先程、ときおり愛読している【介護ポストセブン】を見ている中で、
『 認知症の症状と予防法
「8つの脳内番地別・脳を鍛えるエクササイズ」 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の78歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、私は確か8年前の70歳の頃から、
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。
たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。
しかしながら、私の幼年期のことなどは、何故かしら鮮明に思いだせるのである。
たとえば祖父と父が健在だった頃、
所有していた田畑、雑木林、竹林、田んぼの中で流れていた小川などの情景、
或いは初めて観た映画作品は、小学校に入学する前年の1950年(昭和25年)の夏、
『長崎の鐘』を母に連れられて鑑賞したこと、今でも心の片隅に残っている・・。
ここ数年、無念ながら物忘れが多くなり、溜息を重ねたりしているが、
確か私が小学3年生の頃、 亡き脚本家の菊田一夫(きくた・かずお)さんが
『・・忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ・・』と、
名作の『君の名は』で遺(のこ)された名言に、私は独り微苦笑したりしている。
そして昨今でも、新聞、ネットのニュースなどを読んだり、テレビでニュースを視聴したりすると、
やがて数日後には、忘れてしまうこともあり、つたない私の小さな悩は、
収容できずオバー・フローになり、忘れてしまうことで、
悩が適度な記憶量に調整を図っている、 と無念ながら思ったりしている・・。
しかしながら時折、家内より『今からボケたら、困るわょ・・』、
と私は叱咤激励をされる時もある。
このような時の私は、『人生は気合いだ・・』と心の中で呟(つぶや)きながら、
自身を叱咤激励をしながら、鼓舞したりしている。
恥ずかしながら、このような言動をしてきた私は、
今回の《・・認知症の症状と予防法・・
「8つの脳内番地別・脳を鍛えるエクササイズ」・・》を真摯に学びたく、
記事を読んでしまった・・。
認知症の症状と予防法「8つの脳内番地別・脳を鍛えるエクササイズ」【専門家解説】 (1/2)| 介護ポストセブン (kaigo-postseven.com)
認知症の症状と予防法「8つの脳内番地別・脳を鍛えるエクササイズ」【専門家解説】 (1/2)| 介護ポストセブン
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介護ポストセブン
今回、脳内科医の加藤俊徳さんより、認知症の症状と予防法を学んだりした。
何よりも具体的に、「8つの脳内番地別・脳を鍛えるエクササイズ」、
初めて学び驚嘆しながら、多々教示させられたりした。
ときおり物忘れがある78歳の私は、学んだことを忘れないために、 再整理したりした。
《・・
☆脳は使わない部分から機能が低下する
認知症になったからといって、脳が一気に全部衰え、
私たちと違う思考回路になるわけではない。
「脳の神経細胞は、同じような働きをする神経細胞ごとに、
集団を形成しています。
そのグループのことを、私は“脳番地”と呼んでいます。
それぞれ8つに分けられる。
【1】思考系
【2】運動系
【3】伝達系
【4】理解系
【5】記憶系
【6】視覚系
【7】聴覚系
【8】感情系
よく使われる脳番地は、
細胞同士のつながりが、密になって成長する。
反対にあまり使わない脳番地は、
発達が未熟なうえ、早く衰える傾向にあるという。
「どの脳番地が衰えたかによって、認知症の症状も変わります。
たとえば、言語を司る伝達系脳番地が衰えてくると、
頭の中では言いたいものが浮かんでいるのに、
そのものの名前が出てこない“失語”という症状が現れやすくなります。
会話をしていても“あれ”、“それ”といった表現が多くなり、
次第にコミュニケーションが取りづらくなります」
耳が聞こえにくいのは、年のせいだろうと、難聴を放っておくのも危険だという。
「耳が遠くなると脳への刺激が減り、聴覚系脳番地が衰えます。
脳の各部位は連携しているので、この部分が衰えると、
理解系や伝達系など、ほかの部位にも影響が出ます。
耳の聞こえが悪いと思ったら、迷わず耳鼻科を受診してください」
☆脳は役割ごとに8つのグループに分かれる 8つの脳番地の各働きについて解説する。
【1】思考系脳番地
思考や判断に関係する脳の司令塔。
左脳・右脳の前頭葉にある。
【2】運動系脳番地
手足や口などに指令を送り、体を動かすことを司る。
【3】伝達系脳番地
身振りや表情を含め、コミュニケーションを司る。
【4】理解系脳番地
目や耳から入れた情報を理解し、整理整頓する役割がある。
【5】記憶系脳番地
覚えたり、思い出すことに関係し、
大脳の側頭葉下部・内側部と小脳にもかかわっている。
【6】視覚系脳番地
視覚的情報を集約して整理。
目の真後ろの後頭葉と前頭葉にある。
【7】聴覚系脳番地
言語や音など、耳からの情報に関係しており、
耳に近い左右の側頭葉にある。
【8】感情系脳番地
喜怒哀楽などの感情を生み出し、
相手の気持ちを読み取る感性や社会性に関係する。
☆認知症の話を遮ったり、否定したりしてはダメ 認知症の症状が進行すると、
支離滅裂な言動を繰り返すようになる。
イライラすることもあるだろうが、
それでも絶対、頭ごなしに否定をしてはいけないという。
介護福祉士の尾渡順子さんがその理由を解説する。
「認知症の人自身、いままでできたことが、
できなくなっていくことに不安を感じています。
なぜ怒られたのか、その理由を忘れてしまっても、
そのときに感じた不安や不快な気持ちは、心に残っています。
たとえ相手の話が間違っていても、
否定せずに受け止めてあげてください」(尾渡さん)
何を言っても反応がないと思われがちだが、
実は傷ついている可能性があるのだ。
家族としては、“できないこと”に目がとまりやすいかもしれないが、
認知機能が衰えても、周りの手助けがあれば、“できること”もある。
「認知症の人の尊厳を傷つけないよう、
本人ができることに焦点を当て、
それを周りの人がサポートしてやらせていくことが大切です」(加藤さん)
私たち自身も認知症にならないよう、いまから予防しておきたい。脳は使わないとどんどん老化し、老廃物がたまりやすくなるという。次は、脳番地別に効果的な脳への刺激の送り方を紹介する。 8つの脳番地別・脳を鍛えるエクササイズ
【1】思考系脳番地:休日の予定を他人に決めてもらう。
第三者に決めてもらうことで、
普段使わない思考パターンで動くことになり、脳の働きが高められる。
【2】運動系脳番地:歌いながら料理する。
料理は五感をフル稼働するうえ、
手と口を同時に動かすので、脳が活性化される。
【3】伝達系脳番地:知らない人と話す。
自分の意見を正確に伝えるには、
どうすればよいか考えるようになる。
【4】理解系脳番地:街で見かけた人の心理状態を推測する。
相手の表情や雰囲気、持ち物など、
その場の状況から判断する訓練につながる。
【5】記憶系脳番地:新語・造語を考える。
何かを暗記するときよりも、
新しい言葉を考え出すときの方が、記憶系脳番地を使うといわれている。
【6】視覚系脳番地:電車やバスなどの動く乗り物の中から、
何らかのテーマを決め、数字や色などを探す。
何かを見たり、動きを捉える能力が鍛えられる。
【7】聴覚系脳番地:ラジオを聴きながら寝る。
目から入る情報を遮断することで、意識を耳に集中させる。
続けると聴いたことを忘れにくくなる。
【8】感情系脳番地:甘いものなど好きなものを10日間断つ。
感情系脳番地に負荷をかけることで、気持ちの変化に敏感になる。・・》 今回、特に『8つの脳番地別・脳を鍛えるエクササイズ』を復誦するように、二回ばかり読み、やがて微苦笑してしまった・・。私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。
こうした中、私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしていた。
或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらく、と私は笑いながら逢ったりして、
明るい日中だとコーヒーを飲んだり、 夕暮れすぎの場合はビール、水割りのウィスキーを呑みながら、
談笑をしたりしていた。このような私は、今回の8つの脳番地別・脳を鍛えるエクササイズに関して、順応できると思ったりした・・。しかしながら、【2】運動系脳番地:歌いながら料理する、ことに関しては、何かと無器用な私は、料理は五感をフル稼働するうえ、手と口を同時に動かすのは、とても無理だなぁ・・と苦笑したりした。
たが好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしているので、認知症の予防は実践している、と思ったりする時がある。
このような私でも、あと1年少しで・・80歳の誕生日を迎える時に、
何とか認知症に無縁で、健康寿命で迎えたい、と念願している。