021年6月22日付記事を再構成]・・ 》

 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さんにみちびかれて、
《・・「あれ・それ」増える老化にあらがう脳のアンチエイジング・・》、
遅ればせながら、多々教示されたりし、やがて微苦笑したりした。


特に《・・ 年齢とともにそろって機能低下していく、と聞くと悲しくなってくる。

しかし、「年齢とともに高くなる脳機能があることも、わかってきたのですよ」と篠原さん。

知能に関する研究分野では、生きていくときに必要な知能を、
「流動性知性(記憶力など)」、
「統括性知性(計画力、マネジメント力)」、
「結晶性知性(知恵や知識、経験など)」の3つに分類するという。

流動性知性 …… 流動性という名の通り、その場その場で、何かを覚えて対処する能力のこと。
        いわゆる脳トレで鍛えようとするのがこの知性。
        18歳ごろをピークに低下


統括性知性 …… 企業でいえば社長や役員に求められる知性。
        現状把握、企画、意思決定などを担う。
        40代以降、伸びる人と低下する人に、二極化する可能性が指摘されている


結晶性知性 …… 知識や経験に裏打ちされる知能。
        経験の蓄積が結びつき結晶が、出来上がるように伸びていく。
        年齢とともに伸びていくことがわかってきた

「結晶性知性こそ、年の功といえる脳機能でしょう。
興味深いのは、40代、50代で統括性知性が育った人ほど
結晶性知性の伸びが大きくなる、ということです」(篠原さん)

長年の知識や経験の蓄積によって伸びるものには、「語彙力」もあるという。・・ 》



こうしたことを学び、人生の苦楽を多く体験した高齢者こそ、

『結晶性知性』で、せめて脳の衰えをおぎなえば・・良いかしら、
と微苦笑したりした。
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健康で長生きのカギは「筋肉量」、運動嫌いでもできる”チリつも運動10選”、私は学び多々教示させられて・・。

2021-09-23 14:20:26 | ささやかな古稀からの思い

☆筋力は1年に1%の割合で減っていく… 

「人間は、筋肉から衰えていく動物であり、
衰えるのも、甦(よみがえ)るのも、元気に長生きできるかどうかのカギも、筋肉が握っている」

筑波大学大学院人間総合科学研究科教授の久野譜也さんは、そう断言する。

筋肉量は20~30代をピークに1年に1%の割合で減っていき、
閉経によってホルモンバランスが変わると、減少のペースが加速。



年代ごと下記のようなトラブルを引き起こし、80代の筋肉量はピーク時の30~50%になってしまう。

●30代

疲れがたまりやすくなり、翌日に持ち越す

・運動会で転んでしまう

・肌のたるみが気になる

・冷え性がひどくなる

40代

たまにつまずいたり、転んだりする

・代謝が落ち、中年太りが進む

・姿勢が悪いと言われる

・腰痛や肩こりに悩まされる

50代

体力がめっきり低下、階段を急いで上ると息切れする

・反射神経が鈍くなってきた

・体が硬くなる

・健康診断でメタボと指摘される

60代

よろけたり転ぶことが増えた

・座り姿勢からすっと立ち上がれない

・ひざや腰など、関節が痛む

・尿漏れするようになった

70代

歩くスピードが落ちた

・ちょこちょこ歩きになった

・ペットボトルのふたが開けられない

・むせたり、せき込むことが増えた

体の不調は筋肉の衰えが9割だった!
健康で長生きのカギは「筋肉量」にあり




☆体の不調は筋肉量の低下に原因が

「これらの体の不調の主な原因は、筋肉量の低下にあると考えられています。
『ウオーキングをしているから大丈夫』という人がいますが、
残念ながら筋肉量の低下に、ウオーキングの効果は、ほぼゼロ。

筋肉を増やすには、筋トレをするしかないんです。
ただ、いくつになっても筋肉は鍛えられ、増やせることも事実です」(久野さん)

つまり、筋肉を意識して体を動かし、筋肉量をキープすれば、
衰えを食い止めることができ、最後まで「動ける体」をつくることはできるのだ。

とはいえ、「運動は苦手」な人はどうすればいいのか? 
秘策は「チリつも」にあり!

☆普段の生活の中に“筋トレ”を取り込む

「朝起きたら顔を洗い、歯を磨くように、
筋トレも習慣づけることができれば、3週間ほどで効果は、自覚できる」

そう力強く語るのは、『簡単ストレッチですぐにペタ腹!10秒おなか伸ばし』(光文社)の著者で
スポーツ&サイエンス代表の坂詰真二さん。

「でも、最初から張り切りすぎると、筋肉痛に悩まされ疲れてしまい、三日坊主になりやすい。
テレビを見ながらでも、ふと気づいたときに筋肉を意識して正しく動かせば、
たとえ1分であっても効果はあります」(坂詰さん・以下同)

たとえば下で紹介している、
【1】の「上体反らし」の場合、お腹の上部が床から離れるまで反らせば、充分に背筋が鍛えられる。
しかしつい張り切りすぎて、お腹の下部が床から離れるほど無理に上体を反らすと、
効果が出るどころか筋を痛める可能性がある。

「それに、立ち上がるごとに、姿勢を正すのもいい方法です。
加齢によって下半身の筋肉が衰えると、足の裏の外側に体重をかけて、立とうとします。
これではひざが、外に開いてO脚になり、ひざや股関節に大きな負担がかかります。
足の裏の内側を意識して歩けば、下半身に力が入りやすくなり、ふらつくこともありません」


最強の筋トレといわれるスクワットも、正しく行うのは難しいイメージがある。

「椅子の背もたれなどに、つかまって行えば、初心者でも簡単にできます。
私の祖母は、それまで何も運動していなかったのに、
70代後半から今回紹介した家でできる筋トレを始めて、
98歳でも、元気に台湾旅行に参加することができました」(久野さん)

何歳からでも筋肉を鍛えられる筋トレは、“いま”こそ、始め時なのだ!



☆リビングでくつろぐなら・・・チリつも運動10選

くつろぎのスペースであるリビングは、
床に座ったり、寝転んだりした姿勢からの筋トレに最適。

1時間に1回、筋トレタイムを組み込めば、いまいる場所がトレーニングスタジオになる。
部屋の移動の際も、たとえ数歩でも筋トレにつなげよう。

1.【背中・腰】ちょい上体反らし

チリつも運動1
背中、腰に「ちょい上体反らし」腰を反らしすぎない

 

2.【お腹】背起こし腹筋 

チリつも運動2
お腹に効く「背起こし腹筋」お腹に力を入れる

 

 

3.【お尻・二の腕】尻浮き座り

 

チリつも運動3
お尻、二の腕に効く「尻浮き座り」指先は後ろに向けるのがポイント!

 



4.【脇腹・骨盤矯正】お尻歩き

 

チリつも運動4
脇腹、骨盤矯正に効果的な「お尻歩き」脇腹を意識してトレーニングしよう

 

5.【お尻・太もも】アヒル歩き

 

チリつも運動5
お尻、太ももには「アヒル歩き」。普通に歩いちゃもったいない。もっと大股で大胆に!



6.【ふくらはぎ】ドア開閉足首伸ばし

 

チリつも運動6
「ドア開閉足首伸ばし」はふくらはぎのトレに



7.【お尻・太もも】つかまりスクワット

 

チリつも運動7
お尻・太ももの筋トレには「つかまりスクワット」





8.【前もも】スマホ操作deプチトレ

 

チリつも運動7
「スマホ操作deプチトレ」を習慣にして前ももを鍛える



9.【お腹】背中丸め座り

 

チリつも運動9
スマホチェックの時間も、筋肉に力を入れるだけで“筋トレ脳”に!



10.【お腹】10秒de腹ペタポーズ

 

チリつも運動9
「10秒de腹ペタポーズ」でポッコリお腹を改善!


教えてくれた人

久野譜也さん/筑波大学大学院人間総合科学研究科・教授、坂詰真二さん/スポーツ&サイエンス代表

取材・文/山下和恵 イラスト/斉藤ヨーコ、カツヤマケイコ ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、女性向けの《・・健康で長生きのカギは「筋肉量」、運動嫌いでもできる”チリつも運動10選”・・》、
まもなく77歳になる男性の私でも、学びながら多々教示されたりした。

そして何事も実践ょ・・と思い、
『1.【背中・腰】ちょい上体そらし』に挑戦したが、
何かと不器用な私は、すぐにできず、やむなくパスをした。

この後、『2.【お腹】背起こし腹筋』をして、
これだったら私でもできるょ・・と微笑んだりした。

いずれにしても、何かと不器用な私でも、少しづつ実践して、
やがて「筋肉量」は増して、あと3年すれば80歳となるが、
要支援、要介護にも無縁で、日常生活を自立した言動で迎えられるかしら、
と微笑んだりした。
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「住み慣れた施設で最期まで」の希望を叶える「看取り介護」、私は多々教示されて・・。

2021-09-22 14:50:39 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【マネーの達人】の『シニア』の欄で、
『 「住み慣れた施設で最期まで」の希望を叶える「看取り介護」
                          内容と注意 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

しかしながら介護施設により、亡くなる時まで居られなく施設がある、
と知人から聞いたりしていた。



もとより人生の心身弱り切った状態で、ほかの介護施設を探すことは困苦する、
と思い深めている私は、《・・「住み慣れた施設で最期まで」の希望を叶える「看取り介護」・・》、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった・・。

この記事は、ケアマネージャーを7年経験して、
現在は現役で老人ホームの施設長されている佐々木 政子さんの寄稿文であり、
【マネーの達人】に於いて、2021年5月20日に配信され、
無断であるが、記事を転載させ頂く。
               

《・・日本は高齢化社会に突入していて、日常生活に介護が必要となっている方も増加しています。

介護が必要になった方を自宅で介護することが困難になった際に、
施設入居を選択する方も少なくありません。

しかし、せっかく施設に入居したとしても、体調の低下や疾病の発生に伴い、
入居した施設を退居して、転居しなければならない
事態が発生することもあるのです。

住み慣れた施設で、最期まで生活をしたいと希望される場合には、
「看取り介護」を実施している施設を選ぶ
ことが重要です。

今回は、施設で実施している看取り介護の内容や
事前に踏まえておくべき注意点についてご紹介します。

 

☆施設の看取り介護とは

看取り介護とは、現代の医療で回復不可能な状態に陥っていると
医師から診断された方(老衰等)に対して、積極的な延命治療などを行わず、
それまでの本人の価値観などを踏まえたうえで、
最期までその人らしく生活できるように支援すること
を言います。

看取り介護を行うためには、原則として本人の意思が必要ですが、
意思表示が困難な場合もあります。

その時は、本人に代わって本人の意思を表明していただけるよう、
その家族の方にアプローチすることもあります。

看取り介護を実践するにあたっては、
施設スタッフのみならず、その本人を取り巻く人たちにも関わりを持ってもらい、
本人にとって過ごしやすい環境を整えることが必要です。

続いて、施設での看取り介護における2つの注意点を解決策と合わせてみていきましょう。

☆看取り介護の「2つの注意点」と「解決策」

介護報酬改定の主な事項

注意1. 医療行為の実施が困難な場合がある

施設の種別によっては、医師や看護師が24時間常駐しているわけではなく、
病院ほど医療体制が充実している施設は少ない
と言えます。

看取り介護の対象となった方が持つ疾病によっては、
痛みを伴い麻薬などの痛み止めを使用しなければ、苦痛緩和に努められない場合もあります。

しかし、それは医師や看護師などしか、実施できません。

医療施設ほどの物理的な苦痛緩和に努められないため、
看取り介護の実施が困難と言わざるを得ない状態の方もいます。

また、水分や食事が摂取できなくなった時に点滴などをしてほしいといった際にも
必要最低限の点滴のみの実施しかできず、
家族によっては「何もしてあげられないのがつらい」と考える方も多いものです。

☆解決策

その施設で、実施できる医療行為について事前に説明を受け、
分からない内容を確認したうえで、看取り介護を行ってもらうか
どうかを決めることが、大切であると考えられます。

施設での看取り介護においては、
医療行為の実施が困難であるということを踏まえたうえで、
看取り介護を受けるかどうかを判断することが重要です。



☆注意2. 施設の利用料金が高くなる

一定の条件を満たして、施設で看取り介護を実施した場合には、
介護報酬に「看取り介護加算」という形で上乗せされます。

2021年4月から実施される介護報酬改定において、
国は施設での看取り介護実施を推進するため、
それまでよりも看取り介護加算を算定できる範囲を広げました。

看取り介護を受けた本人が亡くなった日から起算して、
45日間まで看取り介護加算を算定することが可能になり、
1日あたり約80円~1600円程度が上乗せされることが新たに定められました。


☆解決策

看取り介護を実施した期間によって、請求される料金は異なります。

看取り介護加算は、施設を利用した最終月にまとめて請求されるため、
施設に最後に支払う利用料金が上がってしまう
ということを覚えておきましょう。

参照:厚生労働省「地域包括ケアシステムの推進 (pdf)



☆「看取り介護加算」は入居前に確認

住み慣れた環境を亡くなる直前に変えられることは、
その方によっては、強いストレスとなります。

人生の最期を住み慣れた施設で送れるかどうかについては、
施設に入居する前に、確認しておくことが重要です。

入居を希望する施設に説明を聞きに行った際には、
「看取り介護加算」が設定されているかどうかを
担当の相談員に聞いてみることをおすすめします。

その時が来てからでは
「自分自身の最期をどのように過ごしたいか」
という希望の確認をするのが、困難な場合もあります。

話しにくい内容かもしれませんが、
事前に話し合うことでより希望に即した支援ができるため、
一度話し合いをしておくとより良い看取り介護の実施につなげられますよ。 ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、介護に関して精通されている佐々木 政子さんの寄稿文より、
私は多々教示されたりした・・。

もとより《・・
住み慣れた環境を亡くなる直前に変えられることは、
その方によっては、強いストレスとなります。

人生の最期を住み慣れた施設で送れるかどうかについては、
施設に入居する前に、確認しておくことが重要です。
・・》

こうした原則に基づき、少し安楽な心情で、晩年期を介護施設で過ごせたら・・、
思い馳せたりしている。

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「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和、動顛しながら私は学び・・。

2021-09-21 15:11:34 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中で、
『 「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和 』
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
過ぎし昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。



こうした中で、私は
ワクチン接種に関して、
1回目は、6月5日、そして2回目は3週間後の6月26日に、接種を受けたりした・・。
そして家内も、私より2週間遅れで、接種を受けたりし、
我が家は少し安全かしらと思ったりした・・。

しかしながらこの間、ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授がテレビに出演されて、
私は多々教示されたりした。

何かしらワクチンは2回接種したとしても、
必ずしも100%感染を抑えるわけではないので、
安心して・・あちこち外出していいわけではない。
油断しては、いけない、と私は視聴したりした・・。

こうしたことを学んできた私は、国民の多くがワクチン接種終え、
お互いに自粛すれば、やがて新型ウィルスの烈風が終息化となる・・。

このような希望を秘めてきた私は、何かしら国民の半分は自粛しているが、
残りの半分ぐらいは自粛疲れで、
レジャー、旅行、人出の多い街に遊びなどで、自在に過ごしている、
とテレビのニュースで知り、小心者の私は動顛してきた。

しかしながら私も家内も自粛疲れで、ときおり閉塞感を感じる時もあり、
コロナが終息したら、国内旅行に行こうよねぇ・・合言葉のように過ごしている。



このような心情を秘めている私は、
《・・「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和・・》って、
どのようなことなのょ・・と思いながらも、記事を読んでしまった・・。

この記事は、【 NEWSポストセブン 】に於いて、9月19日に配信され、
無断であるが、転載させて頂く。

《・・ 世界でも有数のスピードで、ワクチン接種をすすめ、
いち早くマスクなしの日常をとりもどしたはずのイスラエルだったが、
新型コロナウイルスが再度流行し、屋内マスク着用を再び義務化した。

この事実からみても、ワクチン2回接種したことは、
コロナウイルスと無縁の生活を送れる保証にはならない。



ところが日本では、先に2回接種を終えた人たちのなかに、
マスクも3密も気にしないどころか、ワクチンを打てていない人を
差別するかのような言動を乱暴にぶつける人たちがいる。

ライターの森鷹久氏が、ワクチン2回接種を終えた人たちの勘違いによって
起きつつある社会の不和についてレポートする。




9月上旬、昼下がりの埼玉県某市内では、
「新型コロナウイルス感染拡大中」であることを知らせる市の防災無線の放送が、
不要不急の外出の自粛、消毒など感染対策を徹底するよう呼びかけていた。

自宅でリモートワーク中だった市内在住の会社員・中原龍也さん(仮名・40代)は、
この放送を複雑な思いで聞いていた。

「近くの公園では、ゲートボール大会が開催されていて、
高齢の参加者が10数人はいたと思います。

ボールを打つカーンという音は、早朝の7時頃から聞こえていて、
ほとんど自宅から出られない娘(小5)は、
うらやましそうに『いいなあ』と」(中原さん)

実は、ゲートボール大会が行われていた公園には、
数年前までは、滑り台やブランコなど「児童公園」らしい遊具が、いくつも設置されていた。

娘が生まれて初めてブランコに乗ったのも、初めてかけっこをしたのも、この公園である。
しかし、遊具に老朽化が見られると使用禁止の張り紙がなされたのは、3年ほど前のこと。
古い物が撤去され、新しい遊具が設置されるのかと期待していたが、跡地はガランとしたまま。

「ちょうどその頃、公園で遊ぶ子供の声がうるさいとか、
ボールで遊んでいて、危ないということで、公園内での禁止事項が張り出されました。
ボール遊びは禁止、騒ぐのは禁止になりました。
子供たちの場所ではなくなったんです」(中原さん)


こうした経緯があっただけに、コロナ禍で外に出ることも、ままならない子供が、
公園で楽しそうにゲートボールに興じる高齢者をうらやましく眺めていることに、正直腹が立った。

高齢の自治会長にその「是非」を問うた所、返ってきたのは驚くべきき答えだった。

「私は、まだ自治体の接種を1回受けただけで、
12歳にならない子供は、そもそも打てない。

高齢者はワクチン接種も早く、すでに2回打ったという方も多く、
外出する人が増えているというんです。
ワクチンを打てば、コロナにかからないから、安全なのだと」(中原さん)

もちろん、ワクチンを接種さえしていれば、新型コロナウイルスに感染しない、
というのは誤情報である。



ワクチンを2回接種した場合の有効率をみると、
どのワクチンを使用しても100%にはならないし、
引き続きマスクや手洗い、3密を避けるなどの予防は必要である。

それでも、ワクチン接種していない場合に比べて、
感染しづらいので当然、他者にうつす危険性が低くなり、
もし感染しても、重症化しづらいというのが、ワクチンの「効果」とされる。

「昨年も、公園で子供たちが遊んでいたら、
子供は感染源だから、公園を使うなと言われたと、
パパ友さんから聞きました。

子供を優遇しろとか高齢者を優先しろ、ということは思いませんが、
余りにも不公平です。

子供は、ほとんど家から出られず、家でゲームしたり本を読んだり、
以前は、アウトドア派だったのに、引きこもりに近いような生活を強いられているんです」(中原さん)


ワクチンを打てば「安心」という現実を誤認した感覚は、
いち早く2回の接種を受けられた高齢者の間で広まりつつある。

その「証拠」とも言える現場を目撃したというのは、
千葉県内の小学校教諭・細井香奈恵さん(仮名・30代)だ。

「通学路に、カラオケ喫茶があって、近くの高齢者の憩いの場になっていました。
昨年、そこでクラスターが発生し、店は休業していたようでしたが、
夏休み後半頃には、また以前のように高齢のお客さんが、集まり始めていました」(細井さん)

カラオケ機器が設置された飲食店などに高齢者が集まり、
昼から(早朝から、という場合も)飲酒や食事をしつつカラオケを楽しむ、という行為は、
近年、高齢者の間でも、広がりつつある一つの「レジャー」でもある。

しかし、こうした店で昨年、相次いで高齢者のクラスターが発生し、
テレビニュースや新聞でも、大々的に報じられたことも、記憶に新しい。

「お店に戻ってきた高齢の方は、マスクもせずに、お店の外に出てきては、
ビールを飲みながら、喫煙されたりしている。

店は通学路上にあり、子供たちも見ているようで、
『おじいちゃんがマスクしていない』とか
『外(の店で)でご飯が食べられてうらやましい』と言われました」(細井さん)


細井さんも、ここまでは「仕方がない」と我慢していたが、
受け持つクラスの児童が漏らしたある一言に大きなショックを受けた。

「児童が、店の前に居た高齢者から
『ワクチンを打ってないから、外に出ちゃダメ、
学校も休みにして欲しい、と先生に言いなさい』と言われたそうなんです。

児童は、お母さんにも話したそうで、後に児童のお父さんが、お店に抗議されました」(細井さん)


ところが、店の客だけでなく、経営者までもが
「高齢者はワクチンを打っているから安心」の一点張りで、
昼カラオケも飲酒も、店の外での喫煙も、やめる様子はなかったという。

「おじいちゃん、おばあちゃんだけズルい、と子供たちも思っているのでしょうが、
ワクチンを打てない年齢なのが悪い、大人のほうが子供よりえらい、
と感じてしまっている児童もいます。

地元の方には、大人として、ぜひ児童のお手本になるような姿を見せて欲しいと思うのですが、
そうした高齢者の方を見ていれば、先生たちが言っていることの方が
おかしいのでは?と考え始めないか、不安で仕方ありません」(細井さん)

ワクチンに関する誤情報に基づき、公園やカラオケに戻りつつある高齢者たち。

山梨県内の温泉旅館経営の男性(60代)も、筆者の電話取材に対し
「秋頃から、老人会などの予約が、入り始めている」と話すが、
電話口では「全員ワクチン2回接種済」と自信満々に説明されるのだという。

また、そうした高齢者が、旅館を利用する際、
マスクをしない、大広間で密になり、会話するなどのトラブルが相次いでいるが、
相手はこの時期には、ありがたい「お客様」であり、やはり強く指摘は出来ないと声を潜める。


「ワクチンさえ打っていれば、安心」という誤情報は、
それを信じ込んでしまっている高齢者自身に危険を及ぼすだけでなく、
周囲にも、大きな悪影響を与える。

ワクチンを打ちたくても、打てないという若年~中年層は、
ワクチンを打ったと大いばりの高齢者たちから、
排除されたり、ひどい言葉を投げかけられ、絶望したり、
高齢者に恨めしい目を向け始めている。

大人たちの行動を、大人が考える以上に、子供たちはよく観察している。

自身だけが楽しければ良い、自身だけが助かれば良い、
という身勝手すぎる行動を取る大人が増えれば、
そうした行動を「是」と考える子供、若者も当然増加するはずだ。

すでに、国民の約半数がワクチンを2回接種済みだと政府は公表した。

今後、ワクチン未接種の国民が、マイノリティになっていく可能性も高いが、
そのとき、事情があって、どうしてもワクチンが接種できない人、
接種の予約が取れなかったという少数の弱い立場の人たちが、
接種済みの人々から攻撃される、という恐れも捨てきれない。

今こそ、大人たちが襟を正さないと、コロナが収束しようと、大きな禍根を残すことになる。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、《・・「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和・・》、
私は読みながら、動顛したりした
・・。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、無念ながら息子、娘もいなく、
まして孫もいないので、社会の実情に何かと無知なことが多い。

お孫さんのいる祖父、祖母は、愛らしいお孫さんに恥ずかしくないような言動、
そして子供がいる息子の家族、娘の家族にも、心の節度が欠けた言葉、しぐさ、
人としての基本の情操教育は、家庭から育(はぐく)まれている、と私は思い深めているので、
たとえ新型コロナウイルスの烈風下の中でも、お互いに自制して過ごしたい、
と思ったりしている。
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夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣、こっそりと私は学び、微苦笑をして・・。

2021-09-20 13:37:23 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日経Gooday +30 】を見ている中、
『 夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣  』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

こうした中、睡眠に関しては、現役サラリーマン時代は多くの御方と同様に、
睡眠時間を削って奮闘してきた・・。
 
やがて年金生活の今は、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡し、
殆ど6時間ぐらい寝てている。

ときおり深夜まで読書をした場合、昼食後に一時間前後、昼寝を甘授し、
いつでも寝ることが出来るのは年金生活の特権のひとつかしら、
と微笑み時がある。



しかしながら昼寝を2時間ぐらい寝てしまった時は、

夜中に目覚める「中途覚醒」となってしまい、戸惑ったりしている。

そして恥ずかしながら、75歳を過ぎた頃から、
夕食後、煎茶、コーヒーをお代わりして充分に飲んだりすると、
午前3時前後に、尿意を感じて、やむなくトイレに行ったりして、
俺も齢を取って、老化かょ・・と心の中で呟(つぶや)いている。

こうした実態を秘めている私は、
今回の《・・夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣・・》、
どうしてなのょ・・と思いながら、こっそりと読んでしまった。

この記事は【 日経Gooday +30 】に於いて、
昨年の2020年12月13日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。

《・・ (略)・・睡眠の途中で目を覚ましてしまう「中途覚醒」。

若い頃は、いったんベッドに入れば「途中で目を覚ます」なんてことは
なかったという人も少なくないでしょう。

しかし歳をとるにつれ、睡眠の途中で目が覚めやすくなったり、
トイレに起きたりすることが増えてきて2559人を対象にした日本大学の調査によると、
「週に3回以上、中途覚醒がある」40~50代は12.7%だったのに対して、
60歳以上になると21.2%にまで増えてきます(女性心身医学. 2014;19:103-9.)。

なぜ歳をとると、中途覚醒が増えるのでしょうか。

睡眠医学の第一人者である秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座教授の三島和夫さんは
次のように説明します。

「歳をとると、睡眠の質が変わってきます。これが第1の要因です。
高齢になると、深い睡眠が減るので、ちょっとしたことで、目が覚めやすくなるのです。

また、睡眠中は、脳の視床という部分にフィルターがかかって、
外からの刺激が入りにくくなるのですが、
歳をとると、このフィルターが弱くなるという要因もあります」(三島さん)

いくら健康な人でも、歳をとれば、睡眠が浅くなって目が覚めやすくなるのです。
「70歳を過ぎると、布団に入ってから朝まで、1回も目を覚まさない人なんて
10%もいません」(三島さん)

高齢者が、夜中に目を覚ますようになるのは、
ある意味、当たり前のことなわけですが、中途覚醒は愉快なことではありません。

「できれば朝まで、ぐっすり眠りたい」、
「せめて目が覚める回数を減らしたい」と考えるのも自然なことでしょう。
何か打つ手はあるのでしょうか。


 

三島さんは、「加齢とともに睡眠の質は変わりますし、
年齢とともに睡眠時間も短くなります。
若かった『あの頃のように』を目指してはいけません」と前置きしつつ、

その一方で「『誤った睡眠習慣』をしているために、中途覚醒になっている人も多く、
習慣を改めるだけで問題が軽減することも多い」と話します。


☆中途覚醒につながる誤った3つの睡眠習慣とは

三島さんは「誤った睡眠習慣」について、こう説明します。

「中途覚醒に悩む中高年には、誤った睡眠習慣を持っている人が多くいます。
すなわち『早寝』、『長寝』、『昼寝』です。

その3つの習慣を続けている限り、中途覚醒はなくなりません。
逆にそれらをやめるだけで、中途覚醒が軽減する人も多いんです」(三島さん)

(三島さんが作成した図を基に編集部で改変)

まず「早寝」とは、夜の20時や21時から、早々とベッドに入ってしまうこと。

特に高齢になると、疲れを感じやすいので、起きているのがつらくなり、
必要以上に早く寝てしまおうとする人が少なくありません。
夜やりたいこともないからと、必要以上に早く寝てしまおうとする人もいるでしょう。

早寝の問題は、「眠れそうもない時間に、眠ろうとすること」だと三島さんは指摘します。
人間の体は、普段ベッドに入る時刻の2時間ほど前から、
眠る準備が始まって、深部体温が下がり始めますが、
その直前は1日の中でも、最も深部体温が高く、眠りにくい時間帯になっているのです。

「70代の人でも、一般に23時くらいにならないと、体が眠る準備は整いません」(三島さん)。
たっぷり8時間眠ろうと思って早くベッドに入っても、
私たちの体は、横になりさえすれば機械的に眠れるようには、できていないのです。



☆6時間しか眠れないのに、8時間寝ようとするから中途覚醒に

2つ目の「長寝」は、早寝に通じるところもありますが、
「眠れないまま、長時間ベッド(布団)の上で過ごすこと」を指します。

「横になっているだけでも、体は休まる」というのは単なる気休めで、
すでに否定されている古い常識です。

それどころか、眠れないまま長時間ベッドの中で過ごす経験を重ねると、
不眠症が悪化することが分かっています。

長寝で最大の問題となるのが、ベッドにいる時間と
実際に眠れる時間との間に、大きなギャップを生むことです。

歳をとると、必要な睡眠時間は、短くなります。
若い頃よりも、エネルギー消費量が少なくなって、基礎代謝が落ちるため、
短い睡眠で間に合うようになっていくのです。

年代ごとの平均睡眠時間を調べると、
25歳で7時間、40歳で6時間半、65歳で6時間、80歳で5時間半・・と
歳をとるほど着実に減っていきます(下のグラフ参照)。

「毎日8時間以上眠れるのは、中学生くらいまで。
70代になったら6時間程度しか眠れませんし、眠る必要もないのです」
と三島さんは話します。
実際に眠れる時間より、長くベッドにいれば、眠れない時間は増えるわけです。

三島さんによると、
「日本人の65歳以上の人は、平均で9時間程度ベッド(寝床)にいる」そうです。

一方、65歳の平均睡眠時間は6時間ちょっとで、70歳になると6時間を切ります。
あくまで平均ですが、3時間程度は眠れないまま、ベッドで過ごしていることになります。

「眠れる時間が短くなっているのに、無理に8時間眠ろうと布団にこもっていれば、
不快な中途覚醒や早朝覚醒が増えるのも当然」と三島さん。



睡眠時間は、年齢とともに短くなっていく。(略)

なお、ここに挙げた睡眠時間は、あくまで平均値ということにも注意してください。
必要な睡眠時間は個人差が大きく、「同じ年代でも3時間くらい違います」(三島さん)。

70代なら6時間が普通といっても、
中には8時間眠らなければ、つらいという人もいれば、
逆に5時間少々で目が覚める人もいます。
必要以上に数字にこだわらないようにしましょう。



☆問題となるのは「長すぎる昼寝」

誤った習慣、その3つ目は「昼寝」です。
午後の短い仮眠は、その後の作業で眠気や疲れを感じにくくなるなど
“いい面”もありますが、問題となるのは「長すぎる昼寝」です。

30分以上眠ると、徐波睡眠(脳を休める最も深いノンレム睡眠)に入りやすく、
そうなると、夜の徐波睡眠が大幅に減って、メジャースリープ(夜のまとまった睡眠)の質が
悪くなってしまうのです。

「1時間の昼寝は、夜の3時間分の眠気を取ると言われます。
実際、不眠症に悩んでいる人は、昼に長く寝ていることが多い」と三島さんは指摘します。

昼の仮眠は、20~30分以内にとどめるようにしましょう。
また、昼寝は遅い時間にするほど、メジャースリープへの影響が大きくなります。
仮眠を取るなら15時までにしましょう。



☆中途覚醒を減らす「睡眠制限法」

中途覚醒に悩む人が、具体的に取り組むべき対策は、
ここまで解説してきた「3つの習慣」をやめることになります。

中でもポイントになるのが「早寝」と「長寝」の対策です。
具体的な対策として、ベッドにいる時間を
実際の平均睡眠時間に合わせて、制限するという「睡眠制限法」が有効です。
強制的に「早寝」と「長寝」を防ぐことから睡眠制限法と呼びます。

具体的には、「睡眠日誌」をつけるところから始めます。
就寝時刻(ベッドに入った時刻)、実際に寝入った時刻、
途中で目が覚めた時刻と持続時間、起床時刻(起きた時刻)。

以上の数字を起床直後にメモし、あとから実際に眠った時間をグラフにします。
昼寝をした場合は、その時間も入れておきましょう。

この睡眠日誌を2週間つけて、中途覚醒を引いた毎日の平均睡眠時間を計算します。

ここでは仮に、計算して分かった平均睡眠時間が5時間半だったとしましょう。
ベッドにいる時間は、プラス30分~1時間(高齢者や持病がある人は1時間)、
高齢者であれば1時間を足して、6時間半になります。

朝6時に起きるのなら、23時半に就寝し、ベッドにはきっかり6時間半しか、いてはいけません。

「ポイントは、どんなにつらくても決めた就寝時間まで寝ないことです」(三島さん)。
そして、眠かったとしても、とにかく就寝から6時間半(上記の例の場合)たったらベッドから出ます。
昼寝は夜の睡眠に影響するので、できるだけしないようにしましょう。

この記事は、「『誤った3つの習慣』を続ける限り中途覚醒はなくならない」
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/19/080700026/082200003/
(執筆:伊藤和弘=フリーランスライター)を基に作成しました。

[日経Gooday2020年11月30日付記事を再構成]・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、睡眠医学の第一人者である秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座教授の三島和夫さんより、
《・・ 夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣・・ 》、
多々教示され、やがて私は微苦笑を重ねたりした・・。

ここ一週間、布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の6時ぐらいが多くなっている。

こうした中で、現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。

そして目覚めた時、ぼんやりと昨日は・・と思い浮かべたり、
今日は・・と予定事項を思い浮かべたりしている。

まもなく15分ぐらい過ぎた時、オシッコだ、と感じて、布団から起きだすことが多くなっている。
       
しかしながら、まだ6時かょ・・と思いながら、布団に戻ってきてしまい、
枕元で昨夜読んでいた本を開き、読み出したりする。

まもなく15分ぐらい本を読んでいた為か、疲れを感じて目を閉じているうちに、
眠ってしまった・・。

やがて30分ぐらい二度寝した後、目覚めてぼんやりとまどろんだりした・・。

                 


過ぎし日の出来事とか、これからのささやかな願いの数々が、
夢と現(うつつ)の世界を彷徨(さまよ)うようなひとときとなっている。

そしてぼんやりとして正気には程遠く、
やがて起床して、煎茶を飲んだりして、正気になり微苦笑することが多くなっている。

このように朝、目覚めてぼんやりと微睡(まどろ)む時、やがて二度寝ができることは、
貧富に関係なく、この世で最も贅沢なひととき、と私は微笑んだりしている。

こうした私の実態が、いつの日にか介護にお世話になる時まで、
続けられれば・・と微苦笑したりしている。
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金木犀(キンモクセイ)、都心の郊外は早くも散り終わり、私は戸惑いながら・・。

2021-09-19 15:17:33 | ささやかな古稀からの思い
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高齢の親に教えるスマホ操作の基本、こっそりと時代遅れの私は学び、やがて微苦笑をして・・。

2021-09-18 13:52:39 | ささやかな古稀からの思い
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新型コロナウイルス対策、連休中の移動自粛を・・、高齢者の私は学び、微苦笑して・・。

2021-09-17 12:53:23 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。


もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。




そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうして過ごしてきた私は、新コロナウィルスの烈風下、
苦手なマスクを初めて付けて、人影の少ない処を配慮して、歩いてきた・・。



ここ数週間は、夏の香りを残している情景に愛惜したり、
初秋の情景に見惚れたりして、身も心もゆだねて歩いたりした。







昨夜、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中、

『 連休中の移動自粛を 首都圏4知事が呼び掛け 』、
と題された見出しを見たりした。

過ぎし昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。



こうした中で、
私はワクチン接種に関して、
1回目は、6月5日、そして2回目は3週間後の6月26日に、接種を受けたりした・・。

この間、ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授がテレビに出演されて、
私は多々教示されたりした。

何かしらワクチンは2回接種したとしても、
必ずしも100%感染を抑えるわけではないので、
安心して・・あちこち外出していいわけではない。
油断しては、いけない、と私は視聴したりした・・。

こうしたことを学んできた私は、国民の多くがワクチン接種終え、
お互いに自粛すれば、やがて新型ウィルスの烈風が終息化となる・・。

このような希望を秘めてきた私は、何かしら国民の半分は自粛しているが、
残りの半分ぐらいは自粛疲れで、
レジャー、旅行、人出の多い街に遊びなどで、自在に過ごしている、
とテレビのニュースで知り、小心者の私は動顛してきた。

しかしながら私も家内も自粛疲れで、ときおり閉塞感を感じる時もあり、
コロナが終息したら、国内旅行に行こうよねぇ・・合言葉のように過ごしている。



このような心情を秘めている私は、《・・連休中の移動自粛を 首都圏4知事が呼び掛け・・》、
幾たびの自粛要請に、またかょ・・と思いながらも、
やはり都心の郊外に住む私は、無力ながらも責務を感じて、
記事を読んでしまった・・。

この記事は、時事通信社の公式サイトの【JIJI.COM】に於いて、
9月16日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・
東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県知事は16日、
新型コロナウイルス対策に関するテレビ会議を開き、
連休中の外出や都県をまたぐ移動を控えるよう都民や県民に求める共同メッセージをまとめた。

政府の分科会は、感染拡大を防ぐために、
感染リスクが高まる「5つの場面」を避けるよう呼び掛けています。

 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、「 連休中の移動自粛を 首都圏4知事が呼び掛け 」、
私は学びながら、幾たびの自粛要請に、勘弁して欲しいょ、とボヤいたりして、
微苦笑を重ねたりした・・。
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日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント”、私は学び、多々教示させられて・・。

2021-09-16 15:32:27 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【文春オンライン】を見ている中、
『「超高齢社会」なのに「介護後進国」!?
     日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント” 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

               
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。



今回、《・・日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント”・・》と読み、
どのようなことですか、と思いながら、真摯に学びたく、記事を精読してしまった。
      

《・・少子高齢化が深刻化し、高齢化率が21%を超える「超高齢社会」を迎えた日本は、
誰もが介護とは、無縁ではいられない社会だ。
しかし、介護についての有益な情報が広く知れ渡っているとは言い難い。

ここでは、リハビリ専門デイサービス「リタポンテ」を運営する
神戸利文氏、上村理絵氏による著書『道路を渡れない老人たち』(アスコム)の一部を抜粋。
高齢者が幸せに生きるために大切な3つのポイントを紹介する。

◆◆

☆なぜ介護をする必要があるのか?

ここからは、支援のやり方に、相当な課題があるということについて、
お話ししていけたらと思います。

まず、前提として知っておいてほしいのが、
残念ながら、日本は娯楽、福祉偏重型介護の介護後進国だということです。

あれこれと、施策をほどこし、立派な建物や機器を揃えていますが、
現状、体制、人材の育成の面で十分には整っていません。

本人の社会的な自立を後回しにした、
一時的な家族の負担軽減のみを重視している短絡的な介護を提案され、
それに従ったためにどんどんと身体が弱っていった方。

「今度また誤嚥性肺炎になったら生命の危険だ」という医師の意見に従って、
胃ろうというお腹に小さな穴を開けて胃までチューブを通し、
そこから栄養を摂る方法にして、食べる楽しみを奪われた方。

もちろん、そのような処置をすれば、どうなるのかをきちんと理解したうえで、
本人や家族が希望してそのような処置をしたのなら、それはそれでいいと思います。


☆介護は何のためにするのか

しかし、どうなるかを知らずに、ケアマネジャーや医師が言ったとおりに実行して、
事の重大さに後から気づき「これで良かったのか」と悩み、
後悔しているケースも、少なからず見受けられるのです。

そもそも介護は、何のためにするのでしょうか?

介護保険制度の大本となる1997年に成立した「介護保険法」の第一章、
第一条にはこうあります。

「この法律は、加齢に伴って、生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、
入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、
これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、

必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、
国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、
その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、
もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。」


これを簡潔にいえば、高齢者の基本的人権を尊重し、
その人権を「護る」ために社会が「介入」することが、介護によって行われるべき支援である
といえるのではないでしょうか。

いうまでもなく、基本的人権は、生まれながらにして誰もが持っているべき権利であり、
社会生活を送るうえで重要なものです。

それが、高齢者だからといって、守られなくていいというわけではありません。

しかし現状の介護支援では、そこが抜け落ちているケースによく出会います。



☆トイレにすら行けないのに、ほうっておかれる人たち

在宅で介護をする場合、介護者が困りごとや、負担に感じやすいのが、
排泄の支援です。

また、介護される人も、自身の尊厳にかかわると考えがちなため、
できるだけ失敗しないつもりで頑張ります。

そうした事情から、時として、トイレの介助支援が、なおざりにされるケースがあります。

こんなことがありました。

東京都中野区にお住まいだった中川さん(80代女性・仮名)も、以前、そうした状況に置かれていたのです。

中川さんは、廃用症候群(生活不活発病)の状態になっていました。

廃用症候群とは、何らかの理由で、長期間安静を続けることにより、
身体機能の大幅な低下や、精神状態に悪影響をもたらす症状のことです。

具体的な症状としては、筋萎縮、拘縮(なんらかの原因で、関節が正常な範囲で動かせなくなってしまった状態)、
骨萎縮などの運動器障がい、誤嚥性肺炎、心機能低下、血栓塞栓症などの循環・呼吸器障がい、
うつ状態、せん妄、見当識障がいなどの自律神経・精神障がいが見られます。



☆立って歩くことができず、家の中は荒れ放題

中川さんは、ご主人を亡くされた精神的ショックから、何もやる気が起こらなくなり、
ほとんどの時間を自宅の布団の上で過ごしていたために、
廃用症候群になってしまったのです。

その中川さんが、私たちのデイサービスでリハビリを受けることになり、
スタッフが、車で自宅までお迎えにあがりました。

中川さんのお宅に到着して、ドアを開けると、
ご本人は、這はうようにして、玄関まで出てこられたのです。
拘縮のせいで足首が動かず、立って歩くことができなくなっていました。

そうした状態にもかかわらず、中川さんは一人暮らしを続けていたので、
家の中は荒れ放題でした。
お世辞にも、衛生的とはいえない環境です。

何しろ自由に動けないので、必要なものも、ゴミも、
身の回りに一緒くたに置かれています。


☆食品、調理器具、残飯、さまざまなゴミ……。

それらに混じって、使用済みの紙おむつがありました。

廃用症候群が進み、1人でトイレに行けなくなった中川さんは、
介護用の紙おむつを使用され、それを漏れないように重ねばきをして、
用を足していたのです。

症状の進み具合を見る限り、おそらく数カ月~数年もの間、
中川さんは、紙おむつを使い続けていたのでしょう。

この時点で、私たちの施設に通うことになったのですから、
中川さんが、必ずしも孤立無援だったわけではありません。

介護の支援を担当するケアマネジャーがいなければ、
デイサービスを利用することは、できないからです。



☆リハビリの結果、自分でトイレに行けるように

正直、中川さん宅をお伺いし、初めてお話をお聞きしたとき、
基本的人権が守られている状況には、到底見えませんでした。

もちろん、いろいろな要素があったのかもしれませんが、
適切な支援がなされていなかったのではないかという疑念は、
ぬぐいさることはできません。

事実、中川さんは、この後、リハビリを懸命に取り組んだ結果、
歩行器を使い立つことができるようになり、
紙おむつは外せませんでしたが、自分でトイレに行けるようになったのです。



これは決して特別な例ではなく、長年介護支援に携わっていると、
基本的人権を守るために支援をするという、
重要な点が抜け落ちているケースによく出会います。

もちろん、そうせざるをえないケースもあるとは思いますが、
トイレに行けなくなったから、おむつをする。
脚がふらついて転倒が、怖いから、動かさない。

そういったマニュアル化した短絡的な支援を提案する専門職が多いように見受けられます。

これはそのような場合に支援をするための人材、施設の体制や支援が
しっかりと揃っていないからです。
正しい情報の提供も十分ではありません。

これから徐々に改善していくのかもしれませんが、
同じ日本で、同じ介護保険で、差異が出ることを、
成熟期のこの国は、どう考えているのでしょうか。

今がこのような状況だからこそ、日本は介護後進国であるという認識を持って、
自分たちの幸せな老後を守るために、必要な情報、知識を身につけて予防していき、
後悔しない人生の選択をするようにしていただきたいのです。



☆支援をとことん利用する意識

では、もっと具体的に、間違った介護支援で、
不幸にならないためにはどうすればいいか、話していきます。

これは今、介護をしている人にとっても、
これから介護が必要な年齢に、ご自身や家族がなる方、両方に大切なことです。
それは次の3つです。

 ・支援をとことん利用する。

 ・情報を集め、他人に任せず、本人もしくは、家族が考えて選択して行動する。

 ・身体機能を維持させることを第一に考える。

1つひとつ説明していきます。

まず、「支援をとことん利用する」という意識を持ってください。



☆介護支援の難点

介護保険という保険制度を利用することで、
多くの人が、介護支援を受けられる制度があります。

これは、40歳になると、自動的に保険料を支払うようになるものです。
ですから、利用するのは、当然の権利といっていいでしょう。

また、粗大ゴミを自宅の前で回収してくれたり、
交通機関の利用料金が安くなったりと、
さまざまな自治体などのサービスもあります
(公開されていないものも多く、非常にわかりにくいのが難点ですが・・・)。

ただ、これらは、自分で申請しないと活用できません。
忘れずに申請をする必要があります。


☆親の面倒は、子どもが見なくてはならないという幻想

また、自分の親のことは、自分がよくわかっている、
自分の親のことなのだから、子どもが面倒を見なくてはならない、
自分のことをよくわかっている子どもたちに面倒を見てほしいと、
そのような支援を受けない人も、少なからずいます。

もちろん、家族のことをよくわかっているのは、家族なのかもしれませんが、
だからといって、そこに固執するのは、
本人や家族にとって、本当に幸せなことなのかというと、そうではないと私は考えます。

なぜなら、特に高齢者の身体機能の維持には、専門職の意見は欠かせません。
ほとんどの人が、初めての介護になる一方で、
いろいろな高齢者の身体を見てきた人の知見は、必ず役に立ちます。

また、介護する家族の人生も、同様に大切な人生です。

介護が負担になって、追い込まれるようなことがあってはいけません。
そうならないための介護保険制度です。

ぜひ、介護支援を利用することを当然のように第一の選択として、
家族も本人も考えてください。



☆足腰だけじゃない、嚥下機能の低下を改善する

歩行機能も大切ですが、噛んだり、飲み込んだり、ものを食べる機能も、非常に大切です。
これらの機能も、ほかと同じく年齢とともに、弱っていきますが、
弱ったことになかなか気づきにくいのが特徴です。

突然ですが、30秒間でツバを3回飲み込んでみてください。

もし、できなかったら、嚥下機能(物を飲み込む機能)が衰えている可能性が高いです。

なぜ大切なのか。
それは、人間の身体は、食べ物から栄養素をもらってできているからです。

噛んだり飲んだりする機能が落ちることで、
食べ物がうまく消化されず、栄養があまり吸収されなくなることもありますし、
食べるのがつらくなるために量が減り、
栄養が不十分になり健康を害している高齢者もたくさんいます。


☆85歳以上の女性は、約3割が低栄養傾向

厚生労働省が2019年に行った「国民健康・栄養調査」によると、
65歳以上の低栄養傾向(BMI20以下)の割合は、16.8%(男性12.9%、女性20.7%)。
さらに、85歳以上の女性は、約3割が低栄養傾向にあるとあります。

この飽食の日本において、飢餓状態の人が、これだけいるのです。

だからこそ、私どもの施設には、STという口腔機能のリハビリテーションの専門職がいて、
必要な方には、嚥下機能を低下させない、リハビリも行うようにしています。

高齢者が、食べたり飲んだりする機能が、弱まることを如実に表しているのが、
毎年、お正月のころの、もちをのどに詰まらせて救急搬送される事故のニュースです。

東京消防庁の発表によると、2021(令和3)年の元日夕方までに、
もちをのどに詰まらせて救急搬送された人は5人。

そのうちの1人が死亡し、ほかの4人も心肺停止などの重体です。

団子なども含む、もちによる窒息事故は、1月と12月に集中しています。



☆誤嚥を起こす原因

東京消防庁の調査では、2015年から2019年までの5年間に
東京都内で団子などを含むもちによる窒息事故で救急搬送された人は、
1月が最多で177人、12月が63人でそれに次ぎ、2月の41人、11月の33人と続きます。

実は、こうしたもちによる窒息事故の被害者の多くが、高齢者です。

東京消防庁のデータによれば、2015年から2019年までの5年間に
もちが原因の窒息事故で救急搬送された463人のうち、65歳以上の高齢者は412人。

なんと、全体の9割近くを占めています。
なぜ、高齢者は、それ以外の年齢層の人に比べて、これほどもちをのどに詰まらせやすいのでしょうか?

最大の原因は、飲食物を飲み込むための嚥下機能が、高齢になると低下するからです。
人間は、ものを飲み込む直前に息を止め、その直後に息を吐くことで、気道をふさいで、
食道に食べ物を通します。

この動作がスムーズに行われなくなると、食べ物が誤って気道に入る誤嚥を起こします。


☆年齢を重ねるにつれ嚥下機能が低下

健康な人でも、50代になると、飲み物や唾液が食道のほうに流れず、
思わずむせてしまったという経験がある人も少なくないでしょう。

そんなときには、誤嚥を起こしかけているのです。
人は年齢を重ねるにつれ、口やのどの周辺の筋肉、神経が衰えていきます。
その結果、嚥下機能が低下して、誤嚥を起こしやすくなるのです。

液体ならまだしも、もちのような粘り気の強い固体を誤嚥すれば、ただでは済みません。
こうして、本来ならおめでたいはずの新年早々に、
高齢者が、もちをのどに詰まらせて、救急搬送されるという悲劇が繰り返されるのです。



☆悲劇を繰り返さないためには、口腔ケアの充実が必要

身体の衰えは、脚、そして口からやってきます。

口の健康を維持することができれば、全身の健康の維持にもつながるのです。
これを防ぐためには、2つの種類の口腔ケアをしなければなりません。

つは、口の中の細菌や汚れを取り除くケア。
もう1つは、嚥下機能をはじめとする、口の機能を維持・向上させるケアです。

口の中の細菌や汚れを取り除くことは、
特に誤嚥によって口の中の細菌が、気管から肺に侵入する誤嚥性肺炎のリスクを
避けるうえでも重要です。

この誤嚥性肺炎で、年間4万人の高齢者が命を落としているといわれています。

また、口の機能を維持・向上させることは、
「食べる」という観点から、誤嚥や低栄養を防ぐ働きがあります。

さらに、「話す」という観点では、コミュニケーションやモチベーションを保たせることで、
うつや認知症のリスクを低減させるのです。



☆口腔ケアの重要性は、あまりにも認知されておらず・・・。

ところが、これほど重要な役割を果たしている口に関して、
介護の現場での口腔ケアの実態は、はかばかしいものではありません。

4万数千あるデイサービスのうち、
口腔機能向上加算(噛めない、飲み込めないといった口腔機能が低下している人に、
改善を目指したサービスを提供した場合に算定する加算。
加算することで、介護保険から業者にその分のお金が支払われる)を得ているのは、わずかに6%台。

つまり、デイサービス全体のうち、6%の施設しか、口腔ケアを実施していないのです。

ましてや、本来ならば口腔のリハビリテーション専門職であるSTや
歯科衛生士が機能改善管理指導計画を作成したうえで、
サービスを提供し、定期的に記録・評価をするものですが、
実際には専門外の看護師が行っているケースが多いのです。

世間一般だけでなく、介護業界にさえ、口腔ケアの重要性は、あまりにも認知されていません。
それが広く認知され、デイサービスで正しい口腔ケアを受けるのが、当たり前の世の中がこない限り、
もちをのどに詰まらせる高齢者は、今後もあとをたたないでしょう。


介護保険でも、口腔ケアは受けられます。

介護支援の1つに、ぜひ忘れずに入れてほしいものです。
また、「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を各5回ずつ、大きな声で連続ではっきりと発声したり、
早口言葉を言ったりすると、口周りの筋肉を鍛えられるので、
日々の生活の中で心がけてみてはいかがでしょうか。



☆食事によって身体機能を失う老人たち

口腔ケアの大切さを述べたうえで、もう1つ重要なのが、食事です。

先ほど「栄養が足りていない85歳以上の女性が約3割いる」と述べましたが、
明らかに栄養が足りない食事をしている方が、高齢者で多く見受けられます。

身体機能を司る筋肉は、運動をするだけでつくわけではありません。
きちんとした栄養があって、初めてつくものです。

以前、こんなことがありました。
リタポンテに通っていて、真面目にリハビリに打ち込んでいるのに、
どうしても身体機能が上がってこない方がいらっしゃいました。

何が原因なのだろうといろいろ考え、本人にもいろいろと生活の面で聞いたところ、
食事に問題があることがわかったのです。


☆一食ごとに栄養のあるものを食べることの重要性

おかし、特にポテトチップスが大好きで、食事と食事の合間に、ついついつまむ。
そうすると、おなかが減らないので、菓子パンなどで、簡単に食事を済ましていたのです。

特に、高齢になってくると、お腹が減りにくくなります。
若いときほど、量も食べられません。

だからこそ、一食ごとに、栄養のあるものを、しっかりと食べることが必要です。

特に、大切なのは肉類。
筋肉をつくるたんぱく質が、たっぷり含まれています。

もし、肉を食べるのが負担だというのであれば、
プロテインなどのたんぱく質補助食品を摂取するというのも1つの手です。

たんぱく質をとる。
それが、リハビリとともに、身体機能を弱らせないための1つのキーワードになります。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、リハビリ専門デイサービス「リタポンテ」を運営する神戸利文さん、
そして上村理絵さんのお二人により、
《・・日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント”・・》、
具体的な実例と共に、多々教示されたりした。

もとより誰しも齢を重ねれば、体力も衰え、殆どの御方はやがて介護に・・、
私は、家内が独り住まいの家内の母に関して、『要介護・3』になるまでの実態を、
私なりに多くを学んでいるので、今回の丁重な記事も多々実感させられながら、
学んだりした。

何よりも私たち夫婦は、心身元気なうちに、介護の多岐に及ぶことを学んでいけば、
いざ晩年期にやがて『要支援』から『要介護』まで、
少しは自身が困苦することが少なく対処でき、
戸惑うことが少ないと思われ、学んでいるの実態となっている。

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