夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

認知症予防に効く脳トレ3選、 こっそりと高齢者の私は学び、やがて微笑みながら実行して・・。

2019-07-31 13:43:56 | ささやかな古稀からの思い

夜に1人で歩いている高齢者を見かけて声をかけると、
「家がわからなくなってしまった」、
いう方に出会われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たちにとって身近な病気となった認知症ですが、
認知症になると徘徊や妄想などのいわゆる「周辺症状」という行動が
出現してくることがあります。 

いままで介護を担ってきた家族も、介護分担などを目的として
介護保険サービスの利用を開始するというケースが多いのもこの時期といえます。

認知症の予防を始めるのに早すぎることはありません。

いつもの生活にちょっとスパイスを効かせて、認知症予防に取り組んでみませんか? 

今回は自宅でできる認知症予防の「脳トレ」について紹介します。

              

 

☆脳トレをする前に、まずは生活習慣の確認を

自宅で効果的な認知症予防ができるということは、
医療や介護保険の手を借りないので、コストパフォーマンスが良いというのが、最大のメリットです。

脳トレを始める前に、食事、睡眠、水分などの生活習慣に問題がないかを確認しましょう。

認知症は脳に起きる病気ですが、どのような病気でも、
土台となる体が健康でなくては予防の効果が期待できません。

いくら脳トレを頑張っても、食事を十分にとらない、不眠状態が続くという状態では、脳の働きは衰えます。

脱水になると認知症とよく似た症状が現れることもあります。

体調を崩して数日寝てしまっただけでも高齢者の場合は、
日常生活動作が低下するばかりではなく、認知症になってしまう可能性もあります。

・栄養不足にならないようにバランスの良い食事 

・良質な睡眠で日中は脳が覚醒している

・脱水予防と血液循環を活発に保つために1日1.5リットルの水分補給

この3点のどれが欠けても、体は元気がなくなります。

高齢者にとっての不調は、認知症発症や重症化の原因になることがありますので、
気を付けておきたいポイントです。 

               

☆認知症予防に効く脳トレとは

認知症予防を目的とする脳トレというと、簡単な計算ドリルや漢字ドリル、
ぬりえなどのプリント学習のようなものを想像する方も多いでしょう。

認知症予防の脳トレには、たくさん種類があり、運動を通して脳を刺激するという意味では
体を動かすということも脳トレです。

認知症予防の脳トレの目的は、脳をいかに刺激するかということです。
そのため、取り組んだ脳トレメニューがうまくできなくて失敗してしまっても、
そのことに驚いたり、楽しんだり、繰り返し挑戦する、という行為そのものに意義がある
のです。

自宅で楽しく実践できる脳トレを3つ紹介します。


☆自宅でできる脳トレ1:ことわざクイズ

誰でも知っていることわざです。

簡単なもので構いません。
勉強ということではなく、昔は生活の中で覚えたという方も多いものです。
新しいことを覚えたり、昔なじみのことを思い出すことは刺激になります。

方法

有名なことわざの言葉の穴埋めです。
「猿も木から〇〇〇」のように、〇を答えてもらいます。
書くことができる人は、言葉を記入します。

書くことができない人は家族などが、言葉が出るように誘導します。

目的

考えることや迷うこと、答えを決めること、正解を聞いて喜ぶ、安心する、思い出すなど、
さまざまな感情や刺激を受けることができます。

              

自宅でできる脳トレ2:お手玉 

「お手玉」という言葉に懐かしさやなじみやすさ、
「やったことがあるからできる 」という感情から興味を引き出します。
落としてしてはいけないので、集中力が増します。

方法

お手玉をします。
慣れてきたら、キャッチする時に両手を交差させます。

目的

うまくできてうれしい、昔みたいにうまくできない、
何度もやってみたい、などさまざまな感情が生まれます。

交差してキャッチするという新しいことに対する、ワクワク感が生まれます。
交差してキャッチすることに対しての、笑いや驚きが加わります。

新たな経験を加えることで、手を動かしながら方法を考えることになるので、
体を動かしながら、思考するという脳の活性化に効果的な要素を取り入れている脳トレです。


自宅でできる脳トレ3:新聞を声に出して読む

新聞がないという方は、雑誌や本などでもよいでしょう。

実践してみると、活字を目で追って黙々と読むよりも楽しいですよ。
何より、目に入ってきたものを声に出し、声は自分の耳が聞いています。
読み間違えたら、「あっ」と思うこともさえも、刺激になります

初めは照れくさいものですが、習慣になってしまえば、こっちのものです。

だんだんスラスラと読めるようにもなります。
内容も頭に入りやすくなることが実感できるでしょう。

             

☆健康でいることが介護費、医療費の節約につながる

老後にかかわる生活費用を節約するには、まずは健康であることが第一です。

認知症になり症状が進行することで、介護費用や医療費が増加します。
認知症は予防できることに越したことはありません。

例え一時的にでも「楽しかった」、「またやってみたい」という印象を抱くことが、
継続して取り組むためのポイントになります。

今回ご紹介した脳トレは、実際にデイサービスでも取り入れられている内容です。

お金をかけてデイサービスに通わなくても、自宅で同じことができるならやってみようかな、
と思っていただけたらうれしいです。

家族や仲間と、または1人だったとしても
「楽しい時間を過ごし、満足だ」という誰しもが感じるごく当たり前の感情を持つことこそが、
認知症予防の良薬になります。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

             

今回、認知症予防に効く多々なことを学んだりした。

そして何かと思い込みの激しい私は、いつの日にか認知症に遭遇しないでねぇ・・
と心の中で呟(つぶや)いた後、認知症予防に効く脳トレ3選・・始めたりした。

『脳トレ1:ことわざクイズ』は、幼年期は農家の児として育てられる中、
祖父、叔母などからも可愛がれた為か、ことわざは得意で、
いくつでも出来るょ、と微笑みながら、数分行ったした・・。

『脳トレ3:新聞を声に出して読む』は、小学生の時は通信簿『2』が多かった劣等生の私でも、
新聞、雑誌、単行本、新書本、文庫本などは、日頃から読む習性があるから、
苦にすることなく、声を出して5分ばかり読んだりした・・。

しかしながら『脳トレ2:お手玉 』に関しては、
兄ふたり妹ふたりの間にサイドイッチのように育った私は、
無念ながら、お手玉は無知であったりした。

やむなく家内に、お手玉・・近いうちに教えてょ・・と私は懇願して。
何とか脳トレ3選を習得しょう、と微笑みながら願ったりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢者の転倒や転落は、交通事故の約2倍!、 高齢者の私は動顛しながら学び、やがて過ぎし年には・・。

2019-07-30 13:29:57 | ささやかな古稀からの思い

先程、くらしとお金の経済メディアで名高い公式サイトの【 LIMO [リーモ] 】を見ている中、
『 「高齢者の転倒や転落は交通事故の約2倍! 甘くみてはいけない室内環境  』
と題された見出し記事を見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

こうした中、年金生活の当初より、我が家の平素の買い物専任者となっている私は、
最寄りとか駅前にあるスーパーなど、独りで歩いて買い物に行くことが多い。

或いは自宅の周辺にある遊歩道、公園に散策したりすると、
年に二回ぐらい躓(つまづ)いたりして、ときには転びそうになったりして・・
10年前の65歳ぐらいまでは・・なかったよなぁ・・と戸惑いながら、独り苦笑したりしている。

              

こうした深情のある私は、《・・高齢者の転倒や転落は、交通事故の約2倍!・・》の見出しを見て、
高齢者の転倒や転落って・・交通事故の約2倍もあるなんて・・と動顛しながら、
注意一秒・・ケガ一生・・と自身を叱咤激励するように記事を精読してしまった。

この記事の原文は、クロスメディア・パブリッシングの記事のひとつで、
フリーランスライターの佐々木 泉二さんの寄稿文であり、
公式サイトの【 LIMO [リーモ] 】に2019年7月29日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・高齢者の転倒や転落は交通事故の約2倍! 甘くみてはいけない室内環境
     

高齢者が介護を必要とする原因を見ると(平成28年厚生労働省国民生活基礎調査より)、
「骨折・転倒」は、「認知症18.7%」、「脳血管疾患15.1%」、「高齢による衰弱13.8%」に次いで、
4番目に多い原因となっております。

これは事故によるものでは、一番大きな原因となっているそうです。

              


☆前期高齢者(65歳~74歳)から事故が発生しやすい

「骨折・転倒」は、介護を必要とする原因の4番目の多さですが、
高齢者の場合は、転倒が原因で寝たきり状態となり、
それが原因で、筋力や身体機能の衰え招く場合も多く、症状を悪化させる要因にもなります。

特に転倒が原因で、大腿骨骨折となった場合には、
歩けるまでにリハビリ等々のそれなりの時間がかかるので、
そのまま寝たきりになることも少なくないようです。


高齢者の転倒・転落事故は、死亡に至るおそれがあるばかりでなく、
それが原因で、介護が必要となるケースも多いので、注意が必要になります。

また、年齢が上がるほど、事故件数も増えますし、危害の程度も重くなりますので、
特に後期高齢者(75歳以上)になると、更に死亡者数も増えているそうです。


それと日本頭部外傷データバンクによれば、
高齢になると、筋力の低下や関節の可動範囲がどうしても狭くなるので、転びやすくなるそうですし、
転倒したときは、頭の中の血管が切れやすい特徴があるそうです。

その理由としては、高齢になると脳が小さくなり、
頭蓋骨と脳の間の隙間が大きくなるため、転倒や頭部を打った時の衝撃で、
脳がより動きやすい状態になるからだそうです。

              

☆家族や身近にいる人の3点確認

そこで消費者庁では、厚生労働省及び東京消防庁のデータを基に、
高齢者の事故状況を分析したところ、転倒・転落事故は、
高齢者本人はもちろんですが家族や親戚や地域の方といった身近にいる方々が意識することで
少しでも防ぐ事ができることから、特に以下の3点についてアドバイスをしております。


(1)まず生活環境を確認しておきましょう。
   高齢者の生活環境を確認すると一番のリスクは、段差の問題です。
   危険となる箇所をなるべく減らし、転倒しても大ケガをしないような工夫をしたいものです。


(2)次に身体の状態を確認しておいた方が良いです。
   高齢になると身体機能の低下から転倒する確率は増すので、
   それに伴い特定の疾患、薬の副作用による転倒の可能性も増してきます。
   なので、高齢者の身体の状態についても家族がチェックしておきましょう。


(3)最後は転倒・転落事故が発生した場合には、どのような対処方法をすべきか、
   慌てないように普段から確認をしておきましょう。

              

☆転落、転倒で一番多いのが住宅内

独立行政法人国民生活センター調べでは(平成22年12月から平成24年12月末)、
65歳以上の事故で一番多い場所は、住宅内事故は77.1%だそうです。
次に多いのは、民間施設の8.2%で、一般道路は6.9%となっています。


同センターの高齢者の家庭内事故の報告では、
高齢者の住宅内事故516件の中の原因として、最も多かったのは転落157件だそうです。

これは住宅内事故全体の30.4%を占めるとされています。
次いで転倒が、114件で住宅内事故全体の22.1%となっているようです。

では自宅での転落、転倒で一番多い場所は、
どこかと言えば、階段での転落事故が43.4%で、転倒事故は15.8%だそうです。

              


☆転倒や転落は9673人で、交通事故5004人の約2倍

意外と知られていないのが、高齢者の「転倒や転落」での死亡者の数です。

厚生労働省の統計による2017年の人口動態統計を見ると、
「転倒や転落」で死亡した人の数は、9673人となっておりますが、
なんと65歳以上が全体の9割を占めており、
交通事故は5004人ですから、約2倍の数字であることが分かります。


それと高齢者は一度転倒すると、自信を失ったり、自力で動くことに
恐怖心を持ったりするケースもあり、
それをきっかけにして体を動かさなくなり、筋力が次第に衰え始めるといった二次的な作用も出てきます。

このように転倒は、高齢者の生活に大きく影響することがあるため、
身体機能の低下を招かないように声掛けをしてあげたいものです。


更に驚くのは、高齢者の入浴中の死亡事故です。
厚生労働省人口動態調査を消費者庁の調べによれば、
高齢者が自宅の風呂場で溺れて、死亡する数が2016年は4821人(前年比342人増)だそうです。


これなども交通事故並みの数字となっておりますが、
あくまでも「溺死」としての判断ですので、「病死」と判断されたものは含まれないそうです。
それらを合わせた入浴中の急死者数を推測すれば、もっと多いのではと想像ができます。

              

☆転倒は高齢者の生活に大きな影響を与える

内閣府調べの高齢者の住宅と生活環境によれば、
自宅での転倒は、「庭」よりも「室内全般」の方が多いことも分かっています。

例えば「居間・茶の間・リビング」もそうですし、
「玄関・ホール・ポーチ」も危険が潜んでいる場所となります。
あるいは「階段」「寝室」もしかりです。


高齢者にとっては、「外庭」よりも一番安全と思われている「室内」にも危険が潜んでいることから、
くれぐれも交通事故に対する意識と同等あるいは、
それ以上の気づかいや意識をもってしても足りないという気持ちで、生活をしていきたいものです。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                            

私は記事を読みながら、高齢者の転倒や転落は、こんなに多く、
まして交通事故の約2倍・・と教示されて動顛をしたりした。
    

やがて過ぎし2014年の12月中旬に、家内が我が家の階段で足を滑らして、
苦い思いが 甦(よみがえ)ったりした・・。

この朝の7時半過ぎ、家内は2階の和室の寝室と洋間を整理をしていたので、
私は一階の雨戸を開けて、まもなくして終わった直後、
家内が居間から二階へ上がる階段の近くの居間の片隅みで、うつぶせになって倒れていた・・。

私は近づいて聞いた所、布団を二階から14段ぐらいある階段から降りる時、
滑って身体ごとまっさかさま落ちてしまった・・、 と途切れながら、私に言った。

この当時の我が家は、年末には独り住まいの家内の母に来宅してもらい、
共に年末年始を過ごす為に、陽当りの良い2階で干していたのが毎年の恒例となっていた。

そして何か頭も打ったりし、手首の近く、左足も打ったり、全身が・・と家内は私に言ったりしたので、
『救急車を呼んで、病院に・・』
と私は言ったりした。

しかし気丈夫な家内は、
『ネットで『救急車を呼ぶ前に』を調べて下さい』
と私に言ったので、私は検索した。

そして指定された電話番号先に、家内は現状の原因と状況を伝えた結果、
近くの大きな病院を指定されて、9時より診察開始時間に電話連絡した上、
精密検査を受けて下さい、と家内は言われたりした。

そして応急的にお互いに衣服を整えて、自動車がない我が家として、
私は年に数回利用している近くのタクシー会社に連絡したが、空車がないと断られしまった・・。
やむなく路線バスで私たち夫婦は、指定された大きな病院に向かった。

やがて病院に到着すると、電話で指示された救急受付に行き、
まもなく家内は、各箇所の精密検査を受けたりした・・。

私は検査治療室の前の椅子に座り、ハラハラしながら待機したりした・・。

私たち夫婦は、最初の9時より診察開始時間に電話連絡した時、
検査の状況により数日前後は入院して頂く場合があります、 と家内は言われたりした。

                     

やがて1時間半過ぎた頃、家内は若き女性の看護師に導かれて車椅子で現れた時は、
私は動顛したが、安静第一ですって・・、と家内は私に苦笑しながら言ったので、少し安堵したりした。

そして30分過ぎた後、私たち夫婦は担当医師から精密検査の結果、今後の要注意点を説明を受けたりした。

結果的には脳、首回り、手足の関節などは異常はないが、
各箇所で打撲されているので、 数日は痛みを感じるので、痛みを感じたら痛み止め薬を飲んで下さい、
そして打撲された箇所は冷やして・・、 と私たちは言われたりしたので、安堵したりした。

私たち夫婦が何よりも心配していたことは、 脳、そして関連した神経で手足などの影響のことなどあったので、
安堵しながら、お互いに微苦笑しりした。

やがて私たち夫婦は、帰路のタクシーの中で、
お互いに若くないので、ちょっとしたことも油断大敵・・、 と私は家内に言ったりし、
帰宅できたのは12時半過ぎであった。

この後の家内は、打撲された箇所に痛みを感じるらしく、
数か月はときおり悲鳴を上げたりしたが、 やがて幸運にも、解消したりした。

              

このような家内は体験をしたりしてきたが、
私の知人は、我が家の寝室で布団に躓(つまづ)いて、転倒して、ねんざをしてしまったょ、
と私と同世代の男性から打ち明けられたりした。

こうして正直に私は打ち明けられると、ここ10年前の頃から、
我が家の段差の多い室内、お風呂場などで、気を付けているのょ、
と私は苦笑しながら、知人に言ったりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「時間栄養学」、遅ればせながら私は初めて学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-07-29 17:06:51 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWポストセブン 】を見ている中、
『 「時間栄養学」 朝食は起床2時間以内 肉、トマト、スイカを 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな過ごしている。

私は齢ばかり重ねた身で、何かと無知なことが多く、
今回の《・・時間栄養学・・》って・・どのようなことなの・・
と思いながら好奇心に負けて、記事を読んでしまった。

この記事の原文は、『週刊ポスト』の2019年8月9日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 NEWポストセブン 】に7月29日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

                

《・・「時間栄養学」 朝食は起床2時間以内 肉、トマト、スイカを

健康を気遣い「体に良い食材を取り入れている」、
「適度な運動をしている」という人は多いだろう。

しかし、その努力を最大化するには「時間」にも注意する必要がある。

「時間栄養学」の第一人者で、早稲田大学先進理工学部の柴田重信教授が語る。
「人間には、“朝起きて、夜になると眠る”、
“朝・昼・晩とお腹が空く”といった時間軸を調整する『体内時計』のリズムが備わっており、
そのリズムがズレることで、多くの疾患につながることが分かっています。

時間栄養学は、『いつ』『何を』食べるかによって、
体内時計のリズムを整えたり、栄養の摂取効率が高まったりするという
“最適な食事のタイミング”を研究する学問です。

また運動も、食事で摂取した栄養素が体内で吸収されたタイミングや、
筋肉などの組織が最も作られやすい時間に行なうことが大切です」

                

トマトは「朝8時」がベスト

写真2枚


以下、食事と健康法、薬の服用の「最適な時間」を見ていく
(別掲の図は、朝7時に起床し、夜12時に就寝する人の目安を示した。
生活リズムによって目安は異なる点に注意)。

時間栄養学で最も重要視されているのが、「朝食」を摂る時間だという。               

 

「いつやるか?」24時間スケジュール

写真2枚

 

「朝食は、起床から1~2時間以内に食べるのが理想です。
朝起きて日光を浴びることで、脳の“中枢時計”がリズムを刻み始めますが、
朝食を抜くと、全身の“末梢時計”が動き出さず、
体内時計が乱れて、体の不調を引き起こす原因になってしまいます。

体をしっかりと目覚めさせるためにも、
朝7時に起きる人は、少なくとも8~9時までに朝食を摂るようにしてほしい」(同前)

「何を食べるか」も重要だ。
柴田教授は「朝8~9時に、肉を摂ると良い」という。

「肉に含まれるたんぱく質は、朝に最も吸収率が高まり、効率的に筋肉を構成できます。
筋肉の衰えは、サルコペニアや寝たきりの原因となるため、その予防効果も高まる。

また、夜に摂ると、筋肉の合成やエネルギーの消費に使われず、
余分な脂肪として蓄積されてしまいます」(同前)

時間栄養学に詳しい健康検定協会管理栄養士・望月理恵子氏は、
「トマトやスイカも、朝8時~9時に」とアドバイスする。

「トマトやスイカに含まれるリコピンには、
朝のほうが吸収率が高いという研究結果が出ています。
リコピンには強い抗酸化作用があり、がんや老化の予防効果があると考えられています」(同前)

「散歩やジョギング」などの“軽めの運動”を行なうのは、
朝食を食べ終えた「朝9時~10時」が適切だという。

「筋肉は、1日のなかで分解と合成を繰り返しますが、合成する効率は、朝のほうが高い。
朝食でたんぱく質を摂った後に、筋肉を刺激する運動を行なうのが理想的です。

マウスの研究でも、『午前7時~11時』と『午後3時~7時』に運動させたグループでは、
前者のほうが筋肉がしっかり形成されていました」(柴田教授)

ジョギングなどの運動後は、「体内で乳酸が生成され、血中乳酸値が高くなる。
尿として排出することを促すカリウムやマグネシウムを含む『アーモンド』、『ひじき』などを
運動後30分程度に食べると良い」(前出・望月氏)という。・・》

              

私は記事を読み終わった後、私の平素の日常生活のサイクルとだいぶ違うよなぁ・・、
と心の中で呟きながら、微苦笑してしまった・・。

たとえば食事に関しては、朝食と夕食は家内と共に談笑しながら頂いているが、
年金生活の当初より、昼食だけは、お互いに制約することなく、自由食としている。

こうした理由は、退職するまでの私はサラリーマンで私なりに奮闘し、
家内は長らく専業主婦だったので、 たとえ年金生活をしても、
家内の日常生活のペースを できるだけ壊したくなかったからである。

私の平素の朝夕の食事に関しては、私は幼年期に農家の児として育ったので、
齢ばかり重ねた今でも、
朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた
庶民の一汁三菜(いちじゅうさんさい)の真似事をしている。


私の朝食の原則として、前菜を必ず頂いている。
タマネギをスライスし、生ワカメとあえて、わずかにミッカンぽん酢とお醤油をかけて、
大きな皿に盛大に食べたりしている。

やがて十六穀米の入った白米のご飯を半合ばかり盛ったお茶碗、
インスタントのワカメの味噌汁が多い中、調味料を加味しない
納豆、コブの佃煮、 シラス干しなどを必須として、
これ以外はカブの醤油漬け、カブの葉の塩漬け、焼きノリなどを
加える時もある。
或いはサバ缶のミソ煮で頂くことが多い。

家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、ホット・コーヒーを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。                                                                                   

そして昼食は、私はヨーグルトを箱の2分の1を食べた後は、
食パン二切れにロースハムをサンドイッチにして食べた後、 ここ数か月は、トマトを食べたりしている。

            

やがて夕食の時は、
キャベツを千切りにして大皿に盛ったのを、
牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など、その日に応じて180グラム程度と共に食べたりして、
モヤシ、ブロッコリーなども食べたりしている。

こうした中、
お酒は缶ビール500mlを5日毎に、たった一本となっているが、
かっての呑兵衛だった私は、不思議なことに充分に満足となり、 我ながら驚いたりしている。


こうして中で、家内は肉と野菜を食べたりした後、プリンかショートケーキを食べたりしている。

このような食事内容は、真実一路のようにほゞ変化がないが、
果物が少ないわ、と私は家内から言われたりしている。

                   

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、信愛を重ねて過ごしている。

今回、「時間栄養学」は私は学ぶことが多かったが、
しかしながら
《・・トマトやスイカも、朝8時~9時に・・
トマトやスイカに含まれるリコピンには、 朝のほうが吸収率が高いという研究結果が出ています。
リコピンには強い抗酸化作用があり、がんや老化の予防効果があると考えられています・・》

このように教示されても、私は昼食後に愛食している習慣があるからなぁ・・と苦笑したりした。

或いは《・・朝8~9時に、肉を摂ると良い・・肉に含まれるたんぱく質は、
朝に最も吸収率が高まり、効率的に筋肉を構成できます。
筋肉の衰えは、サルコペニアや寝たきりの原因となるため、その予防効果も高まる。
また、夜に摂ると、筋肉の合成やエネルギーの消費に使われず、 余分な脂肪として蓄積されてしまいます・・》、

このように教示されたが、朝から牛肉か豚肉かょ・・と苦笑してしまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何を失い、何を得るのか・・・老人ホームに「入れる・入る」決断を考える、私は学び、やがて涙を浮かべて・・。

2019-07-28 14:29:25 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 現代ビジネス 】を見ている中、
『 何を失い、何を得るのか・・・老人ホームに「入れる・入る」決断を考える
          ~ 早く決めねば手遅れになる  ~  』
と題された見出しを見たりした。

は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

こうした中、私たち夫婦の両親は、無念ながら家内の母だけとなっている。
ここ7年は、家内の母は介護・要の身となって、
長女の家内と次女の家内の妹は、逐次連絡しあって交互に、 家内の母宅に殆ど宿泊して、
家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

そして私たち夫婦も、いつの日にか介護・要になってしまった時は、
やむなく介護施設にお世話になると思われるので、何かと老人ホームについて学んできた。

今回、『 何を失い、何を得るのか・・・老人ホームに「入れる・入る」決断を考える 』、
真摯に学びたく、記事を精読した・・。

そして記事を読みながら、殆どの御方が到来する人生の晩秋期、
私は瞼(まぶた)が熱くなり、やがて涙を浮かべていた・・。

この記事の原文は、『週刊現代』の2018年11月17日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 現代ビジネス 】に2019年2月24日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

              

《・・何を失い、何を得るのか・・・老人ホームに「入れる・入る」決断を考える       

家に住み続けたいという「親の願い」をとるか、
子である「自分の生活」の安寧をとり、老人ホームに入ってもらうか。

難題だが、決めねば手遅れになる。因果は巡り、やがて自分も「入る」時が来る。


☆「もう限界でしょう」

都内に住む会社員・高橋和洋氏(62歳・仮名)が異変に気づいたのは、2年前のことだった。

「同居する84歳になる父は、早朝、新聞をポストまで取りに行くのが日課でした。
しかし一通り読んだ父が、またポストに新聞を取りに行っている。

友人との待ち合わせを忘れ、何時間も待った相手から電話がかかってくる。
明らかにおかしいと思い、近くの病院の『もの忘れ外来』に連れて行きました」
(高橋氏)

懸念したとおり、医師は、認知症と診断した。
「介護保険の申請をして、症状が進む前に、施設に入れることも考えて下さい」

だが、症状は、施設に入れるほど深刻だとは、とても思えなかった。

そこで、とりあえずデイサービスに申し込んだのだが、
通いだして2日後、施設から電話があった。父が職員を殴ったという。

「びっくりして迎えに行くと、父はまだ暴れていて、『帰る!帰る!』の一点張りでした。
これが続くと、皆さんにも迷惑がかかると思い、利用を断念しました」

代わりにヘルパーを手配することにしたが・・・。

「妻が仕事に出かけようとすると、父の怒鳴り声が聞こえてきた。
『あんたは誰だ。
うちに勝手に入ってくる奴は許さん!』と言って、ヘルパーさんにつかみかかったというのです」
(同)

高橋さんの母は、30年前に亡くなった。
その後、同居してきた父は、高橋さんの子どもが小さな頃は、保育園の送迎をして、
夫婦の帰りが遅いときは、代わりに子どもに夕食を作って食べさせてくれた。

その感謝の念は強い。
とても、施設に入れる踏ん切りはつかなかった。

だが、この半年、父はさらにおかしくなってきた。
朝どこかに出かけて、夕方に家に戻ってくる日々。

途中、仕事中の妻に電話をしては、
「外にいるが、お金がない。持ってきてくれ」と言うのだ。

ある日、近所の喫茶店から電話があった。
「お父様は、お財布はお持ちですが、中身は空っぽで、コーヒー代が払えないと話しています」
慌てて喫茶店にお金を払いに行き、父を連れ帰った。

主治医に相談すると、こう言って、施設入りを強く勧められた。
「だいぶ症状が進んでいる。この先、万引きをしてしまうかもしれない。
ご家族の様子を見ると、みなさん疲れている。もう限界でしょう」

ふと妻の顔を見ると、確かにげっそりと痩せている。
ここのところ、仕事も休みがちで父の面倒を見ている。
2年で5kgも痩せたという。
同居する子どもの笑顔も減った。

あの優しかった父を見捨てて、老人ホームに入れるしかないのか。
実際、父は「俺を老人扱いするな。身体も十分に動くじゃないか」と言うし、
「俺は息子夫婦に看取ってもらえるんだから、幸せもんだな」と、
近所の人に自慢していたのを、高橋さんは知っているのだ。

だが、このままでは、自分が参ってしまう。

「介護ぷらす」代表の山川仁氏はこう語る。
「親を施設に入れる決断ができず、先延ばしにしているうちに、
介護疲れで、家族が倒れてしまうケースは多い。
ポイントは、本人が嫌がったとしても、入居を勧める覚悟が、家族にあるかどうかです」

               

☆「先送り」で事態は悪化する

だが、勧め方を誤れば、事態はいっそう悪化する。

今年3月、大阪市在住の谷田宏治氏(59歳・仮名)は、一人暮らしの母(81歳)を老人ホームに入れた。

「母は、2年前に腰の手術を受け、歩行できなくなり車椅子生活になりました。
もう一人暮らしは無理だろうと、ケースワーカーに相談したところ、隣の市の老人ホームを紹介されました。

しかし、母は『自宅で死にたい』が口癖で、ホーム入りを嫌がりました。
そこで、『体調が回復するまでの辛抱だから、よくなればすぐに家に戻れるから』
となんとか説得して、入所させました」
(谷田氏)

母の入った介護付きホームは、新しかった。
入居一時金はなく、食費込みで毎月14万円程度の利用料は、良心的に見えた。
だが、トイレ付き約6畳の部屋は、ベッドを置けば、狭く感じられた。

「友人もできたのですが、
そのうち、『(他の入所者の女性に)酷いことを言われた』と母が怒り出して、
誰とも口も利かなくなった。

また、隣の部屋のおじいさんが、耳が遠いのか、
朝から深夜まで大きな音量でテレビをつけっ放しにしている。
そういうことが積み重なり、施設が嫌になっていったようです」
(谷田氏)

そして、入居からわずか1ヵ月後、母は行動に出た。
施設近くに住む知人に頼み「こんなところ出て行く。連れて帰って!」と懇願し、
着の身着のまま、車で実家に戻ってきてしまった。

谷田氏は、「せっかく入ってもらうチャンスだったのに、これで母が頑なになってしまった」
と悔やんでいる。

今はホームヘルパーに、週2度来てもらっているが、
谷田氏は、不安で仕方がないと言う。

最近、母に認知症の症状が出始めているからだ。
しかし、問題を先送りにすればするほど、事態は悪化する。

高齢者住宅アドバイザーの岡本弘子氏が語る。
「認知症が進むほど、何が何でも自宅にいるという願望が強くなります。
不安症状が強くなり、知らないところに連れて行かれるという不安から、拒否行動に出てしまう」

              

☆親の気持ちか、子の生活か

両親2人だけで暮らしていて、子どもが離れて住んでいるというケースでも、問題は深刻だ。
千葉県在住の西川幸雄氏(60歳・仮名)の両親は、ともに80代で、山口県内の実家で2人暮らしだ。 

「母が大腿骨を骨折し、歩けなくなりましたが、
自宅が古く、車椅子を家の中に入れることもできない。
父は元気ですが、一切家事ができず、ヘルパーさんに来てもらっています。

母だけを施設に入れることを考えたのですが、
すると元気な父のところへは、ヘルパーさんが来てくれないので、父が困ってしまう」 

そこで、両親をともに老人ホームに入れようとしたが、父が猛反対した。
「俺は母さんとここに住む!
なんで俺が病人と一緒にされないといけないんだ!」

当の母親自身も、本誌にこう語るのである。
「私も、できれば自宅で、死にたいんです。
施設を見学しましたが、認知症患者の方ばかりで、とても生活したいと思えませんでした。
周囲に迷惑をかけているとは思うものの、夫のことも心配ですし、今のままでいたい」

だがこのままでは、夫婦共倒れになりかねない、と西川氏は危惧する。

親は自分の人生は、自分で決めたいと願う。
それが「家に住み続けたい」という選択だったとき、
老人ホームに「入れたい」と思う子は、究極の決断を迫られる。

親の気持ちか、自分たちの生活か、どちらをとるのか――。

妥協点は、早めに見つけねばならない。

介護福祉トラブル解決専門の外岡潤弁護士は、「親を施設に入れるには、切羽詰まってからでは遅い」と言う。
「最終的に在宅介護で行くか、施設に入れるか。
あるいは親が遠距離なら呼び寄せるか。5年先までシナリオを練るべきです。
状態が悪化してから安易に、施設選びをすると、けっきょく後悔します」

              

ただし、「入れる」ことを決めても、トラブルは頻発する。
恋愛沙汰もそのひとつだ。

岡田恭一氏(50歳・仮名)の父親(77歳)は、
心臓に持病を抱える妻の入院を機に、老人ホームに入所したが、予想外のことが起こった。

「同い年くらいの女性がショートステイで入ってきたのですが、
彼女と親父がいい仲になってしまったんです。
トイレの中で、親父とその女性がキスをしていたと職員に聞かされました。

相手は自宅に戻りましたが、老いらくの恋は容易には冷めず、
親父は電話番号を控えていて、こっそり先方に電話して、ときどき話していたのです。

向こうの娘さんが、心配して私に電話があり、話し合った結果、
電話番号を書いたメモを捨てました。父もいずれ忘れるでしょう」

               

また、大きな誤解が「看取り」だ。
老人ホームは、必ずしも終の棲家にはならない。

青森県在住の木田逸郎氏(61歳・仮名)の母(89歳)の場合。

「母は、老衰でこの春から、ほとんど食事をとらなくなったのですが、
施設は『食事をできない方は、他の介護療養型医療施設に移ってもらうことになっている』と言う。
そこでやむをえず転院を了承したのです」
(木田氏)

高齢者住宅情報センター大阪センター長・米沢なな子氏も言う。
「多くの方は、『最期まで看取ってくれるところがいい』と要望されますが、
一般の居室から、介護状態で住み替えができ、終生住める老人ホームは、たいてい高額です。

介護度の上がり具合によっては、住み続けられないケースもあることは知っておくべきです」

ふだんは個室に比べて、忌避されがちな特養(特別養護老人ホーム)や老健(介護老人保健施設)施設の「多床室」も
視野に入れるべきというのは、NPO法人「二十四の瞳」代表の山崎宏氏だ。

「有料老人ホームは基本的に個室のため、亡くなってから発見されることさえある。
要介護状態では、むしろ多床室のほうが、職員の目に触れやすく、リスクが減ります」

親の看取りが済めば、やがて自分自身が「入る」決断を迫られる。

              

☆自ら進んで入ったが・・。

今年6月、田嶋駿介氏(75歳・仮名)は、
子どもの負担を考え、夫婦2人で兵庫県の有料老人ホームに自ら入った。

「家を捨てるのが、嫌で仕方なかった。
でも、息子も嫁の実家の世話があるし、家も離れている。
仕事もあるから、こっちに戻れとは言えないからね。

自宅の土地を売ったお金で、有料老人ホームに入った。
初期費用が1000万円、月額利用料が30万円、さらに食費や雑費がかかる。
貯金もほとんどないから、賭けだった」

ホームでは、夫婦部屋だ。
窓からは海が見渡せ、景色もよかったが、20平米足らずの2人部屋は窮屈だった。

田嶋氏が語る。
「持ち込めた荷物は、たんす2つ分だけ。
位牌や仏壇と着替え、家族のアルバム、少しの本と映画のDVD、妻は趣味の手芸の道具くらい・・・。
これが終の棲家かと思うと泣きたくなったよ。
思い出の残る2人の荷物を処分するのは、想像以上にしんどかった」

施設の居心地は、悪くなかった。
いくつもある共有スペースでは、読書やビリヤード、陶芸に絵画、園芸までも楽しめる。
花見や遠足などのアクティビティも充実していた。

「でも、しょせんは老人向け。
話の合う人など一人もいない。挨拶はするが、それだけの仲や。
妻は最初の頃は、友達作りに頑張っていたが、途中で音を上げた」
(同)

今は、施設のバスで最寄り駅まで行き、喫茶店で時間を潰すことが日課になったのだという。
「部屋にいると、だらだらテレビを見て、酒に手が伸びてしまう。
このままではアル中まっしぐらや。こそこそ飲む酒なんて楽しくない」
(同)

ただし、田嶋氏の場合は、夫婦仲は円満だからこそ、やっていけるという。


夫婦で入居しても、実質的に「熟年離婚」しているケースも多いのだ。
「自分は2階フロアにして、夫は1階フロアにしてくれ、と要望した奥さんがいました。
苦労をかけられたから、入居してまで、一緒に生活したくないと言うんですね。
ご主人のほうは、立ち直れないほどのショックを受けていました」
(前出・山川氏)

多くの人にとっては、一度きりの決断だ。
後悔しないためにも、「入れる」「入る」の考え方は、親子、そして夫婦で丁寧に話し合っておきたい。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                            

私は記事を読みながら、それぞれの多事多難に瞼(まぶた)が熱くなりながら、
多々教示されたりした。

特に《・・「認知症が進むほど、何が何でも自宅にいるという願望が強くなります。
不安症状が強くなり、知らないところに連れて行かれるという不安から、拒否行動に出てしまう」
・・》

或いは《・・「多くの方は、『最期まで看取ってくれるところがいい』と要望されますが、
一般の居室から、介護状態で住み替えができ、終生住める老人ホームは、たいてい高額です。
介護度の上がり具合によっては、住み続けられないケースもあることは知っておくべきです」

ふだんは個室に比べて、忌避されがちな特養(特別養護老人ホーム)や老健(介護老人保健施設)施設の「多床室」も
視野に入れるべきというのは、NPO法人「二十四の瞳」代表の山崎宏氏だ。

「有料老人ホームは基本的に個室のため、亡くなってから発見されることさえある。
要介護状態では、むしろ多床室のほうが、職員の目に触れやすく、リスクが減ります」・・》

そして私は、《・・有料老人ホームに、子どもの負担を考え、自ら入った田嶋駿介氏ご夫妻の深情、
生活実態・・》を思い馳せると、余りにも切なく涙を浮かべていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャリーバッグ、電車、街、空港などで、迷惑なマナー行為、高齢者の私は学び、幾たびも怖い面を思い重ねて・・。

2019-07-27 15:28:46 | ささやかな古稀からの思い

先程、くらしとお金の経済メディアで名高い公式サイトの【 LIMO [リーモ] 】を見ている中、
『 「マジ凶器だわ」電車で、街で、迷惑なキャリーバッグのマナー 』
と題された見出し記事を見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
キャリーバッグを活用されている御方により、
街並みで買い物する為に商店街の道を歩いている時、
或いは国内旅行で羽田空港のエスカレーターで、幾たびも怖い面に遭遇したので、
記事を精読してしまった。

この記事の原文は、クロスメディア・パブリッシングの記事のひとつで、
公式サイトの【 LIMO [リーモ] 】に2019年7月27日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・「マジ凶器だわ」電車で、街で、迷惑なキャリーバッグのマナー

いまやキャリーバッグは、旅行や数日間の出張には、欠かせないものになっており、
駅や街中でキャリーバッグを引いて、歩いている人を多く見かけます。

一方で、最近ではキャリーバッグによる事故やトラブルも増えています。
この記事では、「キャリーバッグの迷惑あるある」を見ていきたいと思います。
  

 


☆「すげー邪魔!」電車内での迷惑あるある

最初に紹介するのは、電車内でのキャリーバッグの迷惑あるあるです。

電車に乗る際に、ドア付近に大きいキャリーバッグを置いている人がいて、
かなり乗りにくかったり、他人のキャリーバッグの取っ手が自分の荷物に引っかかってしまったりと、
特に都市部の電車通勤者は、不快な経験をしたことがある方も多いかもしれません。

ネット上では、同じような経験をした人の声が上がっています。


「満員電車でのキャリーバッグは、本当に邪魔」 、
「キャリーバッグの角が当たって痛かった」、
「満員電車でキャリーバッグ持ってくる人時間帯を考えてほしい」、
「正直。満員電車の中でリュック降ろさないやつよりも、
 でけぇキャリーケース持って、この時間帯に乗られる方が迷惑なんだよな」


特に満員電車において「キャリーバッグは迷惑」という声が多いようです。

人が普通に乗るのも大変な混雑電車に、大きなキャリーバッグを持ち込まれると、
スペースがとられ、とても邪魔になってしまいます。


これについては、キャリーバッグを使っている側からも
「好きでそうしているわけでは・・・」というつぶやきが多く見られます。


「満員電車で、キャリーバッグ持ち込むの周りに申し訳ない」、
「降りるときに、降りたくても降りれない」 、
「飛行機の時間で、しょうがなくキャリーバッグもって乗らざるをえなかった」、
「これからキャリー持って、ラッシュの電車乗らなきゃいけないの憂鬱」


飛行機や新幹線の搭乗時間の都合上、仕方なくキャリーバッグを持って
満員電車の時間帯に、乗らなくてはいけない人もいるようです。

しかし、通勤ラッシュのピークとなる7~9時と17~19時は、
キャリーバッグに限らず、大きな荷物を持って満員電車に乗るのは、
マナー的にはNGとされているそうです。


朝に電車に乗るのであれば、もし可能なら
7時前または9時以降にずらして乗車したほうがよさそうですね。


             

☆「手を離さないで!」エスカレーターでの迷惑あるある

次にご紹介するのは、エスカレーターでのキャリーバックの迷惑あるあるです。
エスカレーターでのキャリーバッグの持ち運びに関しても、多くの声が寄せられています。


「エスカレーターをキャリーバッグで塞ぐのやめてほしい」 、
「飛行機の搭乗口とかエスカレーターとかで並んでる時に、
キャリーケースを縦にしないで、後ろにベターっと倒したまま並んでる人
本当に邪魔でイラッとするの私だけ?」


また、エスカレーターでのキャリーバッグ落下事故は増えており、
同様の経験をした人の「叫び」が多数上がっています。

「エスカレーターで転がってきたキャリーバッグが、足に当たってあざができた」、
「上からキャリー滑り落ちてきて、びびった。マジ凶器だわ」


2018年年の8月、中国では、
エスカレーターから落下したキャリーバッグが加速しながら滑り落ちていき、
下方にいた女性の足に命中。

後ろから両足をすくわれる形になったこの女性は、
勢いよく仰向けに転倒し、重傷を負うという事故が発生しました。

事故の様子は、たまたま動画に収められていて、中国のニュースでも取り上げられ、
YouTubeでは7万回以上再生されるなど、人々の関心を大いに集めました。

この事故は、キャリーバッグの持ち主が、安定しない状態で
取っ手から手を離してしまったことが、原因で起こったそうです。


この例のほかにも、落下事故の多くは、エスカレーターに乗る際に
キャリーバッグから手を離し、よそ見をしていたり、
スマホの操作に夢中になっていたりすることが原因の場合が多いようです。

エスカレーターに乗る際は、絶対にキャリーバッグから手を離さないようにすることが大切です。
また、特に海外旅行用のような大きいキャリーバッグを持ち運ぶ際は、
なるべくエレベーターを使ったほうがいいかもしれません。

            

☆「道を塞(ふさ)ぐな!」街でのキャリーバッグあるある

続いてご紹介するのは、街中でのキャリーバッグの迷惑あるあるです。

「キャリーバッグで、道を塞がれて通れない」、
「キャリーバッグを引いてる人が、急に立ち止まって転びそうになった」、
「通路の真ん中に置かれて、マジ邪魔なのに、持ち主は迷惑かけてる自覚なさそうで余計腹立つ」


このように、街中でもキャリーバッグをめぐるトラブルは多く、
人の通り道を塞いで邪魔になったり、持ち主が急に立ち止まったところで
後ろを歩いていた人がそれにつまずいて、転倒しかけたりしたという声が多くネットに上がっています。


日本人だけでなく、東京や京都といった観光地での
外国人観光客のキャリーバッグマナーの悪さも問題になっています。

日本の都市部は道が狭いところも多く、キャリーバッグを引っ張って歩くと道をふさいでしまったり、
誰かの足をひいてしまったりすることがあります。


都市部の狭い道が多いところへ観光に行く際は、
なるべくコインロッカーに預けて、身軽に動けたほうがいいように思えます。

ただ、ここは個人の好みもありますし、「コインロッカーは信用できない」、
「異国では自分の荷物は、肌身離さず持っておきたい」という人もいて、なかなか一筋縄ではいかないようです。


            

☆持ち歩くときにはちょっとした気配りを

このように、旅行にキャリーバッグを利用する人が多くなったことによって、トラブルも増えています。
キャリーバッグは持ち手を引いて歩くため、手提げバックよりもキャリーバッグを持っている人のほうが、
道の上で占める面積も大きくなります。

人が多い場所では、特に周りに気を配りながらゆっくり引いたり、
なるべく体の近くに引き寄せて持ったりして、後ろの状況も気にしながら歩いたほうがよさそうです。


また、利用者数の多いターミナル駅や空港などは、
事前にエレベーターやエスカレーターの位置を確認したりすることで、
時間に焦って、周りが見えなくなることも防げるかもしれません。


便利なキャリーバッグですが、事故やトラブルにならないためにも、
使い方に気を付けて、周りに対しての気配りができるといいですね。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

                           

私は記事を読みながら、過ぎし日々、キャリーバッグで幾たびも怖い面が甦(よみがえ)ったりしてきた・・。

街並みで買い物する為に商店街の道を歩いていた時、
若き女性がキャリーバッグを引きながら、スマホも見ながら、歩いていた。

こうした中、若きママが幼児を自転車に乗せてきたが、商店街の道に入ると、自転車を引いて歩いていたが、
このおふたりがぶつかりそうになって、片方が避(よ)けた結果、私にぶっかってきた・・。

幸いにお互いにケガはなかったが、もとより原因は、
若き女性がキャリーバッグを引きながら、スマホも見ながら、歩いていたことであり、
キャリーバッグかスマホのどちらかにしてょ、私は感じたりした。

或いは家内と国内旅行で羽田空港でエスカレーターを利用していた時、
やはり若き女性がキャリーバッグから手を離し、スマホを見ていて、
もしもキャリーバッグが下落してきたら、と私は危惧したりしてきた。

             

こうした以外に、逆に家内は遠望に住む家内の母宅に、
介護で6泊7日前後で行ったりしている。

こうした時は、家内はキャリーバッグを引いて行っているが、
通勤や通学で満員となる急行の電車を避けて、時間を要するが幾分すいている各駅停車の電車を
活用したりしてきた。

数多くの御方がキャリーバッグを活用している今日、
お互いに程々のエチケットが、お互いに必要だよねぇ・・と私は微苦笑をしたりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉本興業の騒動、渾身一滴のような深淵あることを発露された御方、さすがに裏表を知り尽くした人、私は感心して・・。

2019-07-26 14:11:38 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、愛読している公式サイトのダイヤモンド・オンライン 】を見ている中、
『 「吉本・芸人・テレビ局、君ら『全員アウト』やで」元経済ヤクザ語る 』
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
昨今の吉本興業に関しての闇営業について、各テレビ局が蜂の巣をつついたような報じられているが、
ここ数年に多い、週刊誌がひとつの記事を火種に、やがてテレビ局は大人の火遊びのように、
毎日のように報じられてきた。

私は、あきれ果てて、2025年の難題、少子高齢化の実態、
少なくともこのような難題に取り組むのが、マスメディアとしてのテレビ局の責務だ、
と思い憂いたりしてきた。

そして今回の『 「吉本・芸人・テレビ局、君ら『全員アウト』やで」元経済ヤクザ語る 』も軽い読み切り記事、
と思いながら、好奇心に負けて、精読してしまった。

しかしインタビューで発露された内容は、私が知る限り、
幾多の新聞、週刊誌、雑誌などを遥かに超越した渾身一滴のような深淵ある事柄であり、
私は関心させられて、教示させられることもあった。

こうした記事であり、吉本興業に関しての騒動は、それぞれの方が再認識すれば、もなく鎮静化するなぁ・・
と思い深めた記事であり、多くの御方と共感致したく、あえて転載をさせて頂く。

この記事は、ダイヤモンド編集部の杉本りうこさんが、
果敢に元山口組系経済ヤクザで、作家の猫組長にインタビューされて、纏(まと)められた記事であり、
ダイヤモンド・オンライン 】に2019年7月24日に配信されいた。       


             
 

《・・「吉本・芸人・テレビ局、君ら『全員アウト』やで」元経済ヤクザ語る

吉本興業の所属芸人が、振り込め詐欺集団のパーティーに出て金銭を受け取った、いわゆる闇営業問題。
「パワハラ経営者vs同情すべき芸人とその仲間たち」という構図のもとに、
衆目の中で進行する劇場型不祥事だ。

しかし事態の展開に、違和感を覚える向きも多いだろう。
発端は、宮迫博之氏、田村亮氏ら芸人が、反社会的勢力から金銭を受領したことだ。

素性を事前に知っていようといまいと、結果として犯罪集団から大金を得る副業をしたなら、
普通の会社員であれば、懲戒解雇にもなりかねない。

吉本は、芸人を社員として雇用してはいないが、社会的責任を負う大企業として、
関係者の不正行為に厳正に対処する義務がある。
それが涙混じりの感情論にすり替わっているとは、議論の逸脱も甚だしい。

この脱線ぶりに対し、「芸人も吉本もテレビ局も、関係者は全員アウトや」と喝破するのは猫組長氏。
山口組系二次団体で長く幹部をつとめ、反社の世界を熟知している。

アウトサイダーの問題を見る角度は、意外なほどに「超真っ当」だった。

           

☆反社の宴席、芸人への謝礼は 若手なら20万円が相場だった

吉本の岡本昭彦社長は22日の会見で、
宮迫氏の契約解除など芸人への処分を撤回しましたよね。
あれは非常にまずい。

まず多くの芸人が、「結局のところ、何でもありや」と勘違いする。
「変なところからお金をもらっても、契約解除には、ならんのや」と増長する。
ガバナンスも何もあったもんじゃない。

それから今回の事態は、反社がじっと見ていることを忘れてはいけない。
当事者の詐欺集団だけじゃないですよ。

芸人やタレントと付き合いのある奴らは、
みんな、「こういうふうに劇場型にすれば、世論を誘導できるのか。
企業を思う通りに動かせるのか」と学習しています。

芸能と関係がなくても、世論を誘導すれば、金儲けに繋がることは多いしね。
吉本の経営は、絶対に毅然とした態度をとらなあかんのです。

           

岡本社長は反社との関係について、
「すべての取引先をチェックしている」と言ったけれど、
吉本と暴力団の長い付き合いを振り返れば、どの口が言うとんねん、って話です。

過去にも吉本の大物芸人である島田紳助氏や
中田カウス氏の暴力団との交際が問題になったことを、覚えているでしょう? 

僕は山口組系の一員として、関西で活動していたわけですが、
あちらでは吉本の芸人っていうのは、宴席があるごとに呼ぶ、身近な存在でした。

若手だったら10万~20万円、ちょっと名の通った芸人だったら、
50万円ぐらいを足代などの名目で渡します。

もちろん取っ払い(その場で現金で手渡しするお金)です。
芸人にしたら、1~2時間いるだけで、結構な額がもらえるから、ホイホイ来ました。

そういう時はね、こっちがどういう人間かを、事前に伝えておきます。
「こういう人たちの宴会だから、ゆめゆめ失礼のないように」って。

だって宴会に来てから「ヤクザだなんて知らなかった」とゴネて帰られたり、
後から警察に、タレこまれたりしたら困るでしょう? 

そもそも長い付き合いの芸人も多いし、
こっちの身分を分からんと、来ている人なんかいませんでしたよ。

だいたい、そんな短時間でいいお金がもらえること自体、
普通の人の集まりじゃないって、分かるでしょうに。

ただ、僕らの世界では、写真なんか簡単に撮らせません。
ヤクザの宴席に、芸人が出ていることが社会にバレたら、呼んだ方も出た方も、
お互い迷惑がかかるから。

本当に親密な間柄での記念撮影を少しやるぐらいで、
それが外部に流出するのも、内輪の抗争など、それなりの背景があってです。

今回みたいに、あっちこっちから写真や動画が出てくること自体、
ほとんどガバナンスの効いていない、得体の知れない集団だった証左です。

           

☆首相も担ぐ吉本は「政治銘柄」、国際問題に発展しうる

そういう半グレみたいな集団でも、反社は反社。
そして今回の関係者は、反社の問題をあまりに、軽視し過ぎている。

僕は反社として、締め付けられてきた立場として、国内外の社会が、
どれだけ厳しいか身にしみて感じてきました。

国内においてはここ10年、暴力団排除条例(暴排条例)が全都道府県にでき、
あらゆるビジネスや付き合いが封じられてきました。

この流れの中で、芸人やタレントとも昔ほど、深く付き合わなくなりました。
宴会を開こうにも、店も借りにくいようなご時世で、
ヤクザにとっては、派手な宴会を開いて目立つこと自体がリスク。

いかに目立たないかが、非常に大事になっているんです。

           

そして国際的には、AML/CFT(マネーローンダリング・テロ資金供与対策)ほどシビアなものはありません。
IMF(国際通貨基金)などあらゆる国際機関は、テロ組織やマフィア、ヤクザだけでなく、
振り込め詐欺みたいな犯罪行為に絡む金融取引を、極めて強い意思のもとに排除しています。

日本はそういう国際機関から、「対策が手ぬるい」と度々言われてきた国なんです。

吉本は、教育事業など行政案件に進出しているでしょう。
あまつさえ、安倍晋三首相を新喜劇の舞台に立たせて、政府との関係が深い。

そういう影響力の大きい企業が、反社リスクを抱えているわけです。
今回の吉本の問題も、国際問題に発展するリスクがあると思いませんか。

吉本興業ホールディングスの株主一覧。在京キー局5社すべてが含まれる吉本興業ホールディングスの株主一覧。在京キー局5社すべてが含まれる 出所:会社公式サイト 拡大画像表示

そしてもっと深刻なのは、これほどのグレーさを露呈した吉本と
テレビ局との関係が、相変わらず密接なままという点です。

テレビ局は、吉本にとって株主であり、芸人を番組に出してくれる顧客でもある。

一方でテレビ局は上場企業で、何よりも総務省の許認可を受けて事業を行う公器であり、
社会的責任は極めて大きい。

一般企業の感覚なら、今回の問題を受けて、
「吉本の芸人である以上、反社リスクが存在する。
この恐れが拭えない限り、吉本の芸人は使えない。
吉本との資本関係も見直す余地がある」と判断するのが普通。

さもなくば、他の取引先と自社の株主が許さない。

にもかかわらずテレビ局は現時点でも、吉本の芸人を番組に起用し続けているばかりか、
闇営業問題を取り上げた番組で、コメントまでさせている。

芸人やキャスターが、反社の問題に切り込むことはなく、
「パワハラ体質の吉本と芸人との間の感情的な内輪もめ」に議論を終始させています。
これは恣意的なストーリー作りとちゃうのん、と僕は思う。

テレビ局にとって、吉本は安価な芸人の供給源であり、
これを抜きにしては、日々の番組が成り立たない。
完全に吉本に依存しているわけです。

同じようにテレビ局が依存する対象として、ジャニーズ事務所があります。
先日、ジャニー喜多川氏が亡くなった際には、ほとんど報道統制が敷かれたような状態で、
過去の色んなスキャンダルは、一切触れられない異様さだった。

でもジャニーズにまだ救いがあるのは、あの会社は反社に対しては、
びっくりするぐらい潔癖ということ。

非常に守りが堅く、僕らがアプローチしても、一切受け入れなかった。
ここは吉本と根本的に違う。

吉本と密接なテレビ局各社は少なくとも、問題に対してどういう姿勢で臨むのか
公式見解を示すべきだが、そういう動きは今のところ皆無。

            

☆テレビ局は株主の責任果たせ、さもなくば共犯者の誹り受ける

結局今回の問題では誰も、「やるべきこと」をやっていない。
宮迫氏ら芸人は、問題が発覚した時点で、「お金をもらいました」
と正直に吉本に報告するべきだった。

そうすれば謝罪会見が開かれ、番組を降板して謹慎するぐらいで済んだんじゃないの。

吉本の経営陣は、芸人との間で業務内容を明文化する契約を結び、
その中で反社との取り引きを禁ずる条項を盛り込まなければならない。

それがない限り、反社チェックなんて不可能でしょう。
芸人と反社の関係を見て、見ぬ振りしているようなもんですよ。

そしてテレビ局は、株主として吉本の行動をきちんと監視し、
議決権行使などの形で是正を求めるべき。

「明確な対策を講じない限り、おたくの芸人・タレントは起用しません」
と通告し、さもなくば資本提携を解消すると言うべき。

銀行や一般企業など、吉本の他の株主は早晩そういう行動を取るでしょうね。
そういう中で、テレビ局だけが厳正に対処せず、番組でも芸人を起用し続けたなら、
それはもう彼らも問題の共犯者として、アウトやね。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                            

私は記事を読み終わった後、今回の吉本興業で混迷した騒動に於いて、
元山口組系経済ヤクザで、作家の猫組長さんは、
インタビューに際して、渾身一滴のような深淵あることを発露され、
さすがに裏表を知り尽くした御方、と感心させられた。

そして改めて、今回のこうした記事が数多くの御方に伝わり、
各テレビ局の編成局も『恥』と『プライド』があれば、吉本興業に関しての騒動は、
番組として自制するので、まもなく鎮静化するなぁ・・ と私は思い深めたりしている。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消費税増税10%で、倒産件数リーマンショック級の懸念、無力な高齢者の私は学び、動顛ばかりして・・。

2019-07-25 15:50:03 | ささやかな古稀からの思い

先程、パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
 『 消費税増税10%で、倒産件数リーマンショック級の懸念も 
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
 互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながら
ささやかに過ごしている。

こうした中、過ぎし5月18日に於いて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を通して、
公式サイトの【 女性自身 】で5月16日に配信された
『 元内閣参与「10万人の国民を殺し、国を貧しくする消費税増税に反対を」』、
と題された記事を読み、こうしたこともあり安倍首相は消費税増税10%を断念するよなぁ・・、
と私は感じを深めてきた・・。

無断であるが、多くの御方と共有致したく、あえて記事を転載させて頂く。

《・・元内閣参与「10万人の国民を殺し、国を貧しくする消費税増税に反対を」

「“たった2%”の増税と楽観する人も多いようですが、私たちの生活に破壊的な影響を与えます。
1997年に消費税が3%から、5%に上がったときを例にしましょう。

消費税3%が導入されたのは1989年ですが、
このときは経済も大きく成長し、物価も上昇していました。

一方、1997年の増税は、物価が下落(デフレ化)する局面で行われました。
消費税は、いわば消費への“罰金”のようなもので、消費を減退させる効果があります。
この増税で、日本は深刻なデフレ・スパイラルに陥ったのです」

消費が縮小すると、物価は下落し、企業業績が悪化する。
そうなれば、給与カットやリストラされる人が増え、ますます消費が縮小して、物価を下落させる。
これがデフレ・スパイラルだ。

GDPの6割近くを占める個人消費の落ち込みは、それだけ深刻な影響を経済に与えるのだ。

「バブル崩壊後も、日本経済は鈍化しつつも、成長し続けていましたが、
5%への増税によって、衰退が始まりました。

             

1世帯あたりの平均所得は、増税を機に年間数万円、多いときで約20万円も減っていった。

ピーク時の1994年には、1世帯あたり年間664万円あった平均所得は、
2013年には529万円と、135万円も減少しています。
“失われた20年”は、消費税の増税が原因だったのです」

1997年の増税の直後に、一時的に税収が上がったが、
翌年から下がりはじめ、増税からわずか6年で10兆円も税収が減ってしまった。
結局、消費税増税が招いた不景気のために、税収が減ってしまったのだ。

さらに、「リストラが横行し、自ら命を絶つ人が急増した」と藤井さんは指摘する。
1996年には2万3千104人、1997年には2万4千391人だった自殺者は、
1998年には3万2千863人に増えている。

「20年近くにわたり、2万人強を推移していた年間の自殺者数が、
1997年を機に、3万人強へと1万人も増えてしまった。

その後14年間、3万人を下回ることはありませんでした。
“たった2%”の増税が、10万人単位の国民を“殺した”のです」

             

2014年の8%への増税も、消費を大きく悪化させている。
増税直前には369万円あった1世帯あたりの消費支出は、現在335万円。

つまり、私たちは消費税のために、34万円も “貧しい暮らし”を強いられるようになった。
それでも、政府や財務省は「増税の影響は軽微」と、日本は好景気だと喧伝してきた。

「数字上はそうなっていたのは、世界景気が好調なため、輸出が伸びていたからです。
日本のGDPは増税前と比べて、4年間で約18兆円増えていますが、
そのうち約15兆円が『輸出』の増加です。

これを除けば、実質的な『ゼロ成長』と言ってもいい。
さらに、『輸出』には波及効果がありますから、世界経済の状況次第では、
ゼロ成長どころか『マイナス成長』になっていた可能性が高い」

日本の輸出産業を支えてきた世界経済にも陰りが見えている。
5月上旬に再燃した米中貿易摩擦の影響などによる、世界的な同時株安が懸念されている。

「現在の状況は、1997年の増税時の状況に似ています。
このタイミングでの10%への増税は、日本経済を徹底的に破壊し、
日本をますます貧しくしてしまうでしょう。

デフレ下の消費税の増税は、けっしてやってはいけない愚策。
過去の過ちを繰り返してはならないのです」

              

消費税の増税によって、この20年間で日本の所得は、2割減となっている一方、
世界経済は成長を続け、この20年間に2.4倍に拡大した。

「日本での初任給は20万円ほどですが、
中国やアメリカの一流企業では50万円になっています。

オーストラリアでは、ラーメン店のアルバイトの時給が2千500円にもなった。
日本は、もう豊かな国とは言えないのです。

“インバウンド景気”などと言われるのも、
単純に世界が豊かになるなかで、日本が貧しくなり、観光客が来やすくなっているために過ぎません」・・》

              

このように私は学んできたので、まさか安倍首相が正気だったら、
消費税増税10%は、当面は延期、と表明すると私は思ったりしてきた。

しかしながら、こうした延期声明がないなしく、どうしてなのよ、と思いながら、
『 消費税増税10%で、倒産件数リーマンショック級の懸念も 』
と題された記事を精読してしまった。

この記事は、公式サイトの【 女性自身 】で7月25日に配信され、
無断であるが、転載させて頂く。

《・・消費税増税10%で、倒産件数リーマンショック級の懸念も
 
与党の勝利で、引き続き推し進められるアベノミクス。
不況に入りつつあるいま、広がり続ける格差はどうなるのか。

消費増税も含め、私たちの家計にどんな影響があるのか専門家に聞いた。


「与党が消費税10%の増税を掲げる一方、それに野党はオール反対とわかりやすい選挙でした・・・。
この選挙結果は、格差が急激に拡大する最悪のシナリオの序章になるかもしれません」

こう語るのは、経済アナリストで獨協大学経済学部教授の森永卓郎さんだ。

7月21日に投開票が行われた参議院選挙で与党が多数を占めた。
これにより10月から消費税は、8%から10%に引き上げられることがほぼ確実となった。


元・神戸大学大学院教授で「暮らしと経済研究室」主宰の山家悠紀夫さんはこう語る。

「所得の低い人ほど、負担が重くなる消費税は、
税にとって最も大切な原則である、所得に応じて税を負担する『応能負担』に反する不公平税制です。

増税後は、消費が落ち込み、物価が下落し、企業業績も悪化。
社員の賃金が減らされるため、さらに消費が冷え込む“デフレ・スパイラル”に陥ります。
そのしわ寄せは庶民にいくのです」

              

社会保障や介護・教育分野などに大胆に政府支出を求める「反緊縮」を唱えてきた
立命館大学経済学部教授の松尾匡さんもこう語る。


「海外の状況も悪化しています。
米中貿易戦争に、イラン情勢による原油高の懸念、泥沼化する日韓関係など、世界経済が不透明なとき。
これまで日本経済を支えてきた外需に、期待できません。

そんな状況での増税は、風邪のひきはじめに冷水に飛び込むようなもの。
とくに体力の弱い商店、中小企業は、消費税が上がっても、価格に転嫁できません。
自腹を切るしかなくなり経営が悪化。

倒産したり廃業したりするケースも増加します。
それにともない、職を失う人も増えていくでしょう」


森永さんが語る。

「消費増税以外にもアベノミクスのさまざまな政策が積み重なり、
2008年のリーマンショック以上のダメージを日本経済に与える可能性も。

現在は全世代の失業率が2%台と安定していますが、
2008年のレベルまで悪化していくことが考えられます。
倒産件数も、リーマンショック級の悪い数字を示すことになるでしょう」

             

老後の生活を支える年金の手取り額も減っていくと、山家さんはこう予想する。

 「年金の手取り額は、額面から国民健康保険料や介護保険料が引かれます。
不況による財政悪化で社会保険料がアップするなど、
悪条件が重なると、手取りで月5000~6000円減っていくことも考えられます。

さらに、物価が上がっても年金が増えない『マクロ経済スライド』が続くことで、
今後も年金受給額を減らしていくことが予想されます。

政府は、低年金者向けに最大年6万円を給付する増税対策をするようですが、焼け石に水となるでしょう」

             

未曽有の大不況は、待ったなしの状況のようだ。

「消費税対策として、安倍政権は消費増税分をポイントで還元するなどの対策を立てています。
しかし、その多くが1年ほどの期限付き。

東京五輪の特需も含めて、高い“崖”を作っているようなもの。
五輪が終われば、日本全体がその高い崖から一気に真っ逆さまです」

と松尾さん。最後にこう語る。

「庶民は『年金2000万円不足問題』があったことで、消費を抑えて貯蓄を増やそうとしています。
そのうえで、景気が悪くなると、さらに消費を減らすので、不況を悪化させてしまうのです。
不況のスパイラルから脱するには、一般庶民にもっとお金が回るような、格差をなくす政策が必要です」


庶民に厳しい政策がこれからもとられるのか、注視する必要がある。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。


              
 
私は1997年の『消費税』の増税が、日本の経済基盤の総中流家庭を崩壊させ、格差が拡大し、
前回の2008年さえも、消費が冷え込んだりして、『所得税』も減少した。

やはり私たち国民の多くは、何かと『消費税』の増税は険悪して、消費は萎縮して、
『消費税』を据え置きすれば、買い物などの消費は増大して、『所得税』は増える、
こうしたことを実感させられてきた。

今回、安倍政権は経済の実態史を少し学べは、遅ればせながら消費税増税10%は延期、
もし消費税増税10%を実施したら、今回学んだ《・・未曽有の大不況の到来・・》と、
無力な高齢者の私は、動顛ばかり重ねている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元自営業の高齢夫婦は「国民年金だけ」の生活実態を学び、文部省推薦のような人生航路に、敬服させられて・・。

2019-07-24 13:48:12 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
 『 元自営業の高齢夫婦は 「国民年金だけ」でどう暮らしているのか 
と題された見出しを見たりした。


私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、
定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。

私たち夫婦は、お互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、
程ほど貯金を取り崩しながら
ささやかに過ごしている。


そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。

もとより大企業で38年間ぐらい自助努力され、精進と幸運が重なり栄達され、
厚生年金は高額で、更に企業年金にも驚くような金額を受給されている御方もいるが、
敗残者のようなサラリーマン航路を歩んだ私は、微苦笑ばかり重ねてきた・・。

              

しかしながら私が勤めてきた中で、40代にリストラとなった知人がいて、
その後、やむなく個人タクシーをされて、65歳で引退されて、ご子息家族と同居している人もいる。

或いは中学時代の同級生が、商店街で和菓子屋を父親から譲り受けていたが、
50代の初めに、近くに駅ビルと周辺に洋菓子店が3店できてしまった結果、かってような繁栄もなくなり、
64歳にご子息に店を譲り、やむなく退職され、生活費として国民年金を頼りにしている。

このように不運な人生航路となってしまった人もいるが、
改めて年金に関しては、我が家の生活費の基盤であり、《・・「国民年金だけ」でどう暮らしているのか・・》
何かと年金は気になり、 真摯に記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『女性セブン』の2019年8月1日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 マネーポストWEB 】に7月23日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・元自営業の高齢夫婦は 「国民年金だけ」でどう暮らしているのか

             

「年金だけでは暮らせない」、「今から2000万円も貯められるだろうか」・・・
6月に公表された金融庁の報告書が、国民の不安を煽り続けている。

しかし、一般的なサラリーマン家庭であれば、それほど心配する必要はない。
標準的なサラリーマン夫婦がもらう厚生年金は月22万円(妻が専業主婦の場合)ほど。

さらに大企業なら2000万円超、中小企業でも1000万円超の退職金がもらえるため、
老後資金を確保する余裕が出てくるのだ。

サラリーマン家庭と比べ、老後の心配が大きいのは、自営業者だ。
『老後破産しないためのお金の教科書』(東洋経済新報社)の著者で、久留米大学商学部教授の塚崎公義さんが語る。

「自営業者の国民年金は、夫婦で最大約13万円しかなく、退職金もありません。
老後の収入は、金融庁が試算した平均金額よりもぐっと少なく、
老後に不足する金額は、2000万円どころではないはずです。
元気なうちは、できるだけ長く働くこと、若い頃から貯金しておくことが求められます」

            


だが現実には、国民年金のみで平穏に暮らす高齢夫婦もいる。
大阪府守口市の公団団地に暮らす野澤寿美子さん(86歳・仮名)は、
夫の正男さん(90歳・仮名)とともに、10年前まで酒店を営んできた。

「夫の兄が、大阪の旭区で米屋さんを営んでいた縁で、小さな酒屋を始めました。
大きな儲けはありませんでしたが、地道に商売を続けてきて、娘2人を育てあげました」(寿美子さん)

成人した娘たちは、それぞれ結婚して家を離れていった。
その後も野澤さん夫婦は、細々と店を続けた。

そして正男さんが80歳になったのを機に、
「そろそろ潮時や」と酒店を閉めて、
次女夫婦の近所である守口市の公団団地に移り住んだ。

「店は個人商店だったので、何10年も国民年金を払ってきました。
店を閉めた時に、自宅も処分しました。

それまでずっと自転車操業で、カツカツの暮らしやったから、貯金は100万円もあったかどうか。
それでもこの10年は、年金だけでやりくりしています。
一銭も借金せず、誰にも迷惑をかけてこなかったことが、ホンマによかったです」(寿美子さん)

野澤さん夫婦が、国民年金だけで暮らせる理由の1つは、
年金の受給開始を遅らせる「繰り下げ受給」を選んだことだ。

「夫は60歳から年金を受け取れる世代でしたが、商売を続けていて実入りがあったので、
年金の受給開始を70歳まで繰り下げたんです。

そのため、夫の国民年金は、通常より高くなって月10万円ほど。
私は65歳からもらい始めて、月6万円ほどなので、夫婦合わせて月16万円ほどの年金です。

            

そこから毎月7万5000円の家賃を払い、スーパーの安売りを利用して、
食費を月5万~6万円ほどに抑えて、水道光熱費や新聞代などで1万5000円くらい使う。
もらえる年金とちょうど同じくらいの支出で、やりくりしています」(寿美子さん)

現在、年金の受給開始年齢は、原則65歳だが、
もらい始めるタイミングは、受給者自身が60~70歳の範囲で決められる。

受給開始を遅らせる、つまり繰り下げるほど年金額は増え、
「70歳受給」を選ぶと、年金額は本来の42%増しになる。

ファイナンシャルプランナーの森田悦子さんが解説する。
「年金なしでも生活できそうなら、繰り下げ受給を選んで、もらえる年金額を増やすべきです。
繰り下げは1か月単位で可能です」

            

野澤さん夫婦の場合、酒店を閉めた時に自宅を売却して、
公団団地に移り住む「住まいのダウンサイジング」をしたことも効果的だった。

老後も自宅に住み続ける場合、傷んだ箇所の修繕や、介護が必要になった時に
バリアフリー化のためのお金を要するケースが少なくない。

卒寿を迎えた正男さんは、耳が少し遠くなり、軽い認知症を患っているが、
まだまだ健康で日常生活に不自由はない。
妻の寿美子さんも、元気で快活そのものだ。

「夫は酒屋だったのに酒が飲めず、たばこもやりまへん。
日々の暮らしもぜいたくはしないけど、夫は肉好きだから月に1度や2度は、すき焼きをします。
夫婦仲がいいことも、幸せな暮らしの条件ですよ。

お金をぎょうさん持っていても、夫婦仲や家族関係が冷え切っていたら不幸やからね。

まあ、私らは国民年金だけでなんとか暮らせていますが、
もし可能やったら、あと3万円ほど多めにもらえればうれしいですわ」
そう言って寿美子さんは楽しそうに笑った。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は記事を読み終わった後、「国民年金だけ」で生活される御家庭の実態を初めて学び、
元自営業されていた高齢ご夫婦の人生航路を教示され、
昭和の時代に文部省が、優秀な映画作品に『文部省推薦』と認定した幾重かの作品を重ねたりした。

今回の高齢ご夫婦は、《・・小さな酒屋を始め、大きな儲けはありませんでしたが、
地道に商売を続けてきて、娘2人を育てあげました・・

成人した娘たちは、それぞれ結婚して家を離れていった。
その後も野澤さん夫婦は、細々と店を続けた。・・

そして正男さんが80歳になったのを機に、 「そろそろ潮時や」と酒店を閉めて、
次女夫婦の近所である守口市の公団団地に移り住んだ。・・》

まもなく国民年金だけで堅実に生活されている。

こうした中、夫の正男さんは《・・酒屋だったのに酒が飲めず、たばこもやりまへん。・・》には、
私は恐れ入りましたと心の中で呟(つぶや)いたりした。

              

そして何よりも《・・妻の寿美子さんは・・夫婦仲がいいことも、幸せな暮らしの条件ですよ。
お金をぎょうさん持っていても、夫婦仲や家族関係が冷え切っていたら・・不幸やからね。・・》

もとより老後の三大不安は『お金』、『健康』、『孤独』と公言される世の中に於いて、
野澤ご夫妻は、堅実に老後の生活を過ごされて、
文部省推薦のような航路ですね、と私は敬服させられている・・。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川、海に落ちたら「浮いて待て」 、命を守る着衣泳、遅ればせながら私は初めて学び、やがて微苦笑をして・・。

2019-07-23 13:38:52 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 「UITEMATE」は世界中の合言葉! 
                        水に落ちたら「浮いて待て」 命を守る着衣泳を知っていますか? 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の74歳の身であるが、
《・・水に落ちたら「浮いて待て」・・》って・・初めて知り、どういうことですか、
と思いながら記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、日本気象協会の公式サイトのひとつの【 tenki.jp 】に、
2015年7月14日に配信された記事であり、少し古い記事であるが、
もとより水難は生死に係わることであり、多くの御方と共有致したく、転載させて頂く。

              

梅雨が明けると、やってくる夏。
暑いと海や川など、冷たい水を求めて、遊びに行きたくなる人も多いのではないでしょうか。

でも、不意に湖や川、海などの水の中に、もし落ちてしまったら?
そんな水難事故への対処法として、世界的に注目されている合言葉が「UITEMATE」。

着衣のまま、水面に浮いて、救助を待つことをいい、
子どもだけでなく、大人にも体得してほしい救命法です。

本格的な夏のレジャーシーズンを前に、大切な命を守るためにもぜひ知っておきましょう!



☆こんな時はどうする?


海水浴に川遊び、ボートや釣りなど、楽しい夏の遊びで注意したいのが、水難事故です。
河川で遊んでいて、流されてしまった・・!
船で釣りをしていたら、海に落ちてしまった・・!

こういう場合はどうしますか?
当然、靴や服を着けたままですから、衣類が水分を吸収して重く、動きにくくなります。

慌てて、もがくと溺れてしまうだけでなく、泳ぎが得意な人でも、上手く泳げませんし、
無理に泳ぐと、無駄に体力を消耗することにもなりかねません。

そんな時に命を救う自己救助法が「ういてまて」。
文字通り「浮いて待て」という意味で、
水面に体を仰向けに浮かべて呼吸を確保し、救助を待つ方法です。




服や靴は脱がずに、そのままプカプカと浮いて救助を待ちます

 

「ういてまて」のポイント

水に落ちた時に助けを求めようと手を挙げると、
体は立った状態で、頭の一部だけが水面に出るため、さらに溺れやすくなってしまいます。

長く呼吸ができるように、次のポイントを押さえましょう。

①慌てずに大きく息を吸って、水面に仰向けになる。
     *この時、怖がらずにあごを上げ、空を見るようにすると息がしやすくなります。

②手足は、大きく大の字に広げて、水面に浮いたままひたすら救助を待つ。
     *手は水上に出さず、水の中に入れておきます。

③水に落ちても、無理に服や靴を脱がない。
     *軽い靴は、浮き具の代わりになり、服は体温を保つ役目を果たします。

     この方法は「着衣泳(ちゃくいえい)」ともいい、
     水難学会の救急救命士や指導員が、全国の小学校などで講習会を開いています。

     あえて靴をはいたまま、服を着たままで水に浮く練習、
     「ういてまて」を実践してみると、水着を着てプールに入った時とは状況が違う、
     ということがよくわかるといいます。



☆世界的にも注目され「UITEMATE」が合言葉に


東日本大震災の際、宮城県の小学校では、津波に押し流された子どもや教員が
「ういてまて」を実践して助かったケースがあります。

また、この方法を津波の被害の多いフィリピンやタイなどアジア諸国に紹介したところ注目を集め、
「UITEMATE」という日本語のまま、広まっています。

木の葉のように、プカプカ浮くだけですから、とても簡単。
力が抜けた状態で、水面に浮くことができれば、
長い時間、息をすることが可能になり、体力も温存できるのです。

もし、ペットボトルやボール、発泡スチロールなど浮くものがあれば、
ラッコのように胸に抱えると、浮力があるので安心です。

そして、重要なことがもう一つ。
溺れている人を見かけたら、助けようとして、飛び込んではいけません!

119番に通報し、大声で助けを呼ぶのが賢明です。
近くにボールがあったら、溺れている人に投げてあげてください。

ペットボトルは、そのままだと軽すぎるので、少しだけ水を入れると
遠くのほうまで投げることができます。

ほんのちょっとの知識と体験が、安全で楽しい水遊びを約束します。
今年の夏も楽しく過ごせるように、いざというときに対応できるようにしておくことをお薦めします。

<参考>一般社団法人水難学会HP「UITEMATE(浮いて待て)」(リンク先参照)・・》

 注)記事の原文に、あえて改行を多くした     


                

私は記事を読み終わった後、遅ればせながら、《・・水に落ちたら「浮いて待て」・・》 、
初めて学び多々教示されたりした。

私は平素の散策で、川沿いで水際にある小道を歩いたりするが、
油断して足を滑らすと、川に落ちる。

こうした時、私は若い時に、恥ずかしながら平泳ぎで50メートルが限界であったが、
今や齢ばかり重ねて体力も衰え、その上に突然の危機に動揺して、おぼれ死んでしまうことも、
十二分に考えられる。

或いは旅先の海で、イルカ、或いはクジラなどの遊泳を定員30名クラスの船で、
幾たびか鑑賞してきたが、この時は船長の指示により、救命具のライフジャケットを上半身を身に着け、
万一に備えてきたりした。

そして海沿いの歩道も幾たびか散策してきたが、
足を滑らすと、海に落ちる可能性もあり、こうした時、
今回学んだ、《・・落ちたら「浮いて待て」・・》で対処できると学んだりした。

しかしながら、こうした時は私は動顛してしまい、果たして冷静にできるかしら 、
と私は微苦笑を重ねたりした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帯津良一医師の“身軽な生き方”、つたない高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-07-22 17:04:59 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 「私と結婚しない?」を丁重にお断り・・・帯津医師の“身軽な生き方” 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな生活を享受している。

こうした中で、過ぎし8年前の頃、西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、
人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱されている帯津良一(おびつ・りょういち)さんの随筆を読み、
圧倒的に魅了されて、帯津良一さんが御著書された本の数々を私は愛読者のひとりとなっている。

今回、帯津良一さんが『週刊朝日』に於いて、『 ナイス・エイジングのすすめ 』と題して連載寄稿されて、
 今回のテーマは「身軽になろう」で、『週刊朝日』に2019年7月26日号に掲載され、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に7月22日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・今回のテーマは「身軽になろう」。

              

【ポイント】

(1)身軽に生きることができる「林住期」
(2)世俗の重荷を一旦、肩から下ろしてみよう
(3)家族を失う悲しさをプラスに転じよう


凜とした老い方をされている方、まさにナイス・エイジングを実践されている方に、
私が敬愛してやまない宗教学者の山折哲雄さんがいます。

【写真】帯津さんが敬愛してやまない宗教学者の山折哲雄さん

88歳になられましたが、その凜とした姿は、少しも変わりません。
その山折さんが最近『「身軽」の哲学』(新潮選書)という本を出されました。

 
古代インドでは人生を4つの時期、四住期に区切る考え方がありました。
四住期の1番目、「学生期(がくしょうき)」では、勉学に励みます。

次の「家住期(かじゅうき)」では、家庭を持ち仕事をしてお金を稼ぎます。

3番目の「林住期(りんじゅうき)」では、それまでの世俗的な生活から身をひき、
家を離れひとりになって、自由な時間を楽しみます。

この後、4番目の「遊行期(ゆぎょうき)」に進む人は、まれです。
この最終段階は、聖人への道だからです。

多くの人は、林住期からまた世俗の世界に戻って、一生を終えます。

              
 
山折さんは著書のなかで、この四住期のうちの林住期に着目。
日本でも実践した人物として西行、親鸞、芭蕉、良寛をあげて、その生き方の「身軽」さを論じています。

 
林住期の身軽な生き方は、魅力的ですね。
まだ聖人ではないのですが、俗人でもない。

中途半端なようですが、世俗の重荷を一旦、肩から下ろしてみるというのが、
ナイス・エイジングの方法として、悪くないと思うのです。
そこから見えてくる新たな人生が、必ずあるはずです。

 
私は特に西行の生き方に惹かれます。
武門の家に生まれ、北面の武士として仕えながら、23歳で妻子を捨てて出家。

仏道とともに和歌の道にも励み、歌人として名を残しました。
その間、奥州、四国など全国を行脚し、
鳥羽上皇、崇徳天皇、平清盛源頼朝といった権力者とも交流を深めました。

さらに待賢門院(藤原璋子)、堀河局(待賢門院堀河)といった多くの女人を
愛したというのですから、粋ですね。
羨ましいばかりの身軽さです。

そして有名な「願わくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ」という歌を残し、
73歳で歌の通りに幽明界(ゆうめいさかい)を異(こと)にしたのです。見事な死です。

その生と死を統合した逝き方を見ると、
西行はその身軽さゆえに、すでに聖人の域に達していたのではないかとも思えるのです。

              
 
私は72歳のときに妻を亡くし、ひとりになりました。
妻には苦労をかけたままで逝かせてしまい、不憫に思いましたが、
また来世で会えると思うと、それほど悲しくはありません。

 
家族を失うのは、悲しいことであるのに間違いありませんが、身軽になる機会でもあります。
そういうときに、プラスの生き方を見出すのも、ナイス・エイジングではないでしょうか。

 
少し前ですが、ある独身女性から
「先生! おひとりじゃ、寂しいでしょう。私と結婚しない?」と、
冗談めかしているものの本気度の高そうな申し出を受けました。

ありがたい限りですが、この歳から身軽さを失いたくないと、丁重にお断りしました。

 
このまま、身軽なままで、西行のように逝きたいものです。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                            

私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。

そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。

                               

過ぎし私が現役サラリーマンの40代の頃、若き時期に映画、そして文学青年の真似事をして敗退した私は、
情念の残り火りのように西行、鴨長明、芭蕉が遺(の)こされた作品に思いを寄せることが多かった。

もとより西行(さいぎょう)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人であり、
  ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ
などを詠まれた『山家集』もある。

そして鴨 長明(かもの・ ちょうめい)は、
平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。
『方丈記』が代表作となっている。

松尾 芭蕉(まつお ・ばしょう)は、江戸時代前期の俳諧師。
数多い中で私は、旅に病んで夢は枯野をかけ廻る、一句に圧倒的に魅せられてきた。

こうした時、私は家内を誘い、吉野山の桜を愛(め)でる旅路をしたりしてきた。

               

今回、敬愛している帯津良一さんが、宗教学者の山折哲雄さんの著書『「身軽」の哲学』(新潮選書)に導かれて、
《・・古代インドでは人生を4つの時期、四住期に区切る考え方がありました。
・・3番目の「林住期(りんじゅうき)」では、
それまでの世俗的な生活から身をひき、 家を離れひとりになって、自由な時間を楽しみます。・・》
改めて学んだりした。

そして《・・この後、4番目の「遊行期(ゆぎょうき)」に進む人は、まれです。
この最終段階は、聖人への道だからです。
多くの人は、林住期からまた世俗の世界に戻って、一生を終えます。・・》

こうしたことを今回新たに教示されて、つたない人生航路を歩み、
人生の思考に於いて、鴨 長明の『方丈記』に影響を受けてきた私は、
確かに現世でも、そのようですねぇ・・と微苦笑を重ねたりした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

将来の介護費用を抑えるコツは「健康」、認知症予防「コグニウォーキング」、高齢者の私は学び、やがて微笑んで・・。

2019-07-21 17:07:09 | ささやかな古稀からの思い

認知症施策推進総合戦略
≪画像元:厚生労働省(pdf)≫

 

世界に類を見ない超高齢化社会である日本では、認知症は身近な病気となりました。

厚生労働省の「新オレンジプラン」によると認知症患者の数は、
2025年には約700万人、65歳以上の高齢者の5人に1人に達する見込み
です。

認知症にはいくつかのタイプがあり、どのような症状が出現し、
どのような経過をたどるかは、一概には言えませんが、
認知症の家族介護期間は、平均6~7年ともいわれています。

認知症の介護は、長期戦の構えになると考えられます。

老後の生活の究極の節約は、「健康」であることです。

しかし、誰にでも起こりえる認知症です。
いつまでも「健康」でいるために、効果的な認知症予防に取組むことは、
これからの日本の課題
ともいえます。

             

今回は認知症によって増える介護費用について、
おすすめの認知症予防の方法と合わせてご紹介します。(略)

☆☆介護には費用と時間がかかります 

(略)家族が認知症になってしまうと、今までかからなかった事にお金が必要です。

認知症の初期や一人暮らしの方の場合は、
水道や電気の止め忘れなどもあり水道光熱費が、上がってしまうことも考えられます。

また、症状が進行し排泄が上手くできなくなると、
昼夜問わずの後始末で、やはりランニングコストが予想以上にかかってしまうこともあります。

家族が通い介護をするケースでは、ガソリン代や交通費が高額になります。

そして、お金だけではなく介護者は、介護のための拘束時間が長くなってしまいます

ここ数年で介護休暇の取得など企業の体制も整ってきましたが、
実際には介護休暇だけでは、在宅介護を支え切ることは難しいというのが現状です。

このように介護サービスを限度額ギリギリまで利用することや、
介護のために家族が転職や離職を余儀なくされるケースもあります。

家族の介護負担を軽減しながらも、節約できる暮らしをするためには、
介護を必要としない日が1日でも長く続けるために、
普段から認知症予防を考え行動に移すことです。

今、介護を必要としている状況にある方も、これ以上認知症が進行せず、
介護度が重くならないことを目指しましょう。

             

☆おすすめの認知症予防の運動「コグニサイズ」

そこで、お金もかからず、どなたでも簡単にできる認知症予防のトレーニング、
コグニサイズを紹介します。

コグニサイズという名称は、認知(Cognition)と運動(Exercise)を組み合わせた造語です。

どのような運動なのかと言うと、体を動かしながら、同時に頭を使うという方法で行います。

コグニサイズには、いくつかの運動メニューがありますが、
おすすめは取り組みやすくルールがわかりやすい「コグニウォーキング」です。

コグニウォーキングは、2名以上で歩きながら、しりとりをする運動ですが、
1人でも工夫次第でできます。


☆コグニウォーキングの方法 

1. 上半身を真っすぐに起こします。視線も真っすぐ前を見ます。

2. おなかに力を入れて、腹筋を意識します。

3. 手を後ろにしっかり振りながら、やや大股で歩きます。

4. 足はかかとから、降ろします。

5. 歩きながら、しりとりをします

自宅内で行う場合は、無理のない体勢で足踏みでも良いでしょう。

また、1人で行う場合は、しりとりでなくても、簡単な足し算や掛け算をしながらでも良いです。 

              

☆認知症を防ぐ重要性

認知症が進行すると、徘徊などの問題行動の見守りに加えて、
症状によって服薬コントロールがごく短い期間で必要になり、医療機関の受診回数も多くなります

費用がかかるばかりではなく、介護に係る労力や長い拘束時間で、
介護者は疲労困憊
になってしまいます。

認知症は予防できることに越したことはありません。

その方法として、効果的な運動であるコグニサイズを紹介しました。

認知症予防の要素は、日常生活の中にあります

できることは今から取り入れていくことも、
将来の介護費用節約に大きく差をつけてくれることでしょう。

介護される側も、気を使い思い通りにできないなどの思いで、ラクなものではありません。
いつまでも介護要らずで、元気で過ごせることは、
介護費用の節約以上に本人にとっては、大切な時間になることをお忘れなく。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

                 

私は記事を読み終わった後、具体的に多々教示されたりした。

私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
年金生活の2004年(平成16年)の秋の当初からでも、
何かと家内と談笑したり、 ご近所の奥様、ご主人などと明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、
見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、 話しかけられたり、或いは話しかけたりして、
立ち止まって談笑したりしている。

しかしながら今回学んだ2名以上で歩きながら、しりとりをする運動の
「コグニウォーキング」は、
未知の世界であり、果たして不器用な私が《・・歩きながら、しりとりをする・・》
できるかしら、と微苦笑をしたりした。

せめて《・・1人で行う場合は・・簡単な足し算や掛け算をしながらでも良い・・》と学び、
これだったら、小学生の時に算数の通信簿『2』の劣等生であった私でも、
できるかしら・・と微笑んだりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消費増税前なのに・・・マンション購入“駆け込み需要”が起きない理由、私は真摯に学び、やがて・・。

2019-07-20 17:00:48 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL】を見たりした中、
『 消費増税前なのに・・・マンション購入“駆け込み需要”が起きない理由 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や15年となっている。

こうした中、この地域に長らく住んできたので、 それぞれの過ごしてきた出来事の数多くの思いもあり、
愛惜も加味され、私たち夫婦は安楽な地かしら、と思ったりしている。

しかしながら、私たち夫婦のどちらかが、足腰が悪くなった時は、
断腸の思いで、段差が多い自宅を売却して、駅前に近い2LDKぐらいのマンションを買い求めて、
付近にあるスーパー、病院を活用しょうかしら、と思案する時もある。

こうした心情がある中、家内は死期も想定できそうな大病に遭遇しているが、
ブログ上で、脚色もなく、ありのままで書いてきた私でも、私の血族間の確執もあり、
家内は病状の実態を公表することは険悪しているので、私はためらいながら、明記できなかったりしている。

こうした中、いつの日にか私は、家内に死去されて、おひとりさまになることが深まり、
ここ2か月半のひととき、うつろな心情で私は過ごしてきた・・。

         

こうしたひととき、漠然としながらも私が独りで住めそうなマンションなどの買い求めることも、
思案してきたので、今回の《・・・マンション購入“駆け込み需要”が起きない理由・・》、
真摯に学びたく、精読してしまった。

この記事は、【 日刊ゲンダイDIGITAL】に2019年7月20日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・消費増税前なのに・・・マンション購入“駆け込み需要”が起きない理由
      

新築マンションの販売が鈍っている。
消費増税が2カ月後に迫るが、駆け込み需要はサッパリ起きていないようだ。
一体どうなっているのか。

不動産経済研究所が18日、今年上半期の首都圏1都3県のマンション販売戸数を発表。
前年同期比13.3%減の1万3436戸にとどまり、
上半期としては3年ぶりに減少に転じ、1992年以来の低水準に沈んだ。

一方、マンション1戸当たりの平均価格は、前年同期比2.9%アップの6137万円。
こちらは7年連続の上昇で、1991年以来の高水準だった。

「利便性やリセールバリューを重視する傾向から、用地取得が厳しくなる中でも、
駅チカ物件の人気が依然として高く、販売価格を押し上げています。

価格が上昇するにつれて、即日完売は厳しくなるため、
ディベロッパーは細かく期分けし、販売戸数を調整。
新規発売を絞り込むことで、価格を維持しています」(不動産経済研究所企画調査部)
  

 


販売戸数が低調なのに、価格は高止まりしているわけだ。

安倍政権は消費増税対策として、住宅ローン減税拡充を打ち出したが、
このまま駆け込み購入は起きないのか。
景気後退懸念が強まる最中では焼け石に水か。

 
住宅ジャーナリストの榊淳司氏はこう言う。

「新築、中古を問わず、マンションは売れていません。
ローン減税延長の対象は、今年10月から来年末までの入居が条件。

逆算すると、今年3月末に最初のヤマが来てもおかしくなかったのですが、全然でしたね。
ちょうどその時期に、3度目の増税見送りが取り沙汰され、延期と見た消費者が多かったのでしょう。

大半のモデルルームが8月は閉めるので、増税実施前に動きが出るのは、お盆明け。
9月末に向かって慌ただしくなりそうですが、
都心部を含め完成在庫はたっぷりありますから、焦る必要はありません。

来年3月の決算期に勝負をかける手がある。
2%の増税分の値引きは、決して難しくありません」

 
不動産経済研究所の調査では、発売月の平均契約率は
売れ行きの好不調の目安となる7割を下回る66.5%。

上半期としては4年連続の6割台だった。
歴史的低金利はまだまだ続きそうだし、慎重に見極めた方がいい。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

           

今回、マンション業界の実情を学び、多々教示されたりした。

もしも私が独り住む場合は、老後の資金の確保も配慮しながら、
駅より程々近く、買物、病院に利便性のある場所の中古マンションを想定している。

いずれにしても家内の病状しだいで、幸運にも光明が私たち夫婦に齎(もた)されれば、
当面はマンションの買い求める思案は遠のくが、果たして・・と思ったりしている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お気に入り」のデジタルカメラは、いつまで使える? 高齢者の私は学び、やがて微笑んで・・。

2019-07-19 16:52:19 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 「お気に入り」のデジタルカメラはいつまで使える? メーカー別・修理の現状
                                     アサヒカメラ特集「カメラの修理の今」  
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかに過ごして早や15年目となっている。

過ぎし2004(平成16年)年の秋に定年退職する一か月前、
家内から定年退職の記念品として、何か買い求めたら、と私は言われたりした。

私は若き1960年〈昭和35年〉の春に、都心の私立の高校に入学して、
クラブとしては写真部に所属し、人を写すポートレートは照れ臭いので、 風景画に専念し、
現像などを含めて、ニコン、キャノン、アサヒベンタックスなどのフィルム一眼レフのカメラから、
写しだされる奥行、深さも少しは学んだりした。 

その後のサラリーマン時代の多忙の時代は、フィルムのコンバクト・カメラで、
ともすれば忘れるので、記憶のメモ代わりに撮ったりしてきた。

                      

そして定年後は、年金生活を予定していた私としては、
一眼レフのカメラだと、 レンズの買い増しなどの購入などでエスカレートすると費用も際限なくなるので、
やむなく断念し、 この当時としては高質とされていた800画素でズームレンズのあるカメラ一体型で、
程ほどの良質なキャノン、ニコン、ソニー、コニカミノルタから選定することとした。

結果として、手ブレ補正の搭載されている随一の商品で、
総合教養雑誌の『サライ』でも賞賛されていたコニカミノルタの『DIMAGE A2』とした。

そしてデジカメ本体に、カメラ・ケース、充電器、リチウムイオン電池の予備、
記憶媒体はCF(コンパクト・フラッシュ)であるので、512MBを購入し、確かこの当時30万円を超えた。

このデジカメは、ズームが35mmフィルム換算で28~200mmであり、
周遊観光などに参加した場合は、ゆったりと撮影する時間が少ないので、
画質さえ800画素以上要求しなければ、一眼レフのレンズ交換を考慮すると、
確かに私のデジカメは構図が素早く決められ、機動力がある、と秘かに思ったりしていた。

この後もデジタルカメラの進化は、周知のとおり日進月歩となり、
技巧も乏しい私でも、新たなカメラに魅了されて、ニコンの『クールピクス P510』を買い求めた後、
現在は三代目のパナソニックの『LUMIX(ルミックス)DMC-FZ1000』となっている。

こうした中で、年金生活の午前中のひとときは、殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲を散策していると、
季節の移ろいに魅了され、一期一会かしらと思いながら、情景を撮ったりしてきた。

或いは家内と共通趣味の国内旅行を幾たびも重ねる中、
その地の情景に圧倒的に魅せられて、撮ったりしてきた。

恥ずかしながら私は、齢を重ねるたびに忘れることもあり、やむなく記憶のかたみ、として撮り続けてきた・・。

          

そして過ぎ去った日々の写真を見たりすると、あんな情景があったのか、と愛惜を重ねたりしている。
何よりも驚いたのは、10年前の64歳だった私の表情が若く、 こればかりは・・と独り微苦笑をしたりしてきた。


このようなデジタルカメラに関して、年金生活14年半の中で、
私は3台を買い改めてきたが、今回の《・・「お気に入り」のデジタルカメラは・・いつまで使える?・・》に
注視させられて、記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、カメラ専門月刊誌の『アサヒカメラ』の2019年1月号に掲載された特集記事を
猪狩友則さんが抜粋されて纏められた記事であり、
公式サイトの【 AERA dot. 】に2019年1月10日に配信され、無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。

《・・「お気に入り」のデジタルカメラはいつまで使える? 

カメラは、耐久消費財だ。
毎年のように新製品が発売され、モデルチェンジもわずか数年だ。

では、古いカメラは使えないのか。
もちろんそんなことはない。
新しいカメラをどんどん買うのもいいが、使い慣れたカメラを長く使うのも楽しい。

しかし、デジタルカメラもフィルムカメラも、不意の故障は避けられない。
長く使うなら、修理は不可欠。

「アサヒカメラ」2019年1月号では、最新デジタルカメラからフィルムのカメラまで、カメラの修理の今を紹介。
ここでは、デジタルカメラの修理の基本をおさらいしておく。


           

☆使っているデジタルカメラが故障したとき、さてどうするか?


懐具合によっては、新しいカメラを買うという選択もあるが、
まずは修理を考えるのではないだろうか。

ただし、長く使って愛着が出てきたものほど、修理が難しくなる。
すべてのカメラが修理できるわけではない。

交換用の部品がなくなれば、修理はできない。
カメラの機種ごとに修理対応する期間を定めて、それを過ぎると受け付けないというメーカーもある。

特にデジタルカメラでは電子部品が増え、その交換部品の有無は修理の可否に大きく影響する。


レンズ交換式でもフィルムからデジタルが主流になり10年を超える。
その間に発売された製品も多く、ここではすべてを網羅できないが、
各社ともに基本的にウェブで情報を公開している。

修理ができなくなっている製品も決して少なくない。
メーカーや製品にもよるが、目安として発売から5年を超えると、修理が難しくなってくるようだ。

長く使っているカメラが壊れたら、こうした情報を元に修理可能か確認するか、
ウェブが見られない人は、メーカーに相談するのが第一歩だ。

          

■メーカー修理か、販売店に相談か


修理することを決めたとして、どこに持っていくか? ここで大きく二つの道がある。
買ったお店か、メーカーか。


修理をするか、新しいカメラを買うかで、悩みたいなら当然前者だ。
なお販売店に持ち込んだ場合、そのままメーカーに取り次ぐだけでなく、
専門の業者で修理されることも少なくない。

また、家電量販店などで実施されている延長保証サービスは、
その系列の店に持ち込む必要がある。

上限金額や回数など保証内容は販売店によるが、その多くは購入代金の5%ぶんのポイントや現金で、
保証が5年に延びる。

メーカー保証の1年を超えても、無料で修理できることをウリにしている。
ただし、あくまでもこれは販売店の施策で、メーカーは関係ない。
メーカーや異なる店に持ち込んでも、無料にはならない。


メーカー修理に出したいが、近くにサービスセンターがない人は、配送料はかかるが、
ウェブや電話で申し込むと、自宅までカメラを取りに来てくれメーカーに送る仕組み。
各社提供している。

メーカーによっては、修理状況がウェブから確認できることもある。
修理に限らず、点検や清掃なども受け付けているメーカーも多い。

金はかかるが、酷使しているのであれば定期的に清掃・点検に出し、
必要に応じて修理するのがよいだろう。



一方で、修理専門店に持ち込むという手もある。
こうしたところでも宅配便で受け付けていることが多い。
たいていはメーカー認定店なので、基本的にはメーカー修理と同等ということになっている。

          

■デジタルカメラでは故障の判断が難しい


ただし、実は壊れていなかデジタルカメラでは、故障の判断が難しいったということもある。
デジタルカメラではさまざまな設定ができるが、
「この設定だと、その機能は使えない」ということがある。

また、長く使っていないと時計や設定を記憶しておくためのカメラ内部のバッテリーが
消耗していることもある。

壊れたかな?と思ったら、バッテリーを十分に充電し、カメラ本体に入れしばらくおいておき、
カメラの設定をリセットするといった確認をしてもいいだろう。

また、レンズ交換式のカメラでは、レンズ側に問題があることも。
一見するとカメラボディー側の故障に見えても、実はレンズ側の問題かもしれない。
ほかのレンズに交換して試してみることも必要だろう。


いずれにせよ、動作が不調なら、どこが動かないのか、
どの機能が使えないのかわかる範囲で明確にし、修理時に伝えたほうが修理もスムーズにいく。


また、あとでトラブルにならないように、
メモリーカードや保護キャップなど、なにを一緒に預けるのかは確認するようにしたい。

この記事の下段には、各メーカー別の修理に関する詳細が掲載されていた。

https://dot.asahi.com/dot/2019010700034.html?page=3

https://dot.asahi.com/dot/2019010700034.html?page=4

(文/猪狩友則)※「アサヒカメラ」1月号から抜粋・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

               

記事を読み終わった私は、多々教示させられ、これから故障などで修理依頼など、
簡潔に記載されていたので、微笑んだれりした。

たまたま2年前、私のデジカメの愛機のパナソニックの『LUMIX(ルミックス)DMC-FZ1000』を
カタログを見て、パナソニックに問い合わせ事項があり、電話連絡をしたが、
担当者より明るく的確に教えられ、安堵しながら微笑んだりした。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腸内細菌は、がんや難病を治す、高齢者の私は真摯に学び、やがて多々教示させられて・・。

2019-07-18 11:35:22 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL】を見たりした中、
『 令和時代の医療新常識
      ~ 腸内細菌ががんや難病を治す 新薬開発や便移植にも期待 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかに過ごしている。

そして私は9月下旬の誕生日を迎えると、後期高齢者入門の75歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると、古希と称される70歳となる。


こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、信愛を重ねて過ごしている。

しかしながら齢ばかり重ねた私は、何かと無知なことが多く、
今回の《・・腸内細菌・・》って・・・どのようなことですか、
その上に《・・がん・・難病を治す・・》と明記されていたので、私は真摯に学びたく、
記事を精読してしまった。

             

この記事は、【 日刊ゲンダイDIGITAL】の中で、『ヘルスケア+』特選コーナーがあり、
令和時代の医療新常識と題された連載記事があり、今回は腸内細菌に関して、
2019年5月2日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・腸内細菌ががんや難病を治す 新薬開発や便移植にも期待
 

近年、腸内細菌が、人間の健康に大きく関わっていることが分かり、さらなる研究が進んでいる。

腸内細菌は、大腸に100兆個以上生息し、バランスを取りながら、
食物の消化、病原菌の排除、ビタミンBやKの合成、免疫力のアップなど、さまざまな役割を担っている。


短鎖脂肪酸などの代謝産物を作る働きもあり、
これらは腸内の血管から、血液に乗って全身を循環し、
心血管疾患、糖尿病、がんといった病気の予防に有用な働きをしている。


最近は、肥満=メタボによる肝臓がんとの関係も明らかになった。
日本消化器病学会専門医の江田証氏(江田クリニック院長)が言う。


「日本では、メタボの人が脂肪肝を放置して、肝硬変から肝臓がんを発症するケースが増えています。
偏った食生活などで、大腸の中が富栄養化すると、腸内細菌のバランスが乱れます。

それによって、クロストリジウム・アリアケ菌が増えると、
発がん性のある2次胆汁酸が合成され、肝臓まで運ばれて肝臓がんの原因になるのです」

            

また、大腸がんの人の大腸内では、
フソバクテリウム・ヌクレアタムという腸内細菌が、特異的に増えていることが報告されている。


「いくつかのがんの発症に、特定の腸内細菌が大きく関係しているということは、
腸内細菌のバランスを整えれば、がん予防につながる可能性があるということです。

もっと研究が進めば、腸内細菌のバランスをしっかりコントロールできる効果的な薬剤が
開発されるかもしれません。

また、フソバクテリウム・ヌクレアタムは、人間の口腔内にすむ常在菌なので、
がん予防には、口腔内のケアが当たり前という時代が来てもおかしくありません」

            

腸内細菌は、指定難病の潰瘍性大腸炎とも関係が深い。
潰瘍性大腸炎は、免疫機能に異常を来し、無害なものまで攻撃して無用な炎症を起こさせる。

大腸の粘膜がただれて、下痢、血便、腹痛、発熱といった症状が表れ、
長期にわたって、良くなったり悪くなったりを繰り返す。


「患者さんの腸内を調べてみると、腸内細菌の種類が少なく、
分布のパターンに乱れ(ディスバイオーシス)があることが分かっています。

食事や衛生といった環境の要因と遺伝子の要因が重なり合って、
腸内細菌のバランスが崩れ、結果的に免疫系が暴走し、発症に関わっていると考えられているのです」


現時点では、まだ根治治療はなく、免疫機能を調節する投薬治療が一般的だ。


「腸内細菌のバランスを整えれば改善することから、便移植の研究が進んでいます。
100グラム中に、さまざまな種類の100兆個の腸内細菌が含まれている健康な人の便を
生理食塩水に溶かして撹拌し、フィルターで濾過してから大腸内視鏡を使って腸内に注入します。

海外や日本では臨床試験が行われている段階で、
日本人に効果が見られれば、保険適用される日も来るかもしれません」


近い将来、さまざまな病気に対し、腸内細菌を活用した治療が一般的になるかもしれない。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

                           

私は記事を読みながら、《・・腸内細菌は、大腸に100兆個以上生息し、バランスを取りながら、
食物の消化、病原菌の排除、ビタミンBやKの合成、免疫力のアップなど、さまざまな役割を担っている。

そして 短鎖脂肪酸などの代謝産物を作る働きもあり、 これらは腸内の血管から、血液に乗って全身を循環し、
心血管疾患、糖尿病、がんといった病気の予防に有用な働きをしている。
・・》

このようなことを学び、腸内細菌の重要な健康維持に欠かせないこと、
遅ればせながら学んだりした。

私は年金生活の中で、『国民健康保険』に加入していて、年に一度だけ市より健康診断の通知が来る、
そして基本の検査以外に、『胃がん』と『大腸がん』の検査を受診してきた。

過ぎし2014年(平成26年)、『大腸がん』の検診で初めて再検査・要と診断された後、
晩秋には私の白内障の手術であったりして、
2015年(平成27年)の3月初旬には、内科胃腸専門医院で、大腸の内視鏡の受診した。

生れて初めて、恥ずかしながら肛門から内視鏡で盲腸まで約1メートルを挿入された結果、
内視鏡の検診をして下さった医院長より、大きなポリープはふたつ有り、摘出して
傷口は出血防止の為、クリップで縫逢し、 小さなポリープは6ばかり有り、いずれワイヤーで摘出しました、
と私に説明して下さった。

こうした中で、悪性腫瘍であれば、癌に進むこともあり、
よくみられるポリープと思われますので・・と医院長より私は言われて、御礼の言葉を重ねたりした。

              

これ以来、私は大腸も一生の大切なお友達なのであり、再認識させられて、
一日のひととき、ヨーグルトを箱の2分の1を昼食の前に愛食している。

こうした成果か分からないが、この後の『大腸がん』の検診で、再検査・要は無縁となり、
今日に至っている。

そして何かと気弱な私は、『大腸がん』にも遭遇しないよう、秘かに祈願している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人死因2位の心疾患、放置してはいけない「胸の痛み」の見極め方、新年そうそう体験を重ねた私は、改めて深く学び・・。

2019-07-17 15:57:15 | ささやかな古稀からの思い

問い・・先日、夜、自宅にいるときに、急に心臓が痛くなりました。
    きゅっとした痛みで、息も苦しいくらいだったのに、数分で痛みがなくなりました。
    疲れのせいかもしれないと思う半面、病院へ行った方がいいのか悩んでいます。(男性・50代)

 
「狭心症」がひどくなると、命の危険がある「心筋梗塞」に!

私の苦い苦い思い出をお話しします(患者さんにとっては、もっと苦い思い出になっているはずです)。

ある夜の当直中のことです。
50代男性の方が「胸が痛い」と救急外来を受診されました。

来院時には、症状は落ち着いていましたが、それ以前にも、ときどき胸が苦しかったり、
少し違和感を覚えたりする、とおっしゃっていました。

そこで心電図、レントゲン、血液検査と一式の検査を進めたのですが、そのどれにも異常は見当たりませんでした。
特に血液を採取して、「トロポニン」という重症狭心症や
心筋梗塞発症時のマーカーとなるものも含まれている検査を行ったのですが、それも含めて陰性でした。

なんとなくスッキリしない思いを抱えつつも、まだ若かった私は、
自分の感覚よりも検査結果を重要視して、患者さんには一旦帰宅して頂きました。
しかしその朝方、その方が心筋梗塞を発症して、救急搬送されてきたのです。

一命を取り留めたものの、私は申し訳ない気持ちでいっぱいで、
後に上司にも、こっぴどく叱られました。

            

この患者さんが、最初に胸が痛いと感じたときは、
おそらく狭心症(きょうしんしょう)を発症していました。

狭心症とは、心臓に栄養を与えるための「冠動脈(かんどうみゃく)」の血流が低下し、
血流不足を感じた心臓が送るSOSです。
その結果、胸の痛みや呼吸の苦しさを自覚します。

ただし、この症状は一過性のこともあり、症状が落ち着いているときには
心電図でも血液検査でも異常を認めないことが、しばしばあります。

そして、この狭心症が、さらに重症化して冠動脈が詰まってしまうと心筋梗塞(しんきんこうそく)になり、
命に関わります。

このケースの場合は、大事を取って入院し、精密検査を受けていただくという処置が必要でした。
患者さんの命に別状がなかったことに心底安堵し、
その後の私の医師としての人生に、大きな戒めとなる事例となったのでした。

            

☆どんな痛みだと、「狭心症」に当てはまるのか

胸が痛い、お腹が痛い・・・といった場合、
「胸」や「腹」とは、筋肉や骨格だけでなく、内臓も含んでいます。

そのため「手」や「肩」などと比較すると、
異常をきたす可能性がある部位が広く、その分、考えうる病気も多くなってしまいます。

ですから「胸の痛み」の原因としては、
心臓はもちろん、大動脈、肺、食道、胃、十二指腸などの内臓、
その他骨、筋肉、神経なども考えなくてはなりません。

その中で「安静時」、「突然」、「胸がきゅっと痛む」、「息苦しい」、
「数分で治まった」などのキーワードが出てきた場合、医師は心臓の狭心症を最も疑います。

先ほども説明した通り、狭心症は冠動脈の血流が低下し、血流不足を感じた心臓によって、引き起こされます。
胸の痛み、呼吸の苦しさのほか、放散痛といって、胸以外にも
みぞおちや肩甲骨、左肩などに痛みが出るケースもあります。

痛みの原因が、狭心症ではなく、胃炎の可能性が高い場合もあります。
しかし、狭心症は、心筋梗塞に発展して、命に関わることもある病気です。

そのため、我々医師も狭心症や心筋梗塞を疑った場合は、
「問題があると思ったが無かった」は良しと捉える一方、
「問題が無いと思ったが、実は問題があった」は、起きてはならないことと考えています。

            

☆「胸の中央の」、「一定の広さのある」、 「圧迫感」のある痛みは要注意!

さて、今回のお悩みに対しては、
「問題があると思ったが無かった」は良しと考える立場から、
この症状ですと、狭心症の可能性があるため、病院へ行って、精密検査を受けることをおすすめします。

通常、精密検査をおすすめするのは以下の場合です。

・狭心症として典型的な症状がある(後述します)
・糖尿病、高血圧、脂質異常症などの動脈硬化性疾患(※)をお持ちの場合
・喫煙習慣のある方
・50歳以上、男性
・ご家族で心臓病の方がいらっしゃる場合

(※動脈硬化性疾患とは、いわゆる生活習慣病です。動脈硬化によって心臓の血流が悪くなりやすい状態です)

この狭心症の典型的な症状とは「胸の中央の」、「一定の広さのある」、「圧迫感」のある痛みです。

逆に、私たち医師が、おそらく問題はないだろうと判断するものは、
「左右どちらかに寄った」、「ピンポイントの」、「刺すような」痛みです。

 実は狭心症の症状は、非常に幅が広く、症状の性質のみでは診断が難しい場合があります。
ですので、症状だけではなく、「どのくらい狭心症が起こりやすい人なのか」をとても重視します。

今回の相談者の方については、もう少し症状を詳しく伺いたいところですが、
上記のチェックリストで少なくとも「50歳以上」、「男性」に当てはまるので、
病院で精密検査を受けることをおすすめします。

心臓担当の循環器内科か、よくわからなければ、
内科で相談して、どの科に行くといいのか相談しましょう。

逆に、どれにも当てはまらない方であれば、
年1回の健康診断でチェックを受けること、生活習慣病の予防に努めることで十分でしょう。

           

☆狭心症の中でも 「不安定狭心症」がいちばん危ない!

最後に、ご相談者の方が今後、どのような検査や治療を受けるべきか、
その流れを「私であればこうする」という内容に沿って、ご説明します。

限られた情報からの判断ですので、実際に受診された場合は、担当医とよく相談して決めて下さい。

現状、大きな論点になるのは、その胸の痛みが
「不安定狭心症」という心筋梗塞の1歩手前のものであるかどうかです。

狭心症の種類にはいくつかありますが、
この「不安定狭心症」以外は、ゆっくり対処してもそれほど大きな問題がないからです。

症状を繰り返していたり、徐々に悪化したりする場合には、
「不安定狭心症の疑い」として即座の入院をおすすめします。

逆に痛みを感じたのが1回きりで、症状が安定している場合には
CTなどの外来検査で診断を受ければよいでしょう。

もし不安定狭心症の疑いがあって入院した場合や、
その後のCT検査などで狭心症の診断がついた場合には、
「心臓カテーテル検査」が必要です(細長い管のことを「カテーテル」と呼ぶ)。
正式には「冠動脈造影(かんどうみゃくぞうえい)」といいます。

           

☆カテーテル検査と治療を一度に行ってしまうことも!

特別な理由がなければ、右手首から麻酔をして、
橈骨動脈(とうこつどうみゃく:手首の脈を触れる血管)から心臓用カテーテルを進めていきます。

そして、心臓に栄養を与えている冠動脈に詰まりがないか確認するために、
造影剤という薬を注入して、動画撮影を行います。
以上の検査には、おおよそ30分程の時間がかかります。

異常が無ければ、そこで終了です。

もし詰まりが見つかれば、その部分を風船で膨らませたり、
ステントという金属の管を置いて血管を拡げたりして、血流を再開させます。
この場合、追加で1時間半ほど必要になることが多いです。

このように、検査の段階で異常があれば、そのまま治療を行うこともありますし、
ケースによっては、改めて治療を行う場合もあります。 

最後に費用についてですが、入院およびカテーテル検査を行った場合は、
ほぼ間違いなく健康保険の医療費限度額に達します。

高額療養費制度というものがありますので、申請をすれば月の上限額を超えた分は戻ってきます。
上限額は所得によって異なりますが、多くの方が実際に支払うのは、10万円程度になると思います。

また、外来でCT撮影を行った場合には、細かい撮影方法などでも少し異なりますが、
3割負担で2万円程度見ておけば十分でしょう。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

                          

記事を読み終わった後、
日本人死因2位の心疾患に関しての「胸の痛み」、
多々教示されたりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな過ごしている。

こうした中、私たち夫婦の両親は、家内の母だけとなっている。

家内の父は、私が定年退職する2004年(平成16年)の秋の直前に病死され、
家内の母は我が家より遠方に独り住まいとなったので、年末年始には我が家に来て貰っている。

そして私たち夫婦は、この時節の年末年始を共に3人で過ごすのが、
ここ14年間となってきたが、昨年の年末には家内の母は介護・要となってしまい、
我が家に来るのも難儀となり、 私たち夫婦は15年ぶりに、ふたりだけの年末年始となるが、
家内は新年早々の2日より、家内の母宅に介護で行く予定となっていた。
                         

こうした中、
大晦日の『お年取り』を、 私たち夫婦は料理を食べながら、
私は濃いウィスキー水割り、家内はワインを呑みながら、
15年ぶりに、ふたりだけの談笑したりした。

            

やがて夜の10時過ぎに私は眠くなり、二階にある寝室に行き、
布団にもぐりながら本を読んでいるうちに、 眠りこけた・・。

深夜の未明に私は目覚めて、まもなく左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
左側に寝返りしたり、或いは右側に寝返りをして、痛みに耐えたりした。

過日の10日前に、このような状態があったが、一時間過ぎた頃に解消したが、
今回は痛みが去らず、深夜2時過ぎから継続しているので、不安を増した・・。

やがて早朝の5時過ぎに、私は痛みが半減してきたので、
バソコンで 『心臓の痛み・・』と検索した。

まもなく『 急に胸が痛くなり続いています。心臓や肺の病気でしょうか? 』と題された
『社団法人 日本呼吸学会 』のホームページが明示された。

《・・胸部には、肺、胸膜、心臓、骨、神経、筋肉、一部の消化器臓器が存在し、 様々な原因が考えらます。
痛みの原因がなにかを推測するためには、
(1)どのような痛みか(刺すような痛みか、鈍い痛みか、圧迫されるような痛みか、締め付けられるような痛みか)、
(2)どこが痛いか(左胸部か、前胸部か、背部か、首や肩に放散するか、局所的か、いつも同じところか)、
(3)どのくらい持続するか(瞬間的か、数分か、数時間からそれ以上か)、
(4)どのような時に痛むか(動いた時か、安静時か、体位を変えた時か、呼吸との関連があるか、食事との関係があるか)、
(5)ほかに症状があるか(呼吸困難、発熱、冷汗、吐き気、嘔吐など)を知る必要があります。
これらの点が原因を推測するうえで重要なポイントになるので、 説明できるようにしておくことが大事です。(略)

心臓と肺の病気は、胸痛を伴う頻度が高く、緊急性を有することが考えられます。
症状が耐え難く、持続している場合は、直ちに救急病院を受診するようにしてください。
症状が比較的軽い場合は、内科、とくに呼吸器内科または循環器内科に受診することが望ましいでしょう。(略)・・》

ここまで読み終わった後、狭心症や心筋梗塞などのまえぶれであったら、
この後の私の人生は何かと大変だ、と思い、
救急車を呼んで、病院で早期治療を受けようと決意して、家内に伝えたりした。

            

やがて、先導された救急部隊の自動車に乗車した女性から、
『今、XX
さん宅に向かっていますが、痛みに関しての病状の経過をお知らせ下さい・・』
このような問い合わせが電話があり、私は深夜2時頃より耐えがたい痛みがあり、 今は半減していますが・・
詳細状況を伝えたりした。

やがて我が家に救急車と先導された救急部隊の自動車が到着したのは、元旦の朝6時過ぎであった。

そして私は、救急車に同乗された男性から、心電検査など丁重に検査を受けた後、
病院で詳細検査を受ける為、私たちの希望を配慮して、行先の病院を救急部隊の2名が問合せをして下さった。

結果として、世田谷区の東名高速自動車道の入口に近い瀬田地区にある大きな病院に、
先導された救急部隊の自動車、そして私たち夫婦が同乗した救急車が向かった・・。

私は救急車の車内でタンカーに乗せられながら、
元旦そうそう救急車にお世話になるのかょ、 と失墜しながら、ときおりサイレンの音色を聴いたりした。

やがて指定された大きな病院に到着した後、
緊急治療室にタンカーに乗せられて運ばれ、 ベットに移された後、心臓に関する詳細検査を受けたりした。

結果として、深夜の2時頃から耐えがたい痛みを100とすると、
10ぐらいに沈静化した為か、 受診時には異常な状態がなく、ある一面、私はやがて安堵したりした。

            

やがて男性医師から、あなたが通っている最寄りの内科医院に状況報告書を書きますが提出して下さい、
その後、心臓に関する専門病院で精密検査を受けて下さい。

こうした中で、耐えがたい痛みを発生した時、
『ニトロペン錠』を舐(な)めて下さい、 と私たち夫婦は言われたりした。

やがて薬剤コーナーで、『ニトロペン錠』などを頂いた後、
病院前よりタクシーに乗車したのは、午前9時半過ぎであった。

そしてタクシーの車内で、元旦そうそう救急車で病院に行き、
応急治療を受けるとは、 まさかの出来事だったょ・・と私は苦笑しながら、家内に言ったりした。

まもなく私たち夫婦は我が家に到着した後、
家内が家内の母宅に介護に行く予定は、取りやめにして、
家内の妹にお願いするわ、 と私は言われたりした。

結果的には、私は安静した状態で正月3日を過ごすこととなり、
私たちは初めて静かなお正月を過ごすこととなるわねぇ・・と家内から言われたりした。

やがて私たちは高齢者夫婦であり、何かとプラス思考の私でも、
これからの晩秋期は、どちらかが思いがけないことが避けがたく、
幾たびも何らかの形で遭遇かしら、と思ったりしている。     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする