夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「あれ・それ」増える老化にあらがう脳のアンチエイジング、私は学び、やがて微苦笑して・・。

2021-09-24 15:11:01 | ささやかな古稀からの思い
昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 日経Gooday 30+ 】の中で、
『 脳を鍛える極意
    増える「あれ・それ」老化にあらがう脳のアンチエイジング 
』、
と題された見出しを見たりした。

 
こうした中、私は過ぎし7年前の70歳を過ぎた頃から
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、

その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。



或いは、家内が視聴していたテレビ・ドラマで、私は何気なしに視て、
『この俳優さん・・過ぎし年に亡くなわれた御方であったが、

齢を重ねるたびに深みのある名演技をしていたよなぁ・・』
と私は家内に言ったりした。

しかしながら俳優さんの氏名が言えなくて、内心は苦笑したりする。
やがて亡くなわれた御方は、津川雅彦(つがわ・まさひこ)さんだったことに気付いたりしている。

そして『先程の俳優さん・・津川雅彦(つがわ・まさひこ)さんだった・・
俺も少しボケてきたかなぁ・・』
と私は照れながら家内に言ったりした。

『あなたぁ・・10年早いじゃない・・』
と家内は微苦笑しながら私は言ったりした。


             

このような生活をしてきたが、
今回の《・・増える「あれ・それ」老化にあらがう脳のアンチエイジング・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、【 日経Gooday 30+ 】に於いて、
2021年6月28日に配信され、無断ながら転載させて頂く。

 
《・・ 会話をするときに、固有名詞が思い出せず「あれ」、「それ」が多くなった。
メモなしでは、仕事の予定を覚えられない。
仕事の意欲も低下気味・・・これらは年齢とともに進行する「脳の老化」のサインかもしれない。

では、40~50代以降の脳には、どのような変化が起きているのだろうか?
脳の老化を防ぐ手立てはあるのだろうか?

脳科学者で公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さんに、聞いていく。
写真はイメージ=123RF
写真はイメージ=123RF
日経Gooday(グッデイ)
 

 

☆イライラしやすいのは「脳のメモ帳」の余白が減っているから?

人の名前が出てこない、会議や打ち合わせで、キレのある発言ができなくなった、
ということが増えて「これって脳の老化?」と気になっていないだろうか。

日常のさまざまな行動と脳活動の関係をテーマに研究する公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さんは、
「さまざまなストレスが、脳の処理スピードを鈍らせる要因となっています」と言う。
どういうことだろうか。

私たちの脳には、記憶や学習、言語をとりまとめる「前頭前野」という部位がある(下記イラスト参照)。
「前頭前野の仕事は、脳の別の場所に格納されている記憶や情報を意識に上げてきて、
あれこれ検討し判断すること。

いくつかの仕事を同時進行させたり、
対話の最中に『俺はそうは思わない』と思いながらにこやかに話したり、
揚げ物の料理をしながら味噌汁を作る、といった“やや込み入ったこと”をするときには
前頭前野が使われています」(篠原さん)

前頭前野の働きを篠原さんは「脳のメモ帳」と例えて説明する。
なぜなら、その枚数に限りがあるからだ。

「実は脳のメモ帳の枚数には、限りがあります。
1つのタスクでメモ帳1枚使うくらいのイメージだとすると、
みなさんそれを3~4枚しか持っていません。

つまり、私たちは、これ・あれ・それ・その他、ぐらいの情報しか
一度には処理できないのです」(篠原さん)

そして、仕事のストレスが、そのメモ帳の働きに影響するという。
「ストレスで気が休まらないという状況だけで、脳のメモ帳の枚数を食うのです。
メモ帳が少ないということは、脳の余白がなくなるということ。

だから、仕事の処理もうまくいかなくなるし、
人間関係もイライラ、ギスギスしやすくなります」(篠原さん)

もちろん、コロナによる先行きの不安もストレスの1つ。
さらに、リモートワークも脳のメモ帳に、負担を与えているという。

「これまで職場に出かけていたときには、
仕事と家庭をくっきりと分離することができていましたが、
リモートワークでは、会議や打ち合わせと家庭の日常がぐちゃぐちゃに混在し、
状況に応じてタスクを、時系列で並べ直さないといけません。

前頭前野のトレーニングとしては良いともいえますが、
日常的にこの状態では、脳の働きに支障が生じます」(篠原さん)

最近頭が働かない・・・と悩んでいる人は、
通常のストレスに加えて、長期にわたるコロナストレスが
脳のスムーズな働きを圧迫している側面もある、ということを知っておこう。

(原図=123RF)

☆ルーティン化した作業では「前頭前野」は使われない

ストレスはもちろんだが、脳も体の他の機能と同様、
加齢とともに、その働きが低下する。

特に年齢とともに機能低下しやすいのが、
先ほどのイラストで示した3つ、「前頭前野」と「海馬」、「線条体」だ。

「前頭前野」については、次のような認知機能テストでこの部位の機能を見ることができる。

(1)「さくら」、「ねこ」、「でんしゃ」という言葉を覚えてください。

(2)では、次に100から7を5回引いて、それぞれの答えを言ってください。

(3)「ふじのやま」という言葉を逆から言ってください。

(4)最初に覚えた3つの言葉を思い出してください。

「このようなテストを行っているときの脳の活動を見ると、
(4)で最初の言葉を思い出そうとするときに、前頭前野が働きます」(篠原さん)

(1)のときには3つの言葉を覚えていても、
(2)、(3)と別のことをしているうちに、「なんだっけ?」とよくわからなくなってしまう。

「面倒臭い頭の使い方ですよね(笑)。
こういった、一度に複数のタスクを行うことを、デュアルタスク(二重課題)といいます。

デュアルタスク(二重課題)を行うときに前頭前野が活性化しますが、
前頭前野の機能は、40~50代になると落ちてくる。

知らず知らずのうちに、この手のタスクを避けるようになることと、
年代なりの経験は重ねていますから、ルーティン化したやり方を好むようになる。

ところが手慣れた作業をしているときに脳活動を調べると、
前頭前野は、ほとんど活動していません。

また、記憶を保存したり必要に応じて取り出したりする作業を行う海馬も、
年齢とともに萎縮しやすくなります」(篠原さん)

ルーティン化した作業では、
3つめの脳の部位、やる気をつかさどる「線条体」も使われなくなるという。

「ある行動と快感を結びつけるのが線条体で、この部位がやる気の中核といわれています。
線条体は、運動の開始・持続・コントロールなどに関わり、
線条体のすぐそばには、報酬系・快感系といわれるドーパミン神経系が走っています。

そして、実際に報酬がもらえるときよりも、
『これをやったら報酬がもらえそうだ』と予測するときに
線条体は最も活性化することがわかってきました」(篠原さん)

線条体が活性化するときには、本人もドキドキ、わくわくしているという。
この仕事をすれば、こんないいことがある、
と思うことができれば、線条体は活性化する。

最近、仕事のモチベーションが上がらない・・・という人は、
一見すると効率的な「ルーティン化した仕事」ばかりに偏っていないか、振り返ってみよう。

線条体は、新しいことを学習するときに重要な部位。
「リハビリのさなかに、線条体の活動を止めると、
リハビリによる学習効果が、ほぼ消失することもわかっています。

中高年になると、これ以上新しい学習なんてする必要はない、と思うかもしれません。
確かにひと昔前までならば、50代ぐらいまでの蓄積で、人生を突っ走ることができた。

しかし、これからは人工知能(AI)の時代、
新規の学習をしなければならない機会は、何度も訪れるでしょう。

新たな学習をおっくうがっていては、
何度も挫折し、線条体の機能低下が進んでしまいます」(篠原さん)



☆朗報! 年齢とともに高まる脳機能もある

ややこしい作業をする前頭前野、
記憶の引き出しとなる海馬、
やる気のスイッチを入れる線条体。

このような大切な機能が、年齢とともにそろって機能低下していく、
と聞くと悲しくなってくる。

しかし、「年齢とともに高くなる脳機能があることも、わかってきたのですよ」と篠原さん。

知能に関する研究分野では、生きていくときに必要な知能を、
「流動性知性(記憶力など)」、
「統括性知性(計画力、マネジメント力)」、
「結晶性知性(知恵や知識、経験など)」の3つに分類するという。

流動性知性 …… 流動性という名の通り、その場その場で、何かを覚えて対処する能力のこと。
        いわゆる脳トレで鍛えようとするのがこの知性。
        18歳ごろをピークに低下


統括性知性 …… 企業でいえば社長や役員に求められる知性。
        現状把握、企画、意思決定などを担う。
        40代以降、伸びる人と低下する人に、二極化する可能性が指摘されている


結晶性知性 …… 知識や経験に裏打ちされる知能。
        経験の蓄積が結びつき結晶が、出来上がるように伸びていく。
        年齢とともに伸びていくことがわかってきた

「結晶性知性こそ、年の功といえる脳機能でしょう。
興味深いのは、40代、50代で統括性知性が育った人ほど
結晶性知性の伸びが大きくなる、ということです」(篠原さん)

長年の知識や経験の蓄積によって伸びるものには、「語彙力」もあるという。
「約1000人を対象とした研究によると、語彙力は50代半ばまで上昇し続け、
その後もほとんど低下しないことがわかりました(下グラフ)。
脳の機能には、年齢を重ねるほど良くなる面もあるのです」(篠原さん)

語彙能力は50代半ばまで上昇し、その後も高く維持される



健康な被験者を対象に「語彙」、「処理速度」、「推論」、「記憶」に関わる4つの検査を行い、
得点の年代差を検証した。(略)

脳の老化を防ぎたい、と思うと文字や数字、形を覚えたり見分けたりする「脳トレ」をイメージするが、
篠原さんは、「脳も体の一部ですから、脳のアンチエイジングを望むなら、
全身の健康を意識する必要があります」と言う。

2019年に世界保健機関(WHO)は
「認知機能低下および認知症のリスク低減のためのガイドライン」を公表している。

このガイドラインでは、認知症の発症や進行を遅らせることは可能、とし、
世界で現状とりまとめられているエビデンスに基づいて、
「強く推奨するもの」を挙げている。

それが、「運動」、「禁煙」、「高血圧や糖尿病のコントロール」、「バランスのいい食事」などだ。
「幸いなことに、体の健康を維持するための行動は、
そのまま認知症予防にもつながるのです」(篠原さん)

運動や食事などの日常習慣が、脳の健康のベースにあることを踏まえた上で、
次回は、日常の中で脳機能を若返らせていくコツを教えてもらおう。

(ライター 柳本操、グラフ制作 増田真一)

[日経Gooday2021年6月22日付記事を再構成]・・ 》

 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、公立諏訪東京理科大学工学部教授の篠原菊紀さんにみちびかれて、
《・・「あれ・それ」増える老化にあらがう脳のアンチエイジング・・》、
遅ればせながら、多々教示されたりし、やがて微苦笑したりした。


特に《・・ 年齢とともにそろって機能低下していく、と聞くと悲しくなってくる。

しかし、「年齢とともに高くなる脳機能があることも、わかってきたのですよ」と篠原さん。

知能に関する研究分野では、生きていくときに必要な知能を、
「流動性知性(記憶力など)」、
「統括性知性(計画力、マネジメント力)」、
「結晶性知性(知恵や知識、経験など)」の3つに分類するという。

流動性知性 …… 流動性という名の通り、その場その場で、何かを覚えて対処する能力のこと。
        いわゆる脳トレで鍛えようとするのがこの知性。
        18歳ごろをピークに低下


統括性知性 …… 企業でいえば社長や役員に求められる知性。
        現状把握、企画、意思決定などを担う。
        40代以降、伸びる人と低下する人に、二極化する可能性が指摘されている


結晶性知性 …… 知識や経験に裏打ちされる知能。
        経験の蓄積が結びつき結晶が、出来上がるように伸びていく。
        年齢とともに伸びていくことがわかってきた

「結晶性知性こそ、年の功といえる脳機能でしょう。
興味深いのは、40代、50代で統括性知性が育った人ほど
結晶性知性の伸びが大きくなる、ということです」(篠原さん)

長年の知識や経験の蓄積によって伸びるものには、「語彙力」もあるという。・・ 》



こうしたことを学び、人生の苦楽を多く体験した高齢者こそ、

『結晶性知性』で、せめて脳の衰えをおぎなえば・・良いかしら、
と微苦笑したりした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康で長生きのカギは「筋肉量」、運動嫌いでもできる”チリつも運動10選”、私は学び多々教示させられて・・。

2021-09-23 14:20:26 | ささやかな古稀からの思い

☆筋力は1年に1%の割合で減っていく… 

「人間は、筋肉から衰えていく動物であり、
衰えるのも、甦(よみがえ)るのも、元気に長生きできるかどうかのカギも、筋肉が握っている」

筑波大学大学院人間総合科学研究科教授の久野譜也さんは、そう断言する。

筋肉量は20~30代をピークに1年に1%の割合で減っていき、
閉経によってホルモンバランスが変わると、減少のペースが加速。



年代ごと下記のようなトラブルを引き起こし、80代の筋肉量はピーク時の30~50%になってしまう。

●30代

疲れがたまりやすくなり、翌日に持ち越す

・運動会で転んでしまう

・肌のたるみが気になる

・冷え性がひどくなる

40代

たまにつまずいたり、転んだりする

・代謝が落ち、中年太りが進む

・姿勢が悪いと言われる

・腰痛や肩こりに悩まされる

50代

体力がめっきり低下、階段を急いで上ると息切れする

・反射神経が鈍くなってきた

・体が硬くなる

・健康診断でメタボと指摘される

60代

よろけたり転ぶことが増えた

・座り姿勢からすっと立ち上がれない

・ひざや腰など、関節が痛む

・尿漏れするようになった

70代

歩くスピードが落ちた

・ちょこちょこ歩きになった

・ペットボトルのふたが開けられない

・むせたり、せき込むことが増えた

体の不調は筋肉の衰えが9割だった!
健康で長生きのカギは「筋肉量」にあり




☆体の不調は筋肉量の低下に原因が

「これらの体の不調の主な原因は、筋肉量の低下にあると考えられています。
『ウオーキングをしているから大丈夫』という人がいますが、
残念ながら筋肉量の低下に、ウオーキングの効果は、ほぼゼロ。

筋肉を増やすには、筋トレをするしかないんです。
ただ、いくつになっても筋肉は鍛えられ、増やせることも事実です」(久野さん)

つまり、筋肉を意識して体を動かし、筋肉量をキープすれば、
衰えを食い止めることができ、最後まで「動ける体」をつくることはできるのだ。

とはいえ、「運動は苦手」な人はどうすればいいのか? 
秘策は「チリつも」にあり!

☆普段の生活の中に“筋トレ”を取り込む

「朝起きたら顔を洗い、歯を磨くように、
筋トレも習慣づけることができれば、3週間ほどで効果は、自覚できる」

そう力強く語るのは、『簡単ストレッチですぐにペタ腹!10秒おなか伸ばし』(光文社)の著者で
スポーツ&サイエンス代表の坂詰真二さん。

「でも、最初から張り切りすぎると、筋肉痛に悩まされ疲れてしまい、三日坊主になりやすい。
テレビを見ながらでも、ふと気づいたときに筋肉を意識して正しく動かせば、
たとえ1分であっても効果はあります」(坂詰さん・以下同)

たとえば下で紹介している、
【1】の「上体反らし」の場合、お腹の上部が床から離れるまで反らせば、充分に背筋が鍛えられる。
しかしつい張り切りすぎて、お腹の下部が床から離れるほど無理に上体を反らすと、
効果が出るどころか筋を痛める可能性がある。

「それに、立ち上がるごとに、姿勢を正すのもいい方法です。
加齢によって下半身の筋肉が衰えると、足の裏の外側に体重をかけて、立とうとします。
これではひざが、外に開いてO脚になり、ひざや股関節に大きな負担がかかります。
足の裏の内側を意識して歩けば、下半身に力が入りやすくなり、ふらつくこともありません」


最強の筋トレといわれるスクワットも、正しく行うのは難しいイメージがある。

「椅子の背もたれなどに、つかまって行えば、初心者でも簡単にできます。
私の祖母は、それまで何も運動していなかったのに、
70代後半から今回紹介した家でできる筋トレを始めて、
98歳でも、元気に台湾旅行に参加することができました」(久野さん)

何歳からでも筋肉を鍛えられる筋トレは、“いま”こそ、始め時なのだ!



☆リビングでくつろぐなら・・・チリつも運動10選

くつろぎのスペースであるリビングは、
床に座ったり、寝転んだりした姿勢からの筋トレに最適。

1時間に1回、筋トレタイムを組み込めば、いまいる場所がトレーニングスタジオになる。
部屋の移動の際も、たとえ数歩でも筋トレにつなげよう。

1.【背中・腰】ちょい上体反らし

チリつも運動1
背中、腰に「ちょい上体反らし」腰を反らしすぎない

 

2.【お腹】背起こし腹筋 

チリつも運動2
お腹に効く「背起こし腹筋」お腹に力を入れる

 

 

3.【お尻・二の腕】尻浮き座り

 

チリつも運動3
お尻、二の腕に効く「尻浮き座り」指先は後ろに向けるのがポイント!

 



4.【脇腹・骨盤矯正】お尻歩き

 

チリつも運動4
脇腹、骨盤矯正に効果的な「お尻歩き」脇腹を意識してトレーニングしよう

 

5.【お尻・太もも】アヒル歩き

 

チリつも運動5
お尻、太ももには「アヒル歩き」。普通に歩いちゃもったいない。もっと大股で大胆に!



6.【ふくらはぎ】ドア開閉足首伸ばし

 

チリつも運動6
「ドア開閉足首伸ばし」はふくらはぎのトレに



7.【お尻・太もも】つかまりスクワット

 

チリつも運動7
お尻・太ももの筋トレには「つかまりスクワット」





8.【前もも】スマホ操作deプチトレ

 

チリつも運動7
「スマホ操作deプチトレ」を習慣にして前ももを鍛える



9.【お腹】背中丸め座り

 

チリつも運動9
スマホチェックの時間も、筋肉に力を入れるだけで“筋トレ脳”に!



10.【お腹】10秒de腹ペタポーズ

 

チリつも運動9
「10秒de腹ペタポーズ」でポッコリお腹を改善!


教えてくれた人

久野譜也さん/筑波大学大学院人間総合科学研究科・教授、坂詰真二さん/スポーツ&サイエンス代表

取材・文/山下和恵 イラスト/斉藤ヨーコ、カツヤマケイコ ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、女性向けの《・・健康で長生きのカギは「筋肉量」、運動嫌いでもできる”チリつも運動10選”・・》、
まもなく77歳になる男性の私でも、学びながら多々教示されたりした。

そして何事も実践ょ・・と思い、
『1.【背中・腰】ちょい上体そらし』に挑戦したが、
何かと不器用な私は、すぐにできず、やむなくパスをした。

この後、『2.【お腹】背起こし腹筋』をして、
これだったら私でもできるょ・・と微笑んだりした。

いずれにしても、何かと不器用な私でも、少しづつ実践して、
やがて「筋肉量」は増して、あと3年すれば80歳となるが、
要支援、要介護にも無縁で、日常生活を自立した言動で迎えられるかしら、
と微笑んだりした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「住み慣れた施設で最期まで」の希望を叶える「看取り介護」、私は多々教示されて・・。

2021-09-22 14:50:39 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【マネーの達人】の『シニア』の欄で、
『 「住み慣れた施設で最期まで」の希望を叶える「看取り介護」
                          内容と注意 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

しかしながら介護施設により、亡くなる時まで居られなく施設がある、
と知人から聞いたりしていた。



もとより人生の心身弱り切った状態で、ほかの介護施設を探すことは困苦する、
と思い深めている私は、《・・「住み慣れた施設で最期まで」の希望を叶える「看取り介護」・・》、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった・・。

この記事は、ケアマネージャーを7年経験して、
現在は現役で老人ホームの施設長されている佐々木 政子さんの寄稿文であり、
【マネーの達人】に於いて、2021年5月20日に配信され、
無断であるが、記事を転載させ頂く。
               

《・・日本は高齢化社会に突入していて、日常生活に介護が必要となっている方も増加しています。

介護が必要になった方を自宅で介護することが困難になった際に、
施設入居を選択する方も少なくありません。

しかし、せっかく施設に入居したとしても、体調の低下や疾病の発生に伴い、
入居した施設を退居して、転居しなければならない
事態が発生することもあるのです。

住み慣れた施設で、最期まで生活をしたいと希望される場合には、
「看取り介護」を実施している施設を選ぶ
ことが重要です。

今回は、施設で実施している看取り介護の内容や
事前に踏まえておくべき注意点についてご紹介します。

 

☆施設の看取り介護とは

看取り介護とは、現代の医療で回復不可能な状態に陥っていると
医師から診断された方(老衰等)に対して、積極的な延命治療などを行わず、
それまでの本人の価値観などを踏まえたうえで、
最期までその人らしく生活できるように支援すること
を言います。

看取り介護を行うためには、原則として本人の意思が必要ですが、
意思表示が困難な場合もあります。

その時は、本人に代わって本人の意思を表明していただけるよう、
その家族の方にアプローチすることもあります。

看取り介護を実践するにあたっては、
施設スタッフのみならず、その本人を取り巻く人たちにも関わりを持ってもらい、
本人にとって過ごしやすい環境を整えることが必要です。

続いて、施設での看取り介護における2つの注意点を解決策と合わせてみていきましょう。

☆看取り介護の「2つの注意点」と「解決策」

介護報酬改定の主な事項

注意1. 医療行為の実施が困難な場合がある

施設の種別によっては、医師や看護師が24時間常駐しているわけではなく、
病院ほど医療体制が充実している施設は少ない
と言えます。

看取り介護の対象となった方が持つ疾病によっては、
痛みを伴い麻薬などの痛み止めを使用しなければ、苦痛緩和に努められない場合もあります。

しかし、それは医師や看護師などしか、実施できません。

医療施設ほどの物理的な苦痛緩和に努められないため、
看取り介護の実施が困難と言わざるを得ない状態の方もいます。

また、水分や食事が摂取できなくなった時に点滴などをしてほしいといった際にも
必要最低限の点滴のみの実施しかできず、
家族によっては「何もしてあげられないのがつらい」と考える方も多いものです。

☆解決策

その施設で、実施できる医療行為について事前に説明を受け、
分からない内容を確認したうえで、看取り介護を行ってもらうか
どうかを決めることが、大切であると考えられます。

施設での看取り介護においては、
医療行為の実施が困難であるということを踏まえたうえで、
看取り介護を受けるかどうかを判断することが重要です。



☆注意2. 施設の利用料金が高くなる

一定の条件を満たして、施設で看取り介護を実施した場合には、
介護報酬に「看取り介護加算」という形で上乗せされます。

2021年4月から実施される介護報酬改定において、
国は施設での看取り介護実施を推進するため、
それまでよりも看取り介護加算を算定できる範囲を広げました。

看取り介護を受けた本人が亡くなった日から起算して、
45日間まで看取り介護加算を算定することが可能になり、
1日あたり約80円~1600円程度が上乗せされることが新たに定められました。


☆解決策

看取り介護を実施した期間によって、請求される料金は異なります。

看取り介護加算は、施設を利用した最終月にまとめて請求されるため、
施設に最後に支払う利用料金が上がってしまう
ということを覚えておきましょう。

参照:厚生労働省「地域包括ケアシステムの推進 (pdf)



☆「看取り介護加算」は入居前に確認

住み慣れた環境を亡くなる直前に変えられることは、
その方によっては、強いストレスとなります。

人生の最期を住み慣れた施設で送れるかどうかについては、
施設に入居する前に、確認しておくことが重要です。

入居を希望する施設に説明を聞きに行った際には、
「看取り介護加算」が設定されているかどうかを
担当の相談員に聞いてみることをおすすめします。

その時が来てからでは
「自分自身の最期をどのように過ごしたいか」
という希望の確認をするのが、困難な場合もあります。

話しにくい内容かもしれませんが、
事前に話し合うことでより希望に即した支援ができるため、
一度話し合いをしておくとより良い看取り介護の実施につなげられますよ。 ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、介護に関して精通されている佐々木 政子さんの寄稿文より、
私は多々教示されたりした・・。

もとより《・・
住み慣れた環境を亡くなる直前に変えられることは、
その方によっては、強いストレスとなります。

人生の最期を住み慣れた施設で送れるかどうかについては、
施設に入居する前に、確認しておくことが重要です。
・・》

こうした原則に基づき、少し安楽な心情で、晩年期を介護施設で過ごせたら・・、
思い馳せたりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和、動顛しながら私は学び・・。

2021-09-21 15:11:34 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中で、
『 「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和 』
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
過ぎし昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。



こうした中で、私は
ワクチン接種に関して、
1回目は、6月5日、そして2回目は3週間後の6月26日に、接種を受けたりした・・。
そして家内も、私より2週間遅れで、接種を受けたりし、
我が家は少し安全かしらと思ったりした・・。

しかしながらこの間、ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授がテレビに出演されて、
私は多々教示されたりした。

何かしらワクチンは2回接種したとしても、
必ずしも100%感染を抑えるわけではないので、
安心して・・あちこち外出していいわけではない。
油断しては、いけない、と私は視聴したりした・・。

こうしたことを学んできた私は、国民の多くがワクチン接種終え、
お互いに自粛すれば、やがて新型ウィルスの烈風が終息化となる・・。

このような希望を秘めてきた私は、何かしら国民の半分は自粛しているが、
残りの半分ぐらいは自粛疲れで、
レジャー、旅行、人出の多い街に遊びなどで、自在に過ごしている、
とテレビのニュースで知り、小心者の私は動顛してきた。

しかしながら私も家内も自粛疲れで、ときおり閉塞感を感じる時もあり、
コロナが終息したら、国内旅行に行こうよねぇ・・合言葉のように過ごしている。



このような心情を秘めている私は、
《・・「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和・・》って、
どのようなことなのょ・・と思いながらも、記事を読んでしまった・・。

この記事は、【 NEWSポストセブン 】に於いて、9月19日に配信され、
無断であるが、転載させて頂く。

《・・ 世界でも有数のスピードで、ワクチン接種をすすめ、
いち早くマスクなしの日常をとりもどしたはずのイスラエルだったが、
新型コロナウイルスが再度流行し、屋内マスク着用を再び義務化した。

この事実からみても、ワクチン2回接種したことは、
コロナウイルスと無縁の生活を送れる保証にはならない。



ところが日本では、先に2回接種を終えた人たちのなかに、
マスクも3密も気にしないどころか、ワクチンを打てていない人を
差別するかのような言動を乱暴にぶつける人たちがいる。

ライターの森鷹久氏が、ワクチン2回接種を終えた人たちの勘違いによって
起きつつある社会の不和についてレポートする。




9月上旬、昼下がりの埼玉県某市内では、
「新型コロナウイルス感染拡大中」であることを知らせる市の防災無線の放送が、
不要不急の外出の自粛、消毒など感染対策を徹底するよう呼びかけていた。

自宅でリモートワーク中だった市内在住の会社員・中原龍也さん(仮名・40代)は、
この放送を複雑な思いで聞いていた。

「近くの公園では、ゲートボール大会が開催されていて、
高齢の参加者が10数人はいたと思います。

ボールを打つカーンという音は、早朝の7時頃から聞こえていて、
ほとんど自宅から出られない娘(小5)は、
うらやましそうに『いいなあ』と」(中原さん)

実は、ゲートボール大会が行われていた公園には、
数年前までは、滑り台やブランコなど「児童公園」らしい遊具が、いくつも設置されていた。

娘が生まれて初めてブランコに乗ったのも、初めてかけっこをしたのも、この公園である。
しかし、遊具に老朽化が見られると使用禁止の張り紙がなされたのは、3年ほど前のこと。
古い物が撤去され、新しい遊具が設置されるのかと期待していたが、跡地はガランとしたまま。

「ちょうどその頃、公園で遊ぶ子供の声がうるさいとか、
ボールで遊んでいて、危ないということで、公園内での禁止事項が張り出されました。
ボール遊びは禁止、騒ぐのは禁止になりました。
子供たちの場所ではなくなったんです」(中原さん)


こうした経緯があっただけに、コロナ禍で外に出ることも、ままならない子供が、
公園で楽しそうにゲートボールに興じる高齢者をうらやましく眺めていることに、正直腹が立った。

高齢の自治会長にその「是非」を問うた所、返ってきたのは驚くべきき答えだった。

「私は、まだ自治体の接種を1回受けただけで、
12歳にならない子供は、そもそも打てない。

高齢者はワクチン接種も早く、すでに2回打ったという方も多く、
外出する人が増えているというんです。
ワクチンを打てば、コロナにかからないから、安全なのだと」(中原さん)

もちろん、ワクチンを接種さえしていれば、新型コロナウイルスに感染しない、
というのは誤情報である。



ワクチンを2回接種した場合の有効率をみると、
どのワクチンを使用しても100%にはならないし、
引き続きマスクや手洗い、3密を避けるなどの予防は必要である。

それでも、ワクチン接種していない場合に比べて、
感染しづらいので当然、他者にうつす危険性が低くなり、
もし感染しても、重症化しづらいというのが、ワクチンの「効果」とされる。

「昨年も、公園で子供たちが遊んでいたら、
子供は感染源だから、公園を使うなと言われたと、
パパ友さんから聞きました。

子供を優遇しろとか高齢者を優先しろ、ということは思いませんが、
余りにも不公平です。

子供は、ほとんど家から出られず、家でゲームしたり本を読んだり、
以前は、アウトドア派だったのに、引きこもりに近いような生活を強いられているんです」(中原さん)


ワクチンを打てば「安心」という現実を誤認した感覚は、
いち早く2回の接種を受けられた高齢者の間で広まりつつある。

その「証拠」とも言える現場を目撃したというのは、
千葉県内の小学校教諭・細井香奈恵さん(仮名・30代)だ。

「通学路に、カラオケ喫茶があって、近くの高齢者の憩いの場になっていました。
昨年、そこでクラスターが発生し、店は休業していたようでしたが、
夏休み後半頃には、また以前のように高齢のお客さんが、集まり始めていました」(細井さん)

カラオケ機器が設置された飲食店などに高齢者が集まり、
昼から(早朝から、という場合も)飲酒や食事をしつつカラオケを楽しむ、という行為は、
近年、高齢者の間でも、広がりつつある一つの「レジャー」でもある。

しかし、こうした店で昨年、相次いで高齢者のクラスターが発生し、
テレビニュースや新聞でも、大々的に報じられたことも、記憶に新しい。

「お店に戻ってきた高齢の方は、マスクもせずに、お店の外に出てきては、
ビールを飲みながら、喫煙されたりしている。

店は通学路上にあり、子供たちも見ているようで、
『おじいちゃんがマスクしていない』とか
『外(の店で)でご飯が食べられてうらやましい』と言われました」(細井さん)


細井さんも、ここまでは「仕方がない」と我慢していたが、
受け持つクラスの児童が漏らしたある一言に大きなショックを受けた。

「児童が、店の前に居た高齢者から
『ワクチンを打ってないから、外に出ちゃダメ、
学校も休みにして欲しい、と先生に言いなさい』と言われたそうなんです。

児童は、お母さんにも話したそうで、後に児童のお父さんが、お店に抗議されました」(細井さん)


ところが、店の客だけでなく、経営者までもが
「高齢者はワクチンを打っているから安心」の一点張りで、
昼カラオケも飲酒も、店の外での喫煙も、やめる様子はなかったという。

「おじいちゃん、おばあちゃんだけズルい、と子供たちも思っているのでしょうが、
ワクチンを打てない年齢なのが悪い、大人のほうが子供よりえらい、
と感じてしまっている児童もいます。

地元の方には、大人として、ぜひ児童のお手本になるような姿を見せて欲しいと思うのですが、
そうした高齢者の方を見ていれば、先生たちが言っていることの方が
おかしいのでは?と考え始めないか、不安で仕方ありません」(細井さん)

ワクチンに関する誤情報に基づき、公園やカラオケに戻りつつある高齢者たち。

山梨県内の温泉旅館経営の男性(60代)も、筆者の電話取材に対し
「秋頃から、老人会などの予約が、入り始めている」と話すが、
電話口では「全員ワクチン2回接種済」と自信満々に説明されるのだという。

また、そうした高齢者が、旅館を利用する際、
マスクをしない、大広間で密になり、会話するなどのトラブルが相次いでいるが、
相手はこの時期には、ありがたい「お客様」であり、やはり強く指摘は出来ないと声を潜める。


「ワクチンさえ打っていれば、安心」という誤情報は、
それを信じ込んでしまっている高齢者自身に危険を及ぼすだけでなく、
周囲にも、大きな悪影響を与える。

ワクチンを打ちたくても、打てないという若年~中年層は、
ワクチンを打ったと大いばりの高齢者たちから、
排除されたり、ひどい言葉を投げかけられ、絶望したり、
高齢者に恨めしい目を向け始めている。

大人たちの行動を、大人が考える以上に、子供たちはよく観察している。

自身だけが楽しければ良い、自身だけが助かれば良い、
という身勝手すぎる行動を取る大人が増えれば、
そうした行動を「是」と考える子供、若者も当然増加するはずだ。

すでに、国民の約半数がワクチンを2回接種済みだと政府は公表した。

今後、ワクチン未接種の国民が、マイノリティになっていく可能性も高いが、
そのとき、事情があって、どうしてもワクチンが接種できない人、
接種の予約が取れなかったという少数の弱い立場の人たちが、
接種済みの人々から攻撃される、という恐れも捨てきれない。

今こそ、大人たちが襟を正さないと、コロナが収束しようと、大きな禍根を残すことになる。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 
 
 

今回、《・・「ワクチン2回打てば安心」と思い込む高齢者が、引き起こす社会の不和・・》、
私は読みながら、動顛したりした
・・。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、無念ながら息子、娘もいなく、
まして孫もいないので、社会の実情に何かと無知なことが多い。

お孫さんのいる祖父、祖母は、愛らしいお孫さんに恥ずかしくないような言動、
そして子供がいる息子の家族、娘の家族にも、心の節度が欠けた言葉、しぐさ、
人としての基本の情操教育は、家庭から育(はぐく)まれている、と私は思い深めているので、
たとえ新型コロナウイルスの烈風下の中でも、お互いに自制して過ごしたい、
と思ったりしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣、こっそりと私は学び、微苦笑をして・・。

2021-09-20 13:37:23 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日経Gooday +30 】を見ている中、
『 夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣  』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

こうした中、睡眠に関しては、現役サラリーマン時代は多くの御方と同様に、
睡眠時間を削って奮闘してきた・・。
 
やがて年金生活の今は、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡し、
殆ど6時間ぐらい寝てている。

ときおり深夜まで読書をした場合、昼食後に一時間前後、昼寝を甘授し、
いつでも寝ることが出来るのは年金生活の特権のひとつかしら、
と微笑み時がある。



しかしながら昼寝を2時間ぐらい寝てしまった時は、

夜中に目覚める「中途覚醒」となってしまい、戸惑ったりしている。

そして恥ずかしながら、75歳を過ぎた頃から、
夕食後、煎茶、コーヒーをお代わりして充分に飲んだりすると、
午前3時前後に、尿意を感じて、やむなくトイレに行ったりして、
俺も齢を取って、老化かょ・・と心の中で呟(つぶや)いている。

こうした実態を秘めている私は、
今回の《・・夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣・・》、
どうしてなのょ・・と思いながら、こっそりと読んでしまった。

この記事は【 日経Gooday +30 】に於いて、
昨年の2020年12月13日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。

《・・ (略)・・睡眠の途中で目を覚ましてしまう「中途覚醒」。

若い頃は、いったんベッドに入れば「途中で目を覚ます」なんてことは
なかったという人も少なくないでしょう。

しかし歳をとるにつれ、睡眠の途中で目が覚めやすくなったり、
トイレに起きたりすることが増えてきて2559人を対象にした日本大学の調査によると、
「週に3回以上、中途覚醒がある」40~50代は12.7%だったのに対して、
60歳以上になると21.2%にまで増えてきます(女性心身医学. 2014;19:103-9.)。

なぜ歳をとると、中途覚醒が増えるのでしょうか。

睡眠医学の第一人者である秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座教授の三島和夫さんは
次のように説明します。

「歳をとると、睡眠の質が変わってきます。これが第1の要因です。
高齢になると、深い睡眠が減るので、ちょっとしたことで、目が覚めやすくなるのです。

また、睡眠中は、脳の視床という部分にフィルターがかかって、
外からの刺激が入りにくくなるのですが、
歳をとると、このフィルターが弱くなるという要因もあります」(三島さん)

いくら健康な人でも、歳をとれば、睡眠が浅くなって目が覚めやすくなるのです。
「70歳を過ぎると、布団に入ってから朝まで、1回も目を覚まさない人なんて
10%もいません」(三島さん)

高齢者が、夜中に目を覚ますようになるのは、
ある意味、当たり前のことなわけですが、中途覚醒は愉快なことではありません。

「できれば朝まで、ぐっすり眠りたい」、
「せめて目が覚める回数を減らしたい」と考えるのも自然なことでしょう。
何か打つ手はあるのでしょうか。


 

三島さんは、「加齢とともに睡眠の質は変わりますし、
年齢とともに睡眠時間も短くなります。
若かった『あの頃のように』を目指してはいけません」と前置きしつつ、

その一方で「『誤った睡眠習慣』をしているために、中途覚醒になっている人も多く、
習慣を改めるだけで問題が軽減することも多い」と話します。


☆中途覚醒につながる誤った3つの睡眠習慣とは

三島さんは「誤った睡眠習慣」について、こう説明します。

「中途覚醒に悩む中高年には、誤った睡眠習慣を持っている人が多くいます。
すなわち『早寝』、『長寝』、『昼寝』です。

その3つの習慣を続けている限り、中途覚醒はなくなりません。
逆にそれらをやめるだけで、中途覚醒が軽減する人も多いんです」(三島さん)

(三島さんが作成した図を基に編集部で改変)

まず「早寝」とは、夜の20時や21時から、早々とベッドに入ってしまうこと。

特に高齢になると、疲れを感じやすいので、起きているのがつらくなり、
必要以上に早く寝てしまおうとする人が少なくありません。
夜やりたいこともないからと、必要以上に早く寝てしまおうとする人もいるでしょう。

早寝の問題は、「眠れそうもない時間に、眠ろうとすること」だと三島さんは指摘します。
人間の体は、普段ベッドに入る時刻の2時間ほど前から、
眠る準備が始まって、深部体温が下がり始めますが、
その直前は1日の中でも、最も深部体温が高く、眠りにくい時間帯になっているのです。

「70代の人でも、一般に23時くらいにならないと、体が眠る準備は整いません」(三島さん)。
たっぷり8時間眠ろうと思って早くベッドに入っても、
私たちの体は、横になりさえすれば機械的に眠れるようには、できていないのです。



☆6時間しか眠れないのに、8時間寝ようとするから中途覚醒に

2つ目の「長寝」は、早寝に通じるところもありますが、
「眠れないまま、長時間ベッド(布団)の上で過ごすこと」を指します。

「横になっているだけでも、体は休まる」というのは単なる気休めで、
すでに否定されている古い常識です。

それどころか、眠れないまま長時間ベッドの中で過ごす経験を重ねると、
不眠症が悪化することが分かっています。

長寝で最大の問題となるのが、ベッドにいる時間と
実際に眠れる時間との間に、大きなギャップを生むことです。

歳をとると、必要な睡眠時間は、短くなります。
若い頃よりも、エネルギー消費量が少なくなって、基礎代謝が落ちるため、
短い睡眠で間に合うようになっていくのです。

年代ごとの平均睡眠時間を調べると、
25歳で7時間、40歳で6時間半、65歳で6時間、80歳で5時間半・・と
歳をとるほど着実に減っていきます(下のグラフ参照)。

「毎日8時間以上眠れるのは、中学生くらいまで。
70代になったら6時間程度しか眠れませんし、眠る必要もないのです」
と三島さんは話します。
実際に眠れる時間より、長くベッドにいれば、眠れない時間は増えるわけです。

三島さんによると、
「日本人の65歳以上の人は、平均で9時間程度ベッド(寝床)にいる」そうです。

一方、65歳の平均睡眠時間は6時間ちょっとで、70歳になると6時間を切ります。
あくまで平均ですが、3時間程度は眠れないまま、ベッドで過ごしていることになります。

「眠れる時間が短くなっているのに、無理に8時間眠ろうと布団にこもっていれば、
不快な中途覚醒や早朝覚醒が増えるのも当然」と三島さん。



睡眠時間は、年齢とともに短くなっていく。(略)

なお、ここに挙げた睡眠時間は、あくまで平均値ということにも注意してください。
必要な睡眠時間は個人差が大きく、「同じ年代でも3時間くらい違います」(三島さん)。

70代なら6時間が普通といっても、
中には8時間眠らなければ、つらいという人もいれば、
逆に5時間少々で目が覚める人もいます。
必要以上に数字にこだわらないようにしましょう。



☆問題となるのは「長すぎる昼寝」

誤った習慣、その3つ目は「昼寝」です。
午後の短い仮眠は、その後の作業で眠気や疲れを感じにくくなるなど
“いい面”もありますが、問題となるのは「長すぎる昼寝」です。

30分以上眠ると、徐波睡眠(脳を休める最も深いノンレム睡眠)に入りやすく、
そうなると、夜の徐波睡眠が大幅に減って、メジャースリープ(夜のまとまった睡眠)の質が
悪くなってしまうのです。

「1時間の昼寝は、夜の3時間分の眠気を取ると言われます。
実際、不眠症に悩んでいる人は、昼に長く寝ていることが多い」と三島さんは指摘します。

昼の仮眠は、20~30分以内にとどめるようにしましょう。
また、昼寝は遅い時間にするほど、メジャースリープへの影響が大きくなります。
仮眠を取るなら15時までにしましょう。



☆中途覚醒を減らす「睡眠制限法」

中途覚醒に悩む人が、具体的に取り組むべき対策は、
ここまで解説してきた「3つの習慣」をやめることになります。

中でもポイントになるのが「早寝」と「長寝」の対策です。
具体的な対策として、ベッドにいる時間を
実際の平均睡眠時間に合わせて、制限するという「睡眠制限法」が有効です。
強制的に「早寝」と「長寝」を防ぐことから睡眠制限法と呼びます。

具体的には、「睡眠日誌」をつけるところから始めます。
就寝時刻(ベッドに入った時刻)、実際に寝入った時刻、
途中で目が覚めた時刻と持続時間、起床時刻(起きた時刻)。

以上の数字を起床直後にメモし、あとから実際に眠った時間をグラフにします。
昼寝をした場合は、その時間も入れておきましょう。

この睡眠日誌を2週間つけて、中途覚醒を引いた毎日の平均睡眠時間を計算します。

ここでは仮に、計算して分かった平均睡眠時間が5時間半だったとしましょう。
ベッドにいる時間は、プラス30分~1時間(高齢者や持病がある人は1時間)、
高齢者であれば1時間を足して、6時間半になります。

朝6時に起きるのなら、23時半に就寝し、ベッドにはきっかり6時間半しか、いてはいけません。

「ポイントは、どんなにつらくても決めた就寝時間まで寝ないことです」(三島さん)。
そして、眠かったとしても、とにかく就寝から6時間半(上記の例の場合)たったらベッドから出ます。
昼寝は夜の睡眠に影響するので、できるだけしないようにしましょう。

この記事は、「『誤った3つの習慣』を続ける限り中途覚醒はなくならない」
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/19/080700026/082200003/
(執筆:伊藤和弘=フリーランスライター)を基に作成しました。

[日経Gooday2020年11月30日付記事を再構成]・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、睡眠医学の第一人者である秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座教授の三島和夫さんより、
《・・ 夜中に目覚める「中途覚醒」 やってはダメ3つの習慣・・ 》、
多々教示され、やがて私は微苦笑を重ねたりした・・。

ここ一週間、布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の6時ぐらいが多くなっている。

こうした中で、現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。

そして目覚めた時、ぼんやりと昨日は・・と思い浮かべたり、
今日は・・と予定事項を思い浮かべたりしている。

まもなく15分ぐらい過ぎた時、オシッコだ、と感じて、布団から起きだすことが多くなっている。
       
しかしながら、まだ6時かょ・・と思いながら、布団に戻ってきてしまい、
枕元で昨夜読んでいた本を開き、読み出したりする。

まもなく15分ぐらい本を読んでいた為か、疲れを感じて目を閉じているうちに、
眠ってしまった・・。

やがて30分ぐらい二度寝した後、目覚めてぼんやりとまどろんだりした・・。

                 


過ぎし日の出来事とか、これからのささやかな願いの数々が、
夢と現(うつつ)の世界を彷徨(さまよ)うようなひとときとなっている。

そしてぼんやりとして正気には程遠く、
やがて起床して、煎茶を飲んだりして、正気になり微苦笑することが多くなっている。

このように朝、目覚めてぼんやりと微睡(まどろ)む時、やがて二度寝ができることは、
貧富に関係なく、この世で最も贅沢なひととき、と私は微笑んだりしている。

こうした私の実態が、いつの日にか介護にお世話になる時まで、
続けられれば・・と微苦笑したりしている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金木犀(キンモクセイ)、都心の郊外は早くも散り終わり、私は戸惑いながら・・。

2021-09-19 15:17:33 | ささやかな古稀からの思い
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢の親に教えるスマホ操作の基本、こっそりと時代遅れの私は学び、やがて微苦笑をして・・。

2021-09-18 13:52:39 | ささやかな古稀からの思い
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス対策、連休中の移動自粛を・・、高齢者の私は学び、微苦笑して・・。

2021-09-17 12:53:23 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。


もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。




そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうして過ごしてきた私は、新コロナウィルスの烈風下、
苦手なマスクを初めて付けて、人影の少ない処を配慮して、歩いてきた・・。



ここ数週間は、夏の香りを残している情景に愛惜したり、
初秋の情景に見惚れたりして、身も心もゆだねて歩いたりした。







昨夜、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中、

『 連休中の移動自粛を 首都圏4知事が呼び掛け 』、
と題された見出しを見たりした。

過ぎし昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。



こうした中で、
私はワクチン接種に関して、
1回目は、6月5日、そして2回目は3週間後の6月26日に、接種を受けたりした・・。

この間、ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授がテレビに出演されて、
私は多々教示されたりした。

何かしらワクチンは2回接種したとしても、
必ずしも100%感染を抑えるわけではないので、
安心して・・あちこち外出していいわけではない。
油断しては、いけない、と私は視聴したりした・・。

こうしたことを学んできた私は、国民の多くがワクチン接種終え、
お互いに自粛すれば、やがて新型ウィルスの烈風が終息化となる・・。

このような希望を秘めてきた私は、何かしら国民の半分は自粛しているが、
残りの半分ぐらいは自粛疲れで、
レジャー、旅行、人出の多い街に遊びなどで、自在に過ごしている、
とテレビのニュースで知り、小心者の私は動顛してきた。

しかしながら私も家内も自粛疲れで、ときおり閉塞感を感じる時もあり、
コロナが終息したら、国内旅行に行こうよねぇ・・合言葉のように過ごしている。



このような心情を秘めている私は、《・・連休中の移動自粛を 首都圏4知事が呼び掛け・・》、
幾たびの自粛要請に、またかょ・・と思いながらも、
やはり都心の郊外に住む私は、無力ながらも責務を感じて、
記事を読んでしまった・・。

この記事は、時事通信社の公式サイトの【JIJI.COM】に於いて、
9月16日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・
東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県知事は16日、
新型コロナウイルス対策に関するテレビ会議を開き、
連休中の外出や都県をまたぐ移動を控えるよう都民や県民に求める共同メッセージをまとめた。

政府の分科会は、感染拡大を防ぐために、
感染リスクが高まる「5つの場面」を避けるよう呼び掛けています。

 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、「 連休中の移動自粛を 首都圏4知事が呼び掛け 」、
私は学びながら、幾たびの自粛要請に、勘弁して欲しいょ、とボヤいたりして、
微苦笑を重ねたりした・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント”、私は学び、多々教示させられて・・。

2021-09-16 15:32:27 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【文春オンライン】を見ている中、
『「超高齢社会」なのに「介護後進国」!?
     日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント” 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

               
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。



今回、《・・日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント”・・》と読み、
どのようなことですか、と思いながら、真摯に学びたく、記事を精読してしまった。
      

《・・少子高齢化が深刻化し、高齢化率が21%を超える「超高齢社会」を迎えた日本は、
誰もが介護とは、無縁ではいられない社会だ。
しかし、介護についての有益な情報が広く知れ渡っているとは言い難い。

ここでは、リハビリ専門デイサービス「リタポンテ」を運営する
神戸利文氏、上村理絵氏による著書『道路を渡れない老人たち』(アスコム)の一部を抜粋。
高齢者が幸せに生きるために大切な3つのポイントを紹介する。

◆◆

☆なぜ介護をする必要があるのか?

ここからは、支援のやり方に、相当な課題があるということについて、
お話ししていけたらと思います。

まず、前提として知っておいてほしいのが、
残念ながら、日本は娯楽、福祉偏重型介護の介護後進国だということです。

あれこれと、施策をほどこし、立派な建物や機器を揃えていますが、
現状、体制、人材の育成の面で十分には整っていません。

本人の社会的な自立を後回しにした、
一時的な家族の負担軽減のみを重視している短絡的な介護を提案され、
それに従ったためにどんどんと身体が弱っていった方。

「今度また誤嚥性肺炎になったら生命の危険だ」という医師の意見に従って、
胃ろうというお腹に小さな穴を開けて胃までチューブを通し、
そこから栄養を摂る方法にして、食べる楽しみを奪われた方。

もちろん、そのような処置をすれば、どうなるのかをきちんと理解したうえで、
本人や家族が希望してそのような処置をしたのなら、それはそれでいいと思います。


☆介護は何のためにするのか

しかし、どうなるかを知らずに、ケアマネジャーや医師が言ったとおりに実行して、
事の重大さに後から気づき「これで良かったのか」と悩み、
後悔しているケースも、少なからず見受けられるのです。

そもそも介護は、何のためにするのでしょうか?

介護保険制度の大本となる1997年に成立した「介護保険法」の第一章、
第一条にはこうあります。

「この法律は、加齢に伴って、生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、
入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、
これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、

必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、
国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、
その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、
もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。」


これを簡潔にいえば、高齢者の基本的人権を尊重し、
その人権を「護る」ために社会が「介入」することが、介護によって行われるべき支援である
といえるのではないでしょうか。

いうまでもなく、基本的人権は、生まれながらにして誰もが持っているべき権利であり、
社会生活を送るうえで重要なものです。

それが、高齢者だからといって、守られなくていいというわけではありません。

しかし現状の介護支援では、そこが抜け落ちているケースによく出会います。



☆トイレにすら行けないのに、ほうっておかれる人たち

在宅で介護をする場合、介護者が困りごとや、負担に感じやすいのが、
排泄の支援です。

また、介護される人も、自身の尊厳にかかわると考えがちなため、
できるだけ失敗しないつもりで頑張ります。

そうした事情から、時として、トイレの介助支援が、なおざりにされるケースがあります。

こんなことがありました。

東京都中野区にお住まいだった中川さん(80代女性・仮名)も、以前、そうした状況に置かれていたのです。

中川さんは、廃用症候群(生活不活発病)の状態になっていました。

廃用症候群とは、何らかの理由で、長期間安静を続けることにより、
身体機能の大幅な低下や、精神状態に悪影響をもたらす症状のことです。

具体的な症状としては、筋萎縮、拘縮(なんらかの原因で、関節が正常な範囲で動かせなくなってしまった状態)、
骨萎縮などの運動器障がい、誤嚥性肺炎、心機能低下、血栓塞栓症などの循環・呼吸器障がい、
うつ状態、せん妄、見当識障がいなどの自律神経・精神障がいが見られます。



☆立って歩くことができず、家の中は荒れ放題

中川さんは、ご主人を亡くされた精神的ショックから、何もやる気が起こらなくなり、
ほとんどの時間を自宅の布団の上で過ごしていたために、
廃用症候群になってしまったのです。

その中川さんが、私たちのデイサービスでリハビリを受けることになり、
スタッフが、車で自宅までお迎えにあがりました。

中川さんのお宅に到着して、ドアを開けると、
ご本人は、這はうようにして、玄関まで出てこられたのです。
拘縮のせいで足首が動かず、立って歩くことができなくなっていました。

そうした状態にもかかわらず、中川さんは一人暮らしを続けていたので、
家の中は荒れ放題でした。
お世辞にも、衛生的とはいえない環境です。

何しろ自由に動けないので、必要なものも、ゴミも、
身の回りに一緒くたに置かれています。


☆食品、調理器具、残飯、さまざまなゴミ……。

それらに混じって、使用済みの紙おむつがありました。

廃用症候群が進み、1人でトイレに行けなくなった中川さんは、
介護用の紙おむつを使用され、それを漏れないように重ねばきをして、
用を足していたのです。

症状の進み具合を見る限り、おそらく数カ月~数年もの間、
中川さんは、紙おむつを使い続けていたのでしょう。

この時点で、私たちの施設に通うことになったのですから、
中川さんが、必ずしも孤立無援だったわけではありません。

介護の支援を担当するケアマネジャーがいなければ、
デイサービスを利用することは、できないからです。



☆リハビリの結果、自分でトイレに行けるように

正直、中川さん宅をお伺いし、初めてお話をお聞きしたとき、
基本的人権が守られている状況には、到底見えませんでした。

もちろん、いろいろな要素があったのかもしれませんが、
適切な支援がなされていなかったのではないかという疑念は、
ぬぐいさることはできません。

事実、中川さんは、この後、リハビリを懸命に取り組んだ結果、
歩行器を使い立つことができるようになり、
紙おむつは外せませんでしたが、自分でトイレに行けるようになったのです。



これは決して特別な例ではなく、長年介護支援に携わっていると、
基本的人権を守るために支援をするという、
重要な点が抜け落ちているケースによく出会います。

もちろん、そうせざるをえないケースもあるとは思いますが、
トイレに行けなくなったから、おむつをする。
脚がふらついて転倒が、怖いから、動かさない。

そういったマニュアル化した短絡的な支援を提案する専門職が多いように見受けられます。

これはそのような場合に支援をするための人材、施設の体制や支援が
しっかりと揃っていないからです。
正しい情報の提供も十分ではありません。

これから徐々に改善していくのかもしれませんが、
同じ日本で、同じ介護保険で、差異が出ることを、
成熟期のこの国は、どう考えているのでしょうか。

今がこのような状況だからこそ、日本は介護後進国であるという認識を持って、
自分たちの幸せな老後を守るために、必要な情報、知識を身につけて予防していき、
後悔しない人生の選択をするようにしていただきたいのです。



☆支援をとことん利用する意識

では、もっと具体的に、間違った介護支援で、
不幸にならないためにはどうすればいいか、話していきます。

これは今、介護をしている人にとっても、
これから介護が必要な年齢に、ご自身や家族がなる方、両方に大切なことです。
それは次の3つです。

 ・支援をとことん利用する。

 ・情報を集め、他人に任せず、本人もしくは、家族が考えて選択して行動する。

 ・身体機能を維持させることを第一に考える。

1つひとつ説明していきます。

まず、「支援をとことん利用する」という意識を持ってください。



☆介護支援の難点

介護保険という保険制度を利用することで、
多くの人が、介護支援を受けられる制度があります。

これは、40歳になると、自動的に保険料を支払うようになるものです。
ですから、利用するのは、当然の権利といっていいでしょう。

また、粗大ゴミを自宅の前で回収してくれたり、
交通機関の利用料金が安くなったりと、
さまざまな自治体などのサービスもあります
(公開されていないものも多く、非常にわかりにくいのが難点ですが・・・)。

ただ、これらは、自分で申請しないと活用できません。
忘れずに申請をする必要があります。


☆親の面倒は、子どもが見なくてはならないという幻想

また、自分の親のことは、自分がよくわかっている、
自分の親のことなのだから、子どもが面倒を見なくてはならない、
自分のことをよくわかっている子どもたちに面倒を見てほしいと、
そのような支援を受けない人も、少なからずいます。

もちろん、家族のことをよくわかっているのは、家族なのかもしれませんが、
だからといって、そこに固執するのは、
本人や家族にとって、本当に幸せなことなのかというと、そうではないと私は考えます。

なぜなら、特に高齢者の身体機能の維持には、専門職の意見は欠かせません。
ほとんどの人が、初めての介護になる一方で、
いろいろな高齢者の身体を見てきた人の知見は、必ず役に立ちます。

また、介護する家族の人生も、同様に大切な人生です。

介護が負担になって、追い込まれるようなことがあってはいけません。
そうならないための介護保険制度です。

ぜひ、介護支援を利用することを当然のように第一の選択として、
家族も本人も考えてください。



☆足腰だけじゃない、嚥下機能の低下を改善する

歩行機能も大切ですが、噛んだり、飲み込んだり、ものを食べる機能も、非常に大切です。
これらの機能も、ほかと同じく年齢とともに、弱っていきますが、
弱ったことになかなか気づきにくいのが特徴です。

突然ですが、30秒間でツバを3回飲み込んでみてください。

もし、できなかったら、嚥下機能(物を飲み込む機能)が衰えている可能性が高いです。

なぜ大切なのか。
それは、人間の身体は、食べ物から栄養素をもらってできているからです。

噛んだり飲んだりする機能が落ちることで、
食べ物がうまく消化されず、栄養があまり吸収されなくなることもありますし、
食べるのがつらくなるために量が減り、
栄養が不十分になり健康を害している高齢者もたくさんいます。


☆85歳以上の女性は、約3割が低栄養傾向

厚生労働省が2019年に行った「国民健康・栄養調査」によると、
65歳以上の低栄養傾向(BMI20以下)の割合は、16.8%(男性12.9%、女性20.7%)。
さらに、85歳以上の女性は、約3割が低栄養傾向にあるとあります。

この飽食の日本において、飢餓状態の人が、これだけいるのです。

だからこそ、私どもの施設には、STという口腔機能のリハビリテーションの専門職がいて、
必要な方には、嚥下機能を低下させない、リハビリも行うようにしています。

高齢者が、食べたり飲んだりする機能が、弱まることを如実に表しているのが、
毎年、お正月のころの、もちをのどに詰まらせて救急搬送される事故のニュースです。

東京消防庁の発表によると、2021(令和3)年の元日夕方までに、
もちをのどに詰まらせて救急搬送された人は5人。

そのうちの1人が死亡し、ほかの4人も心肺停止などの重体です。

団子なども含む、もちによる窒息事故は、1月と12月に集中しています。



☆誤嚥を起こす原因

東京消防庁の調査では、2015年から2019年までの5年間に
東京都内で団子などを含むもちによる窒息事故で救急搬送された人は、
1月が最多で177人、12月が63人でそれに次ぎ、2月の41人、11月の33人と続きます。

実は、こうしたもちによる窒息事故の被害者の多くが、高齢者です。

東京消防庁のデータによれば、2015年から2019年までの5年間に
もちが原因の窒息事故で救急搬送された463人のうち、65歳以上の高齢者は412人。

なんと、全体の9割近くを占めています。
なぜ、高齢者は、それ以外の年齢層の人に比べて、これほどもちをのどに詰まらせやすいのでしょうか?

最大の原因は、飲食物を飲み込むための嚥下機能が、高齢になると低下するからです。
人間は、ものを飲み込む直前に息を止め、その直後に息を吐くことで、気道をふさいで、
食道に食べ物を通します。

この動作がスムーズに行われなくなると、食べ物が誤って気道に入る誤嚥を起こします。


☆年齢を重ねるにつれ嚥下機能が低下

健康な人でも、50代になると、飲み物や唾液が食道のほうに流れず、
思わずむせてしまったという経験がある人も少なくないでしょう。

そんなときには、誤嚥を起こしかけているのです。
人は年齢を重ねるにつれ、口やのどの周辺の筋肉、神経が衰えていきます。
その結果、嚥下機能が低下して、誤嚥を起こしやすくなるのです。

液体ならまだしも、もちのような粘り気の強い固体を誤嚥すれば、ただでは済みません。
こうして、本来ならおめでたいはずの新年早々に、
高齢者が、もちをのどに詰まらせて、救急搬送されるという悲劇が繰り返されるのです。



☆悲劇を繰り返さないためには、口腔ケアの充実が必要

身体の衰えは、脚、そして口からやってきます。

口の健康を維持することができれば、全身の健康の維持にもつながるのです。
これを防ぐためには、2つの種類の口腔ケアをしなければなりません。

つは、口の中の細菌や汚れを取り除くケア。
もう1つは、嚥下機能をはじめとする、口の機能を維持・向上させるケアです。

口の中の細菌や汚れを取り除くことは、
特に誤嚥によって口の中の細菌が、気管から肺に侵入する誤嚥性肺炎のリスクを
避けるうえでも重要です。

この誤嚥性肺炎で、年間4万人の高齢者が命を落としているといわれています。

また、口の機能を維持・向上させることは、
「食べる」という観点から、誤嚥や低栄養を防ぐ働きがあります。

さらに、「話す」という観点では、コミュニケーションやモチベーションを保たせることで、
うつや認知症のリスクを低減させるのです。



☆口腔ケアの重要性は、あまりにも認知されておらず・・・。

ところが、これほど重要な役割を果たしている口に関して、
介護の現場での口腔ケアの実態は、はかばかしいものではありません。

4万数千あるデイサービスのうち、
口腔機能向上加算(噛めない、飲み込めないといった口腔機能が低下している人に、
改善を目指したサービスを提供した場合に算定する加算。
加算することで、介護保険から業者にその分のお金が支払われる)を得ているのは、わずかに6%台。

つまり、デイサービス全体のうち、6%の施設しか、口腔ケアを実施していないのです。

ましてや、本来ならば口腔のリハビリテーション専門職であるSTや
歯科衛生士が機能改善管理指導計画を作成したうえで、
サービスを提供し、定期的に記録・評価をするものですが、
実際には専門外の看護師が行っているケースが多いのです。

世間一般だけでなく、介護業界にさえ、口腔ケアの重要性は、あまりにも認知されていません。
それが広く認知され、デイサービスで正しい口腔ケアを受けるのが、当たり前の世の中がこない限り、
もちをのどに詰まらせる高齢者は、今後もあとをたたないでしょう。


介護保険でも、口腔ケアは受けられます。

介護支援の1つに、ぜひ忘れずに入れてほしいものです。
また、「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を各5回ずつ、大きな声で連続ではっきりと発声したり、
早口言葉を言ったりすると、口周りの筋肉を鍛えられるので、
日々の生活の中で心がけてみてはいかがでしょうか。



☆食事によって身体機能を失う老人たち

口腔ケアの大切さを述べたうえで、もう1つ重要なのが、食事です。

先ほど「栄養が足りていない85歳以上の女性が約3割いる」と述べましたが、
明らかに栄養が足りない食事をしている方が、高齢者で多く見受けられます。

身体機能を司る筋肉は、運動をするだけでつくわけではありません。
きちんとした栄養があって、初めてつくものです。

以前、こんなことがありました。
リタポンテに通っていて、真面目にリハビリに打ち込んでいるのに、
どうしても身体機能が上がってこない方がいらっしゃいました。

何が原因なのだろうといろいろ考え、本人にもいろいろと生活の面で聞いたところ、
食事に問題があることがわかったのです。


☆一食ごとに栄養のあるものを食べることの重要性

おかし、特にポテトチップスが大好きで、食事と食事の合間に、ついついつまむ。
そうすると、おなかが減らないので、菓子パンなどで、簡単に食事を済ましていたのです。

特に、高齢になってくると、お腹が減りにくくなります。
若いときほど、量も食べられません。

だからこそ、一食ごとに、栄養のあるものを、しっかりと食べることが必要です。

特に、大切なのは肉類。
筋肉をつくるたんぱく質が、たっぷり含まれています。

もし、肉を食べるのが負担だというのであれば、
プロテインなどのたんぱく質補助食品を摂取するというのも1つの手です。

たんぱく質をとる。
それが、リハビリとともに、身体機能を弱らせないための1つのキーワードになります。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、リハビリ専門デイサービス「リタポンテ」を運営する神戸利文さん、
そして上村理絵さんのお二人により、
《・・日本で幸せな老後を送るために知っておきたい“3つのポイント”・・》、
具体的な実例と共に、多々教示されたりした。

もとより誰しも齢を重ねれば、体力も衰え、殆どの御方はやがて介護に・・、
私は、家内が独り住まいの家内の母に関して、『要介護・3』になるまでの実態を、
私なりに多くを学んでいるので、今回の丁重な記事も多々実感させられながら、
学んだりした。

何よりも私たち夫婦は、心身元気なうちに、介護の多岐に及ぶことを学んでいけば、
いざ晩年期にやがて『要支援』から『要介護』まで、
少しは自身が困苦することが少なく対処でき、
戸惑うことが少ないと思われ、学んでいるの実態となっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 特殊詐欺は他人ごとではない?  知っておきたい対処法、私は真摯に学び、多々教示させられて・・。

2021-09-15 15:52:54 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
無念ながら私は齢を重ねると、頭脳明晰には程遠く、
テレビのニュースなどで、《・・特殊詐欺に寄り、高齢者は被害・・》などを視聴したりすると、
大変にお気の毒・・と思いながら、憂いたりしている。

そして我が家でも、特殊詐欺に遭遇して、人生の晩秋期に困苦したくなく、
今回、《・・特殊詐欺 知っておきたい対処法・・》を真摯に学びたく、
記事を読んでしまった。



この記事は、ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士の宮﨑真紀子さんの寄稿文であり、
ファイナンシャルフィールド】に於いて、8月12日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・オレオレ詐欺に代表される特殊詐欺事件は、相変わらず横行しています。
私は大丈夫! とタカをくくっている人ほど、実はだまされやすいそうです。

手口は巧妙になっているようですが、対処法などについて考えます。

☆みんなが思っている「私は大丈夫!」

消費者庁の告知チラシによると、
コロナ禍における詐欺・トラブルに遭った約80%の人が
「自分は大丈夫」と思っていたそうです(※1)。

 
これまで多発していたオレオレ詐欺に加えて、
在宅時間の増加で利用する機会が増えたネット消費関連のトラブルや、
自治体に成りすましたコロナ詐欺など手口は、多様化しています。

 
消費者庁のホームページに面白い記事を見つけましたので紹介します。
“消費者被害防止! だまされやすさを測る心理傾向チェック!”というもので、
簡単な質問に答えることで「だまされやすさ」を自己診断できます(※2)。

 
自分の弱点を知っておくことで、
いざという時に冷静な判断ができるかもしれません。

だまされやすい性格か? の判断だけでなく、
取りあえず試してみる価値はあると思います。
どのような手口に弱いのかが分かれば、危険を回避しやすくなるかもしれません。

 

☆独りで悩まず、まず相談

悪質なトラブルに「送りつけ商法」というものがあります。
これは注文していないのに勝手に商品を送りつけてきて、
代金を支払わせるものです。

 
「何かな」と思い、小包を開封したら
中には請求書が同封されていて、支払いを求められたり、
電話でしつこく請求されたりするものです。

 
改正された特定商取引法では、一方的に商品を送りつけられた場合、
これまでは14日間保管後処分するようになっていたものが、
直ちに処分できるようになりました。

 
消費者庁では、このような悪徳商法の対応として3カ条を示しています。
 
(1)商品は直ちに処分可能
    注文や契約をしていないにもかかわらず、
    金銭を得ようとして、一方的に送り付けられた商品については、
    消費者は直ちに処分できます。

 
(2)事業者から金銭を請求されても支払不要
    一方的に商品を送り付けられたとしても、金銭を支払う義務は生じません。
    また、仮に消費者がその商品を開封や処分しても、金銭の支払いは不要です。
    事業者から金銭の支払いを請求されても、応じないようにしましょう。

 
(3)誤って金銭を支払ってしまったら、すぐ相談
    一方的に送り付けられた商品の代金などを請求され、
    支払い義務があると誤解して、金銭を支払ってしまったとしても、
    その金銭については返還を請求できます。

    対応に困ったら、消費者ホットライン188へ相談しましょう。

 
勝手に処分しても良いことや、
「金銭を支払う義務は生じません」という文言をみると、
とても安心できるのではないでしょうか。

 
商品を受け取ってしまったら、こちらに非がなくても、落ち着かない気分になります。
その弱気に付け込まれて、だまされる人が多いのだと思います。
(3)にある消費者ホットライン(局番なし)188を知っておくと、少し冷静になれそうです。

☆自動通話録音・留守番電話機能などで対処

警察庁の報告によると、被害者への欺罔(ぎもう)手段として
最初に用いられたツールは、電話が86.9%だそうです。
そこで有効な対策の1つに、電話の自動通話録音機の設置があります。

 
自動通話録音機の貸し出しを行っている自治体も増えています。
大田区の場合の概要は、以下のとおりです。

 

 
数に限りがあるので、事前に問い合わせが必要なのですが、
このような制度は、大いに利用すると良いと思います。

警告メッセージが流れることで、抑止力になります。
お住まいの自治体に確認されると良いと思います。

 
自動通話録音機以外の方法としては、

  (1)常に留守番電話に設定しておき、録音内容を聞いて、相手を確認した上で、電話に出る

  (2)ナンバーディスプレイ機能を活用し、電話番号から相手を確認した上で、電話に出る

などを実践している方も多いです。
 
また、自動通話録音機等の機能を内蔵した電話機もあり、
家電量販店で購入できますので、買い替えの時は機種選びの参考にすると良いと思います。

 
筆者の知人は、90歳代のご両親と同居されています。
いきなり1万6500円の干物が送られてきたそうです。

ご両親と業者の間で、何らかのやり取りがあったかどうかは、未確認です。
これを機に、ご両親が使っていた固定電話を休止されたとか。
この対処法も一案です。

自分の資産を守る対策を真剣に考える必要がありそうです。

 
(※1)消費者庁「便乗悪質商法の注意喚起!」
(※2)消費者庁「消費者被害防止! だまされやすさを測る心理傾向チェック」
 
(出典)
警察庁「令和2年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(確定値版)」
大田区ホームページ 
                                  ・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士の宮﨑真紀子さんの寄稿文より、
《・・特殊詐欺 知っておきたい対処法・・》を学び、多々教示されたりした・・。

特に、《・・消費者庁では、このような悪徳商法の対応として3カ条
 
(1)商品は直ちに処分可能
    注文や契約をしていないにもかかわらず、
    金銭を得ようとして、一方的に送り付けられた商品については、
    消費者は直ちに処分できます。
 
(2)事業者から金銭を請求されても支払不要
    一方的に商品を送り付けられたとしても、金銭を支払う義務は生じません。
    また、仮に消費者がその商品を開封や処分しても、金銭の支払いは不要です。
    事業者から金銭の支払いを請求されても、応じないようにしましょう。
 
(3)誤って金銭を支払ってしまったら、すぐ相談
    一方的に送り付けられた商品の代金などを請求され、
    支払い義務があると誤解して、金銭を支払ってしまったとしても、
    その金銭については返還を請求できます。

    対応に困ったら、消費者ホットライン188へ相談しましょう。・・》

こうした対処の原則を学び、私は苦笑しながら、
勇気百倍・・と微笑んでしまった。

もとより我が家は、それなりに明記はできないけれど、
対処をしている。

もとより人生の晩年期に、困苦したくないからである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に、生活習慣の「意外な落とし穴」、私は学び・・。

2021-09-14 15:02:49 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
頼れる子供もいないので、在宅介護は難題と思い、やむなく介護施設にお世話になると思われる。

               
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年近くを過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。



今回、《・・健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に・・・》と読み、
どうして88歳の健康な男性が、どうして「ほぼ寝たきり・要介護」に、
動顛したりして、やがて謙虚に学びたく、記事を精読してしまった。
      

この記事は、経済ジャーナリストの酒井 富士子さんの寄稿文であり、
在宅介護について、3つのケースが記載され、【 現代ビジネス 】に於いて、
9月13日に配信されていた。

この中のひとつとして、『 健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に 』、
無断ながら転載させて頂く。 

《・・「在宅介護」と聞くと、どのようなイメージを抱くだろうか。

子育てや仕事などで、日々の暮らしに忙しい世代にとっては、
そもそも「あり得ない選択肢」かもしれない。

 
☆近くに住む寝たきりの父を別居介護

都内に住む佐久間翔子さん(仮名・58歳)は、
歩行や排せつが困難になった父親の深澤亮平さん(仮名・88歳)を介護するため、
神奈川県の実家へ通っている。

亮平さんは、退職から20年余り、多くの時間を2階の自室で過ごしていたことから、
徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難になった。

「基礎疾患はないのに、家でゴロゴロ過ごしているうちに、足腰が弱くなっていきました。
トイレまで間に合わないことも増え、後片付けに苦労している母を見かねて、
要介護認定の申請を勧めました。
でも父が、怒ってしまって・・・」(佐久間翔子さん)

佐久間さんも、このことがきっかけとなって、
一時疎遠になってしまったという。


「しばらくして、弟から『もう1回実家に行ってみよう』という提案があって、
父と久しぶりに話をしました。

そうしたら、要介護認定の件も、すぐに同意してくれて。
外出時、転んですぐに起き上がれないことがあって、本人もマズいと感じていたようです」(同上)

病気の後遺症などで、介護が必要になるケースと違い、
加齢で老化が徐々に進行して、介護が必要になるという場合だと、
本人が自覚するまでに、時間がかかることもある。

佐久間さんのようにあきらめずに、何度か説得を試みるのがいいだろう。

公的介護サービスを利用して、サポートを受けられるようになれば、
これまで通り暮らしていけるだろう、と思っていた佐久間さん。



しかし、現実は、その反対。
自宅内であれば、自分で移動できていたのに、
急速にADL(Activities of Daily Living、日常生活動作)が難しくなり、
ほぼ寝きりの状態になってしまったという。

「母は持病があり、介護をすべて任せるのは難しいため、
私と弟で介護をすることに決めました」(同上)

佐久間さんは休職中、弟はリモートワークが可能という状況だったこともあり、
交代で実家に泊まり込み介護をすることになった。

同居している母がいるからと、介護を1人に任せきりにするのではなく、
佐久間さんのように、家族全員で協力しながら介護を分担できれば、
介護する側の負担を軽くすることができる。

一日中、誰かが必ず在宅する必要があるため、
1週間のうち、日曜日の夜〜水曜日の夕方は佐久間さん、
水曜日の夕方〜月曜日の午前中は弟が、交代で実家に滞在。

また、24時間緊急時に対応してくれる訪問看護も利用している。

 

佐久間翔子さんの1週間の介護スケジュールと費用の内訳。弟と交代で実家へ泊まり込み介護を担当している
拡大画像表示
 
 

1カ月にかかる費用は、
訪問看護・介護、介護タクシー、福祉用具レンタルなどの介護保険適用分が4万1000円。
医療費や衛生用品などの保険適用外で約6万3000円。
亮平さんは、年金収入が多く自己負担額が3割のため、在宅にもかかわらず費用が10万円と比較的高額だ。

在宅介護の費用は、施設費用に比べると安くすむとはいえ、
自己負担割合が高いことや、要介護度が進み利用する介護サービスが増えることなどから、
費用が増していくこともあるのだ。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、「健康な88歳男性が「ほぼ寝たきり・要介護」に・・、
読みながら、多々教示させられたりした。

この男性は《・・
亮平さんは、退職から20年余り、多くの時間を2階の自室で過ごしていたことから、
徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難になった。

基礎疾患はないのに、家でゴロゴロ過ごしているうちに、足腰が弱くなっていきました。・・ 》

私の知人、友人には、殆ど何かの趣味で、テニス、ゴルフ、ハイキング、フィトネスジムなど、
或いは街歩き、ドライブ、散策などをしているので、
多くの時間を2階の自室で過ごしていた、稀なケース、と私は感じたりした。

そして《・・徐々に老化現象が進行し、歩行や排泄が困難に・・
トイレまで間に合わないことも増え、後片付けに苦労している母を見かねて、
要介護認定の申請を勧めました。
でも父が、怒ってしまって・・・》、

ご高齢の愛妻と共に生活される中、こうした後片付けを愛妻にさせることに、
私より先輩の年代の中には、いると思われるが、
私は違和感を感じ、時代錯誤の御方と感じたりした。



私の心友と称している御方は、高校時代に知り合った人で、定年後に毎年一度だけ逢っている。
毎年12月の時節に、 お互いの住まいの中間点の『吉祥寺』の居酒屋で、
懇親を重ねたりしている。(昨年は新コロナ烈風の為に中止)

こうした会合は、お互いに好きなビールとかワインなどの酒を呑み、
食べたい料理を食べながら、 少なくとも4時間前後は談笑を重ねてきた。

話し合う内容は、昨今の過ごし方・・病気、親の介護、葬儀、お墓などの時もあれば、
相続でこじれている、或いは性の衰えまで、 あらゆる人生の360度のことをお互いに打ち明けて、
苦笑したり、ときには微笑んだりしている。

こうした中で、私は《・・いつの日にか・・トイレまで間に合わないことがあった時は、
こうした後片付けを愛妻にさせるいたたまれず、
いさぎよく介護施設にお世話になる時だ・・》
と私は言ったりしてきた。

今回、在宅介護に関して、私は要支援の範囲であるならば、
懸案できると思われるが、
要介護になってしまったら、身寄りの御方に大変な負担をかけるので、
やむなく介護施設にお世話になる、と思い深めている。

こうしたことは、家内が大病するまで、家内の母宅で、これに近い介護の実態を
私は聞いたりしてきたので、少しだけ学んできた。

まして《・・子育てや仕事などで、日々の暮らしに忙しい世代の息子、娘にとっては、
そもそも「あり得ない選択肢」かもしれない。・・》
こうした深情に、そうですよねえ・・同意を深めたりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「笑い」の驚くべき健康効果6つ、遅ればせながら私は多々学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2021-09-13 15:29:32 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 幻冬社ゴールドオンライン 】を見ている中で、
『 医学的・心理学的に証明された「笑い」の驚くべき健康効果6つ 』、
と題された見出しを見たりした。

 
こうした中、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人などと、
明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。


或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、
しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、
談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、お互いに談笑したりしている。

こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

しかしながら昨年の2月より、新型ウィルスの烈風で、
世の中は『三密(密集、密接、密閉)』となり、
私は生まれて初めてマスクをして、買い物、散策をしているが、
知人に逢っても、お互いに2メートル近く離れて、身振り手振りも交えて談笑している。



このように過ごしているが、
《・・医学的・心理学的に証明された「笑い」の驚くべき健康効果6つ・・》、
どのようなことなの・・と思いながら記事を読んでしまった。
 

この記事は、『人生を切り開く笑いのチカラ』上梓された
あづみハッピー歯科医院の安積 中・院長の連載寄稿文のひとつで、
【 幻冬社ゴールドオンライン 】の『健康』コーナーに於いて、
9月7日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・収入減少や年功序列・終身雇用の終焉、年金不安や健康不安、
さらにはコロナ禍・・・。

私たちは今、「笑っている場合ではない」世の中を生きています。

しかし歯科医である筆者は、「このような世の中だからこそ、笑いが必要」と語ります。
実は、医学的・心理学的にも「笑い」が心身に健康をもたらす、
と立証されていることをご存じでしょうか。

患者の笑顔を増やすことを医院の使命に掲げて、治療を行う筆者が解説します。


医学的・心理学的に証明された「笑い」の驚くべき健康効果6つ (※写真はイメージです/PIXTA)

☆「いい笑顔は心身を健康にする」と医学・心理学で証明

「いい歯で、いい笑顔」というキャッチフレーズは、
歯医者の常套句になっています。

このフレーズは、治療をすれば、健康な歯が手に入り、きれいな歯で
自信をもって笑顔になれるという意味でよく使われていますが、
「いい笑顔」で笑うことで、心身ともに健康になるということを、
日々患者と向き合うなかで感じています。

笑いは気持ちを明るくしてくれますし、
周りの人たちとのコミュニケーションも円滑にしてくれます。

これは私の持論ではなく、医学や心理学の世界でも、
その効果は立証されており、6つの効果があるとされています。

1つ目は、「幸福感が増す」という効果です。

笑うと幸せな気分になります。これは誰しも経験があるはずです。
イライラしていたり嫌なことがあったりしても、
何かの拍子に笑うと、さっきまでの不快な気持ちが薄らいだり、消えたりします。

その理由は、笑うことによって脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌されるためです。

脳内麻薬とも呼ばれているエンドルフィンには、
痛みやストレスによる苦痛を抑える作用があり、その効果はモルヒネの数倍といわれています。

マラソンをする人たちの間では、エンドルフィンはランナーズハイをもたらす要因として
知られているかもしれません。

エンドルフィンは、マラソンのように肉体や精神が極限状態に追い詰められたときに
分泌されることが多いのです。


一方で、苦痛を感じているときとは正反対の、
幸せを感じるシチュエーションでも分泌されるのが、
エンドルフィンの不思議なところです。

おいしいものを食べて満腹になったときや、温かいお風呂に入ってリラックスしているとき、
そして楽しく笑っているときにもエンドルフィンは多く分泌されるのです。



☆笑顔は「リラックス状態」に切り替わるスイッチ

2つ目は、「自律神経のバランスが整う」という効果です。

不安や恐怖、緊張などによって心にストレスが掛かると、
脳でストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌が増えます。

コルチゾールは、副腎で分泌されると、血流に乗って全身を回ることで、
「ストレスに対処しましょう」という指令を体内の臓器に伝えていきます。

例えば心臓の場合、この指令を受けると、心拍数が増えます。
その結果、血圧が上がり「心臓がドキドキする」状態になるわけです。

歯科医院で治療を受ける前などは、まさにこのような状態といえます。

また、コルチゾールは、すべての内臓や全身の血管を支配している自律神経にも
大きく影響しており、交感神経を優位に働かせます。

交感神経は、体が活発に動いているときに優位になる神経で、
血圧を上昇させたり、瞳孔を拡大させたりします。
分かりやすくいうと、心と体が興奮している状態をつくり出すのです。

一方、眠っているときやリラックスしているときは、副交感神経が優位になります。

この2種類の神経が自律神経と呼ばれるもので、
交感神経と副交感神経がうまくオンとオフを切り替えることで、
心と体のバランスが取れるようになっています。

笑いには、体内のコルチゾールの値を下げる効果があり、
ストレスによって体が興奮状態(交感神経が優位)になったときでも、
副交感神経を優位に働かせる役割があるのです。


☆ニコッとすれば若く見え、むすっとすれば老けて見える

3つ目の笑いの効果は、「エイジングケア」になるということです。

アメリカの心理学者の研究で、笑顔と見た目の年齢について、
調査したものがあります。

ある男性モデルの3パターンの表情(無表情、小さく笑った顔、歯を見せて笑った顔)を写真に撮り、
その写真を見た人に「何歳に見えるか」を聞くというものです。

その結果、無表情の写真は、平均55歳でしたが、少し笑うだけで53歳、
歯を見せて笑った表情は、52歳に見えるという結果になりました。

個人差はあるでしょうが、笑うだけで3歳も、若く見えることが分かったのです。

実生活においても、ニコニコしている人が若々しく見え、
無表情でむすっとしている人が、実年齢よりも老けて見える
と感じたことがある人も多いと思います。

そもそも人は、年を取るほど笑う回数が減っていくことが分かっています。
子どもはどれくらい笑うかというと、その数、なんと1日400回といわれています。

1日400回ということは、起きている時間を半日程度としても
およそ2分に1回のペースで笑っていることになります。

「ああ、子どもの頃は楽しかったなあ」
そう感じる人もいることでしょう。

2分に1回笑っているのですから、楽しいはずなのです。
しかし、年を取ると笑う回数が減っていき、
20代で1日20回ほど、50代で10回未満、70代では1、2回まで減ります。

私のホームグラウンドでもある笑いの聖地・大阪でも、
40代男性の5人に1人は「週に1回も笑わない」というデータがあります。

これらの調査結果から、年を取るにつれて笑わなくなり、
笑わないから、さらに実年齢よりも老けて見えるという悪循環がある
ということが分かるのです。


☆笑うだけで「免疫力」が即アップ

4つ目の笑いの効果は、「免疫力がアップ」するということです。

笑いの健康面での効果では、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が
活性化されることが解明されています。

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)というのは白血球の一種で、
がん細胞などを退治する自然治癒力をもつ細胞です。

人の体内では、健康な人であっても、1日に数千個ものがん細胞が発生しています。
しかし、人は生まれながらにナチュラルキラー細胞(NK細胞)をもっているため、
これらががん細胞を死滅させているのです。

つまり、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化している人ほど、
がんになりにくく、健康でいられるということです。

笑いがナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化することは、
多くの実験によって証明されています。

その一つが、大阪ミナミにある「なんばグランド花月」で行われた実験です。
知らない方のために説明しておくと、なんばグランド花月は
吉本興業が運営する大阪では、知名度ナンバーワンのお笑い劇場です。

この聖地で実験を取り仕切ったのは、がん研究の名医である伊丹仁朗先生です。

がんや心臓病を患っている人を含む19人に漫才や新喜劇を見て笑ってもらい、
免疫機能にどう影響するかを調べるという内容でした。

実験では、まず被験者に3時間大笑いしてもらいます。
その前後に採血してナチュラルキラー細胞(NK細胞)の数値を測定します。

結果、漫才や新喜劇の鑑賞前にナチュラルキラー細胞(NK細胞)活性の数値が低かった人は、
鑑賞後には正常範囲まで増加していました。

このことから、笑いには、免疫力向上やがん予防の効果が期待できることが分かり、
しかも、即効性があることも分かりました。
笑いは、精神的な安定をもたらすだけでなく、肉体的にも健康増進につながる重要なものなのです。


☆退屈な日と笑った日とでは「血糖値」に大きな差

5つ目の効果として挙げられるのは、「血流と血糖値が良くなる」ということです。

笑うと、通常よりも呼吸の回数が増えます。
また、思い切り笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と近い状態になるため、
通常時の呼吸(胸式呼吸)と比べて、体内に取り入れる酸素の量や、
体外に排出する二酸化炭素の量が増えます。

体内に取り込む酸素の量が増えることで、血流が良くなり、新陳代謝が活発になります。
加えて笑いには、血糖値を下げる効果もあるといわれています。

また、大笑いすると、お腹が痛くなることからも分かるとおり、
腹式呼吸に近い状態で呼吸することで、腹筋や横隔膜の運動にもなります。

笑顔をつくるための顔の筋肉の一つである表情筋も鍛えられますし、
笑いと筋肉の運動でカロリーが消費されるため、
多少ですがダイエットにもつながるのです。

血糖値については、村上和雄先生が行った実験で、
2型糖尿病を患っている人に漫才を見てもらい、血糖値の変化を調べたものがあります。

被験者には、まず、食後に退屈な講義を聞いてもらい、そのときの血糖値を調べます。
翌日は食後にB&B(「もみじまんじゅう」で一世を風靡〔ふうび〕したコンビです)の漫才で笑ってもらい、
血糖値を調べます。

この結果を比べたところ、漫才を聞いた日のほうが
血糖値の上昇が大幅に抑えられていたことが確認できました。



☆面白いと感じたり、笑ったりすると「脳の働き」が向上

6つ目の効果として、笑いによって「脳の働きが良くなる」ことも分かっています。

血流が良くなることは、脳にとっても重要なポイントです。
脳は、最も酸素を消費する器官です。

言い換えると、脳は最も酸欠に弱い器官で、
例えば、ストレスを受けたときなどには、呼吸が浅くなることによって、
体内の酸素を大量に消費してしまい、働きが低下します。

眠いときやぼーっとしているときに出るあくびも、
脳の酸欠状態を示す現象の一つといわれ、
こういう状態のときも、脳の機能が低下しています。

この状態を脱するには、脳に酸素を供給する必要があり、
その酸素は血液によって運ばれます。

つまり、笑って血流が良くなることにより、
脳に運ばれる酸素の量が増え、脳が活性化するというわけです。

笑いと脳内の酸素について調べた実験も数多く行われています。
ある病院では、脳疾患がある患者に落語を聞いてもらい、その前後で脳の血流量を調べました。

その結果、6割以上の人の血流量が増加したことが分かりました。
また、血流量が増えたのは落語を聞いて笑った人で、
つまらないと感じた人、面白くないと感じた人たちの血流量は増えない、または減っていました。

このことから分かるのは、血流量を増やすために重要なのは落語を聞くことではなく、
落語を聞いて面白いと思ったかどうか、
つまり、面白いと思ったり、笑ったりすることが大事ということなのです。

笑いと脳については、もう一つ大事なポイントがあります。
それは、笑うと脳のアルファ波とベータ波が増えるということです。

脳は、リラックスしているときに、アルファ波が現れ、
考えごとなどをしているときに、ベータ波が現れます。

また、脳の機能が低下しているときには、デルタ波とシータ波が現れます。
前述した落語の実験では、笑った人の脳内で、アルファ波とベータ波が増えました。

つまり、笑いによって脳は、リラックスした状態にも、
考えごとなどができる状態にもなるということです。


☆世界一長寿の男性に取材したら…超長寿のワケに納得

6つの笑いの効果のほかにも、笑いによって糖尿病が改善した、認知症が軽減した、
リウマチが改善したなど、研究や実験の報告はたくさんあります。

それらも踏まえていえることは、笑いは、脳にも体にも良く、精神的にも良い
万能薬のような効能ももっているということです。

当然、心身ともに健康であるほど、人生は豊かになります。
また、笑いは場の雰囲気を明るくしますし、笑顔は相手を安心させ、心地よくさせます。

そう考えると、笑いを増やすことは、世の中を良くしていくことと言っても
決して過言ではありません。
古今東西、笑いながら戦争した人はいないのです。

 

ここで泉重千代さんという人物のエピソードを紹介します。
泉重千代さんは、鹿児島の徳之島出身の男性で、
世界最長寿でギネスブックに認定されたことがある方です
(現在は出生時の証明が不明瞭という理由でギネス認定はされていません)。

その泉さんが、長寿の秘訣を聞かれたインタビューで、こんなふうに答えたという話があります。
以下、レポーターと泉さんのやりとりです。

レポーター「長寿の秘訣は、なんですか?」

泉さん「酒と女かのお」

レポーター「お酒は、何を飲むのですか?」

泉さん「黒糖焼酎を薄めて、飲むんじゃ」

レポーター「女性は、どういうタイプがお好きですか?」

泉さん「私は甘えん坊だから、やっぱり、年上の女かのお」

もはや説明するまでもないでしょうが、世界最長寿の泉さんより、年上の女性はいません。

泉さんが、ウケを狙ったのかどうかは分かりませんが、
狙ったのだとしたら、すばらしい笑いのセンスです。

泉さんの家には、当時、長寿世界一にあやかろうと、
毎日のようにたくさんの人が訪れたそうです。

そういう人たちに、泉さんは、お酒を出してもてなしました。
楽しい人のところには、自然と人が集まります。

泉さんが元気で長生きできたのも、常に周りに人が集まり、
楽しい人生をまっとうすることができたのも、大好きなお酒、女性だけでなく、
冗談で周りを笑わせる笑いのチカラがあったからだと思います。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、あづみハッピー歯科医院の安積 中・院長の寄稿文に導かれて、
《・・「笑い」の驚くべき健康効果6つ・・》、
多々教示されたりした。

年金生活を過ごして17年生となるが、
サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。

こうした中で、今回学んだ「笑い」・・、今までと同じように、
家内や御近所の奥様、ご主人と歓談したり、友人、知人と談笑しても良いのだ、
と微笑みを重ねたりした・・。



私は何かとプラス思考であるが、ときには悲嘆した時、
談笑したり、歓談したりして、明るさを取りもどす、と思ったりした。

やがて人生の晩年期、要介護の身となり、介護して下さる御方に身をゆだねても、
心の源泉として「笑い」だけは、忘れたくないよなぁ・・と思い馳せたりした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人は、なぜ”夢”を見るのか・・夢って何?、こっそりと私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2021-09-12 13:24:40 | ささやかな古稀からの思い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小室さん親子、最大の懸念は皇室とのつながりを利用した資金集め、私は学び、憂いを深めて・・。

2021-09-11 15:17:00 | ささやかな古稀からの思い

先程、ヤフージャパンより配信されたニュースの中で、
『 小室さん親子「5つの経済的問題点」
      最大の懸念は皇室とのつながりを利用した資金集め 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳の身であるが、
皇室の眞子さまの婚約に関してテレビのニュースなどで、
或いは雑誌の記事を少しばかり読みながら、憂いたりしてきた・・。

こうした心情を秘めてきた私は、評論家の八幡和郎(やわた・かずお)さんが
『週刊新潮』の2021年9月11日号に寄稿され、
関連の【 デイリー新潮 】に於いて、9月11日に配信され、
無断であるが、転載させて頂く。



《・・
小室圭氏と眞子さまの結婚について、
私はもっとも早くから、疑問を呈して意見を発表してきた一人である。

【写真を見る】「小室圭さんと父」のツーショット写真も “行きつけ”の軽井沢にて  

眞子様と小室圭氏のロマンスが公になったのは、
2017年5月16日にNHKニュースで、秋篠宮家と近い記者が
「秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さま 大学時代の同級生・小室圭さんと婚約へ」
と特ダネとして発表したときである。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ワクチンパスポート」国内発行で暮らしはどう変わる?、 こっそりと私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2021-09-10 14:55:23 | ささやかな古稀からの思い
『 「ワクチンパスポート」国内発行で暮らしはどう変わる?
               ホテル、観光、居酒屋の“特典”表  』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく77歳になる身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
過ぎし昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしてる。



こうした中で、
私はワクチン接種に関して、
1回目は、6月5日、そして2回目は3週間後の6月26日に、接種を受けたりした・・。

この間、ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授がテレビに出演されて、
私は多々教示されたりした。

何かしらワクチンは2回接種したとしても、
必ずしも100%感染を抑えるわけではないので、
安心して・・あちこち外出していいわけではない。
油断しては、いけない、と私は視聴したりした・・。

こうしたことを学んできた私は、国民の多くがワクチン接種終え、
お互いに自粛すれば、やがて新型ウィルスの烈風が終息化となる・・。

このような希望を秘めてきた私は、過ぎし数週間前は感染は拡大するばかりで、
病床の逼迫(ひっぱく)が続く中、医療崩壊の危機となっている。

何かしら国民の半分は自粛しているが、残りの半分ぐらいは自粛疲れで、
レジャー、旅行、人出の多い街に遊びなどで、自在に過ごしている、
とテレビのニュースで知り、小心者の私は動顛してきた。

何かしら政府が、ある程度終息すれば「ワクチンパスポート」を国民に・・、
とテレビのニュースで視聴してきた。

私も家内も自粛疲れで、ときおり閉塞感があり、
コロナが終息したら、国内旅行に行こうよねぇ・・合言葉のように過ごしてきたので、
「ワクチンパスポート」って、どのようなことなのょ・・と思いながら、
記事を読んだりした。


この記事は、【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に於いて、9月10日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

 

《・・ 10月末には、国民の7割が新型コロナワクチン接種を終える見込みだ。

それに伴い、「ワクチンパスポート」(接種証明書)を活用した新しい暮らしが始まる。
政府は12月にも、オンラインでパスポートを発行する方針で、
スマートフォンにダウンロードし、飲食店などへの入店の際に、画面を提示するイメージだ。


  ◇  ◇  ◇

■スマートフォン活用案浮上

欧州連合(EU)加盟国を中心に加速する「ワクチンパスポート」。
スマホのQRコードを提示することで、
検査や隔離をせずに、入国や移動が認められるものだ。


イギリスでは、さらに9月末にもワクチンパスの運用を拡大し、
ナイトクラブやイベントの入場の際に、パスの提示が必須になる。
裏を返せば、パスがあれば日常的な活動が再開できることになる。


フランスも飲食店などの入店時に、ワクチンパスポートの提示を義務化したが、
提示することによって「バー及びレストラン」、「病院や高齢者施設への見舞い」、
「スポーツ会場」、「見本市」、「大型カジノ」、「映画館・劇場」、「図書館」、
「スポーツジム」、「クルーズ船」、「ディスコ」などへ自由に入場・参加できる。

ドイツやカナダの一部の州も、同じような仕組みだ。


「イタリアやフランスなどのEU加盟国や英国では、ワクチンパスポートによって、
レストランやバーの営業再開、1000人以上のイベント開催に踏み切りました。

日本も宴会や営業時間を気にしない飲酒が可能になり、
感染者数の多い自治体にも、移動が制限されない日常が予想されます」(旅行ジャーナリストの渡辺輝乃氏)

ワクチン接種の公的証明書で外国人受け入れ

では、日本は、今後どうなっていくのか。

政府のロードマップでは、今後は感染予防と経済活動との両輪で、
緊急事態宣言下であっても、飲食店では飲酒ができるほか、営業時間の制限緩和も認める方向。

そのために活用されるのが、「ワクチンパスポート」というわけだ。
原則12歳以上は、ワクチンパスで学校の課外活動もOK。

来春の甲子園大会は、球児全員がワクチンパスを提示して、参加することになりそうだ。
施設入場の際の検温、コンサート会場からの時間差退場も不要になるだろう。


一方、経団連もワクチンパスの提示を条件に
「2回目のワクチン接種から、2週間が経過している者は、
隔離期間を免除する(現在は入国時に14日間の隔離)」、
「ワクチンパスポートを有する外国人は、入国を認める」、
「(渡航先が流行中でも)旅行会社や企業による行動管理等で、
隔離期間中も一定の行動を可能とする」と提言している。


不利を被る人も出てくる

つまりどういうことかというと、コロナ前のように、
海外に仕事や旅行で行ったり、日本へ観光で来る外国人も認めましょうということだ。

ただし、国内向けの「ワクチンパスポート」が導入されれば、不利を被る人も出てくる。


「実際の運用については、新型コロナ感染症対策分科会が提案している
『ワクチンパスポート』と『PCR陰性証明』との併用になるでしょう。

その場合、ごくまれですが、既往症などでワクチンを接種できない人などは、
頻繁にPCR検査を受けなければならず費用がかかります。

ドイツでは、宿泊施設に滞在する場合、
ワクチンパスポートがない人は、72時間ごとに陰性証明を要求されます。
温泉、サウナ、ゲームセンターなどの余暇施設もパスがないと入れません。

日本も施設の判断で、入店できないケースが出てくるかもしれません」(前出の渡辺輝乃氏)


今年の暮れに、大人数の忘年会を居酒屋で行う場合、
店に入れない人も出てくるというわけだ。

ワクチン接種の予定のない12歳未満の子供の扱いも気になる。


別表はホテル、飲食、家電量販店などワクチン接種で特典が受けられる一覧だ。

旅行業界は先取りでGoTo再開

政府は「GoToトラベル」の再開も検討している。

ワクチンパス取得者は、旅行で優遇が受けられるキャンペーンも増える。
すでに旅行会社では独自の「ワクチン接種済みプラン」を展開中。


「クラブツーリズム」は、
〈ワクチン2回接種済みの方限定―ウィズコロナ時代の新しい旅を〉
と題したツアーを販売している。


「ビッグホリデー」は、
ワクチン接種を2回完了した人のみ、羽田空港発着、北海道・沖縄・九州・四国行きのツアー代金から、
1人当たり5000円が割引される。


ホテルも、館内優待を出している。
「リーガロイヤルホテル広島」は、接種券持参の人と同伴者に、
館内レストランの10%オフの特典が受けられる。

また、山梨県の「河口湖・秀峰閣湖月」では、
「部屋数限定★特別還元プラン」として、ワクチン接種完了証明書の提示で
1人1泊3000円還元となる。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、「ワクチンパスポート」国内発行で暮らしはどう変わる?、
私は学び、多々教示されたりした・・。

何かしら政府は12月にも、オンラインでパスポートを発行する方針で、
スマートフォンにダウンロードし、飲食店などへの入店の際に、画面を提示するイメージ、
もとよりスマホのQRコードが肝要・・と私は解釈し、微苦笑してしまった。

私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話は、
一年前の頃より、受信、発信の電話機能だけ使えるようになったが、
スマホと省略されているスマートフォンも使えない拙(つたな)い身である。

こうした中、せめてと思いながら据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用し、
時代遅れの国民のひとりとなっている・・。

そしてQRコードの提示が必要なことが、幾たびも発生し、戸惑ったりしている・・。



最近の事例として、都立の神代植物公園は、「三密(密集、密接、密閉)」防止の為、
入園制限となり、予約制度となっている。

スマホを保有の御方は、予約して、OKになれば、QRコードが発行され、
入園正門でスマホをかざして、QRコードが読み取れる。

私の場合は、パソコンで予約して、OKになれば、QRコードが発行され、
これを紙にコピーして、
入園正門で紙に印刷されたQRコードを係員に提示して、読み取れる。

このような変則な方法で対処しているが、
「ワクチンパスポート」の時は、どのように対処するか思案したりしている。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする