夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

最近の葬儀ビジネスの実情と今後の展望、高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-10-31 15:33:19 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 マネーポストWEB 】を見ていたら、
『 葬儀会社の社長が明かす、葬儀ビジネスの実情と今後の展望  
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、いつの日にか、亡くなった時は、ささやかに家族葬で・・と私たち夫婦は話し合ったりしている。
しかしながら、どの葬儀社で依頼するかは、漠然としているので、
今回《・・葬儀ビジネスの実情と今後の展望・・》を学びたく、記事を精読してしまった。

 この記事は、公式サイトの【 マネーポストWEB 】に10月29日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。

 
                

《・・葬儀会社の社長が明かす、葬儀ビジネスの実情と今後の展望

最近では、冠婚葬祭にかけるお金を縮小したいという人も多いというが、
関東近郊で葬儀会社を経営するA氏(60代)は、「業績は好調」だと明かす。

別の葬儀関連企業での勤務を経て、数年前に独立を果たしたA氏に、葬儀ビジネスの実情を聞いてみた。


☆従業員1人あたりの売上高が高い

「必ず需要がある割に、社員数が少なくても、経営できる点がビジネスとしての魅力です。
通夜や告別式の規模によっては、アルバイトを雇うこともありますが、
葬儀進行の係員、霊柩車の運転手、火葬担当の3名がいれば成り立ちます。
つまり従業員1人あたりの売上高が高いということです」(A氏・以下同)


☆大都市を中心に増える「直葬」

実は、葬儀や告別式は行う必要はなく、義務とする法律も存在しない。
そのため、最近では通夜や告別式や宗教儀式を行わずに、
火葬のみを行う「直葬」という葬儀形態も増えている、とA氏は言う。

「直葬であれば、火葬代や、棺や花の支払いだけで済むため、総額20万円以内に抑えることも可能。
“コスパ”も良く、特に大都市圏を中心に増えています。
一方で、地方では、まだまだ広い会場で華美な装飾を施すような、盛大な葬式も根強いと聞きます」

                 


☆大事なのは「口コミ」と「人脈」

大手葬儀会社は、生前から、死期に向けた“囲い込み”を行っている。
「生前積立」という制度により、月々数千円の掛け金で葬儀費用を払っておくというものだ。

遺族は、積立金額があるため、その葬儀会社を利用するケースがほとんど。

だがAさんの会社には、大手のような「生前積立」の制度や、
ネット上の検索やホームページ経由で、仕事を取りに行く余力はない。
そのため仕事のほとんどは、口コミ経由だ。

「一番重要なのは、人脈です。
商店街の掃除当番などの地域での活動や、地元の同級生との交流は欠かせません。
通夜や告別式の準備は、不幸があってから24時間以内に行われるので、
その際に思い浮かべてもらうことが理想です」

Aさんは、24時間いつでも電話がかかってくる点を除けば、葬儀の仕事を魅力的と感じている。
喪主の挨拶で思わず涙することもあれば、とりわけ若くして亡くなる方からは、
人生の短さについて考えさせられることも多いという。



☆今後は「自分らしい生前葬」が増える

業界の今後の展望について、Aさんは次のように分析する。

「今以上に、直葬が増加するでしょう。
また葬儀一式をパッケージ化し、安価で提供する企業の参入で、
葬儀会社にとっても、“これまでの常識”が通用しなくなってきた。

元気な状態で『生前葬』を行いたいというニーズもあり、
『自分らしい終末』を望む人が、さらに増えていくのではないでしょうか。
葬儀会社としては、そういった時に応えられるかどうかが大事になってくると思います」・・⦆

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

            

今回、最近の葬儀ビジネスの実情と今後の展望を多々教示させられ、微苦笑を重ねてしまった。

そして通夜や告別式や宗教儀式を行わずに、 火葬のみを行う「直葬」という葬儀形態も増えて、
火葬代や、棺や花の支払いだけで済むため、総額20万円以内に抑えることも可能、
と学び動顛させられたりした。

つたない人生航路を歩んできた私でも、せめてささやかな家族葬で、
御通夜、そして告別式だけは、兄妹と親族一同で葬儀をしょう、と私たち夫婦は話し合ったりしている。

そして葬儀社の選定には、悪徳な葬儀社もいることを学んできた・・。

このようなことを思い馳せて、私たち夫婦のどちらかの葬儀の時に、失敗しないように・・と思ったりしている。
もとより御当人の葬儀は、やり直しが効かない一生に一回の厳粛なイベントでもあるからである。

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八千草薫さんが闘病中、人生の晩秋期の信条を発露され、改めて75歳の私は学び、敬意を深めて・・。

2019-10-30 15:49:03 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【文春オンライン】を見ている中で、
『 【最後の手記】がん闘病中の八千草薫さんは「ちょっとだけ無理をして生きたい」と語っていた 』
と題された見出しを見たりした。

10月28日、女優の八千草薫さんが膵臓(すいぞう)がんに伴い、ご逝去され、
八千草薫さんが闘病中、総合月刊誌の『文藝春秋』の2019年8月号に最後の手記を寄せられ、
今回、ご逝去されたことに伴い、関連の公式サイトの【文春ンライン】に10月28日19時に配信されていた。

私は1970年(昭和45年)4月より、総合月刊誌の『文藝春秋』を購読している身で、
もとより今年の2019年8月号も購読し、八千草薫さんの【最後の手記】も精読して感銘させられたりした。

こうした根底のひとつには、たまたま私の家内が今年の4月に、膵臓(すいぞう)がんが発見されて、
病院で入院している中、開腹手術を受けて、18泊19日の入院生活後、
退院して自宅で生活する中、抗生ガンなどを服用して、指定日に病院に通院している最中であったりした。

何よりも膵臓(すいぞう)がんは亡くなる確率が高く、こうした中、がん細胞の転移を私たち夫婦は恐れ、
これ以前に、女優の八千草薫さんが膵臓(すいぞう)がんを公表されていたので、
何かと私は八千草薫さんの記事に注視してきた。

このような深情を私は秘めてきたので、秘かに八千草薫さんの肝臓がんの動向が気になり、先達の師のように思い続けてきた。

無念ながら八千草薫さんの肝臓がんに伴い、御逝去されてしまったが、
『文藝春秋』の2019年8月号に最後の手記の中で、人生の晩秋期の信条を発露されていたので、
私は再読して、改めて感銘をうけたりしたので、長年の『文藝春秋』の愛読者に甘えて、記事の大半を転載させて頂く。

            

《・・(略)・・昔は「歳をとる」という現象について、深く考えることはありませんでした。
気づいたら20代、30代、40代・・・あっという間に時を刻んでいました。

 
年齢を少し意識するようになったのは、80歳を過ぎてからだと思います。
ペットボトルの蓋が開けられなくなる。
階段を昇るのがしんどくなる。

今まで簡単に出来ていたことが難しくなりました。
舞台で勢いあまって転んでしまったこともあります。

 
こうして振り返ると、自分の体がどんどん変わっていくのを感じます。
否応なく“体力の衰え”という現実を突きつけられると、やっぱりショックを受けますよね。
あーあ、とため息もついてしまいます。

「歳をとる」というのは、皆、経験したことがないですから、いつでも初体験。
未知のものは誰だって怖いでしょう。

 
体力、筋力、思考力が低下していくなかで、不安になることもあります。
でも、どうにもならないことを、うだうだと考え続けるのはつまらない。

それで50歳まで若返るわけでもないですしね。
変わっていく自分をちょっとずつ受け入れていくしかありません。

だから悩みが出てきたときは、「えいっ!」と思い切って、考えること自体を諦めてしまいます。
そうやって楽しく、肩の力を抜いて、歳をとることができればいいなと思っていますね。(略)

            

2018年に「すい臓がん」と診断され、6時間を超える大きな手術を受けることになりました。
それまでも病気の兆候はあり、2017年の春先には「乳がん」が見つかっていました。
でも、それはとっても小さながんだったので、手術も比較的軽いもので済み、その日のうちに病院から帰宅することが出来ました。

なので、すい臓がんは、私が人生で初めてかかった大きな病気だったのです。

 
診断が出たとき、私は意外とショックを受けませんでした。
その時、どんな感情だったのかを表現するのは難しいのですが、「あ、とうとう来たんだ」という感覚でした。
そうやって現実がすとんと、自分の中に落ちてきたのです。

 
もっと若い頃にがんになっていれば、不安を抱えたのかもしれません。
「夢があるのに」「まだまだ生きると思っていたのに」と、悲観的になったかもしれません。

でも、今の私は80歳を超えていて、この先そんなに長く生きる年齢ではない。
寿命がすぐそこに見えているという事実が、私を冷静にさせました。

 
それに、くよくよ悩んだからといって病気は治りません。

「まぁ、病気になってしまったものは、しょうがないな」

 そう思って、日々をしっかりと、精一杯生きていくしかないのだと思います。
決して強がりを言っているのではありませんよ(笑)。

 
(略)歳をとったり、病気になったりすると、周囲の人たちがいろいろと気を遣ってくれるようになりました。
道に段差があると、先回りしてさっと手を差し出されることもしばしば。
ありがたいのですが、「自分で歩けるのに」と、ちょっと嫌な気持ちになることもあるんです(笑)。

 
焦って無理をしすぎると、周りに迷惑をかけてしまう。
逆に、全く無理をしないと人生の可能性を狭めてしまいます。
これからは、欲は持ちすぎず、“ちょっとだけ”無理をして生きていこうと思っています。

 
例えば道を歩いていても、コンクリートで出来た平坦な道はつまらなくて飽きてしまいます。
逆に自然の中のデコボコした道は歩きにくいですが、
「ここに足を置けばいいかな」と考えながら歩けるので、ちょっとわくわくしますよね。(略)

            
 
 主人が亡くなった2007年は、ちょうど結婚50周年でした。

19歳も離れた人と結婚したのですから、当初から先立たれることは覚悟していました。
でも、山登りが趣味だった主人は体がとても丈夫で、
「100歳くらいまでは元気に生きてくれるんじゃないかな」と楽観視していたのです。

それが90歳を過ぎた頃からだんだん元気がなくなって寝込みがちになり、ご飯もあまり食べなくなってしまいました。

 
最期は肺炎で亡くなりました。
その日、私は屋外でのロケが入っていました。
しかも、神奈川・厚木の山奥まで行かなくてはならないので、何時間もかかるお仕事です。

病院の先生は「もう何時間も持たない」とおっしゃるのだけど、ロケを休むことはできません。
深い眠りに入っている主人にそっと「さようなら」とお別れの挨拶をしました。


50年も連れ添っていたのですから、もちろんすごく落ち込みました。
でもある時、「しょうがないな」って思ってしまったのです。

人の寿命は神様が決めるもの。
主人が亡くなった過去は変えられません。

 
今でもふとした時に寂しさはやってきます。
でも、その感情を否定することなく、寂しさと上手く寄り添いながら生きています。

 主人がいなくなっても、私の周りには、彼との「思い出」がたくさん残っています。(略)

            
 
 今、我が家で暮らしているのは猫が1匹、犬が1匹。
そして、庭には毎日小鳥たちがやって来ます。

動物たちとは言葉を交わすことはできませんが、ずっと一緒にいると心が通じ合っているような気がします。
そうでなくとも、なんとか彼らの気持ちを汲み取ってあげたいという気持ちがわいてくるのです。

 
家の庭には、4メートル四方の小さな池があります。
そこにはメダカ、オタマジャクシ、ヤゴなど様々な生き物が暮らしています。

最近はオタマジャクシが小さなカエルになり、池からたくさん出てきてちょこちょこと歩いています。
そういえば、アオダイショウがするすると庭に入ってきたことがあります。
つい1週間前には屋根裏でハクビシンを見つけました。
よその家の猫ちゃんたちは、勝手に遊びに来て、庭で日向ぼっこだけして帰っていきます。

            
 
家の庭からは、些細な四季の変化を感じとることもできます。
鳥が花の種を落としていくので、春には庭のあちこちに花が咲き、夏は雑草が腰の高さにまで生い茂り、
秋には池のヤゴが羽化してトンボが庭を舞うのです。
 

ただ自然の中に身をおいて、四季を感じ、動植物と触れ合う。そんな時間が私にとっては何よりの宝物なのです。
こうしてのんびりと暮らしていると、「ひょっとして、私は人間よりも動物に近いのかな?」と思うことがあるくらいです。


その生活の中で気づいたことがあります。
時間というのは、人間にも動物にも植物にも平等に与えられるものです。死も一緒です。
生きとし生けるものに、確実に訪れます。
私も病気をしたことで、自分の「死」が近づいたことを感じました。

 
ですが、全ての生き物の中で人間だけが、取り返しのつかない過去を嘆いたり、
どうなるか分からない未来を不安がったりしています。

過去や未来のことを心配しても何にもなりません。
どうにもならないことは考えなくていいのです。

 
では何を大事にして生きればいいのか。

 それは「今」です。
1日をきちんと大切に生きるというのが、本当はとても難しい。

目の前のことをごまかして先に進んでも、結局はうまくいかなくなります。
私は「今」というこの瞬間から逃げず、一瞬一瞬を大事にして生きたいです。・・》  

 注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

            

私は東京の調布市に住む年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年を過ごしてきた。

今年の春、家内は亡くなることの多い『膵臓(すいぞう)がん』に遭遇して、
私たち夫婦のささやかな年金生活が、何かと変貌を余儀なくされて過ごしている。

こうした中、秘かに八千草薫さんの肝臓がんの動向が気になり、先達の師のように思い続けてきた・・。

今回、八千草薫さんが闘病中、人生の晩秋期の信条を発露された数多くのことを、
こうした心構えでお過ごしされましたか・・改めて75歳の私は学び、敬意を深めている。

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八千草薫さん御逝去、高齢者の私は、ご冥福をお祈りした後、涙を浮かべて・・。

2019-10-29 13:51:51 | ささやかな古稀からの思い

昨夕、ニュースをぼんやりと視聴していたら、女優の八千草薫(やちぐさ・かおる)さんが、
24日の午前7時45分、膵臓(すいぞう)がんのため死去した、と報じていた。

私は八千草薫さんにはお逢いしたことはないが、小学4年生の頃から映画少年となり、
独りで映画館で鑑賞するようになり、確か三船敏郎さん主演の『宮本武蔵』(監督・稲垣 浩)を観て、
お通を演じた女優さんを見て、綺麗なお姉さん、と少年心として感じたりし、清麗な御方、と後年は感じ深めたりした。

この後、ときおり映画作品、テレビ作品を鑑賞してきたが、
無念ながら山田太一さん脚本の『岸辺のアルバム』(1977年)は見逃してきたが、
向田邦子さん脚本の『阿修羅のごとく』(1979年)、山田太一さん脚本の『いちばん綺麗なとき』(1999年)、
感銘を受けて、心の片隅に残っている。

そして倉本 聰さん脚本の『やすらぎの郷』(2017年)は、連続ドラマは苦手な私でも鑑賞し、
特に八千草薫さん、有馬稲子さんの演技力に感心させられたりした。

このように私は、熱烈な八千草薫さんのファンでないけれど、
昨年の2018年の2月9日に所属事務所の公式サイトで、
2018年1月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、2019年に入って肝臓にもがんが見つかり、
闘病中であることを公表されて、私も知ったりした。

              

私は東京の調布市に住む年金生活の75歳の身であるが、 私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、 そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中、昨年までは私たち夫婦は、幸運にも大病に遭遇せずに、 過ごしてきた・・。

しかしながら私は、新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、 心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されて、 10数名の医療スタッフの中で、
私は中央診察台で心電図、造影剤を入れてカテーテル、 そしてCTスキャンなどの精密検査、 或いはレントゲン終えたのは、
1月4日の早朝3時半すぎであった・・。

やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、 しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、
結果的に8泊9日の入院となったりした。

そしてタバコの喫煙に関して、自己節制の能力が欠けて、やめられず、 56年ばかり自身に甘えてきたが、
遅ればせながら禁煙を決意した。
                           

そして3月の初めの頃、私は突然に左眼だけが酷い白内障になったように視力が激変し、
結果的には4
月2日より、眼科医院に6泊7日して左眼の 硝子体手術を受けたりした・・。

              

この間、私が3月は左眼の検査で忙しくしている時、 家内が体調を崩して内科を検診した後、
まもなく胃の後ろ側にある 長さ20センチ前後の左右に細長い臓器の膵臓(すいぞう)に異変があることが推定された。

そして精密なCTスキャンを専門病院で検査した時、
やがて
検査入院して、 精密な状況を把握して、対処することになった。

何かしら膵臓(すいぞう)の働きとしては、
食べ物の中のタンパク質を溶かす「膵液」という消化液を作って、膵管から十二指腸に出す「外分泌機能」と、
血糖や消化液の量を調節するホルモン(インスリン、グルカゴン、ガストリンなど)を作って 血液に出す「内分泌機能」がある、
と学んだりしてきた。

こうした中で、膵臓にできる腫瘍としては、 一般的に「膵がん」と呼ばれる悪性の腫瘍や、
その他にも色々な種類の腫瘍がありますが、 腫瘍の種類、状態や進行度などによって治療の方法が変わる、 と教えられてきた。

このようなことを私の住む地域の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
私たち夫婦は専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。

そして4月17日より2泊3日で、家内は検査入院したりした。

この間、私たち夫婦は、最悪の場合を想定することもあったりして、揺れ動いたりした。
やがて病院で手術、その後の経過状況、 やがて回復状況を想定して、18泊19日の入院生活を過ごすこととなった・・。

こうした心情は家内の思いを配慮すれば、これまでの14年半の多くの投稿文の中で、 最も明記しずらかった・・。

                            

こうした中、たまたま公式サイトの【 介護ポストセブン 】を見ている中で、
『 八千草薫さん「90歳目前のがん手術」“する”“しない”の境界線 』 と題された見出しを見たりした。

そして私は、家内の病状のことがあり、真摯に精読したりした。

この記事の原文は、『女性セブン』の2019年2月28日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 介護ポストセブン 】に2019年2月15日に配信され、 無断であるが記事の大半を転載させて頂く。

《・・八千草薫さん「90歳目前のがん手術」“する”“しない”の境界線

(略)2月9日、八千草薫(88歳)さんが所属事務所の公式サイトで、 肝臓がんの闘病中であることを公表した。

治療に専念するため、出演予定だったドラマ『やすらぎの刻(とき)~道』(テレビ朝日系)と
ドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)を降板する。(略)

               

☆昨年1月に膵臓(すいぞう)の摘出手術、3月には仕事復帰

八千草さんは、2017年末に毎年受けている人間ドックで、膵臓(すいぞう)がんが見つかり、
昨年1月に膵臓を摘出する手術を受けた。

90歳を前にして行った大手術について、 医療ガバナンス研究所所長で医師の上昌広さんが解説する。
「膵臓がんは、自覚症状がほとんどなく、見つかった時は、手遅れというケースも多い。
合併症が極めて多く、数パーセントが手術で亡くなるともいわれますが、
手術をしないと余命1~2年という可能性もある重篤な病気です。

八千草さんは高齢ですが、本人が完治を望んだので手術に踏み切ったのでしょう」

手術後は2か月療養し、昨年3月からドラマの撮影で仕事に復帰した。(略)

               

☆手術「する」、「しない」は、年齢よりその人個人の身体的若さによる

高齢化が進む現在、シニアとがんは、密接な関係にある。
なかでも問題は、がんがわかった時に手術を「する」のか、「しない」のかという判断だ。

「一般的には、高齢になるとともにリスクを恐れて、がんの手術を避けるようになり、 80歳を超えると多くの人が手術をしません。
80代後半で手術に踏み切った八千草さんは、よほど体力があったのだと思います」(上さん)

一方、高齢になると、がんの進行は、遅くなるといわれている。
手術せずに「天寿を全うする」という人も少なくない。
ただし現在は、昔に比べて、高齢者が手術を受けやすくなった。

医療経済ジャーナリストの室井一辰さんが指摘する。
「“手術に年齢の上限はない”が今の主流の考え方で、 年齢よりもその人個人が、身体的に若いかどうかが問われます。
また、ここ10年ほどで医療技術が大きく進歩して、高齢者でも手術を受けやすくなりました。

例えば『マルチスライスCT』を使えば、 一度にたくさんの写真を撮影できて、
患部を細かく診断できるようになりましたし、 腹部に小さな穴を開けて、カメラを挿入して手術する『腹腔鏡手術』が普及して、
患者の体に与える負担が少なくなりました」

そもそも手術が選択肢になること自体が、完治の可能性を示すと室井さんが続ける。

「確かに切らなくても、寿命に関係のないがんもありますが、がんはできるだけ切除すべきです。
医師が“外科手術をしますか”と提案するのは、 患者が手術に耐えうる体力を持ち、がんを切除できると判断したからです。

がんが全身に転移していれば、手術は困難ですが、
手術ができる時点で、“治せるがん”なのだと前向きにとらえるべきです」

              

☆手術のリスク「麻酔」「出血」と「入院」

一方で、手術をすることの危険性もある。 その最大のリスクは「死」だ。

秋津医院院長の秋津壽男医師が指摘する。
「高齢になるほど、体力は低下しており、手術中に血圧が変動して、 死を迎えるリスクはゼロではありません。
また、がん周辺の正常な細胞を切り取ることにより、体がダメージを受けることもあります」

室井さんが注目するリスクは「麻酔」と「出血」だ。
「一定時間、強制的に意識を飛ばして、呼吸機能を抑制する場合もある全身麻酔は、大きなリスク。
特に高齢者は体に負担がかかりやすく、脳に影響が及んで認知症リスクが増す恐れもあります。
また高齢者は血管も弱っているので、 最悪の場合は、手術中に大量出血で死にいたる可能性があります」

☆術後の「入院」もリスクになる。

「高齢者の場合、入院してベッドで過ごすと、想像以上に体力が落ちてしまいます。
入院生活で“楽”をしすぎて足腰が弱り、退院してもそのまま寝たきりになるケースがあります。

このため、高齢者が入院する場合は、筋力を維持することが大切。
最近は、手術後のリハビリに筋トレを取り入れることが大事だといわれます」(室井さん)

八千草も昨年1月の膵臓摘手術後は、人の手を借りなければ、歩けなくなっていたほどだったという。
もちろん手術である以上、医療ミスが起きる可能性もゼロではない。

               

☆大切なのは“絶対に治す”という「気力」
このように、高齢になるほど手術のメリットとデメリットの振れ幅が大きくなるが、 はたして何歳まで手術は可能なのか。

秋津さんは「あくまで体力が判断基準」と指摘する。
「寝たきりの70歳だったら手術はしませんが、山登りする90歳なら手術します。(略)
 本人が手術を望んでも、“あなたの体力では、手術中に何が起こるかわかりません”
と医師が手術を断ることもあります」

高齢者の手術で、もう1つ大切なのは「気力」だ。
「本人に“絶対に病気を治す”という気力があれば、いくつになっても、がんに立ち向かえます。
八千草さんも“なんとしても舞台に復帰するんだ”という強い気持ちがあったので、
手術に踏み切ったのでしょう」(秋津さん)

上さんは、「高齢だからと手術を諦める必要はない」と指摘する。
「昔は年を取ると手術をしませんでしたが、 今は医療が進歩して、高齢でも手術が可能になりました。
ただし普段から体力がないと手術はできないので、
日常生活で運動や栄養に気を使い、できるだけ健康を維持しておくことがとても大切です」(略)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。        

                

たまたま八千草薫さん(88歳)の肝臓がんの闘病に伴い、高齢者が肝臓がん等に遭遇した時、
各専門家のアドバイスを私は読みながら、家内の深情を私が書きづらかったことを、 ほぼ明記されている、
深く同意させられた・・。

このような我が家としては、家内は入院して手術して、やがて退院後に定期通院をしているが、
やはり転移などが怖く、秘かに八千草薫さんの肝臓がんの動向が気になり、先達の師のように思い続けてきた。

このような深情を秘めてきた私は、私は八千草薫さんが御逝去されたと知った時、瞼(まぶた)が熱くなり、
八千草薫さんの御自宅の方面に向かい、ご冥福をお祈りした後、涙を浮かべていた。

余談であるが、「逝去」は、自分の家族や身内以外が亡くなった際は、相手を敬い「逝去」を使い、
「死去」は、家族や身内が亡くなった際に使う、と私は高校時代に国語の先生から学んできた。

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ベジタリアン(菜食主義)は脳卒中率が高く、過剰な乳製品でガンも・・、高齢者の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2019-10-28 14:35:22 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン  】を見ていたら、
『 ベジタリアンに脳卒中率高いとのデータ、過剰乳製品でガンも 
と題された見出しを見たりした・・。


私は東京の調布市に住む年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

このように思っている私は、今回《・・ベジタリアン(菜食主義)は脳卒中率が高い・・
そして過剰な乳製品はガンも・・》って・・、どのようなことですか・・、と思いながら記事を精読してしまった・・。  

この記事は、『週刊ポスト』の2019年11月8・15日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン  】10月28日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。                             

日々の食事を考えるうえで重要なのは、科学的根拠(エビデンス)である、
そう指摘するのは、『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(東洋経済新報社刊)が
ベストセラーとなった、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)助教授の津川友介医師だ。

「日本で紹介されている健康に良いとされる食事法には、
医学的に『逆効果である』、『効果がない』という結果が出ているものも少なくない。
個人の経験則に基づき、たしかな科学的根拠(エビデンス)がない情報も散見されます。

普段から食生活に気を遣っている人ほど、そうした間違った健康情報を実践している可能性がある」

近年発表された医学論文をもとに検証していくと、
これまで“常識”と思われていた食事法の多くに「言ってはいけない真実」が見つかった。

            

◆「肉を減らして野菜を多く」で、脳卒中リスク20%増

野菜を食べることが健康に良いとされる半面、
肉食には、肥満やコレステロール過多などによる生活習慣病のリスクがあることが、
たびたび指摘される。

しかし、今年9月4日に英国の権威ある医学誌『BMJ』上で発表された研究では、その“定説”を覆す結果が出た。

同研究は、英オックスフォード大学のタミー・トン氏らが、
ベジタリアン(菜食主義)と「虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)」、「脳卒中」との関連を18年以上、
追跡調査したもの。

対象は、英国の男女4万8188人だ。

そのうち、肉を全く食べない「菜食群」と「肉食群」を比較したところ、
菜食群の脳卒中発症リスクは、肉食群よりも20%増加したという。

この結果をどう読み解くべきか。

前出・津川医師が解説する。
「同研究では、菜食群と肉食群に加え、『魚食群(野菜と魚は食べるが、肉は食べない)』も比較していますが、
彼らの脳卒中リスク上昇は、認められていませんでした。

つまり、この結果が示しているのは、『野菜が脳卒中のリスクを上げる』ということではなく、
『魚介類を含めて、動物性のたんぱく質を一切摂取しないと、足りない栄養素が出てくる』
ことだと考えるべきでしょう。

従来の医学論文を踏まえても、野菜のみの極端な食生活にするのではなく、
動物性のたんぱく質、特に魚は積極的に食べたほうが良いと考えられます」

            

◆牛乳、ヨーグルト・・・「乳製品の摂りすぎ」で「がんリスク増」

「牛乳を飲んで骨密度を高め、骨粗鬆症を予防」、「ヨーグルトで、腸内環境を改善」など、
乳製品はメリットが強調されることが多い。

だが、デメリットに目を向けると、乳製品の摂りすぎによって、
前立腺がんや卵巣がんのリスクを高める可能性がある。

 

2015年のノルウェー科学技術大学などの共同研究によると、
乳製品の摂取量が、1日あたり400グラム増えるごとに、前立腺がんのリスクが7%上昇した。

製品別では、牛乳の摂取量が1日200グラム増えるごとに3%、前立腺がんリスクが上昇。
低脂肪牛乳は、200グラム増えるごとに6%、
チーズは、50グラム増えるごとに9%上昇したという。

また、2006年のスウェーデン・カロリンスカ研究所の発表では、
1日コップ1杯の牛乳(乳糖10グラム)を摂取する人は、
卵巣がんのリスクが13%増える可能性があるとの結果が示された。

「欧米では、多くの研究が乳製品の摂りすぎと、前立腺がんリスクの関係を指摘しています。
一方で、ヨーグルトの摂取量が多い人ほど、糖尿病の発生率が低くなるという研究結果もあります」(前出・津川医師)・・》

 注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

            

私は何かと牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など「肉食群」が大好きで、
こうした前提として野菜を食べないと駄目と学んできたので、
日々実践してきたので、今回の記事を動顛しながら学び、数多くのことを学んだりした。

私の平素の
朝食と夕食は、家内と共に談笑しながら頂いているが、
年金生活の当初より、昼食だけは、お互いに制約することなく、自由食としている。

こうした理由は、退職するまでの私はサラリーマンで私なりに奮闘し、 家内は長らく専業主婦だったので、
たとえ年金生活をしても、 家内の日常生活のペースを できるだけ壊したくなかったからである。

私の平素の朝食に関しては、私は幼年期に農家の児として育ったので、
齢ばかり重ねた今でも、
朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた
庶民の一汁三菜(いちじゅうさんさい)の真似事をしている。

私の朝食の原則として、前菜を必ず頂いている。
タマネギをスライスし、生ワカメとあえて、わずかに御醤油をかけて、 大きな皿に盛大に食べたりしている。

やがて十六穀米の入った白米のご飯を半合ばかり盛ったお茶碗、 インスタントのワカメの味噌汁が多い中、
調味料を加味しない
納豆、コブの佃煮、 シラス干しなどを必須として、
これ以外はカブの醤油漬け、カブの葉の塩漬け、焼きノリなどを
加える時もある。
或いはサバ缶のミソ煮で頂くことが多い。

家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、 二枚ばかり食べながら、
ホット・コーヒーを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。                                                                                   

そしてお互いにフリーの昼食は、ここ3週間は、私はヨーグルトを箱の2分の1を食べた後は、
食パン8枚切りにされた食パンを、4枚をロースハムを充分にサンドイッチにして、食べたりして、
都心のホテルのサンドイッチより豪華だねぇ・・と心の中で呟(つぶや)いたりした後、
柿(カキ)を一個だけ食べたりしている。

            

やがて夕食の時は、
キャベツを千切りにして大皿に盛ったのを、
牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など、その日に応じて180グラム程度と共に食べたりして、
モヤシ、ブロッコリー、ナスの炒め物が焼き物なども食べたりしている。

こうした中、
お酒は缶ビール500mlを5日毎に、たった一本となっているが、
かっての呑兵衛だった私は、不思議なことに充分に満足となり、歌を忘れたカナリヤのようになっている。

こうして中で、家内は肉と野菜を食べたりした後、プリンかショートケーキを食べたりしている。

このような食事内容は、ほゞ変化がないが、
果物が少ないわ、と私は家内から言われ、
まるで小学生の学童が母親から言われるように、週に一度ぐらい注意されている。

                   

今回、 ベジタリアン(菜食主義)は脳卒中率が高く、過剰な乳製品でガンも・・、と学び、
やはり牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など「肉食群」と多彩な野菜をバランス良く、
そして牛乳、ヨーグルトも程々に頂く・・ことが大切と学び、微苦笑したりしている。

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悪徳『オーダーメイド介護』、ほぼすべての資産を奪われ、高齢者の私は動顛しながら学び、多々教示させられて・・。

2019-10-27 14:41:03 | ささやかな古稀からの思い

先程、愛読している公式サイトの【 現代ビジネス 】を見ている中、
『 ほぼすべての資産を奪われて・・・悪徳「オーダーメイド介護」ヤバイ手口 
         ~ 実話を元に書いた小説『ひと喰い介護』 ~ 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな生活を過ごしている。


こうした中、いつの日にか無念ながら介護・要になった時、介護施設にお世話になるだろう、
と漠然に思っている私は、やはり介護に関しては、何かと関心が深く、
この記事も読んでしまった・・。

この記事の原文は、小説『ひと喰い介護』を著作された司法書士 、作家の安田 依央さんに、

                   

平原 悟さんがインタビューされて、纏(まと)められ、
『週刊現代』2019年10月12・19日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 現代ビジネス 】に10月20日に配信され、無断であるが記事を転載させて頂く。             

《・・ほぼすべての資産を奪われて・・・悪徳「オーダーメイド介護」ヤバイ手口    

☆核心部分は100%実話

―72歳の独居老人・武田清は、介護業者が運営する宅配弁当を頼んだことをきっかけに、
 施設が用意したサロンに、仮住まいをはじめる。

そこで提供される手厚いオーダーメイド介護と引き換えに、
判断力、体力、財力を奪われていった武田を待っている運命は・・・。
司法書士の肩書を持つ安田さんの新作『ひと喰い介護』は、悪徳介護業界を舞台にしたスリリングなサスペンス小説です。


今回の物語の骨格は、司法書士として体験したある介護施設での出来事に着想を得ています。

作中に登場する頼りない司法書士のモデルが当時の私で、
途中まで介護施設の実態に、まったく気づくことができなかった。
事実を知った後、介護施設を訴えることも考えましたが、どこにも法律に触れる部分がないのです。

ただ、違法性がなくても、高齢者を食い物にしているのは、事実。
そのことを世間に告発しなければいけないとの思いで、書いたのが今作でした。
自分の中で贖罪の意味もあります。

                

―実話がベースと知って、更に怖くなりました。
 物語の中で実話に基づくのは、どの程度ですか。

驚かれるかも知れませんが、核心となる部分に関しては100%事実です。
ターゲットは、孤独な独居老人。
お弁当の宅配をきっかけに、経済状態や家族構成を把握され、介護施設に取り込まれていった。

至れり尽くせりの介護を提供するのと並行して、親族との関係を遮断。
財産管理をしているように装い、お金をどんどん使わされる。

体力が衰え、判断力も低下すると、引き出す金額が加速度的に増加し、
10年で、ほぼすべての資産を奪い取られてしまった。

異変に気づき親族が、組織から引き離したものの、2ヵ月後には息を引き取りました。
これらすべてが実話で、施設は今も営業しています。

                 
     
☆成年後見人制度を悪用

―被害者の武田は、大手商社を退職した男で、知的水準も高い。
 それがいとも簡単に、悪徳業者に取り込まれていきます。


ポイントはふたつ。
一つは宅配弁当です。
特別な理由もなく親切に近寄ってきた人がいれば、これは下心があるのではないか、と考えたでしょうが、
弁当を注文しているのは、武田自身。

しかも値段が比較的高いため、話し相手になるのも、付加価値としてのサービスだろうと、
納得して、ペラペラ個人情報を漏らすし、気を許してしまうのです。

もう一つ、武田は、会社でそれなりの地位に上り詰めた男で、
定年退職した後も、世間はそれを評価するべきだと考えていること。
しかし、それは武田の勝手な理屈で、実際には通用しません。

むしろ上級国民ぶりやがって、と疎まれている。
そうしたギャップから常に怒りっぽくなっているところに、
優しい言葉でプライドをくすぐられれば、イチコロで騙されてしまうのです。
恐らく武田のような人は、日本中にいるのではないでしょうか。

 
―発売後、モデルになった介護施設からなにか反応はありましたか。

いえ、いまのところ反応はありません。
そもそも自分たちの悪質さが、理解できていないのでしょう。
高齢者が求める介護を提供しているのだから、それなりの料金をもらうのは当然だ。
むしろ感謝されてもおかしくないと思っているのです。

現場で働くスタッフもそう思い込まされているから、やっていられると感じました。

物語では、専業主婦だった女性たちが雇われ、
お互いに競わされる中で、悪事から目をそらされる構図にしました。

モデルになった施設で、裁判になったら証言してもらえないかと相談しても
「私たちは、ここがなくなると、食べていけない」と断られました。
行き場がない人たちが支えている職場だから、こうした悪事が成立するとも言えるでしょう。

                 


―孤独な高齢者を守る制度として期待される成年後見人制度が、物語では機能しないばかりか、逆に悪用されました。

成年後見と言えば、無断で預金を引き出した弁護士や司法書士の話が報道され、評判がよくありません。
あれは例外中の例外ですが、万能とは到底言えません。

私も経験がありますが、認知症の人は夜中でも
「お金を勝手に使われている気がする」などと電話をかけてくる。

真面目にやろうと思うと、24時間対応せざるを得ないのですが、
そこまで対応するのが、成年後見人の仕事かと言えば、それは無理がある。
職業としての成年後見人には、限界があるのは事実です。


―自分で稼いだお金は、自分のために使い切って、死にたいと考える人は多いと思います。
 悔いのない最期を迎えるためにアドバイスはありますか。

まずは制度で、すべて解決しようと考えない方がいい。
むしろ最後にものを言うのは、人のつながりだと思います。

物語では、介護施設の職員だったアラサーの独身女性が、
子供を産むことで、将来自分の面倒を見てくれる人を確保しました。

それも選択肢の一つですが、私個人としては、それが唯一の正解だとは思いません。
重要なのは、血縁や婚姻よりも、強く結ばれた相手をどれだけ持つか。
それがあれば、悪人につけ込まれる隙も減るのは、間違いありません。

そのためには、過去の自分に縛られるのではなく、誰とでも心を開いて、付き合える素直な心を持つことが不可欠。
そして、この記事を読んで「自分はそんなバカじゃないから、上手くやれる」
と思ったあなたが、一番危険だということは断言できます。

終活など他人事と思わず、自分ならどうするかを考えるきっかけに、
本書がなってくれることを期待しています。(取材・文/平原 悟)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
   
                                

私は記事を動顛しながら読み、多々教示させられたりした・・。

今回の主人公《・・被害者の武田は、大手商社でそれなりの地位に上り詰めた男で、
定年退職した後も、世間はそれを評価するべきだとブライドだけは、未だに思っている男。

こうした中で、値段が比較的高い御弁当を注文して、
話し相手になるのも、付加価値としてのサービスだろうと、 納得して、ペラペラ個人情報を漏らすし、
気を許してしまうのです。

こうした平素のギャップから常に怒りっぽくなっているところに、
優しい言葉でプライドをくすぐられれば、イチコロで騙されてしまう・・。

そして経済状態や家族構成を把握され、まもなく介護施設に入居して、
至れり尽くせりの介護を提供するのと並行して、親族との関係を遮断されて、。
財産管理をしているように装い、お金をどんどん使わされる・・。

そして体力が衰え、判断力も低下すると、引き出す金額が加速度的に増加し、
やがて10年で、ほぼすべての資産を奪い取られてしまった。

まもなく異変に気づき親族が、組織から引き離したものの、2ヵ月後には息を引き取りました。・・》

私は中小業の会社で、35年近く勤めて悪戦苦闘が多かったサラリーマン航路を歩んできた為か、
数多くの甘味も辛味の体験をしてきたので、
この主人公のように甘ちゃんではないので、該当はしないと思ったりした。

しかしながら、いつの日にか介護要・3ぐらいになり、
判断力も衰えた時、介護施設に入居している中、数多くの別途有料サービスを施設より勧められた時、
果たして、結構ですよ、自分で何とかしますから・・と辞退できるか・・。

                 

今回、司法書士 、作家の安田 依央さんより、今回の著作者として、こうした防止策として、
《・・血縁や婚姻よりも、強く結ばれた相手をどれだけ持つか。
それがあれば、悪人につけ込まれる隙も減るのは、間違いありません。

そのためには、過去の自分に縛られるのではなく、
誰とでも心を開いて、付き合える素直な心を持つことが不可欠。

そして、この記事を読んで「自分はそんなバカじゃないから、上手くやれる」 と思ったあなたが、
一番危険だということは断言できます・・》

こうした大切なことを私は強く学んだりしている。 
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東京圏の下水道は、生活排水と雨水を同じ管で流す合流式、高齢者の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2019-10-26 12:19:46 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ていたら、
『 「ウンコ水」と大騒ぎ・・・武蔵小杉を襲った茶色い水の“正体” 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の75歳の身であるが、
我が家の近くには野川が流れて、この両岸には遊歩道があり、
季節のうつろう情景に心を寄せて、散策することが多い。

そして時折、3キロばかり歩くと、大河の多摩川が流れて、
何かと小学4年に遊泳して以来、つたない人生を歩んできた中で、あまたの出来事があり、
愛惜を秘めて、眺めている川となっている。

                 
                                       ☆ たまたま多摩川の中流を台風19号が襲来前の9月15日、散策していた時に撮ったりした。☆


こうした中、過ぎし10月11日に台風19号が襲来し、私はテレビのニュースを視聴し、
多摩川の下流でも大災害となり、私は無力ながら、動顛したりした・・。

このような心情を秘めた私は、今回の《・・「ウンコ水」と大騒ぎ・・・武蔵小杉を襲った茶色い水の“正体”・・》、
やはり気になり、記事を精読してしまった。

この記事は、ジャーナリストの若林亜紀さんの寄稿文であり、
公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に2019年10月18日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。

            
《・・ 「ウンコ水」と大騒ぎ・・・武蔵小杉を襲った茶色い水の“正体”・   

 

マンホールから下水があふれ、最大1・5メートルの高さで、街が浸水した川崎市の武蔵小杉駅周辺。

この地域の下水道は、生活排水と雨水を同じ管で流す合流式だ。
そのため、浸水した水には、糞尿が混じっているのではないか、と日刊ゲンダイが報じ、
ネットなどでも大騒ぎになった。

 
あらためて、川崎市上下水道局に電話取材し、
駅周辺に広がった茶色い水が「ウンコ混じり」なのかどうかを問うと、
担当者はこう答えた。


「半分は合っているし、半分は合ってない。
雨が降ると、合流管から雨水に希釈された汚水を川に放流するが、雨水が汚水の100倍になるよう計画している。

今回の台風では、多摩川が高水位となったため下水管に逆流し、川の水と雨水と汚水が噴出した。
逆流した水に、トイレの汚水が混じっているとしても、プールに子どもがお漏らしをした程度の薄さ。

また、ネットなどで道に積もった泥が、ウンコなどと書かれていますが、
あれの大部分は、多摩川から逆流した泥です」

 
東京都下水道局によると、東京23区のほとんどの地域の下水も、合流式だ。
都内でも、大雨が降れば「ウンコ水」は、あふれ出てくる可能性がある。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                   

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。   

今回の川崎市上下水道局、東京都下水道局、そして東京23区のほとんどの地域の下水道は、
生活排水と雨水を同じ管で流す合流式、と私は学び、やはり想定していた通りと微苦笑してしまった。

こうしたことは東京圏の過密な大都市では、ベストの管理方式であり、
たまたま台風などによる異常な雨量に伴い、不運にも一部の地域で大災害に遭われてしまった、
と私は解釈している。

そしてこうした事態でも、《・・逆流した水に、トイレの汚水が混じっているとしても、
プールに子どもがお漏らしをした程度の薄さ・・》と知り、人体に直接に影響の度合いが少なく、
安堵させられたりした。

この後、私は少し飛躍した妄想のようなことを思い浮かべたりした・・。

                 
                                      ☆ たまたま多摩川の中流を台風19号が襲来前の9月15日、散策していた時に撮ったりした。☆

古来より、きれいで清らかな水と濁り汚れた水である「清濁(せいだく)」を区別せずに飲む、
伝えがあり、短的には『清濁(せいだく)併せ呑む』と名言なされている。

そして川水の中で生息されている数多くの鮎(あゆ)、鯉(こい)などの川魚も、同じかしら、と思ったりした・

もとより私は生活している中で、良き人悪しき人と思われる多くの御方と談笑を重ねて、
日々を過ごしている時もある。

余談であるが、午後のひととき歯科医院に予約した治療に伴い、平素より早めに投稿した。
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死の間際に「お花畑」が見えるのは日本人だけか、何かと無知なことが多い私は真摯に学び、やがて多々教示させられて・・。

2019-10-25 13:47:49 | ささやかな古稀からの思い

、ときおり愛読している公式サイトの【 東洋経済オンライン 】を見ている中、
『 死の間際に「お花畑」が見えるのは日本人だけか
         ~ 名医が語る「ご臨終」の不思議な世界 ~』
                     題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな生活を過ごしている。

こうした中、私は恥ずかしながら齢ばかり重ねて、何かと無知なことが多く、
今回の《・・死の間際に「お花畑」が見えるのは 日本人だけか ・・》って、
どのようなことですか、と真摯に思いながら記事を精読した。

この記事は、公式サイトの【 東洋経済オンライン 】に2019年10月22日に配信され、
無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。
               


話に聞いたことのあるエピソードだと思うが、心停止した直後、
その当人がなんとも不可思議なビジュアル・・・「お花畑」や「三途の川」など・・を目にすることがあるのだという。
いわゆる「臨死体験」である。

この記事では、そういった不思議な話を背景にした、「人の最期に向き合うときの心のあり方」について、
新刊『イラストでわかる ご臨終の不思議な世界』を著した医学博士・志賀貢医師に、
その長年の医師人生による経験をもとに解説してもらった。

                 

☆臨死体験で目にする「お花畑」の不思議

病気や事故などで、心停止に陥った人が死の淵から生還する驚愕のエピソード。
昔からよく聞く話です。
これはややもすると怪談の領域かもしれませんが、
そういったエピソードには「お花畑を見た」という不思議がつきものです。

その「お花畑」はおそらく、意識を失っている間の「臨死体験」に関係があるのではないかと思われます。
この体験は、蘇生した人の4~18%くらいに見られるといいますから、
実はかなりよく起きていることがわかります。

日本では、白、黄色、ピンク色などの花が咲くお花畑の向こうに「三途の川」が流れていて、
この世とあの世の境目にあるというその川を渡ると、再び蘇生することはない、と考えられています。

実際、お花畑に足を踏み込んで川を渡ろうとしたとき、
親族の声に呼び戻されて、意識を取り戻したという話もあります。

こうしたお花畑や三途の川の話は、飛鳥時代から平安時代にかけて中国から伝来し、
庶民の間に根付いたものと考えられます。

ところが、欧米諸国でも同じような臨死体験があることが報告されています。

若干違うのは、日本人の場合は、臨死体験でお花畑や三途の川を見る確率が高いのですが、
欧米では、自分が自身の体から遊離して浮かび上がる「幽体離脱」や、
自然の光や神様、親族の明るい姿が見えるという「光体験」が多いといわれます。

また、三途の川に関しては、古くはギリシャ神話などにも、よく出てくるといいます。
こうした臨死体験の違いは、おそらく病気で倒れるまでの生活環境、
さらには住んでいる国の文化に大きく影響されるのかもしれません。

(絵:カワグチニラコ)


それにしても、命の灯がまさに消えようというときに、
なぜカラフルな映像が頭に浮かぶのでしょう。
それは夢でしょうか、幻覚でしょうか。

私たちが眠っている間に、夢を見るときには、
本能の中枢が詰まっている大脳の「辺縁系」と呼ばれる部位が、活躍していると考えられています。
それに、大脳の側頭葉にあるタツノオトシゴのような形をした「海馬」も、夢に関係しています。

さらに、大脳にある「前頭葉」という記憶を司る中枢がある部位も、このカラー映像に影響しているとされます。

私の場合、「神様が、死の淵で苦しむ人に、苦しみを癒すための美しい映像を見せ、心を和ませているのではないか」
と思いをはせることもあります。

                 


☆そもそも「三途の川」とはなにか?

亡くなった人が渡るとされる「三途の川」ですが、その思想は仏教由来のもので、中国から伝わったと言われます。

(絵:カワグチニラコ)


昔から伝わる説によれば、川を渡ってあの世に行くには、3つの方法があるといわれてきました。

1つ目は、生前に善人と認められた人が川を渡るときは、金銀七宝で作られた橋を歩き、向こう岸のあの世に行く。

2つ目は、生前に軽い罪を犯した人は、川の浅瀬を渡って行く。

3つ目は、大きな罪を犯した人は、深い急流を泳いで渡る。

これらの方法は、現世で暮らす人への道徳的戒めだったのかもしれませんが、
いずれの方法で川を渡るかを考えれば、やはり、人は生きている間に善行を施し、
世のため人のために尽くさなければならないでしょうし、
残された人は、亡くなった人が幸せに川を渡れるよう弔ってあげるべきなのです。

日本には、身内が亡くなると、その後少なくとも3年、長いときには数10年も死者を弔う風習があります。
これは仏教伝来思想の1つといわれます。


「初七日」は、故人が亡くなった日を入れて7日目にあたる日。
この日には特別な意味があり、死者がお花畑を渡って三途の川にたどり着く日という、言い伝えもあるようです。

(絵:カワグチニラコ)


「四十九日」は、とくに重要な意味を持つ日とされます。
死者は亡くなってから49日間、この世とあの世の狭間で成仏できずにいるとされ、
成仏させるためには、親類縁者の祈りが大切とされてきました。

だから四十九日の法要は、「死者が安らかに天国へ召される特別な日」
ということになっているのです。

「百箇日」は、死者が新しい仏としてこの世と別れ、天国で安住の地を求める日とされます。
こうして死者を天国へ送ることにより、親類縁者の祈りは、ほぼ達せられると考えられています。

そして「一周忌」は、喪明けの日とされ、初七日、四十九日と並び、法要の中でも極めて大切な日です。
その後「三回忌」があり、この法要で、死者は完全に天国の住人になると信じられています。

                

☆法要が不可能になっても、忘れてはいけない気持ち

かつては、七回忌、十三回忌、十七回忌などのほか、五十回忌まで法要を行うこともあったようですが、
少子高齢化と核家族化が進んだ現代の社会構造から考えても、
数10年に及ぶ法要は、ほぼ不可能な時代といえるでしょう。

ただ、たとえどんなに親類縁者が集まるのが難しい時代になったとしても、
死者を弔う気持ちは、忘れてはいけないと私は思っています。

社会の根本的な構造の単位は、家族。
人として、家族を大切にする気持ちは持ち続けたいものです。(略)

 

『イラストでわかる ご臨終の不思議な世界』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

最近は、高齢者への敬いや、人生の先輩が残した遺産に対して、関心を持たなくなっている風潮も見受けられますが、
親から子へ、子から孫へと、けっして消えることのないDNAの継承は人類ある限り続くものであり、
私たちはそれをしっかり認識しなければならないと思います。

私たち人間も、自然の摂理に従う生き物であり、いつか必ず「死」に向き合わなければなりません。

これはもはや医療を超越した話かもしれませんが、
「死の先にあるもの」をむやみに恐れず、心の奥に意識しておくことは、
自分が死にゆく立場になったとき、また、死にゆく家族を看取る立場になったときの「心のあり方」に大きく影響するはずと、
私はいつも思っています。・・》

                               

今回の記事を真摯に学び、私なりに多々教示されたりした・・。

たとえば、《・・日本では、白、黄色、ピンク色などの花が咲くお花畑の向こうに「三途の川」が流れていて、
この世とあの世の境目にあるというその川を渡ると、再び蘇生することはない、と考えられています。
実際、お花畑に足を踏み込んで川を渡ろうとしたとき、 親族の声に呼び戻されて、意識を取り戻したという話もあります。

こうしたお花畑や三途の川の話は、飛鳥時代から平安時代にかけて中国から伝来し、 庶民の間に根付いたものと考えられます・・》

こうしたことも無知であったので、やむなく古来から名言、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、
思い重ねたりして、照れ隠しで微苦笑してしまった。

そして《・・昔から伝わる説によれば、川を渡ってあの世に行くには、3つの方法があるといわれてきました。
1つ目は、生前に善人と認められた人が川を渡るときは、金銀七宝で作られた橋を歩き、向こう岸のあの世に行く。
2つ目は、生前に軽い罪を犯した人は、川の浅瀬を渡って行く。
3つ目は、大きな罪を犯した人は、深い急流を泳いで渡る。・・》

こうしたことを学び、私は民間会社を定年退職するまでの半生は、
何かと悪戦苦闘が多い人生航路の中で、良きこと悪しきこと、多々学んで実践してきたので、
《・・2つ目は、生前に軽い罪を犯した人は、川の浅瀬を渡って行く・・》かしら、と苦笑したりしている。

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常識に縛られない自由な介護の時代、女性や嫁が行う時代は終焉、真摯に高齢者の私は学び、多々教示され・・。

2019-10-24 16:24:08 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ていたら、
『 女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなっている。

私が2004年(平成16年)の秋に定年後する直前に、 家内の父が病死され、
家内の母は我が家より遠い地で、独り住まいとなっている。

ここ数年は家内の母が『要介護3』となり、長女の家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

こうした事情で、我が家では私が『おひとりさま』の生活が加速されて、
私たち夫婦の年金生活の予定事項が定まることが少なくなり、少し困苦してきたことも事実となっている。

確か10数年前の頃だったと私は記憶しているが、
家内の母は、年金として月平均14万円前後で貯金を少しづつ崩しているが、
長生きを考えると心ぼそいわ、 とこのような意味合いの言葉を、長女の私の家内に言った。
そして私は家内から聞いて、毎月少し融資を受けられる『リバースモーゲージ』を本格的に調べたりした。

            

『リバースモーゲージ』は、老後資金がどうしても不足してしまう場合には、
自宅不動産を活用し、 自宅を担保にお金を借りて、慣れた自宅を手放さず、
死亡後に担保を売却して元本を返済する方法である。


まもなく家内は関係先に孤軍奮戦した結果、家内の母の住む市の社会福祉協議会より、
家内の母は、毎月3万円の融資を受けている。

家内の母は、家内に、お父さんの遺(のこ)された一戸建て・・私の老後で喰いつぶしてしまうけれど、
とこのような意味合いの言葉を家内に言った、と後日に私は家内から聞いた。

私は家内に結婚してまもない時に、 お義父(とう)さんとお義母(かあ)さんが築きあげてきた財産に関して、
どのようにお使いになっても、僕は関係ないょ・・と私は家内に言ってきた。


こうした私の根底には、私が結婚する時、
私の母から、 貴方はお嫁さんを貰う立場だから、奥さんの実家の財産をあてにするのは、最低の男だからねぇ、
と私は叱咤激励されたので、もとより家内の母のいつの日にかの遺産は、あてにしてこなかった。


やがて家内の母は、年金に毎月3万円頂くので助かるわ、と家内に言ったと、
と私は家内から聞いたりして、悦んだりした。 

このような家内の母の娘ふたりが介護している状況を見てきた私は、
今回の《・・女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を・・》、
少し気になり、こっそりと私は読んでしまった。

この記事は、介護作家・ブロガーの工藤広伸さんが、「40歳からの遠距離介護」を執筆中であるが、
この中の一部を抜粋された記事であり、公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に2019年10月18日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を

              

「ひと昔前までは、介護は女性がするもの、嫁が行うものという時代もありましたが、
現在、主な介護者の男性の割合は、4割に迫る勢いです。

厚労省が発表した『国民生活基礎調査』によると、
2016年の介護者全体に占める『子の配偶者(嫁や婿)』の割合は、
わずか9・7%しかいません。

つまり、嫁が介護をする時代は、もう終わっているのです」

 
ただし、介護をする中高年男性には、切実な特徴がある。


「自分ひとりで介護をしてしまい、孤独になりがち。
親族の介護の関わり方を考えない、介護離職をすると無職という負い目を感じやすい、
仕事のように介護をしてしまうなどの特徴もあります。

女性の場合は、周囲に相談する傾向がありますが、
男性は、ひとりで介護を抱え込み虐待に至るケースもある。

私は遠距離介護ということもあり、誰かに頼らざるを得ない環境ですので、
そうはなりにくいのですが、親族や兄弟姉妹に頼る場合には、気を付けなくてはならないこともあります」

配偶者や兄弟姉妹、親族がどんなタイプであるのかを見極める必要があるのだという。

              

「介護者は8つのタイプに分類することができます」

①無関心型=一切介護に興味がなく、介護放棄 

②お金解決型=経済的援助だけで手を動かさない

③口だけ型=口やかましいだけで何もしない

④同居型=距離が近いので時間が割ける

⑤お札振りかざし型=金にモノを言わせ、介入するものの介護はしない

⑥ボランティア型=経済的援助はできないが、介護はする

⑦サポーター型=お金も出す、介護もする、主介護者の方針に従う

⑧主介護型=すべてにおいて対応する主介護者タイプ


「こうやって見ると、『無関心型』も、かえってありがたいですね。
下手に口出しされれば、混乱を招くだけですから。

私の意見としては、『口だけ型』や『お札振りかざし型』の人を除いて、介護体制をつくればうまくいきます。
ヘルパーさんなど外部の手を借りる前に、まずは身内で役割分担をどうするかが先決。

身内がどのような状況なのか、どういうスタンスで臨むのかを把握できると、
在宅介護なのか、施設介護なのかが決まってきます。
私は主介護者を担当し、サポーター型の妹との連携で遠距離の在宅介護を行っています」

江戸時代には、男性家長の介護が当たり前で、むしろ女性が外で働いていたのだという。 

明治以降から女性が介護する時代に。
そして、平成に入ると再び男性介護者の割合が増えた。


「親や親族の世代は、なかなかこの時代の流れが理解できていない。
時代によって常識は大きく変化しているのに、古い価値観のままでは自分自身もつらいし、身動きがとれません。

これからの時代は、男性介護、女性介護のいい部分だけを吸収しながら、
常識に縛られない自由な介護を目指すべきだと思います」

そして遠隔機器やAIを活用しながら、遠距離介護という方法もある。・・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。   

                                

高齢者75歳の私は、今回の記事を真摯に学び、多々教示されたりした・・。

特に、《・・「介護者は8つのタイプに分類することができます」・・》を読みながら、
微苦笑を重ねたりした。

そして家内の母の介護に関しては、娘ふたりが奮闘して、
家内の母の生活費、医療・介護費は、原則として家内の母は捻出しているが、
何かと食品、衣服、備品などは、娘ふたりがプレゼントしているので、
《・・⑦サポーター型=お金も出す、介護もする、主介護者の方針に従う ・・》かしら、と私は微苦笑している。

そして家内の母の遺産は、『リバースモーゲージ』を活用しているので、
限りなく資産は、ゼロ円に近づいている。

こうした中、家内の母が介護・要になる前、
100歳まで生きたいわ、と娘の私の家内に呟(つぶや)いた、と後日に私は家内から聴いたりした。

やがて家内の母が100歳の時は、我が家の家内は80歳であり、まぎれもなく老々介護となり、
娘の私の家内が生きているとは限らないので、勘弁してよねぇ・・私は独り微苦笑を重ねたりした。

我が家は、子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
頼れる人もいなく、家内が難病に遭遇したり、介護になった時は、ときおり私は『おひとりさま』の体験をしているし、
掃除、洗濯も覚えたし、料理は初心者マークの範囲であるが、夫の責務として実施しょう、と決意を増している。
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要介護を招く『フレイル(虚弱)』、 高齢者は多様食で対策を 、遅ればせながら75歳の私は学び、 やがて微笑み・・。

2019-10-23 13:46:36 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 介護ポストセブン 】を見ていたら、
『 要介護を招く「フレイル」 高齢者は多様食で対策を 
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、いつの日にか、どちらかが介護を受けることも、
漠然としながらも私は思案する時もある。

日本人の平均寿命は、ここ30数年、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
過ぎし年の2015年(平成27年)には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。

そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
2013年(平成25年)の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。                

こうした中で難題は『健康寿命』と『平均寿命』の間で、介護を要する御方が多いと学び、
私たち夫婦は、頼れる人もいないので、介護・要となった時は、 やむなく介護施設に思ったりしている。

そして要介護認定されている場合は、 特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウス、グループホームなどを学んだりしてきた。 

こうした深情を重ねてきた私は、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は寝たきりなどは、ささやかな日常のささやかな願いも制約されるので、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした心情を秘めている私は、今回の《・・要介護を招く「フレイル」 高齢者は多様食で対策を ・・》って、
具体的にどのようなことですか・・、と思いながら記事を精読してしまった・・。  

この記事の原文は、『女性セブン』の2018年2月8日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 介護ポストセブン 】を2018年2月9日に配信され、
少し古い記事であるが、要介護の難題は時空を超越するので、無断であるが転載させて頂く。

 
                

《・・要介護を招く「フレイル」 高齢者は多様食で対策を

 日本人の平均寿命は世界トップクラスで、男性が80・98歳、女性が87・14歳(厚生労働省、2016年発表)だが、
実は平均寿命と健康寿命に男性で約9年、女性で約12年の差がある。

☆介護されずに死ぬまで元気でいたい

健康寿命とは、一生のうち健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、
寿命とのギャップはまだまだ大きい。

特に高齢者の場合、病気や加齢の影響で、日常生活が制限されやすく、
フレイル(虚弱)の段階を経て要介護になりやすい。

「介護をされず、死ぬまで元気でいるのは、万人の願い。
その条件を解明する疫学研究を40年以上行ってきました。

各地での大規模疫学調査を通してわかったのは、
元気で長生きな人ほど、栄養状態がいいということです」
とは、疫学研究の第一人者・新開省二さんだ(「」内以下同)。

具体的には、BMI値(体格指数)、アルブミン値(血しょう中のたんぱく質)、
ヘモグロビン値(赤血球中のたんぱく質)、総コレステロール値の4指標が、
高めな人ほど栄養状態がよく、元気で長生き。

逆にこれが低いと、死亡リスクが約1・5倍高まることもわかってきた。

                 

☆中年と高齢者は健康常識が違う!メタボよりフレイル対策が重要

「昨今のメタボリック・シンドローム対策により、
太りすぎ防止の“粗食”こそ、健康で長生きできる食事だと妄信されてきましたが、これは間違い! 

65歳以上の高齢期からは、やせることよりも、虚弱を防ぐ“フレイル対策”が重要になります。
中年と高齢者では、健康常識が違うんです」

確かに中年期までは、脂肪や糖質の摂りすぎは、
心血管病や糖尿病のリスクを高めるので、メタボ対策は必要だ。

しかし、高齢者はむしろ低栄養やカロリー不足が、深刻な問題になる。
これまでと同じ“中年向けの食生活”を続けていては、逆に危険なのだ。

「65歳以上になったら、おすすめなのが“多様食”。
10種類の食品(下記)を、1日1回でいいので、毎日摂ることが大切。
甘いものや油ものも食べていいんです」

【65歳以上が食べるべき食品10種】
□肉 
□魚介類 
□卵 
□大豆・大豆製品
□牛乳・乳製品 
□緑黄色野菜 
□海藻類 
□いも 
□くだもの 
□油を使った料理

※目標は、毎日7チェック以上!

特に高齢期は、肉や魚などの動物性たんぱく質が不足しがち。
老いてなお、がっつりステーキを食べる!
という食事こそ、健康長寿への道が開けるのだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                  

今回の記事に掲載されていた写真には、65歳過ぎたらメタボは気にしない!、
と記載されていたので、私は微苦笑してしまった。

過ぎし18日、健康診断を受診して、身長は少し縮み167センチ、体重は少し小太りの73・5キロ、 と診断されたりした。
やがて私は、3年前の頃より、少し小太りの人は長生きできます、と学んできたことを、 思い浮かべて微笑んだりした。

今回の記事に於いて、何よりも瞬時に微笑みながら、同意させられたことは、
《・・介護されずに死ぬまで元気でいたい・・》であった。

もとより介護・要となれば、日常生活のささやかな願いも制約されるし、
私たち夫婦は、頼れる人もいないので、介護・要となった時は、 やむなく介護施設に思ったりしている。

そして要介護認定されている場合は、 特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウス、グループホームなどを学んだりしてきた。

しかしながら、特別養護老人ホーム(特養)の入居は競争が激しく、やむえず有料老人ホームを思案したりした。
そして東京や大阪などの大都市の有料老人ホームは、入居一時金が3千万円ほど必要。

更に月々の管理費もかかり、入居時に4千万~5千万円ぐらいの資産がなければ・・と読んだ時、
裕福でない私は溜息を重ねたりした・・。

或いは地方なら有料老人ホームなどの高齢者住宅でも、1千万円ぐらいの物件がある、と学んだりしてきた。
我が家も無念ながら程ほどの貯金しかなく、高価な有料老人ホームには、とても・・と思ったりしている。

そして程ほどの介護施設に入ったとしても、永らえば、やがて貯金が底をつく、と思い憂いたりし、
やはり私の晩年期の最大の難題と思いを深めたりしている。

こうした我が家の事情もあり、介護されずに死ぬまで元気でいたい、と思いながら、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、
或いは程ほどの食事が
大切ですよねぇ・・と微笑み返しをしている。 

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便利さの裏の落とし穴、キャッシュレスに向かない人の特徴、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-10-22 13:01:03 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ていたら、
『 便利さの裏の落とし穴・・・キャッシュレスに向かない人の特徴 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、過ぎし年の2004年(平成16年)の秋、民間会社に勤めていた私は定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めた・・。

そして家内は、料理、洗濯、掃除などは専業主婦の延長戦として、積極果敢に了解してくれるので、
せめて我が家の平素の買物ぐらいは・・と私は思い、殆ど毎日のように家内から依頼された品を求めて、
スーバー、専門店に行っている買物メール老ボーイとなっている。

このように買物メール老ボーイを丸15年生となっている私は、
今回、《・・キャッシュレスに向かない人の特徴・・》って・・どのような人なの・・
と好奇心に負けて、記事を精読してしまった。

この記事は、公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に2019年10月22日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・便利さの裏の落とし穴・・・キャッシュレスに向かない人の特徴

              

キャッシュレス決済でポイント還元だからと、
どこでもピッと、クレジットカードや電子マネーを使うようになった、なんて人も多いはず。
スーパーやコンビニなどは、サインレスだから、確かに楽っちゃ楽だが・・・。


「海外に行くと、日本はカードのセキュリティーが甘い、とショックを受けます。
キャッシュレス化の波に、利用者の意識が追いついていない印象もありますね」
と話すのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏だ。

 
現金で2万円を持っているのと、Suicaなど電子マネーに2万円をチャージしているのも、同じ2万円。
落っことしたが最後、不正利用されるに決まっている。
が、現金より電子マネーの方を軽く見がちなのは、記者だけではあるまい。


「イギリスでは、サインレスは1回30ポンド(約4000円)までと上限がありますが、
日本のスーパーなどでは、1万円とか3万円とか、店によって上限はまちまちです」(カード会社関係者)

 
不正利用されても、カード会社が補償してくれる、と高をくくっている人もいるだろうが、
そう簡単な話でもない。


「カードをきちんと管理していたけど、第三者に悪用されたといったことを証明する必要があります。
日本クレジットカード協会のHPにも記されていますが、
暗証番号を使った不正利用の損害は、原則本人負担です。
つまり、補償の対象にはなりません。

暗証番号を誕生日にしている人は減ったでしょうが、携帯電話と同じだったり、
すべてのカードが同じ暗証番号という人は見かける。
ちなみに中国では、暗証番号は6ケタです」(柏木理佳氏)

 
利用規約、利用明細をチェックしないという人も、キャッシュレス化の波にのまれそうだ。

「まさにケース・バイ・ケースですが、カード会社によっては、
不正利用された日から○日以内に申告することといった、“補償期間”を設けています」(前出のカード会社関係者)

             
 
川崎市在住のある60代の会社員は、こうアドバイスする。

「だまされて10万円の商品を買わされたから、引き落としを止めてくれ、とカード会社に電話をかけたら、
最初は『それは無理でしょう』とけんもほろろ。

でも、消費者センターに相談し、そこの担当者がカード会社に掛け合ってくれたら、止められました。
泣き寝入りせず、しつこく食い下がった方がいいですよ」

 
いずれにせよ、キャッシュレス時代は
「これまで以上に、セキュリティーの意識を高める必要があります」(柏木理佳氏)。

だから私は現金主義? 分からないでもないですが・・・。》 

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、 ましてスマホと省略されているスマートフォンも使えなく、
家内だけは、遅ればせながら一昨年の春以来、携帯電話を買い求めて利用している。

このような時代遅れの私は、何かと見かける『QRコード』も、
どのような情報が記憶させているのか、知らない。

このような状態であり、利用者が増えている『PayPay(ペイペイ)』って、
何のことなのょ・・と遠い世界の出来事のように感じている。

こうした中、年に数回ぐらい家内に引率されて、私の衣服はデパートで買い求めている。
そして私は衣服を買い求める時は、程々良き品を長らく10年以上着る習性であり、
こうした時は、クレジットカードで購入している。

しかしながら平素の買い物は、お得感のあるボイントが溜まる専門店、スーパー、コンビニのカードを活用しているが、
現金払いとなっている。

或いは、私は友人、知人と居酒屋などで飲食した時は、現金で支払っている。
クレジットカードで支払った場合は、後日に決済日となるが、
飲食の高揚感が薄らいだ頃に決済されても、高揚感もなく余韻もないので、
今宵は楽しかったよねぇ、と現金主義に徹している。

このようなことを思い浮かべながら、今回の記事を読み終えた後、私は微苦笑をしてしまった。

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経済的状況による「健康格差」、遅ればせながら高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-10-21 18:09:35 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 マネーポストWEB 】の『暮らしのマネー』を見ていたら、
『 経済的状況による「健康格差」、低所得者ほど肥満になりやすい  
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした中で、私は富裕層には無縁であるが、《・・経済的状況による「健康格差」・・》って、
どのようなことですか・・、と思いながら記事を精読してしまった・・。
           
この記事の原文は、『女性セブン』の2019年10月31日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 マネーポストWEB 】に10月21日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。

 
                

《・・経済的状況による「健康格差」、低所得者ほど肥満になりやすい

《増税するなら、上級国民にもっと払わせればいいのに・・・》、
《老後の“悠々自適”なんて、上級国民しかありえないでしょ・・・》。

インターネットを中心にじわじわと浸透する「上級国民」という言葉。
この刺々しい言い回しが広まったきっかけは、2019年4月に起きた痛ましい交通事故だった。

東京・池袋で87歳(当時)の元高級官僚の高齢男性が、運転する自動車が暴走。
母娘2人が死亡、8人が負傷したが、男性が逮捕されないことに、
「逮捕されないのは、上級国民だからだ・・」とネットを中心に批判が高まったのだ。

世の中は学校や住む場所など、あらゆる面で「上級/下級」に分かれていると
断じた橘玲さん著の『上級国民/下級国民』(小学館新書)も話題を呼んでいる。

多くの人が、自らを“中間層”だととらえていた「一億総中流時代」は、終わりを迎え、
地位や収入が、二極化した社会構造が浮き彫りになっているということだ。

それは健康も、例外ではない。
何を食べるか、どんな生活をするか、そういったある意味では「自己責任」の積み重ねでもある「健康」にも、
所得や経済的な状況の違いによって、格差が生じてきているのだ。

こうした「健康格差」について長年研究を続ける、
千葉大学予防医学センター教授の近藤克則さんが解説する。

「対象者を追跡した調査研究から、所得や学歴、職業などの社会階層が低いと
健康を損ないやすいことが明らかになっています。

低所得の人の死亡率は、高所得の人の2~3倍高い。
低所得の人ほど、多くの病気にかかりやすいとわかっている。
そうした事実を知った上で、何ができるのかを考えることは非常に大切です」

健康は、お金で買える・・・そんな現実に向き合うことで、
病気への対策や健康を維持する方法が見えてくる。

「健康格差」に対するいちばんの処方箋は、知ることなのだ。

                 

☆穀物の摂取量、喫煙習慣、検診未受診…

お金持ちは、高カロリーなおいしいものをたらふく飲み食いするから、生活習慣病になりやすい・・・
こんな話も今は昔。

実際のデータをひもとくと、年収と肥満率は反比例し、年収が低い人ほど、肥満の割合が高いという。

2015年に発表された厚生労働省「国民健康・栄養調査結果」によれば、
所得が600万円以上の世帯に比べて、200万円未満世帯の人は、肥満の割合が高いことがわかった。

問題は、それだけではない。
低所得世帯の人は「穀類の摂取量が多く、野菜類や肉類の摂取量が少ない」、
「習慣的に喫煙している者の割合が高い」、「健診の未受診者の割合が高い」、
「歯の数が20本未満の者の割合が高い」ことも明らかになっている。近藤さんが続ける。

「バランスのいい食事を作ろうとすれば、何種類も食材が必要になるため、どうしても食費がかかる。
金銭的に余裕がないと、食事の選択肢が限られてしまいます。

国民健康・栄養調査によると、低所得の家庭では、野菜の摂取量が少ない。
例えば、安くてカロリーの高いインスタント食品や菓子パンなどですませていると、
自然と野菜の摂取量は減り、穀類の摂取量が増えます」

さらに異常気象によって、野菜価格が高騰すれば、野菜の登場回数はどうしても少なくなる。
家計に余裕がなければ、食卓に野菜を並べるのが難しいことは、容易に想像がつく。(略)


☆子供がいる家庭の場合はさらに深刻だ。

「65歳以上の男女1万9920人を対象に、
子供の頃の社会経済的状況と高齢期になってからの野菜・果物摂取頻度の関連を分析した結果、
子供時代に貧しい家庭で育った人は、高齢期に野菜不足になるリスクが1・4倍と高いことがわかりました。

子供は、親が用意した食事をモデルに育つので、野菜が少ない家庭で育った人は、
成長してからも、野菜不足の食生活を続けてしまいがちです」(近藤さん)

野菜不足の生活を送ることは、肥満になりやすいだけでなく、さまざまな病気のリスクを高める要因にもなる。

「野菜の摂取は、高血圧や脳卒中、大腸がんなどのリスクを下げる効果があります。
血糖の上昇を和らげたり、コレステロールの吸収を抑えたりする効果もある。

つまり、貧困によって野菜の摂取量が少なくなれば、これらの病気のリスクが高くなります」(近藤さん)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。  

                  

今回、《・・経済的状況による「健康格差」・・》多々教示され、
そして《・・子供時代に貧しい家庭で育った人は、
高齢期に野菜不足になるリスクが1・4倍と高いことがわかりました。・・》私は微苦笑してしまった・・。

私は今住んでいる近くに生家があり、1944年〈昭和19年〉の秋に農家の三男坊として生を受けた。

そして私は長兄、次兄に続いて生まれた三男であり、
農家の跡取りは長兄であるが、
この当時も幼児に病死することもあるが、
万一の場合は、次兄がいたので万全となり、
今度は女の子と祖父、父などは期待していたらしい。


私の後に生まれた妹の2人を溺愛していた状況を私なりに感じ取り、
私は何かしら期待されていないように幼年心に勝手に感じながら、 いじけた可愛げのない屈折した幼年期を過ごした。

やがて1953年(昭和28年)の3月になると、
前の年から肝臓を悪化させ、寝たり起きたりした父は、
42歳の若さで亡くなった。


そして祖父も跡継ぎの父が亡くなり、落胆の度合いも進み、翌年の1954年(昭和29年)の5月に亡くなった。


どの農家も同じと思われるが、一家の大黒柱が農作物のノウハウを把握しているので、
母と父の妹の二十歳前後の未婚のふたりの叔母、 そして長兄は中学1年で一番下の妹6歳の5人兄妹が残されたので、
家は急速に没落なり、生活は困窮となった。


そして私たち子供は母と叔母に支(ささ)えられ、そして親類に見守り中で、貧乏な生活が始まった。
                                   


この当時も義務教育は中学校までであったが、PTA(授業料)の会費は有償であり、
確か教科書も有償の時代であった。


祖父が亡くなって後、私は担任の先生から母あてに一通の手紙を渡された・・。

帰宅後の私は母に手渡した後、 『PTA会費・・当分・・免除するって・・』
と母は呟(つぶや)くように小声で言っていた。


近くにいた小学5年の次兄は、母の小声の内容を知り、
『いくら貧乏していても・・PTAの会費ぐらいは・・払おうよ・・』
と次兄は怒ったような声で母に言ったりした。


次兄は翌日から下校した後、手入れが余り行き届かない生家の畑で農作物を採り、

程近くに広い敷地にある国際電電公社(現・KDDI)の数多くの社宅に売りに行ったりした。
このお陰で、何とか私は人並みにPTAの会費を支払うことができた。


こうした苦い思いでを私は秘めている。

しかしながら農家の児であったので、
キャベツ、ナス、ホウレンソウ、カボチャなどの農作物は採れたので、幸運にも愛食できたりした。

過ぎし18日、健康診断を受診して、身長は少し縮み167センチ、体重は少し小太りの73・5キロ、
と診断されたりした。

やがて私は、3年前の頃より、少し小太りの人は長生きできます、と学んできたことを、
思い浮かべて微笑んだりした。

余談であるが、本日は小庭の樹木の剪定をしていたので、
投稿時間が平素より遅延した。

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眠っている間に大腸がんを予防 変わるがん検診、高齢者の私は学び、朗報だねぇ・・微笑み。

2019-10-20 14:32:14 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】の『ライフ』を見ていたら、
『 眠っている間に大腸がんを予防 変わるがん検診 
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中で、私は年金生活の中で、『国民健康保険』に加入していて、
年に一度だけ市より健康診断の通知が来て、基本の検査以外に、『胃がん』と『大腸がん』の検査を受診してきた。

過ぎし2014年(平成26年)、『大腸がん』の検診で初めて再検査・要と診断された後、
晩秋には私の白内障の手術であったりして、
2015年(平成27年)の3月初旬には、内科胃腸専門医院で、大腸の内視鏡の受診した。

            

この少し前に、この内科胃腸専門医院を訪れて、大腸の内視鏡の依頼した。
まもなく担当医師に、検便の状況を報告し、問診を交わした後、
この後、40代の顔立ち綺麗な女性の看護師さんより、私は質問された。

『検査前には、腸内を空にする必要がありますので、検査日の当日の朝に来て頂いて、検診されますか?』
と看護師さんは私に優しく私に言った。

『午前中に何かしら下剤を飲み、腸が綺麗になった後に検査ですので、短期決戦のようですねぇ・・』
と私は看護師さんに言ったりした。

『この他には検査前と致しましては、前日より下剤をお飲み頂く方法がありますょ・・』
と看護師さんは私に優しく私に言った。

『高齢者にやさしい検査前の方法で、ソフト・ランディグですねぇ・・』
と私は看護師さんに微笑ながら言ったりした。

『・・・』
看護師さんは私の顔を見ながら微笑んだりした。           

『私は気弱い身ですので、短期決戦のハード・ランディグより、ソフト・ランディグでお願いします』
と私は微苦笑しながらながら看護師さんに言ったりした。
          
この後、看護師さんは具体的に検査前日の食事、下剤薬の説明をして下さった。

◎2月29日(月)
     検査2日前 食事は普段通り。 就寝前に、『下剤(プルゼニド)』を2錠呑む。

◎3月1日(火)
     検査前日 便やカスを腸内に残さないように、参考メニューを受けた。
       朝食・・おかゆ(練り梅、卵雑炊風、鮭雑炊風に味付け。ただし、ネギなどの繊維質は避ける)
           或いはうどん(素うどん)、味噌汁、スープ、澄まし汁などは、具を少しにする。
      
      昼食・・朝食と同様

      間食・・ビスケット、クラッカーなど5~6枚
           アメ、ガム、氷砂糖  水分(お茶、炭酸飲料、粒の入っていないジュース、砂糖湯)

      夕食・・形のある食べ物は絶対に避ける。 スープ(具の入っていないもの)

      夜9時頃、『下剤(プルゼニド)』を2錠呑む。そして粉末【下剤(マグコロール)】を水150mlに溶かして飲む。

◎3月2日(水)
     検査当日 食事は摂(と)らない。 朝7時頃、粉末【下剤(マグコロール)】を水150mlに溶かして飲む。
     水分(お茶、炭酸飲料、粒の入っていないジュース、砂糖湯) アメ、ガム、氷砂糖は可。

     内視鏡の検査・・・午後1時30分~

このように40代の顔立ち綺麗な女性の看護師さんより、私は説明をして下さった後、
『下剤(プルゼニド)』を2錠の2セット、そして白い粉末の入った2セットと紙コップを私は手をされた。

            
 
やがて私は、この検査前の指示書に基づき、何かと小心者の私は忠実に守り、
食事、『下剤(プルゼニド)』の錠剤、或いは白い粉末の【下剤(マグコロール)】を水150mlに溶かして飲んだりした。

そして白い粉末の【下剤(マグコロール)】は、年に一度の『健康診断』の胃の検査で飲みバリウムより、
ジュースのような味が加味されて飲みやすかった。

そして検査日の当日は、前日の夜は夕食も摂らず、白い粉末の【下剤(マグコロール)】の効果の為、
早朝4時、やがて10時、12時と三度ばかりトイレに行き特別便となったが、 宿便はとれたかしら、と私は微苦笑した。

やがて最寄駅の近くにある胃腸科病院に予約時の午後一時半前に、到着して待合室で待機していた。

まもなく60歳前後の女性の看護師さんより、
上は作務衣風、 下半身は検査の為、レインウェア風の生地で御尻だけが開けようになっていたので、
私は検査を考えれば、もっともだよねぇ・・、と心の中で呟(つぶや)きながら微苦笑した。

そして予定時に40代の顔立ち綺麗な女性の看護師さんより、
血液検査の注射、 肩の近くに大腸を静止させるの注射をして頂き、
何かと単細胞の私はこの麻酔を素直に効果して、 この後の肝要の大腸の内視鏡の検診は、気を失って眠っていた。             

目覚めると60歳前後の女性の看護師さんより、
検査は終わりましたので、 水分補給を中核とした点滴をしたが、一時間近く要した。

この間、私は下腹部が張り、こうした状況を60歳前後の女性の看護師さんに尋ねると、
水分不足でおならを出せば、解消するはずです、とアドバイスされて、
私はこっそりと点滴を右腕の手首に受けながら、腰と足を動かして、10回くらい軽くおならをすると、 確かに楽になったりした。

            

やがて大腸の内視鏡の検診をして下さった医院長より、
大きなポリープはふたつ有り、摘出して傷口は出血防止の為、クリップで縫逢し、
小さなポリープは6ばかり有り、いずれワイヤーで摘出しました、 と私に説明して下さった。

こうした中で、悪性腫瘍であれば、癌に進むこともあり、 よくみられるポリープと思われますので・・
と医院長より私は言われて、御礼の言葉を重ねたりした。

そして、今後一週間は、おかゆ、うどん、スープなどの消化の良いを食べて下さい、 と教示されたりした。

この後、受け付けて精算した後、
内視鏡検査(病理検査)の結果は10日過ぎた頃に来院して下さい、 と私は言われたりした。

今回のポリープ摘出費用は、院内の告知表で、
一割負担で10、000円前後、 3割負担で25、000円前後から30、000円前後と明記されていたので、
私は二割負担の身であり、多くポリープがあっても20、000円で済み、
私は微笑ながら胃腸科病院を辞したのは、午後5時であった。

こうした中、私は一番戸惑ったのは、食事を一時的に断食することであった・・。
今回の場合は、検査の前日の夕食より、検査日の夕方まで、ほほ24時間を断食し、
検査の前日の昼食前まで、或いは検査後の夕食以降も、おかゆ、うどん、スープなどを私は食べたりしてきた。

平素の朝食は、五穀米の入ったご飯で、一汁七菜を愛食し、
夕食は鶏肉、豚肉、牛肉など大好きな私は、その日に応じて食べていたので、
大きく変貌し、歌を忘れたカナリアのような心情となったりした。

            

やがて内視鏡検査(病理検査)の結果を聞くために、私は検査を受けた病院に訪れた。

まもなく大腸の内視鏡の検診をして下さった医院長より、
摘出したポリープを専門検査する処で精密検査された表を見ながら、 緊張している私に言ったりした。

『特に悪質な状態は見られないですが・・、 貴方様が心配されている癌などは・・
こればかりは予見できなく、稀に発達した人もありました。
今後、血の混じった便・・或いは大腸が異常と感じられる場合、来院して下さい』
と医院長は微笑みながら、私は少しばかり安堵した。

やがて70歳以上の人の高額療養費の限度額の特権として、 一か月自己負担上限額『一般』1万2000円に基づき、
私の住む調布市から、還付連絡を頂き、 いずれも樋口一葉さんのお札に満たない額を返金された。

これ以来、私は大腸も一生の大切なお友達だと再認識させられて、
一日のひととき、ヨーグルトを箱の2分の1を昼食の前に愛食している。

こうした成果か分からないが、この後の『大腸がん』の検診で、再検査・要は無縁となり、 今日に至っている。
そして何かと気弱な私は、『大腸がん』にも遭遇しないよう、秘かに祈願している。  

              
          
こうした体験をしてきた私は、今回の《・・眠っている間に大腸がんを予防・・変わるがん検診・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読した。     

この記事の原文は、『女性セブン』の2019年10月31日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン  】に10月19日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。
 
                
《・・高齢者に多く見られる「傾眠」の原因6つ 医師が解説

 ◆20分間眠っている間に、大腸がんの9割を予防

女性のがんで、罹患率の高い乳がんを上回り、死亡率のトップになるのが、大腸がんだ。
とよしま内視鏡クリニック院長の豊島治さんは、嘆く。

「米国や英国で、大腸がん患者や死亡率が減少している理由は、
内視鏡検査が公共の検診に含まれているからです。

日本では、便潜血検査しかありません。
今や大腸がんは、内視鏡検査を受ける人が少ない日本人に、多い病気になってしまいました」

大腸がんは、腫瘍性ポリープを放置したことで転じる病気だが、
内視鏡による検診を受ければ、その場でポリープの切除が可能だ。

一方、便潜血検査では、がんになってからでなければ、わからないため、がんを予防するのは難しい。

しかし、検診のメリットの大きさがわかっても、 肛門から内視鏡を挿入するその検査方法に、
「痛そう」、「恥ずかしい」と逃げ腰になる人は多いだろう。

「当院では、麻酔薬を用いた鎮静下検査を行っています。
検査は20~30分程度で、ぐっすり眠ってしまう人もいます。

大腸がん予備軍ともいえる良性のポリープ(腫瘍)が、どれくらいの女性に見つかるかというと、
40代で37%、50代で45%、60代で56%にも上ります。
内視鏡検査時に切除しておけば、大腸がんは8~9割予防が可能です」(豊島さん)

検査準備のための下剤をのむことに苦労したり、
吐き気や頭痛などの副作用を起こす人も少なからずいるが、 豊島さんのクリニックでは、女性の受診者も多いという。

眠っている間に終われば、恥ずかしいと感じることもないだろう。             

「とよしま内視鏡クリニック」での、大腸がんの内視鏡鎮静下検査の様子

写真2枚

 
◆カプセルをのむだけで体の中が撮影できる

それでも内視鏡検査に抵抗のある人は、
超小型カメラを内蔵したカプセル型の内視鏡をのみ込むだけの検査もある。

水分と一緒にカプセルをのみ、消化管を通過しながら、内部を撮影していく検査で、
カプセルの大きさは直径約1cm、長さ約3cm程度。

検査の前後に下剤を服用し、4時間ほどで排出される。

医療経済ジャーナリストの室井一辰さんはこう話す。
「最新の研究では、通常の内視鏡検査と変わらない結果が出ていて、信頼性は高い。
しかし、異常があった場合は結局、内視鏡検査をやる必要があります」


のみ込むだけで画像撮影が可能なカプセル内視鏡(写真/アフロ)

写真2枚

 

◆「バリウム」より経鼻で胃カメラを

X線検査の前にのむ独特の味わいのバリウムは、ゲップをがまんしながら、
体を揺すられる気持ち悪さがあるほか、腹痛を感じる人や排出時に出血する人もいる。

だからといって、いわゆる「胃カメラ」を試すには相当な覚悟が必要だ。

「口から内視鏡を挿入すると、嘔吐反射を起こすため簡単ではありませんが、
鼻から管を入れる『経鼻内視鏡』なら、5mmと細いこともあり違和感はさほどありません」(室井さん)

費用は、いずれの内視鏡検査もほぼ変わらず、精度はバリウムより高い。

前出のとよしま内視鏡クリニックをはじめ、胃の鎮静下検査を行っているクリニックを受診するのもいいだろう。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                  

今回、がん検診の発達に驚きながら、確かな朗報だねぇ・・微笑んだりした。

過ぎし年に、私は大腸の内視鏡の検査より以前に、胃カメラを体験したことがあったりした。

2013年(平成25年)の秋には、何故かしら『胃がん検診』の結果だけは、
『要精検(内視鏡)』に◎印が囲まれていた。

私は担当の医師から、
『胃の下腹にあたる幽門部に粘膜面異常が見られますので、再検査をして下さい・・』
と写真の6枚を見ながら私に説明をして下さった。

『再検査と言いますと・・胃カメラを呑んで・・検査することですか?』
と私は医師に言った。

『代表的な検査としては、胃カメラで検査することが多いですね・・』
と明るい表情で医師は私に言った。

私はこれまでの胃がん、大腸がんの検診をしてきたが、すべて良好の『精検不要』となっていたので、
生まれて初めて胃カメラを呑んで、再検査かょ、と何かと小心者の私は怯(おび)えた。                     

この後、この医師に調布市で胃腸科に関して評判の良い病院に紹介書を頂き、
そして紹介先の病院に訪れて、胃の再検査を予約の申し入れをした。

                 

やがて評判の良い病院の医師から、梅毒があったら困るので血液検査、そして血圧検査をします、
と私は言われて、女優・島田陽子さんが20代の時のようなだった容姿端麗の看護婦さんから、
血液検査、そして血圧検査を受けたりした。

しかしながら、梅毒があったら困るので・・と医師は明言されたのに対し、
気弱で品行方正な私は、苦笑しながら微笑み返しをしたりしたが、
何よりも美麗な看護婦さんのお逢いができた上、 検査日は10月24日の午前10時からと決定し、
再会できる喜びもあったりした。
            
やがて検査日の前夜の9時過ぎからは、コップ半分ぐらいの水に耐えて、 当日の9時半に、この病院に着いた。

やがて島田陽子さんの容貌に似た若き看護婦さんから、
何かしら体重測定、そして血圧検査を受けたりした。

そして水飴(みずあめ)のような液体を小さじに頂き、
『口の中で含み、絶対飲んだりしないで下さい・・5分ぐらいは我慢して下さいね・・』
と若き看護婦さんから優しく私は言われたりした。

私は幼年期から女性に憧憬する癖がある上、
特に魅了された方には、何かと心も清らかな方と思ったりしてきたので、
『はい! 了解致しました』 と私は従順となり、明るく応(こた)えたりした。

この後、若き看護婦さんから私はベットに横身になるように言われた後、
眠くなりますが・・と言いながら私の腕に注射をした。
そして口の周りにプラスティクの円形を絆創膏で固定した・・。           

何かしら深い眠りから私は目覚め、そして口の周りにあった円形プラスティクもなくなり、
あれぇ・・検査終わったのかしら、とぼんやりとしながら感じたりした。

                 

しかしながら眠りの感じが強く、ウトウトしていたら、 若き看護婦さんが近寄ってきた後、
検査は終わりましたが、隣のベットで一時間ぐらい、 横たわって下さい、と私に言った。
私は半分眠っているような状態で、隣室のベットに横たわった。

やがて医師の問診があり、私は医師から検査で写した鮮明な写真を8枚ばかり、
パソコンの画面から解説を受けたりした。

『胃潰瘍・・わずかに見られます』
と医師から私は言われたが、家内に胃潰瘍と診断されたこともあったので、私は安堵した。

そして私は『胃ガンの初期状態は・・?』
と私は医師に問い合わせた。

『現状では、そのような徴候はありませんょ・・』
と医師は明るく私に言った。


このような『大腸がん予防』の大腸の内視鏡の受診、或いは『胃がん予防』の胃カメラの受診を、
検診した体験があったが、昨今の検診は更に受診者にやさしく感じ、
朗報だよねぇ・・と微笑んだりしている。 

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血管の健康を保つ「7つの方法」 認知症予防の可能性、こっそりと75歳の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2019-10-19 13:14:38 | ささやかな古稀からの思い

先程、健康・医療情報サイトとして名高い【 日経Gooday(グッデイ)】を見ている中、
『 血管の健康を保つ「7つの方法」 認知症予防の可能性 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

               

このような深情を秘めている私は、 《・・血管の健康を保つ「7つの方法」・・認知症予防の可能性・・》って、
どのようなことなの・・と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、医学ジャーナリスト大西淳子さんが『 日経Gooday 』の2018年11月7日に寄稿された記事を、
再構成されて公式イトの【 日経Gooday(グッデイ)】に2018年12月9日に配信され、
無断であるが記事の大半を転載させて頂く。

《・・血管の健康を保つ「7つの方法」 認知症予防の可能性  

心臓、血管などの循環器の健康状態が良好な高齢者ほど、認知症の発症リスクが低く、
認知機能の低下の速度が遅いことが、フランスの疫学研究で示されました。

中年期の高血圧、脂質異常症、肥満、糖尿病などは、
脳卒中、心筋梗塞に代表される循環器疾患だけでなく、認知機能の低下にも、関係することが知られています。

循環器疾患の危険因子の中には、認知症の危険因子と重複するものが多いため、
循環器疾患の予防を心がければ、認知症のリスクも下がることが期待できます。

そこで、フランス国立保健医学研究所(INSERM)の研究者らは、
米国心臓協会(AHA)が2010年に公表した「循環器疾患を予防する7つの方法(Life’s Simple 7)」の達成度と、
認知症の発症や認知機能の低下の間に、どのような関係があるかを調べました。

              

■循環器疾患を予防する7項目とは

AHAの提唱する「7つの方法(Life’s Simple 7)」は、以下の4つの生活習慣と3つの検査値からなります。

【循環器疾患を予防する7つの方法(Life’s Simple 7)】
(1)タバコを吸わない
(2)適切な体重の維持
(3)活発な運動
(4)健康に良い食事
(5)コレステロール値の管理
(6)血圧の管理
(7)血糖値の管理

これら7項目のうち、最適な状態にある項目数が多いほど、循環器系の健康状態は良好で、
死亡、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症など)、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)のリスクが、低いことが確認されています。

               

今回の分析では、これら7項目の達成レベルを項目ごとに3段階に分けて、
それぞれにスコアを割り当て、それらの合計を循環器健康全般スコア(0~14ポイント)としました(表1)。

対象となったのは、フランスの3都市(ボルドー、ディジョン、モンペリエ)に住む、
調査開始時点で循環器疾患または認知症ではなかった約9300人の高齢者です。

(出典:JAMA. 2018 Aug 21;320(7):657-664.)


対象となった高齢者に、1999年~2000年に面接調査を行い、
生活習慣、健康状態、医薬品の使用、余暇活動などを尋ねました。

食物の摂取頻度の調査、神経心理学的検査、身体測定、血圧測定、血液検査(血中脂質量と血糖値)なども行いました。

さらに2016年7月まで、2~3年ごとに複数回、面接による認知機能の評価を行いました。
4種類の認知機能検査を行い、4つの検査の結果に基づくZスコア〔Z=(本人のスコア-平均スコア)/標準偏差〕を計算し、
Zスコアの平均値を求めて全般認知機能スコアとしました。

高スコアほど認知機能は、良好であることを意味します。

最終的に、必要な情報がそろっていた6626人(平均年齢73・7歳、63・4%が女性)を分析の対象にしました。

               

■循環器系が健康な人ほど認知症発症リスクは低

追跡期間の平均が8・5年(レンジは0.6~16.6)となった時点で、745人が認知症と診断されていました。
認知症の罹患率は、全体では100人-年当たり1・32
(対象となった人々100人を1年追跡した場合に、1・32人が認知症と診断されることを意味する)でした。(略)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                            

私は医学ジャーナリスト大西淳子さんの今回の寄稿文に導かれて、
《・・血管の健康を保つ「7つの方法」・・》を多々教示され、《・・認知症の予防になる・・》ことも学んだりした。

過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は健康診断の結果、 糖尿病と明示されて以来、
食事の内容はもとより、ひたすら歩き廻ったりして、 やがて半年後に大幅に改善されたりした。

これ以来、最寄の内科専門医院に4週間毎に通院して、定期検査日、
その後の4週間過ぎた時に検査結果を受けているが、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、 日々朝食後に飲んでいるが、
これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。

              


しかしながら私は今年の新年まで、長年タバコを愛煙してきたひとりであった。

過ぎし年の私は、大学一年生の時、ワンダーフォーゲル部に所属して、
夏の2週間の合宿の時、 中日(なかび)の休息日に、先輩が美味しそうにタバコを喫っていたので、
まもなく真似事をして以来、 タバコを愛煙してきた・・。           

この後、タバコを56年以上及び日常の友としてきたが、 
今年の新年そうそう、夜に左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車にすがり、循環器専門の大きな病院に搬送された。

そして病院に到着後、10数名の医療スタッフの中で、 私は中央診察台で
心電図、造影剤を入れてカテーテル、そしてCTスキャンなどの精密検査、
或いはレントゲン終えたのは、 早朝3時半すぎであった・・。

やがて『胸膜炎』(追記・急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、結果的に8泊9日の入院となったりした。

この間、担当医師より、タバコをやめるように進言されて、 とおり禁煙しょうと思ってきた私は、
何かと意志薄弱な私はやめられなかったが、 いまやめなければ・・いつやめられるのよ、と自身を叱咤激励して、
タバコに別れをつげて、今日に至っている。

              

今回、【循環器疾患を予防する7つの方法(Life’s Simple 7)】を見ていると、
『喫煙習慣』に関しては、《禁煙から12カ月未満》に該当。

そして『運動習慣』に関しては程々実行しているので、
結果的には、『循環器健康全般スコア』は、表の1ポイント系に属するかしら、
と微苦笑したりした。

いずれにしても、何かと小心者の私は、認知症だけは勘弁して欲しいょ・・ と心の中で呟(つぶや)いたりしている。 

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高齢者に多く見られる「傾眠」の原因6つ、私は医師の解説を動顛しながら、多々学び・・。

2019-10-18 14:46:39 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 マネーポストWEB 】の『暮らしのマネー』を見ていたら、
『 高齢者に多く見られる「傾眠」の原因6つ 医師が解説 
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中で、私の睡眠に関しては、ここ数か月は布団にもぐるのは、
真夜中の11時半前後が多く、 目覚めるのは朝の7時過ぎが多くなっている。

そして現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
布団にもぐると、まもなく寝付いてしまい、 たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。

やがて朝の7時少し前の頃に、ぼんやりと目覚めて、うつらうつらとまどろみながら、
ぼんやりと昨日の出来事を思い浮かべたりした後、
本日は・・今週は・・と予定事項を思い馳せたりして、15分過ぎた頃に起床している。

こうした定例であるが、ときには深夜の一時過ぎまで読書に熱中した時は、
朝は平常通りに起床して、やがて昼食を食べた後、眠くなり、昼寝をしたりしている。
そして目覚めた後、いつでも昼寝が出来るのは年金生活の特権だ、と独り微笑んだりしている。

               

こうした中、私たち夫婦の両親は、89歳の家内の母だけとなり、
我が家より遠方にある戸建てに独り住んでいる。

ここ5年は介護・要の身となって、家内と家内の妹がお互いに連絡をしあって、
6泊7日前後で家内の母宅に宿泊して、家内の母の病院の通院、料理、洗濯、掃除など含めて、
介護をしている。

こうした中、家内の母は、ねむれない・・と娘ふたりに訴えて、
まもなく通院している内科医院の医師に診断を仰いで、結果的には軽い睡眠導入剤を頂き服用している・・。
そして娘ふたりは、たとえ軽い睡眠導入剤でも、習慣になれば怖い、と話し合ったりしている。

このような話を私は聞いたりしているので、
今回の《・・高齢者に多く見られる「傾眠」の原因6つ・・》を学びたく、
記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『女性セブン』の2019年10月24日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 マネーポストWEB 】に10月18日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。

 
                

《・・高齢者に多く見られる「傾眠」の原因6つ 医師が解説


縁側で日向ぼっこをしながら、ウトウト・・・。
ひと昔前ならこんな姿も高齢者の当たり前。

しかし、超高齢社会(*)の現代においては、
年を重ねても元気で活動的な人も増え、イメージはさまざまに広がった。
【*全人口に対し65歳以上の人口が14%以上を「高齢社会」、21%以上を「超高齢社会」という。
日本は2007年に超高齢社会に突入した。最新調査(2018年度)では28・1%】

そして老親の傾眠傾向を見て「最近まで活動的だったのに、なんだか元気がなくて居眠りまで・・・」と、
親の老化を初めて目の当たりにする子供世代は焦るのだ。
慌てて治療すべきなのか、放置してよいのか。

そこで高齢者医療・老年医学研究の拠点、東京都健康長寿医療センター総合内科部長の岩切理歌さんに、
高齢者の傾眠のとらえ方を聞いた。

“傾眠”とは、ぼんやりウトウトしていて、睡眠に陥りやすい状態のこと。
声をかけるなど軽い刺激で、目を覚ます程度の状態で、高齢者にはよく見られるが、
“昏迷”、“昏睡”と続く意識障害の第1段階でもあるという。

「高齢になると健康な人でも、夜深く眠り、日中は覚醒して、
活動的になるというリズムが、崩れやすくなっています。

日中、ぼんやりしたり居眠りしたりするのは、病気の兆候として表れる場合もありますが、
加齢をはじめ、不眠や脱水、薬の影響などさまざまな要因が微妙に絡み、検査しても異常がないこと、
治療に結びつかないということもよくあります」(岩切さん)

 

傾眠の原因はさまざま。昼夜逆転や認知症が原因のことも(イラスト/鈴木みゆき)

傾眠の原因はさまざま。昼夜逆転や認知症が原因のことも(イラスト/鈴木みゆき)

 

それでも、老親の傾眠が気になる時、どんな可能性があるか知っておくと、慌てずにすむ。
高齢者に多く見られる傾眠の6つの原因を、岩切さんに挙げてもらった。

【昼夜逆転・認知症】
   夜、眠れないため睡眠量が足りず、昼間の眠気を引き起こす。
   活動量が少なく、生活リズムが乱れがちな高齢者全般に起こりやすいが、
   特に認知症の人は無気力状態を伴う傾眠が多い。

【脱水・食事摂取量の減少】
   体内の水分、ミネラル分が不足し、脳や全身に酸素や栄養が行き渡らず、傾眠、意識障害に至ることも。
   高齢者は水分を保持する力が弱い上に、のどの渇きも感じにくく、水分摂取量が不足しがちだ。
   また普段の食事量や回数が減ることでも、脱水のリスクが高くなるが、傾眠傾向の時に無理に飲食をさせると誤嚥しやすいので注意。

【内科の病気】
   高齢になると免疫力が落ち、感染症を起こしやすい。
   肺炎や尿路感染症が多く、誤嚥や排尿障害が原因となる場合が少なくない。

   炎症によりぐったりして、食事が摂れなくなったり、傾眠状態が表れたりする。
   高齢者は発熱や咳などの目立つ症状が出ないこともあるので注意。

【慢性硬膜下血腫】
   転倒などで頭部を打った時、脳と硬膜の間に血腫ができて脳を圧迫し、傾眠や片麻痺が起こる場合がある。
   高齢者の多くが服用する、血液がサラサラになる抗血栓薬の影響で、
   軽い打撲でも脳出血を起こしやすいことが報告されている。

   打撲から1~2か月かけてじわじわ進行することもある。

【精神科・神経内科などの病気】
   老人性うつ病の症状として、また睡眠時無呼吸症候群などの睡眠の病気の場合もある。
   専門医の治療が必要になることもあるが、その場合もかかりつけ医に相談し、
   内科的な疾患がないかどうかを確認の上、専門科につないでもらうのが理想的。

【薬の影響】
   睡眠導入剤や抗アレルギー剤など、中枢神経に作用する薬の影響で眠くなることがある。
   最近は多剤併用による弊害が問題視され、転倒や認知機能低下などのリスクが高いものは
   処方を避けるようになってきているが、薬の副作用が考えられる時は主治医や薬剤師に相談を。

   市販薬を使う場合にも注意。・・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。   

                                

私は記事を読みながら、このような事態があるのか・・と動顛しながら、多々学んだりした。

そして家内の母は、夜に眠れない、と娘のふたりに訴えているけれど、
昼間のひととき介護の合間に母を見たりすると、寝ていることが多く、
日中に寝ているので、肝要な夜の睡眠時間帯に眠りが浅くなり、昼夜逆転の現象だわ、と微苦笑している。

いずれにしても、平素の家内の母の言葉、しぐさに異常と見られた時、
家内宅の近くの通院している内科医院に受診・・と家内と家内の妹は話あっているのを
私は聴こえて、微苦笑したりしている。
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高齢者の孤食を防ぐ『シニア食堂』、いつの日にか私が『おひとりさま』になった時、やすらぎの楽園と思い深めて・・。

2019-10-17 15:02:03 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWポストセブン を見ていたら、
『 高齢者の孤食を防ぐ「シニア食堂」 4人で始まり今は60人に  』
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、家内は我が家より、遠方に一人住まいをしている家内の母宅に介護に6泊7日前後で行っている間は、
ときおり『おひとりさま』の生活を丸15年を体験してきた。

こうした時に漠然としながらも、
まさかの出来事で、私を残して家内があの世に旅立たれることもあるので、
本当に『おひとりさま』の生活になってしまった時、幾たびも思案したりしている・・。 

私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、 と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、
私たち夫婦が長年話し合ってきた葬儀に関して、 ささやかな家族葬、やがて四十九日を終えて、
約束どうりに樹木園に行き、埋葬をすると思われる。

そして
私が身も心も溌剌であった時は、古惚けた我が家で独り住むことも思案したりする。

               

過日、私たち夫婦は最寄の銀行に行った帰路、ある地域福祉センターを通り過ぎ、
センターから何かしら集会があったらしく、談笑と歓声が私たち達は聴こえてきた・・。

やがて私たち夫婦は、遊歩道を歩くながら、
『僕がおひとりさまになったら・・家に閉じ込まらなくて・・
ああした地域福祉センターで、 定期便のように通うと思うょ・・』
と私は家内に言ったりした。

私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖に小学5年生の頃から、おしゃべりが好きで、
年金生活の今でも、何かと家内と談笑したり、
ご近所の奥様、ご主人さまと話し合ったりすることが多い。

もとより地域包括支援センターは、《・・介護の必要がなくても、誰でも利用できる。・・》、
《・・介護予防のための体操教室や談話会など・・》を知り、微笑んだりした。  

そして私はおひとりさまになってしまった時、相変わらず古惚けた自宅を出て、
トボトボと歩いて、地元にある地域包括支援センターに殆ど毎日通い、数時間を過ごす・・。

そして私はコーヒーを飲みながら、或いは昼食を共に頂きながら、 70代が多いと思われるが、
XXさん、と私は呼ばれたり、 やがて同世代の女性からでも、 XXちゃん、
或いはXXクンと苗字で、呼ばれることを夢想したりしている。

この後、コーヒー代、昼食代を支払い、わずか700円以下が多いと思われ、
何よりも数多く同世代と共に数時間を気楽に共有して、談笑できるので安らぎのひとときと思える。

やがて帰宅後は、自宅付近の遊歩道、公園を散策した帰路、
この日の夕食、翌日の朝食の為にスーパーに買物して帰宅する。

その後は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書とし、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くと思われ、独りを愉しむ時を過ごす。

このように過ごせば、たとえ私は『おひとりさま』になっても、
ときおり寂しさは感じても、孤独は無縁だよねぇ・・と心身のバランスが保てる、 と微笑んだりしている。

                                       

このように思案を重ねたりしてきたが、今回の記事の《・・高齢者の孤食を防ぐ「シニア食堂」・・》って、
どのような所ですか、と瞬時に思いながら、記事を精読してしまった・・。
               
この記事の原文は、『女性セブン』の2019年10月31日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 NEWポストセブン に10月17日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・高齢者の孤食を防ぐ「シニア食堂」 4人で始まり今は60人に

高齢化が進む日本社会。
一人暮らしの高齢者は増えるばかりで、ひとりで食事をする“孤食”も欠食、健康不良、うつ、
さらには死亡にも関連するということで、問題視されている。

そんななか、千葉県流山市で、高齢者の孤食を防ごうと始まったのが、みんなで作って食べる朝食会『シニア食堂』だ。
開始早々笑いと活気が満ちあふれ、なんとも楽しい会なのだ。

               


◆好奇心をくすぐるレシピで食への関心を誘う

千葉県流山市の南流山センター・調理室に集まったのは、ボランティアを含む60~80代の18人。
うち5人が男性だ。

会員制で顔見知りが多いこともあるが、仲よく和気あいあいとした雰囲気。
月1回の『シニア食堂』を楽しみに、意気込んで参加しているのがわかる。

この日のメニューは、韓国風焼肉とナムルのビビンパ、クリームコーンスープ、いちじくときのこの秋の酢の物。

レシピ作成と調理の指導をする漆崎邦子さんは、
「シニアのみなさんは、長年、自分の家庭料理に親しんでいるので、
簡単でも新鮮なおいしさがあり“家でも作ってみよう!”と思えるよう工夫しています。

たとえばスーパーでよく見るけれど、使ったことがない調味料や食材。
今回はいちじくをデザートではなく酢の物に。
そんな“好奇心”を大切にしています」

ナムルの野菜は、レンジ蒸しであっという間に下ごしらえできる技に、
70代のベテラン主婦たちは、口々に「これなら野菜がいっぱい摂れるじゃない!」。
なるほど、随所にワクワクがちりばめられているのだ。

                 

調理指導の漆崎邦子さん(手前。崎は「立」の方)

写真2枚

 

◆女性の手際のよさをリスペクト。食を通してさまざまな思いが

調理を主導するのは、やはり女性陣だ。
少々ぎこちない男性の卵の溶き方を「菜箸を束ねて持って縦に動かすのよ」
と女性がレクチャー。

それでもうまくできず、スープの中の卵がまだらになったが、
「まあ、これもありだね」
と一同で大笑い。

技術の習得ではなく、この場をみんなが楽しもうとしている。

「ここでのレシピを綴じて、気に入った料理は、何度も作っています。
しかし、つくづく女性はすごいねえ。
料理が上手にできる。男はダメだ(笑い)」

そう語ってくれたのは、この日最年長の85歳の男性。
30年近く前に妻と死別し、以来、自己流で料理をしてきたが、ここでしっかり習おうと思っているという。

女性たちの手際や塩梅を実によく見ていて、85歳にして少年のような探求心が魅力的だった。

 

この日のメニューは韓国風焼肉とナムルのビビンパ、クリームコーンスープ、いちじくときのこの秋の酢の物

写真2枚


◆食の感動は次につながる ひとりの食卓も豊かに

『シニア食堂』を主催するのは、婚活支援のNPO法人。

かつてシニアの婚活支援をした中で、多くのシニアは結婚相手より、
話し相手や一緒に食事をする相手を求めている、と気づいたのが発端だという。

おひとりさまでも孤立せず、継続的にみんなに会えて、
クオリティ・オブ・ライフ( quality of lifeQOL)に直結することを考えて『シニア食堂』を企画した。

2017年のスタート当初は、会員数4人だったのが、今は60人超の盛況だという。

同法人副代表の松澤知沙さんは、こう話す。
「シニアにとって、誰かと時間を共有することは大事ですが、
参加した時だけが、楽しいのではだめ。
料理のおもしろさ、おいしいものを食べた感動や共感が、その人のひとりの時間も潤すというのが、食の力だと思います」

これからますます増えると思われる独居高齢者の孤食に、本人が料理を楽しむことで、挑めるのではないか。
『シニア食堂』の生き生きとしたシニアたちを見て思った。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                  

今回、千葉県流山市で、高齢者の孤食を防ごうと、みんなで作って食べる朝食会『シニア食堂』を、
私は初めて知り、圧倒的に魅了されたりした。

何かしら千葉県の流山市の南流山センター・調理室に、ボランティアを含む会員の60~80代の18人が
仲よく和気あいあいとした雰囲気で、 月1回の『シニア食堂』を楽しみに、意気込んで参加している・・。

そして参加されたシニアは、お互いに時間を共有しながら、料理のおもしろさ、おいしいものを食べた感動を、
談笑しながら、ひとりひとりの人生の自分らしい生活を送り、人生のひとときの幸福感を見出している・・、
このようなことを感じ深めたりした。

そして私は、こうした場所こそが、人生の晩秋期の確かなやすらぎの楽園と思い深めている・・。

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