『 「鉄分」入り食品は眠気覚ましに効果的?
昼食後の眠気を防ぐコツは? 』、
と題された見出しを見たりした。
「昼食後、眠気に悩まされる」という人も多いと思いますが、
眠気と「鉄分」の関係について、
ネット上では「鉄分不足で、眠気がくる」、
「鉄分入りの飲み物で、眠気が軽減された」といった投稿があります。
そもそも、鉄分が不足すると、本当に眠くなるのでしょうか。
また、鉄分入りの食べ物は、眠気覚ましに効果的なのでしょうか。
鉄分不足で起こる症状や、昼食後に眠気を防ぐコツについて、
薬剤師の川口てるこさんに聞きました。
【画像】昼食後の眠気を防ぐ3つのコツ
☆鉄分不足で酸素の供給量が減少
Q.そもそも、鉄分が不足すると本当に眠くなるのでしょうか。
薬剤師の川口てるこさん
「眠気を催すことがあります。
鉄分は、血液中のヘモグロビンという色素タンパク質の中に含まれ、
肺から取り入れた酸素を全身に運ぶ役割をしています。
血液中の鉄分が不足すると、十分に酸素を届けることができなくなり、
貧血を起こしてしまうことがあります。
鉄分不足が原因で起こる『鉄欠乏性貧血』の症状として、
疲労感や倦怠(けんたい)感、めまい、だるさを感じることがあるでしょう。
また、酸素が十分に運ばれないことで、息切れや動悸(どうき)がする場合もあります
脳への酸素供給が減少し、新陳代謝が下がることで睡眠障害を起こし、
『昼間に気だるい』、『集中力が上がらない』、『眠い』と感じることもあるでしょう。
忙しい現代人は、加工食品や外食も多く、
バランスの悪い食生活によって、鉄分不足が起こっているのも事実です。
特に、女性は月経などによる出血で、さらに鉄分不足が深刻化しています。
ぜひ、日々の食事から、意識して鉄分を摂取してほしいと思います」
Q.鉄分を摂取するのに、おすすめの食品はありますか。
また、オフィスや学校で眠気に襲われた際、どのように対処したらよいのでしょうか。
薬剤師の川口てるこさん
「毎日、継続して鉄分を取るのが大事なので、予算に応じて選んでもよいでしょう。
鉄分入りのサプリメントなら、比較的、低価格で始めることができます。
鉄分入りのヨーグルトやヨーグルト飲料の方が食べやすいのであれば、
ぜひそれらを食べ続けてください。
このほか、プルーン、レバー、ホウレンソウ、ヒジキを積極的に食べるようにしましょう。
なお、注意点ですが、食べ物から摂取した鉄分が、
腸から吸収されて血液の中に入るには、最低でも3~4時間はかかります。
即効性はないため、鉄分入りの食べ物を食べても、
すぐに眠気がスッキリするわけではありません。
ただ、日頃から鉄分を摂取することを心掛け、不足しないようにすることで、
集中力があり、疲れにくく、眠気に強い体を手に入れることができると思います。
急な眠気に襲われて困ったという場合、
カフェインの入ったコーヒーやエナジードリンクを飲むと、スッキリするでしょう。
また、ガムをかむのも良い方法です。
それが難しいようなら、ミント系タブレットでもよいですし、
目薬を使うこともおすすめです」
Q.昼食後の眠気に悩む会社員や学生が多くいます。
なぜ、昼食後、眠気に襲われるのでしょうか。
薬剤師の川口てるこさん
「原因の一つとして、食事による急激な血糖値の上昇が関係していると言われています。
血糖値が上昇することで、オレキシンという脳内覚醒物質をつくる神経細胞の活動が
低下してしまうのです。
この反応が眠気につながると言われています。
また、食べ物という報酬を得て、体が満足した状態になることが、
昼食後の眠気につながる面もあるようです」
Q.それでは、昼食後に眠気を催さないために、どのような対策を行えばいいのでしょうか。
薬剤師の川口てるこさん
「血糖値を急激に上げないことが大切です。
食事の際は、次の3点を意識してください。
(1)よくかんで、ゆっくり時間をかけて食べる
あまりかまずに飲み込むような食べ方や、おかずを食べる前に、
いきなりごはんをかきこんでしまうような食べ方は、
血糖値を急上昇させ、肥満を招くだけでなく、眠気にもつながりやすいので注意しましょう。
(2)野菜・キノコ・海藻を最初に食べる
野菜やキノコ、海藻などに含まれる食物繊維には、
糖の消化・吸収を遅らせる作用があるので、食事の最初に食べるとよいでしょう。
これらの食べ物である程度、おなかを満たしてから、
肉や魚といったタンパク質、最後に炭水化物のごはんへと食べ進めるようにするとよいでしょう。
(3)血糖値が上がりにくい食品を選ぶ
砂糖を多く使った食品は、控えるようにしましょう。
また、玄米やそば、全粒粉、ライ麦など精製していない食品は、
血糖値が上がりにくい食品です。
ぜひ、これらの食品を選んでみてください。
そして、何より一番の解決方法は、夜しっかり寝ることです。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2019年)によると、
睡眠時間が6時間未満の人の割合は、男性は30代から50代、
女性は40代から50代で、それぞれ4割を超えています。
しっかりと睡眠をとるようにしましょう」・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、昼食後に眠くなる原因、眠気を防ぐコツなど、多岐に及び、
遅ればせながら多々学んだりした。
最近の一カ月の私は、ベットの布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の5時半ぐらいが多くなっている。
こうした中で、現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。
そして目覚めた時、ぼんやりと昨日は・・と思い浮かべたり、
今日は・・と予定事項を思い浮かべたりしている。
まもなく15分ぐらい過ぎた時、オシッコだ、と感じて、布団から起きだすことが多くなっている。
しかしながら、まだ6時前かょ・・と思いながら、布団に戻ってきてしまい、
ぼんやりとまどろんだりする・・。
過ぎし日の出来事とか、これからのささやかな願いの数々が、
夢と現(うつつ)の世界を彷徨(さまよ)うようなひとときとなっている。
そしてぼんやりとして正気には程遠く、
やがて起床して、煎茶を飲んだりして、正気になり微苦笑することが多くなっている。
このように朝、目覚めてぼんやりと微睡(まどろ)む時、
貧富に関係なく、この世で最も贅沢なひととき、と私は微笑んだりしている。